愛犬家は必見。ペットと泊まれる贅沢宿『ご・遊庭』へ宿泊体験してきた

「愛犬にいろんな体験をさせてあげたい」。犬を飼っている人であれば、きっと誰しもが思うことですよね。太平洋に面した千葉県鴨川市の『ご・遊庭』は、そんな飼い主の願いを叶えてくれる、とっておきのリゾート。全室プライベートガーデン・客室露天風呂付きという非日常でのひとときを、今回は生後6か月の愛犬とともに体験してきました。

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提供:ご・遊庭
この記事の目次

初めての犬連れ旅!千葉県鴨川市の『ご・遊庭』へやってきました

aumo編集部
ステイホーム中心の生活になったことをきっかけに、子犬を迎え入れて約3ヵ月。
生後6ヵ月とそろそろ遠くへもおでかけできる月齢になってきたし、春だし、一緒にどこかへ行ってみたいけど、人混みはまだ怖い。
ということで東京から約2時間、房総半島・鴨川の愛犬と泊まれる温泉宿『ご・遊庭』へやってきました!
全5室の客室は、客室露天風呂と愛犬の遊べるプライベートガーデンつきということで、悠々自適のおこもり時間が過ごせそう!
早速エントランスで記念写真をパチリ。

ぬくもり溢れるウッディなロビーでチェックインを

aumo編集部
二重扉となったエントランスを抜けると、ベージュとブラウンを基調にしたロビーがお出迎え。
”犬と泊まれるお宿”というだけあり、正直、清潔感には期待していなかったのですが、予想を上回るクリーンかつリュクスな空間がそこにはありました。
aumo編集部
▲テーブルは、切り株を寄り合わせたようなユニークなデザイン。ロビー中央に佇む巨木のオブジェとともに、有機的な空間を演出
aumo編集部
▲「それ、ぼくもほしい」

梨味のウェルカムドリンクを頂きながら、各種チェックインを。
「愛犬同伴宿泊規約」に、愛犬情報(犬種・名前・性別・年齢・体重・避妊・去勢の有無)を記載する必要があるので、前もって記載事項をメモしておくと便利かも。ちなみに、提示は必要ありませんが、万が一の際に備えてワクチンの証明書も持参しておくと吉。

片隅には、滞在時間が楽しくなるような設備も

aumo編集部
広々としたロビーを見渡すと、片隅には滞在時間が楽しくなるような設備がたくさん。
こちらは、旅のヒントが見つかりそうなペット専門の雑誌・書籍たち。
aumo編集部
こちらはネスプレッソのコーヒーマシンを備えたドリンクバーに、愛犬のご飯を温めるのに便利な電子レンジ。
aumo編集部
そしてこちらには、思わず「分かってるね~!」と、声に出して褒めたくなってしまうような、犬用の貸出衣装
サイズ違いのみつばちに浴衣、園児服などの可愛い衣装を前に夫と二人、テンションが上がり、合わせてみたら…
aumo編集部
「……………」
そうだ、この子、洋服ニガテなんだった…。
泣く泣くハンガーに衣装を戻しました。
フォトブースこそないものの館内全体がフォトジェニックな空間なので、お洋服に抵抗のないわんちゃんであれば、さまざまに撮って楽しむことができるでしょう(洋犬飼いの方が羨ましい…)。

緑豊かなプライベートガーデンを望む、見通しのよい客室

aumo編集部
それぞれ趣の異なる5室のうち、私たちが通されたのは、グリーンを基調とした内装の「若葉」というお部屋。
段差を排したフラットなつくりの玄関は、小型犬でも出入りがしやすそう。
右手には、リードフックも設置されているので、身支度を整えている間、わんこをホールドすることもできます。
aumo編集部
▲右手の戸棚には、ペットシーツ・タオル・消臭剤・お掃除ローラー・ウェットティッシュといった清掃備品が完備
aumo編集部
▲床面は愛犬の足腰にも優しい、平織仕上げ
一枚板となったスライドドアを開けると、広々としたリビング、屋外へと続くコンサバトリールーム(ガラス張りの部屋)、さらに木々の整列するプライベートガーデンと、いちどきに見渡せる空間のつくりに感動!
これなら愛犬がどこで遊んでいても様子をチェックできてひと安心です。
aumo編集部
▲デスクには、旅館ガイドのタブレットに加え、清掃スタッフにわんこが粗相した場所を伝えるためのレポート
aumo編集部
リビングの反対側には、テレビボードで間仕切りされたベッドスペースが。
aumo編集部
ベッドスペースには、天井・ヘッドボードの照明に加え、読書灯が備え付けられているため、シーンに応じて調光することができます。夜間もわんこの様子をチェックできるように、ふんわり光を広げてくれるヘッドボード照明を灯しておくことにしました。
さて、お部屋探索をするために振り返ると…
aumo編集部
愛犬がひと足早くコンサバトリールームを探索中。こちらは部屋食を選択した際のダイニングスペースとなるほか、わんこがお留守番する際のお部屋としても使えるのだとか。
窮屈なケージではなく、開放的な一室をお留守番部屋として充てられるのは好印象!

しかも、ガラス扉は気密性が高く、空調も効いているので、気温の心配は一切必要ありません。気温の変化に弱い子犬でも過ごしやすそうでよかった~。
aumo編集部
▲ガラスコンソールに収納された備品。食器は大きめのボウル1個・小さめのボウル2個の用意があり、わんこの体高やマズルサイズにあわせて選べるのが嬉しい
このほか、犬用のトイレ、ベッド、トイレシーツ用のゴミ箱なども完備
わんこにも人にも過ごしやすい空間でありながら、デザイン性を失っていないところはさすがの一言。
自宅もこんな風であれたら…そんな儚い想いを抱きながら、お部屋探索を続けます。
aumo編集部
▲バスルームを通し、自然光がたっぷりと入ってくるパウダールーム
aumo編集部
▲歯ブラシ・ボディタオル・ドライヤー・タオル類に加え、スキンケアセットにシェービングフォームまで、アメニティも充実
aumo編集部
さらに特筆すべきはプライベートガーデンに面した、この露天エアブローバス
二方がガラス張りとなった開放感もさることながら、鴨川温泉「潮騒の湯」を湯引きしているという贅沢さ
愛犬の存在を身近に感じながらも温泉が愉しめるなんて、まさに愛犬家にとっての”リゾートの極み”です。
aumo編集部
▲備え付けのアメニティは、しっとりとした洗いあがりの『MIKIMOTO COSMETICS』
このバスルームでだけでも充分に温泉を堪能できそうなものですが、さらには隣接した『鴨川館』の温泉施設も利用することができるというから驚き!ひと口に”おこもりステイ”と言っても、さまざまな過ごし方ができるのはありがたいことですよね。

プライベートガーデンにはいち早い春の訪れ

aumo編集部
さあ、愛犬もお待ちかねの、プライベートガーデンへ。
広々としたスペースには、探索しがいのありそうなグリーンゾーンと、ボール遊びのしやすい石畳ゾーンが。傍らには足洗い場もあるので、遠慮なく遊ぶこともできそう!
aumo編集部
▲「これなあに?」芝生型のトンネルには愛犬も興味津々
aumo編集部
ベンチに腰掛け、ふと見上げれば、春の訪れを告げる梅の花がぷっくり咲き誇って。
自分たちだけの空間で、のどかな時を心ゆく過ごすこの贅沢。
まさに欲しかった時間が、ここにありました。

愛犬と遊びながら過ごす、くつろぎのひととき

aumo編集部
ほっとしたら、長旅の疲れが出てきました。
庭で遊ぶ夫と愛犬の姿を見ながら、お茶とお菓子をいただくことに。
テーブルの天板に映る木々のシルエットがなんとも風流。
aumo編集部
「!!」
ズザザザザッ!
お菓子の包装を開けるや否や、光の速さで猛ダッシュしてきた愛犬。
包装紙の音に反応して飛んでくるのは、わんこあるあるでしょうか…?
私たちだけお菓子を頂くのは忍びないので、お部屋に用意されていた犬用のソーセージをあげてみることにします。
aumo編集部
▲「ここは一応、お手しとかないとね」
ものの10秒でぺろり。もっと味わって食べてよ…。
aumo編集部
小腹が満たされ、お気に入りのぬいぐるみでひとり遊びタイム。最近はこのふわふわのライオンがブームのよう。
いつも遊んでいるおもちゃをいくつか持っておくと、環境にも早く馴染んでくれるのでおすすめ。

海の幸をふんだんに盛り込んだ和食会席に舌鼓

aumo編集部
そろそろ夕食の時間。
ルームサービスと迷った末、温泉旅館ならではの風情が味わえる和食会席を選びました。
料亭へと移動する前に、客室ドアに「ただいまわんこお留守番中」のステッカーをぺたり

ついつい心配し過ぎてしまいますが、愛犬は切り替えの早いタイプなので、きっともう、悠々自適にコンサバトリールームでくつろいでいるはずです。
aumo編集部
客室キーを使って『鴨川館』への連絡通路を通り、個室料亭「よしだや」へ。
この和風の佇まいからして、テンションが上がりますね…!
aumo編集部
▲厨房の奥では、せわしなく働く料理人の方々が
aumo編集部
通された席は、琴の音色が心地よく響くテーブル個室。日本庭園の向こうには、帳越しに食事を愉しむ人々のシルエットがあり、温泉旅館が生み出すストーリーを垣間見た気分に。
完全に遮断された空間もお忍び感があって魅力的ですが、こうして見知らぬ客同士、同じ時を過ごしていることが感じられる空間もおつなもの。
aumo編集部
市内景勝地の”鴨川松島”を模したという「冬の前菜盛り」がテーブルに上がったら、生ビールとシャンパンで乾杯。
非日常の宴が始まる、エモーショナルな瞬間です。
aumo編集部
▲島と波のモチーフにも、日本の美を感じて
aumo編集部
こちらは「河豚皮煮凝りと根芋(ねいも)の生姜味噌」。ひと口サイズながらも、歯が深く入っていく煮凝りの弾力と、生姜味噌の爽快な甘酸っぱさが長く楽しめる一品です。
aumo編集部
「冬の前菜盛り」に舌鼓を打っていると、料理人が海の幸が踊る桶をもって登場。
鮑(あわび)はお造り・踊り焼き・酒蒸し・ステーキの四種から、伊勢海老はお造り・鬼殻焼き・具足煮の三種から、それぞれ調理法を選択するのだとか。
それにしても……この伊勢海老………
aumo編集部
生命力がありすぎる!
料理人への回答もおろそかに、桶を今にも飛び出さんとする伊勢海老の元気に、ただただ驚愕するばかり。こんな新鮮な海の幸を頂けるなんて、ありがたくも色々と感じ入ってしまいますね。
桶に引き戻される伊勢海老の姿に呑まれつつも、夫婦二人、鮑はステーキとお造り、伊勢海老は鬼殻焼きとお造りで調理してもらうことに決定。
aumo編集部
テーブルをにわかに春めかせたのは、「外房つりきんめ鯛のかぶら椀」
淡く発光する椀のなか、金粉が可憐に漂う、なんとも美しい逸品。
aumo編集部
完璧な調和を崩さないように、そろりと鯛を持ち上げて、ひと口。
白身魚のたんぱくな味わいと、やわらかくほぐれていく舌ざわり。
これは、見ても春、食べても春、ですね。
aumo編集部
思いがけない春との邂逅に和んでいると、先ほど料理人がお披露目してくれた伊勢海老が形を変えて到着!
お造りの方は「新鮮なので、まだ動くかもしれません」との一言に、顔を見合わせる私たち。命の恵みに感謝しながらも、その味わいを確かめてみることに。
aumo編集部
これは……。
さすがは度を越して新鮮なだけあり、まるでとろけだす寸前のゼリーの食感
”なんとか形を保っています”くらいのふるふるとした舌触りに絶句しました。こんなに瑞々しいものは食べたことがありません。なんだか、命をダイレクトに感じる。
夫の鬼殻焼きをひと口もらうと、これまた絶品。プリッとした弾力を愉しむなかから、磯の香りが立ち昇ってくる。味噌の苦みと合わさって、まるで小さな海を食べているみたいです。
aumo編集部
宴はこんなものじゃ終わらない、とばかりに運ばれてきたのは、「鮮魚盛り合わせ あしらい色々」。この日は、マグロ、カンパチ、ヒラメ、イサキ、鮑を中心としたラインアップ。
折よく日本酒の飲み比べも到着し、刺身を肴に、一献いただきます。
円熟な「吟の舞」は互いを引き立てあうヒラメと、ピリリと辛口な「吉寿(きちじゅ)」は芳醇な甘みのマグロと、フルーティーかつキレの良い「大多喜城」は脂がやわらかく舌の上に残るイサキと。組み合わせを変えるたびに味わいや余韻も少しずつ変化してゆき、とっても愉しい。
aumo編集部
▲先ほどの椀が日本の春なら、さしづめこちらは南国の春のよう
aumo編集部
海鮮尽くしのテーブルに、ガラリと趣向の異なる料理が到着。こちらは「千葉県産かずさ和牛と水郷赤鶏の和風ポトフ」
コース中盤でポトフ?と疑問を禁じえませんでしたが、食べて納得。
肉の甘みとコンソメの素朴な味わいが、極彩色を描く魚介の宴に、ほっとひと息つく間を与えてくれるのです(普通は逆ですよね?)。
牛肉はスプーンを入れると、すっと切れるほどの柔らかさ。
やさしくも奥深い味わいと、料理人の心尽くしに、これまた感動。
aumo編集部
「栄螺(さざえ)の磯焼き、山河焼き、こがね河豚の唐揚げ、蒟蒻田楽、鴨川レモン」
ふぅぅっとひと心地ついたところに、次なる”焼き物”がやってきました。 
煙がもくもくっと出ているこの写真、一切加工していないんです。いかにドラマチックな一品だか、お分かりいただけるでしょうか。
aumo編集部
かすみがかった夫の顔が再び見えるようになるまで、約30秒。
非日常感を煽る演出に、気づけばお互い子どものような笑顔に(笑)。
煙幕が落ち着いたところで、早速実食!
「蒟蒻田楽」は、ほのかにしょっぱい味で、いかにも”海沿い”といった風情。
続く「こがね河豚の唐揚げ」は驚くほど身がふわっふわ!鶏肉の食感にも似ていますが、後から広がる塩っ気が、これまた海の幸然としていますねえ。
はぁ、ほんとに美味しい~…。
コリコリっとした食感が愉しい「栄螺の磯焼き」も、シソとつみれが好相性の「山河焼き」も、瞬く間にペロッと完食。
aumo編集部
さて、めくるめく卓上ショーに心奪われ、すっかり忘れていた鮑料理がここでお出まし!
左がステーキ、右がお造り。やっぱり桶でお披露目されただけの食材あって、テーブルに載ったときの存在感はひときわ大きく感じますね。
わあわあはしゃぎながら、夫と二人でシェア。

鮑のステーキは、バター醤油風味がまろやかかつ濃厚!鮑のしこしことした弾力によって、長くその味わいを愉しめます。噛めば噛むほど、奥から甘みがじゅわっと染み出してきて夢見心地。

鮑のお造りは、牡蠣を極限まで凍らせたような味わい。潮の風味とサクサクっとした歯ごたえ、かと思えば、その奥にある芯はやわらかくて、もう感動…。

そう、私たちはこんな海の幸を頂きたかったんです。
aumo編集部
▲右から時計回りに、「鮑の柔か煮 姉崎大根 長芋 パプリカ 大浦牛蒡 木の芽」、「伊勢海老の味噌汁」、「長狭米白飯」、「季節のお新香」

会席もそろそろ終盤に差し掛かり、有終の美を飾る艶やかな盆が登場。
aumo編集部
ひと口啜って、味噌の奥から海老の出汁が染み出してくる滋味深さにうっとり。なじみ深い料理も、ここまで奥行のある味になるなんて。
aumo編集部
味覚の旅路の果てに行きついた白飯も、もちろん絶品。
柔らかく炊かれながらも、芯が立つ絶妙な塩梅のこの米は、鴨川市長狭平野で収穫されたブランド米「長狭米」なのだとか。
鯛味噌を乗っけて頂けば、昔懐かしい甘じょっぱい味わいに変化。
薄紅に色づく玉ねぎのお新香で口直しをしながら、はたまた、赤子のほっぺを思わせるほど柔らかく煮られた鮑に舌鼓を打ちながら、あっというまに完食しました。
aumo編集部
最後は「三芳酪農牛乳の嶺岡プリン 抹茶ソース 焼き芋スイーツ 館山苺」のデザートで締めくくり。南房総は、日本酪農発祥の地なのだとか。
海の幸だけでなく、畜産物や農業にいたるまで、鴨川の豊かさを感じますね。
なんて言いつつ、プリンにスプーンを入れると、なんと今流行りの固め!舌の上で固いテクスチャーをほどくようにゆっくり味わうと、カスタードの濃厚な味わいと抹茶ソースのほろ苦さが混ざりあって、見事な調和を魅せます。
ねっとりクリーミーな焼き芋スイーツも、言わずもがな。
至福のときを満喫しきった2時間でした。

温泉に浸かったり、愛犬とまどろんだり。ゆったり流れる鴨川の夜

aumo編集部
夫が客室の”プライベート温泉”を満喫している間に、私は、気になっていた『鴨川館』の「潮騒の湯」へ来てみました。先ほどの料亭もそうでしたが、”言葉を交わすわけでもないけれど、誰かと時を同じくする”という温泉旅館の風情が、個人的には好きなのです。
この時間帯の女湯は、白糸状の滝が絶えず流れ落ちる風流な「白糸の美肌湯」
内部は大風呂のほかに、露天ジャグジー、樽風呂、瓶風呂、遠赤外線サウナ、瓶の水風呂、半身浴ができる白糸の湯など多種多様なお風呂が揃っており、気づけば裕に一時間は過ごしてしまいます。顎までゆったり浸かれば、聞こえてくるのは、滝の音と松葉のこすれる音。
東京から僅か2時間の場所だけど、どこか遠い遠い場所へ来た気分。

身体が温まったところで、そろそろお部屋に戻ることに。
aumo編集部
部屋では、初めての遠出の疲れが出たせいか、愛犬もゆったりくつろぎ中。
「明日どこ行こうか?」
テーブルにあった観光情報をめくりながら、更けてゆく夜にまどろんで。
aumo編集部
もう瞼が落ちる寸前だね。
ゆっくりおやすみなさい。

お散歩小庭を散策したら、お待ちかねの朝食ブッフェへ

aumo編集部
翌朝は、うっすらとした曇り空。
けれど、空にかかる白い緞帳の奥にも、どことなく春の光がほのめいているのを感じます。
晴れるといいなぁ。そう願いつつ、まずは『ご・遊庭』エントランス脇にある「お散歩小庭」で、愛犬のお手洗いを済ませることに。
”お手洗いは外派”な柴犬でも、こうした設備があると楽ちんでいいですね。
aumo編集部
▲「どこいくの?」。じゃあちょっと待っててね、の声に、この表情
愛犬のしょぼん顔に後ろ髪を引かれ、早めに戻ってこようと思いつつも、やっぱり心はウキウキを隠せません。朝食は『鴨川館』で、久々のブッフェ!
aumo編集部
やってきたのは『鴨川館』ロビー横に構える『板前ライブダイニングMAIWAI』
一歩足を踏み入れると、エントランスから想像していたよりもはるかに奥行のあるスペースが出現。奥に長く伸びるカウンターには、ずらりとブッフェ用の小皿が並び、にわかにテンション最高潮です…!
aumo編集部
▲和食惣菜が並ぶカウンター。朝には豪勢すぎる(?)「鯨しぐれ煮」「まぐろたたき」などのご用意も
感染症対策で中止しているところも多い”ブッフェ”ですが、こちらでは、手指をアルコール消毒液で消毒したのち、手袋を嵌めて各自お皿を取るというシステム。料理にはもれなくフタが被せられているので、飛沫の心配もありません。
座席を確保したら、早速料理を取りにゴーゴー!
aumo編集部
▲夫はとろとろに煮込まれた肉じゃがを選択
aumo編集部
昨日の夕食で頂いた「長狭米」も。
白飯はもちろん、食欲の出にくい朝にも頂きやすいお粥まで。
こうしたバリエーションの豊富さが、ブッフェが愛される理由、ですよね。
aumo編集部
こちらは野菜・フルーツゾーン。
食べやすいスティック状の野菜サラダやマカロニサラダ、グレープフルーツやバナナといった新鮮フルーツが並びます。
aumo編集部
▲和食スタイルにしたけれど、焼きたてのパンも美味しそう
aumo編集部
▲2名掛けテーブルのほか、4名掛けテーブルや半円ソファのテーブルなど、座席数も豊富

窓から見えるのは、プールと松林の織りなす、リゾート感たっぷりの景色。
もう旅が終わってしまうだなんて。
旅は楽しければ楽しかったほど、寂寥感が募るものです。
aumo編集部
それでは、長狭米をたっぷり盛りつけたお茶碗片手に、最後のごちそうを頂くこととしましょう。
まずは「まぐろたたき」のクリーミーでふんわりとした味わいに舌鼓。
身がほぐれるごとに醤油と砂糖の甘じょっぱさが口に広がる「秋刀魚の甘露煮」も、これまた旨し!
ここで「鯵の干物」をひと口、ほどよい塩気と肉厚の身に、ごはんが進みます。
ツンと辛い「山海漬け(酒粕と数の子の辛味付け)」は、ふわっと柔らかな「大根おろし」と交互にいただけば、はかどる、はかどる。

最初の名残惜しい気持ちとは裏腹に、あっという間に完食したのでした。

チェックアウトまで、松林のドッグランで思いっきり遊ぼう

aumo編集部
▲玄関の入口側にも、愛犬をホールドできるリードフックが
パッキングを済ませたら、チェックアウトまでホテル併設のドッグランで遊ぶことに。
愛犬は生後6か月なのですが、ドッグランデビューへ連れていってあげたいと常々思いつつ、なかなか機会がなかったのです。飼い主としても、またとない嬉しいチャンス。
さあ、犬生初めてのドッグラン、楽しんでくれるかな?
aumo編集部
『ご・遊庭』から歩くこと約1分。松林の広がるドッグランに到着!
”ドッグラン”って、もっとこう、だだっ広い芝生のイメージでしたが、さすが旅館併設だけあってどこを切り取っても風流です。柔らかい砂が敷き詰められているので、愛犬も嬉しそう!
aumo編集部
「ほらこっち!おいでー!」と誘う夫の声につられて、猛ダッシュ!
躍動感ゆえに、写真がぶれるぶれる(笑)
aumo編集部
ハの字眉がなんともいえない写真が撮れました。なんて可愛いんだ(親ばかでごめんなさい)。
aumo編集部
▲「たのしいね!」普段めったに笑うことのないクールな性格の愛犬ですが、弾けるような笑顔を見せてくれました
aumo編集部
松林の奥には、遥かなる太平洋が。
潮風とさざ波の音に心誘われるのか、休憩もつかの間、また猛ダッシュする愛犬。
この表情が見ることができて、私たち二人まで幸せ気分に。

一緒に旅行に来られて本当によかった。次の季節に、また来ようね。

目も覚めるような黄色のじゅうたん!最後は『菜な畑ロード』で想い出づくり

aumo編集部
最後は鴨川駅近くの『菜な畑ロード』にも立ち寄り。
晴れ間も覗いて、空の淡い水色と黄色のコントラストを愉しむことができました。
aumo編集部
▲「はじめて かぐ におい」
初めて会う春の風景に、愛犬も不思議顔。
aumo編集部
飼い主の自己満足ではありますが、愛犬×花畑のショットが可愛くて可愛くて。
二度と来ない子犬の頃の想い出を、少しでも形にとどめておきたくて。
こんな気持ちに出逢えたのも、愛犬との旅があったからこそ。
姿はスマホに、気持ちは心にしっかり収め、一路東京へと戻るのでした。

そこにあるのは”くつろぎ”以上。愛犬との大切な時間を過ごすなら『ご・遊庭』

aumo編集部
ほんの体験取材のつもりで、今回宿泊させてもらった『ご・遊庭』ですが、帰るころには大ファンになりました。
何がすごいって、料理・温泉・客室もさることながら、至るところにゲストへの思いやりとホスピタリティを感じられるところ。スタッフはすれ違えば愛犬にも挨拶をしてくれるし、設備や気遣いも行き届いているので、犬を連れているとき特有の”ちょっと困った”が発生しないのです。
だからこそ、非日常を感じながらも、愛犬との時間を安心して過ごすことができるんです。
「犬連れだから、多少不自由な旅は仕方ない」
そんな風に思っている方こそ、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
ご・遊庭
太海浜/ホテル
ご・遊庭 1枚目
ご・遊庭 2枚目
ご・遊庭 3枚目
★★★★★
★★★★★
4.02
12件
12件
住所
〒296-0043 鴨川市西町1179
アクセス
JR外房線 安房鴨川駅から1974m JR内房線 安房鴨川駅から1974m
宿泊時間
15:00(IN) ~ 11:00(OUT)

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更新日:2024年12月22日

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