【一度は訪れたい絶景】『魔女の宅急便』の舞台と噂の街

クロアチア、アドリア海に面した港町「ドヴロブニク」。
ブルーとオレンジのコントラストが美しいこの印象的な風景を、誰もが一度は目にしたことがあるかもしれない。
あのジブリ作品『魔女の宅急便』の舞台になった街だと言われ、一時期話題となったのだから。

この都市はかつては海洋貿易によって栄え、ベネチアと並ぶ海洋都市国家としてその名を轟かせた。
スルジ山の展望台からは、そうした中世の面影を残す旧市街が一望でき、まるで時を遡ったかのような錯覚を起こさせる。

1991年のユーゴスラヴィア崩壊によって紛争が激化したときには甚大な被害を被ったが、現在はその影を感じさせないほど美しく復旧されている。
とはいえ、迷路のように入り組んだ石畳の小路は、中世都市としての雰囲気をそのまま残しているのだから、なんだか不思議な感じがするものだ。

「アドリア海の真珠」と称えられるこの街は、夜景の美しさも格別だ。
昼にも増して深い紺色の海に、燦然と輝く旧市街の灯り。
"観光しよう"と意気込まなくとも、見れば思わず呼吸が止まるほどの景色が広がっている。

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