JCBなど国際ブランドの為替レートとは?手数料の基礎知識も知ろう

海外で買い物をするときに重要なのが為替レートです。為替レートは秒単位で変動するものです。JCBを始めとした国際ブランドによってレートは異なっていることはご存知ですか?JCBなどブランドのレートの調べ方、手数料などの基礎知識を身につけておきましょう♪

Information本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

この記事の目次

JCBなどの基準レートとは?

為替レートとは、国同士の通貨を交換する比率のことです。1ドル=¥105、1ユーロ=¥120というような数字をニュースで聞いたことがある人も多いでしょう。これがレートです☆

国際ブランドでは、それぞれ独自に基準レートというものを設けています。どういうものなのかを、まずは見てきましょう♪

為替レートを基にした国際ブランドのレート

為替レートは常に変動しているため、この動きに合わせてクレジットカード決済をするとなると、カード会社とカードの使用者のレートに差が出てしまう可能性が考えられます。そこで、JCBなどをはじめとする国際ブランドでは独自に「基準レート」を設けているのです☆

基準レートはその日の為替の動きによって決められます。国際ブランドによって数値が違うという点には注意しましょう。

国際ブランドの基準レートを確認しよう

ここでは、基準レートの調べ方について解説します☆
日本でシェア率の高いJCB・Visa・Mastercardを見ていきましょう。

JCB

まずはJCBから見ていきましょう♪
公式サイト内の「Base rate」というページを開くと、日付だけが表示されています。そこで、自分が基準レートを知りたい日の日付をクリックしてください。

すると、下に長い表が表示されます。JCBではドルを基準に、右側に対応した国の通貨が表示されているので、その中から日本円であるJPYを探しましょう☆
Sellの項目に表示されているのが、目的の基準レートです。

「Base rate」は下のリンクから直に飛べます。

Visa

続いてVisaですが、「Exchange Rate」というサイトから調べることが可能です。下にあるリンクから訪問できます☆

リンクに飛んだら、Card currencyとTransaction currencyの項目に決済通貨と日本円を選択し、その後は取引先の通貨や日付などの必要な項目を埋めていきます。Amountに1、Bank Feeには0と記入をしてください。

それらの項目を記入し終わったら、最後はCalculate exchange rateのボタンを押します。すると、知りたい基準レートの数字が現れるでしょう♪

Mastercard

最後にMastercardを見てみましょう。操作方法はVisaで紹介したものと同じです☆

Mastercardの公式サイト内にあるMastercard Currency Conversion Calculatorで、日付やレート対象の通貨を記入してきます。Bank Feeには0、Transaction Amountは最低通貨量を記入すれば、基準レートの値が表示されるようです。

最後にCALCULATEを押せば作業完了です◎
Mastercard Currency Conversion Calculatorについても下記リンクから直接飛べるようになっています。

海外でクレジットカード利用した際の手数料

海外でクレジットカードを使用すると、海外事務手数料を支払わなければなりません。海外事務手数料はカードを選ぶときのポイントにもなりますので、押さえておきましょう♪

海外事務手数料とは

海外事務手数料とは、カード会社の事務処理などのコストに対して支払う手数料です。海外事務手数料はカード会社や国際ブランドによって、利率が違います。

多くの会社は、1.6~2.0%程度の範囲内で設定されているようです☆

主なカード会社の海外事務手数料

日本でもよく利用される主なカードについて、いくつか実際に海外事務手数料を見ていきましょう☆

セゾンカードの場合、Visa・Mastercardが1.63%、JCBが1.6%で、アメリカン・エキスプレスが2.0%です。このようにブランドによって利率が違うことがあるのでカードを選ぶ際には注意してくださいね♪

楽天カードはセゾンカードと同数値です。セディナカードはVisaとMastercardが1.63%、JCBが1.6%となります。

手数料の違いは1%にも満たないですが、大きな買い物になると違ってきますので、決済用のカードは手数料の安いものを選んだ方がお得と言えるでしょう♪

基準レートを用いた計算

実際にどれほどの手数料がかかるのか、ショッピングとキャッシングの両方の計算方法をご紹介します☆

レートの適用に関する注意事項もあるので、こちらにも目を通してみてください。

クレジットカード決済

クレジットカード決済にかかる手数料は、商品の値段に基準レートを掛け、さらにカード会社によって規定された利率をかけた値になります。

例えば、1ドル=¥110の基準レートで、500ドルの買い物をし、手数料が1.6%かかったとしますね。

500ドル×¥110×1.6%=¥880

500ドルの支払いに対し手数料は¥880で、請求金額は¥55,880になります♪

海外キャッシング

キャッシングの場合は、基準レートに利息とATM手数料が計上された金額が請求金額です。ATM手数料は1回数百円程度と、日本とあまり差はないようです。決済のように、海外事務手数料は上乗せされません☆

そのため、できるだけ早く返した方が安く済みます。繰上返済ができるなら、日本に帰ってなるべく早いうちに返済してしまいましょう♪

換算はどのタイミングか

手数料を計算するときに気を付けなければならないのは、カードを使った当日のレートが使われるわけではないということです。どういうことか詳しく説明しますね☆

例えば、買い物をした店舗からクレジットカード会社に利用明細のデータが届くには、数日のタイムラグがあります。基準レートが利用されるのは、その数日後にカード会社がデータを処理するときのものなのです。そのため、当日のレートと金額に差が出てしまいます。

お店によっては、10日後のレートが換算されることもあり、そうなると請求額はかなり予想と違うこともあるでしょう。またカード会社もはっきりした日にちはわからないため、使われたレートは利用明細から判断するしかないのです。

手数料を予測するときは、あくまで目安にしかならないということは覚えておきましょう♪

海外キャッシングがおすすめされる理由

現地通貨を用意する方法は、空港などで両替をするか、クレジットカードのキャッシング機能を使うかの2つですが、クレジットカードを使った方がお得と言われているのは知っていますか?
その理由を詳しく説明します☆

手数料が現金両替よりお得

前述したように、クレジットカードのキャッシングを使って現地通貨を引き出す場合にかかる手数料は、ATM手数料である数百円と、年利です。仮に、年利を18.0%、ATM手数料を¥216(税込)とし、¥100,000分の現地通貨をキャッシングしたとします。

そしてこのお金を10日後に日本で返済すると、手数料は¥100,000×年利0.18÷365(1日ごとの利息)×10日分+¥216で、その金額は¥709ほどです。

一方、空港や両替所などで両替をする場合の手数料は2.0~10.0%かかります。ドルなどの出回っている通貨は比較的安く両替できますが、2.0%だとしても¥2,000の手数料です。

さらに、あまった通貨をまた日本円にするときにも同じ手数料がかかります。クレジットカードのキャッシング機能を使った方がお得なので、ぜひ使ってみてください♪

帰国後は繰上返済を

海外キャッシングの費用がどれだけ安く済むかは、どれだけ早く返済できるかにかかっています☆

極端な話ですが、1年かけてドルを返済するのであれば、空港で両替した方が安くなってしまうでしょう。逆に言えば、返済が早ければそれだけ手数料はかからないということでもあります◎

そのためにも、上で紹介した繰上返済をうまく活用してみてください。本来、カード会社への返済は決められた日に引き落とされるのが一般的ですが、繰上返済を使えばそれよりも早く返済できるのです☆

ただし、繰上返済が認められていないカードもありますので、キャッシングをする前に、繰上返済ができるカードなのかを調べておきましょう♪

PayPalでの支払いについて知っておこう

PayPalというサービスをご存じですか?PayPalはいわゆるオンライン決済代行サービスで、クレジットカードの決済などをPayPalで代行できます◎
海外のショッピングサイトで利用可能です。

事前にクレジットカードの情報をPayPalに登録しておくことで簡単に決済ができる上に、カードのセキュリティもPayPalが守ってくれるので安心ですよ♪

そんなPayPalの手数料について、ここでは紹介していきます。

PayPalの手数料

PayPalの為替手数料は4.0%と公式サイトに記述があります。クレジットカードと比べると少々高めですね。海外では普段より多くのお金を使うため、クレジットカードと比較すると2.0%程度の手数料の差ですが、金額が大きければ無視できない数字になってくるでしょう。

安く抑えるために、次に紹介する方法を試してみてください♪

カード会社の手数料に変更できる

実は、PayPalではクレジットカード会社の手数料に利率を変更できます♪
商品支払いの画面でレートのオプションを表示し、「PayPalの通貨換算レート」を「カード発行会社の通貨換算レート」にチェックを入れれば、カード会社の利率になるようです。

この方法を使えば手数料をかなり抑えられるので、PayPalを使っている人は活用してみてください♪

レートと手数料の基礎は押さえよう

クレジットカードの手数料は、使った金額に応じた利率がかけられて算出されるので、海外旅行のような大きな金額では、手数料を安くする方法を知っておくとかなり費用に差が出ます☆

また、レートによっても請求額は上下します。レートは決済当日ではなく、カード会社にデータが届いた日になるという点には注意しましょう。

キャッシングでは繰上返済をしたり、なるべく安い手数料のカードを選んだりするのが大切です◎何度も海外旅行に行く人は、手数料を安く抑えれば全然かかるお金が違ってきますよ♪
  • シェア
  • ポスト
  • 保存
※掲載されている情報は、2022年02月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず事前にお調べください。

人気記事ランキング

更新日:2024年4月25日

  1. 1

    JALカードの限度額はいくら?限度額の変更や越えた場合…

    overflow
  2. 2

    海外キャッシングしたらすぐに返済が得?返済方法について…

    overflow
  3. 3

    【ヘルシンキ観光の決定版】2日で満喫できるモデルコース…

    ntf_08
  4. 4

    【2024年4月】ミスド食べ放題の実施店舗はどこ?メニ…

  5. 5

    【2024年4月】SHEIN最新クーポンコード一覧!最…

    sora_sora
  • aumo
  • JCBなど国際ブランドの為替レートとは?手数料…