【森と海の出逢う宿】源泉かけ流しの贅沢。西伊豆癒やしの旅を母娘で満喫

母娘、初めての二人旅。訪れた先は、西伊豆の水平線を望む古民家風宿『無雙庵 枇杷』でした。風光明媚の地に癒やされ、海の幸に驚き、源泉かけ流しの湯に温められ、囲炉裏の傍に憩う――。住まうように旅した様子を、今回はご紹介。
提供:無雙庵 枇杷(むそうあん びわ)
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この記事の目次
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緑豊かな山に抱かれた古民家風の離れ宿『無雙庵 枇杷』

aumo編集部
ステイホームが推奨されて早一年。
2020年はきっと誰にとっても、ある面で慌ただしく、ある面では想い出の少ない年だったのではないかと思うけれど、筆者もそのうちのひとり。毎年恒例だった母の誕生日旅行も、断念せざるを得なかった。

残念に感じていた折、西伊豆の『無雙庵 枇杷(むそうあん びわ)』の宿泊体験のお話が(ありがたい!)。というわけで母と娘二人、想い出づくりを兼ねた一泊二日に行ってきました。
今回はその詳細をルポ!

東京から車に揺られること約3時間、辿り着いたのは駿河湾を望む小高い山の中腹。
昔ながらの古民家風の佇まいに、思わずほっこり。
aumo編集部
▲扉の先に広がっていたのは、土間と梁が印象的な純和風の空間
内部は外観から想像していたよりも予想以上に広く、母と思わず二人で、おぉっと驚きの声が漏れます。
左手には西陣織の打掛、右手には愛らしいお雛様。
わびさびを感じさせる古民家風の空間に、煌びやかな装飾のコンビネーションがなんともスタイリッシュ。
aumo編集部
▲荷車にたんまりと載せられていたのは、なんと駄菓子!無料で頂けるそう
aumo編集部
▲【気まぐれ撮影解説】照明などの発光アイテムはピントを手前に合わせて撮るとフォトジェニックに
aumo編集部
▲お菓子ながら滋味深い枇杷大福とぐり茶
エントランスを進むと、柔和な物腰の男性スタッフが出迎えてくださいました。
検温・消毒・チェックシートの記入の感染症対策から始まるチェックインをひと通り済ませたら、お茶とお菓子でほっこり。
渋みあるぐり茶と、ほんのり自然な甘さの枇杷大福に癒やされる~。

古材の活きた客室は、母の懐に抱かれるような懐かしい雰囲気

aumo編集部
『無雙庵 枇杷(以下枇杷)』は全8棟が古民家風の離れとなったお宿。
二階建てが3棟、平屋建てが5棟となっており、インテリアもそれぞれ趣向が異なるのだとか。
今回筆者たちが宿泊させてもらったのは、平屋建ての、檜の露天風呂が愉しめる「菫(すみれ)」。
aumo編集部
内部は、広縁付きの和室8畳、洋室8畳、テラスに露天風呂…と二人では勿体なく感じられるほどの広々とした空間。普段ならここで早速ルームツアーとなるのですが、折しも夕暮れ時。
初めて見る簾(すだれ)越しの夕陽はなんとも趣深く、西の空を見守ることに。
aumo編集部
▲テラス席に腰掛け、夕陽を愛でる母。「今日一日が燃えて消えていくみたいね」と一言
aumo編集部
▲【気まぐれ撮影解説】穴の空いたモチーフから水平線を覗かせると、ドラマチックな絵の完成。ちなみにこれは、客室鍵のキーホルダー
日が沈みゆく瞬間を見届けようとしばし眺めていましたが、これが東京の夕陽と違って、なかなか沈まない。
水平線との間に視界を遮るものがない分、夕暮れを長く堪能できるのかもしれません。
ちなみに「暮れなずむ」って、”暮れそうでいて、なかなか暮れない”状態を指しているんだって、知ってましたか?(まさにこの状態ですね)
aumo編集部
夕陽はまた少し間をおいて観賞することとして、ルームツアーを続行。
西日に照らし出された囲炉裏は、どこか切ないほどにやさしく、懐かしい雰囲気。
今夜はここで、ゆっくり憩いのお茶を愉しめそう。

間接照明が物語を生むベッドルーム

aumo編集部
こちらはゆったりサイズのベッドが並ぶ寝室。
高い天井に梁がめぐらされている内装と右手の衣紋掛けが、なんだか日本昔話を彷彿とさせます。
ちなみに、左手は金庫や衣類(作務衣・パジャマ・室内着)を備えたクローゼット。
aumo編集部
▲しずく型のライトから漏れる灯りが、枕元を模様付け。夜もこれがあれば怖くない

ミニキッチンにはエスプレッソマシンと冷蔵庫が

aumo編集部
こちらは玄関上がってすぐのミニキッチン。
コーヒー好きを唸らせるネスカフェのドルチェグストが備えられており、カフェインホリックの親子二人で歓喜。
aumo編集部
冷蔵庫の中は基本的に有料制(チェックアウト時申告)ですが、上段の枇杷ゼリーとミネラルウォーターは頂いてOKだそう。
夜の読書のお供として頂くことに決定♪

アメニティ充実の洗面所に、檜の香る露天風呂

aumo編集部
こちらは、洗い場、露天風呂へと続く洗面所。
洗面台はこぢんまりとコンパクトにまとまっているものの、歯ブラシ・カミソリ・くし・ブラシ・ドライヤーを始めとしてアメニティが充実。
aumo編集部
▲スキンケアセットは、高級宿で見かけることの多いオーセンティックブランド『C.O.Bigelow(シー・オー・ビゲロウ)』製(クレンジングフォーム、洗顔フォーム、化粧水、乳液)
aumo編集部
露天風呂に出てみると、潮風に交じってゆったり流れる檜の香り。
源泉かけ流し(!)のお湯に入りながら、海を愛でつつ、森を愉しむことができるなんて、これ以上ないほどの贅沢ですよね。
aumo編集部
ああ、やっと沈む。
空には夕焼けを押し出すように群青色が広がって、夜の訪れを告げています。
点在する家々からは、毎日この風景が見られるのかと思うと、どことなく不思議な気持ちに(旅先で思うことあるある、ですよね)。

ディナーは個室で心ゆくまま、伊豆懐石を堪能

aumo編集部
日もとっぷりと暮れ、時刻は夕食時。
ロビー棟の食事処へとやってきました。
チェックイン時、客室の鍵と一緒に手渡された食堂の木札をスタッフに再び手渡すと、個室へと案内される仕組みです。
aumo編集部
▲囲炉裏に掘りごたつと、温かく風情のある設えが嬉しい
こちらもまた、日本昔話でおばあちゃんが暖を取っていそうな雰囲気でテンションアップ。
着席したら、駿河湾の海の幸や地場産の野菜をふんだんに盛り込んだという”伊豆懐石”の始まりです。
aumo編集部
▲母は生ビール、筆者は梅酒で「カンパーイ!」。旅先の酒は格別美味しい
aumo編集部
懐石の始まりは、箸染めの「黄身酢掛け」(写真右)と前八寸(写真左)から。
箸染めは、松葉蟹とクラゲの利休寄せに土佐酢が併せられており、疲れを吹き飛ばす酸っぱさ!

前八寸は”しこしこ””プチプチ”といった食感が楽しめる「烏賊飛子和え」を始めとして、ゴボウを甘く煮占めた穴子で巻いた「穴子八幡巻」、酸味が効いていて後味あっさりとしたお稲荷さん「信田寿司」、節分シーズンならではのキャビアが乗った「福豆枡盛り」などなど、ひとつとして同じ味覚がないことにびっくり!
もし筆者が料理人なら、これを考案した時点で燃え尽きます。
aumo編集部
続いての椀物は「甘鯛酒蒸し」
前八寸に触発された舌をいったん諫めるかのように、この椀物はひたすらに静かでやわらか。
口の中で、甘鯛の身がほろほろとほぐれていきます。
このときの筆者の食レポメモに、”幼子の頃の遠い記憶のような味”と書かれているのですが、なんとなく伝わりますか…?

aumo編集部
続いては向付「海まかせ 波まかせ 妻物一式」(写真手前)と、焼き物「サーモン味噌柚庵焼き 丸十栂尾煮 はじかみ」(写真奥)。
刺身の好きな母はお皿を見ながら嬉しそう。

どれどれ。早速筆者も実食をば。
烏賊肉厚ながらとろりと甘く、舌の上でとろけてゆくお味。ああ、幸せ。
aumo編集部
マグロは、甘い脂が口に入れた瞬間に炸裂します。これもまた良きかな。
最後に頂いたタイは、身が引き締まり、さくっとした歯ごたえ。
海まかせ波まかせ、なのにこのクオリティ。
駿河の恵み、恐るべし。
aumo編集部
刺身をあっという間にたいらげ、焼き物がくるまれた笹の葉をオープン!
美しい照りのサーモンは、脂の乗った切り身に甘じょっぱい味付けがたまらない。思わずごはんが恋しくなります。ちなみに「丸十栂尾煮(まるじゅうとがのおに)」とは”さつま芋の砂糖煮”を意味した、甘い味付けの調理法なんだって。
個人的に、自宅でも真似したいと思うくらいのヒットです。
aumo編集部
▲卵イラナイ派の母からもらい、黄身が2つになりました
続いては鍋物の「三ケ日牛の鋤焼き」
すき焼き―!来たー!テンション上がる!…とは心の声。
何を隠そう、肉が一番好物なのです。

三ケ日と言えば、原人、みかん、そして牛。
目の前に並ぶ三ケ日牛肉の美しさに、半ば涎を垂らしながらくぎ付け。
鍋が温まるのを待って…
aumo編集部
牛肉を投入!
融点を迎えた脂がじゅわっと音と立てて広がり、辺り一面が甘い匂いに包まれます。
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お肉が軽く焼けたら、今度は野菜と割り下を投入。
早く煮えてくれ!
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やった!完成!
卵液にたっぷりくぐらせ口に放り込むと、肉の甘みと濃厚な黄身が絡み合って、もう天国状態。
まるで綿あめのように溶けて消えていってしまいました。
aumo編集部
すき焼きの余韻に浸る中、続いて運ばれてきたのは台の物「ラングスティーヌのテルミドール」(写真手前)、「ツブ貝とエリンギのエスカルゴバター焼き」(写真奥)。

ラングスティーヌは伊勢海老と並ぶ高級海老と言われている通り、身のまろやかな旨みがクリームソースと見事に溶け合って絶品!
エスカルゴは、食わず嫌いの筆者にとってこの日が初体験だったのですが、しこしことした食感が楽しく、クセになる味ということが判明。旅先ではチャレンジしてみるものですねえ。
aumo編集部
めくるめく味覚のショーもそろそろ終盤。
続いて出されたのは、食事「山菜ごはん」、「赤だし汁」、「香の物」の3つ。

海の幸が続いてからの山の幸、で〆るのかと思いきや、ごはんの上には香り高い海苔が。
ほっこり素朴な味わいのなかで、海と山のハーモニーが愉しめました。筆者はこれが一番好きかも。
もちろん、しょっぱめの赤だし汁と漬けものも百点満点!
aumo編集部
▲【気まぐれ撮影解説】四角いものを上から撮るときは、上下のフレームと平行になるように意識するとイイ
ラストは水菓子「抹茶アイスの最中」
もうはちきれんばかりにお腹が膨れ上がり、気軽に”デザートは別腹”とは言えなくなっていた状態なのですが、それでも、自分で少しずつ具を選びながら食べられる最中が楽しくて。

最初から最後まで、おもてなしの心で愉しませてくれた伊豆懐石。
しっかり想い出に残る食事となりました。

森と海に囲まれ、深呼吸。自然と一体化する貸切露天風呂

aumo編集部
食事を堪能したあとは、やっぱり温泉!
ということで、チェックイン時に予約していた貸切風呂「河童の誂(かっぱのあつらえ)」へやってきました。
脱衣所には洗面台のほか、タオルやバスタオル、スキンケアアイテムなどの各種アメニティが揃っており、手ぶらで来られるのが嬉しいポイント。
aumo編集部
ちなみに、”風呂上がりといえば”な瓶詰め牛乳(フリードリンク)も発見!
お風呂上がりの愉しみがひとつできました。
aumo編集部
洗い場には、客室のアメニティと同じ『C.O.Bigelow(シー・オー・ビゲロウ)』のボディローション、シャワージェル、シャンプー、コンディショナーが完備。
泡立ち豊かな使い心地に、心までふっくら満たされていきます。
aumo編集部
白御影石の浴槽に足をかけ、身体を沈めてひと心地。
最初こそ少しぬるめだけれども、眼下の家の灯りやその向こうに広がる駿河湾の夜闇を眺めているうち、だんだんと身体が芯から温まってきます。
5分も入れば、自ら出たくなるくらいぽっかぽか!

ちなみにこの露天風呂、見晴らしのよい高台に位置しているので、風が強い日などは冷え性の人にとっては少し辛いかも。客室の内湯でしっかり洗ってから、お湯に浸かりに来るスタイルをオススメします。
aumo編集部
お部屋に帰ったあとは、読書している母の傍で、塗り絵に挑戦してみることに。
実はこちらの塗り絵セット、最初からテーブルに備えられていたんです。
お部屋での過ごし方まで慮ってくれるこの宿の温かさに、ほっと笑みがこぼれるのでした。

朝日に輝く海は格別の美しさ

aumo編集部
翌朝目を覚ますと、窓の向こうに広がっていたのは青の世界。
淡いブルー、コバルトブルーの二層のグラデーションを魅せる海に、すごーい!と思わず叫んでしまった筆者。
こうして見てみると、眼下の家並みがあるからこそ、海がいっそう引き立つようにも思えます。
海のある町だけが持つ特別な風情が、少し羨ましい。
aumo編集部
テラスに出て深呼吸。
何にも毒されない自然の空気を取り込んだら、都会でもちょっとクリーンな自分でいられるような気がして。
やっぱり、旅は余暇ではなく、必要不可欠なものなんじゃないかな。

海を遠くに眺めながら、貸切露天で朝風呂を

aumo編集部
旅館での愉しみと言えば、朝風呂。
食事前の時間を使って今度は、貸切露天風呂の「天狗の瓢(てんぐのふくべ)」へやってきました。
aumo編集部
こちらは温泉風情溢れる岩風呂。
浴槽に注ぎ込まれた温泉にも今日の青空が浮かび、開放感満点!

浸かりながらも、
ママは喜んでくれたかなあ、ここの人たちはどういう暮らししてるんだろうなあ、あの海の先には何があるんだっけ…etc.
茫漠たる問いをもてあそびつつ浸かっていたら、いつのまにか身体中がまっピンクに。
さすがにそろそろ上がり時。

新鮮地魚が嬉しい、純和風の朝食

aumo編集部
朝食も、昨夜と同じ個室でスタート。
昨日は日本昔話風としか思っていなかったお部屋も、オーシャンビューが粋なお部屋に早変わり。
それにしても朝の海の美しさって、見飽きないなあ。
aumo編集部
「食べよ、ほら」
母にせっつかれて、渋々食卓に向き直します。
見ると海の幸がたっぷり使われていることが、目から見てもわかる献立になっていました。

手始めに頂いたのは新鮮野菜をつかったサラダフレッシュなだけあり、どれもが目の覚める美味しさ!とくに長芋のサクサクな食感は、東京では真似できない域かもしれない。
続いて手を伸ばした「烏賊の塩辛」も、ちゅるりと辛くて後を引く。

今度はお粥片手にカマスをつついてみると、ほわっと身が柔らかく、そこへほのかにしょっぱさが引き立ってくる。
焼き魚って、こんなに美味しいんだ!
aumo編集部
極めつけに、蟹汁をひと啜り。
味噌に蟹出汁が溶け込んだ味わいは、塩気と甘みの塩梅が絶妙でクセになる。
二啜り、三啜り…全て飲み干してしまったところで「あらっ」と言われた。

「普段味噌汁飲まないから、ママがもらおうと思ったのに~」だって。

母よ、偉大なる味覚の旅を経て、娘はまたひとつ大人になりました。

おこもりだけど充実旅。『無雙庵 枇杷』での小さな発見

aumo編集部
名残惜しいけれど、もうチェックアウトの時間。
母と二人でロビーの陶芸売り場を、何とはなしに見物していると、気になるものを発見。
aumo編集部
「外はオニで」「中がおかめ」
ママはこの反対だよね、と言おうとしたところで思いとどまり、ひとり笑う。

こんな風に『枇杷』は、そこここで発見の楽しさをもたらしてくれるのだ。
それはささいなインテリアだったり、ホスピタリティだったり、絶景だったり。
今回の母との旅でも、二人で見つけたものがたくさん増えた。
それはカメラに収めるまでもないような、すぐに忘れてしまうようなひとコマかもしれないけれど。
分け合った気持ちはきっと、経験として残り続けるはず。

日常を抜け出して、大切な人と”憩い”が生まれる『枇杷』へ

おこもりステイでありながら、母娘二人にとって充実した時間を提供してくれた『枇杷』。
きっとこれを読んでくださっている方のなかにも、もう少しいっしょに想い出をつくりたいなぁ、とひそかに想っている相手はいるのではないでしょうか。
日常で相手と膝を交えるのはなかなか勇気がいるからこそ、”憩い”が自然に設計された『枇杷』へ旅してみて。
帰るときには、以前よりもお互いの距離が縮まったことを実感できるはず。

森の入り江の離れ宿 無雙庵 枇杷
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※掲載されている情報は、2021年02月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず事前にお調べください。

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