【農業×民泊】今だからこそ行きたい「農泊」ができる地域/団体3選!

農泊とは、農山漁村地域に宿泊し、その土地の資源を活かした食事や体験を楽しむ「農山漁村滞在型旅行」。今、リフレッシュを求めて地方の農村にステイする方も多く、じわじわ人気を集めています。今回は、全国各地からaumo編集部が厳選した、農泊ができる地域/団体を3選ご紹介!

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この記事の目次

現代社会からエスケープ!巷で話題の"農泊"ができる地域/団体をご紹介

目まぐるしく社会情勢が変化する昨今。

「三密」や「ソーシャルディスタンス」などの言葉も登場し、毎日ただ過ごしているだけでもどこか息苦しさや窮屈さを感じている方も多いかもしれません。

そんなあなたに、今だからこそおすすめしたいのが"農泊"です。

農泊を通じて日本の農業や食文化について学ぶことはもちろん、都会の喧騒から隔離された地に身を置き生活してみることで、リフレッシュできる機会となるでしょう。

"農泊"とは

「農泊」とは、 農山漁村地域に宿泊し、滞在中に豊かな地域資源を活用した食事や体験等を楽しむ「農山漁村滞在型旅行」 のことです。地域資源を観光コンテンツとして活用し、インバウンドを含む国内外の観光客を農山漁村に呼び込み、地域の所得向上と活性化を図ります。

出典:www.maff.go.jp

【和歌山県|紀の里】大阪からのアクセス抜群!ありのままの農業"を体験しよう

紀の里農業協同組合
初めにご紹介するのは、和歌山県の北部農業地帯の中央に位置する「JA紀の里(紀の里農業協同組合)」。「めっけもん広場」という大型の農産物直売所を抱えるこちらでは、ありのままの農業に触れる体験ができます。

こちらは大阪や関西国際空港からのアクセスが非常に良く、他県から新鮮な農産物を購入しに訪れる方も多いスポットです。

「めっけもん広場」から始まった、地元の農業を広める取り組み。想像を上回る盛況ぶりに、「お買い物だけをして帰ってもらうのはもったいない!」という想いが強くなり、農業体験を開始したという背景があります。

観光農園ではなく通常の農園で体験できる貴重な機会

紀の里農業協同組合
紀の里の農業体験では、農家の方と一緒に実際の農作業や農家の生活を体験できます。

こちらで体験の受け入れをしている農家は、観光農園ではありません。そのため、より農家のリアルを感じることができるのです。

商業用に使用している、通常の畑に入ることができるのは貴重な機会であり、農業知識はもちろん農家の方の農業への想いを知るチャンスでもあります。

ありきたりなツアーに飽きた"旅上級者"にもおすすめ!

紀の里農業協同組合
農業体験のバリエーションの多さも、紀の里の魅力。お子様に農業を経験させたいという要望や、日帰りでの大阪からのバスツアーなど、様々なニーズに応える形でプランを展開しています。

紀の里にはみかんやももをはじめとした農産物が豊富にあるので、農産物で体験プランを選んでみるのも楽しいかもしれません。

「JA紀の里」の農業体験には、ありきたりな一般のツアーにはない魅力があるので、あらゆる観光地に行き尽くした方にもおすすめ。紀の里へ農業の"今"を体感しに行きましょう!

【秋田県|大館】きりたんぽ体験が人気!第2のふるさとを感じよう

大館市まるごと体験推進協議会
秋田市から車で約2時間30分。秋田県の北部に位置する大館(おおだて)市は、四方を山に囲まれた盆地です。中央には日本海に注ぐ米代川(よねしろがわ)が流れ、豊かな田園風景が広がっています。

そんな秋田県大館市の「大館市まるごと体験推進協議会」では、農家民宿での農業体験や、きりたんぽ鍋をはじめとした郷土料理作り体験を行っています。

今回は、「大館市まるごと体験推進協議会」の会長である石垣さんにお話を伺いました。

きりたんぽや比内地鶏など大館の味覚を満喫できる

大館市まるごと体験推進協議会
特に人気の体験は、地元農家と一緒に行う名物のきりたんぽ作り体験。

大館は、きりたんぽの出汁や具材に用いられる"比内地鶏"の日本1※の産地であり、特定の具材の要件を定義した「本場大館きりたんぽ鍋」が名物です。地元では、家庭の食卓やお祝いの席できりたんぽ鍋を食べる文化があります。
大館市まるごと体験推進協議会 公式HP参照

郷土料理作り体験の他にも、大館には大滝温泉があるので、温泉でゆっくりと身体を癒すこともできます。

都会の喧騒から離れてリフレッシュしたいなら大館に行こう!

大館市まるごと体験推進協議会
「都会は人々の雰囲気が忙しない感じがして、歩き方も田舎とは全然違う」と石垣さん。都会での生活に疲れた人にも、心を休めてリフレッシュできる大館の農泊がおすすめです!

また、「大館市まるごと体験推進協議会」では、コロナ禍を経て農泊客を受け入れるための勉強会を繰り返し実施しています。行政とも協力し、地域の警察や消防、病院と連携して農泊を実施しているので、このご時世でも農泊にチャレンジしやすい環境です。

ぜひ、都市圏にお住まいの方も大館市で農泊を体験してみてください!

【岡山県|美作市上山】奇跡の復活を遂げた棚田で農泊!古民家宿で過ごすひととき

英田上山棚田団
8,300枚の棚田が広大な棚田が圧巻の景色を織りなす、岡山県美作(みまさか)市の上山(うえやま)集落。天候によっては雲海とのコラボも見られます。

上山の棚田は、最盛期の1970年代には集落の恵みの源として人々の生活を潤していました。しかし、そこから減反政策や集落からの人口流出により、耕作放棄地が増えてしまいます。以降、雑草やツタに覆われすっかり荒れ地となってしまった歴史があるのです。

そこで立ち上がったのがNPO法人「英田(あいだ)上山棚田団」。大阪の若者たちで構成された有志メンバーが、上山の棚田に足繁く通って棚田を整備し、棚田はついに奇跡の復活を遂げました。

そんな上山集落では、古民家宿に泊まる農泊が体験できます。今回お話をお伺いしたのは、「NPO法人英田上山棚田団」の梅谷さんです。

1棟貸しで広々くつろごう!おすすめの古民家宿「zen」

英田上山棚田団
英田上山棚田団
上山集落での農泊は、棚田からすぐの場所にある古民家に宿泊できるのが特徴です。

中でもこちらの大芦高原の古民家「zen」は、梅谷さんのイチオシ。眼前には棚田の絶景が広がり、自然の豊かさをたっぷりと感じられるお宿です!

中には囲炉裏があったり、外では焚火を楽しめたりと、1棟貸しで広々とくつろげるのも「zen」の魅力。棚田で暮らすように泊まる、贅沢なひとときを体験できます。

上山ならリモートワークもネット断ちも両方叶う!

英田上山棚田団
現代社会と切り離せないのが、インターネット。上山での農泊は、ネット社会との様々な形での付き合い方を提案してくれます。

例えば、「NPO法人英田上山棚田団」では上山集落のインターネット環境を整えているので、リモートワークの拠点としても利用できます。

一方で、希望があればスマホから距離をとって、のどかな上山で"ネット断ち"をすることもできるのです。ネット社会との付き合い方を見直して、過ごし方を選べるのが上山集落の魅力。

梅谷さん自身、旅先でもついインターネットを求めてしまったり、仕事から切り離された感じがしなかったりという経験から、ネット社会に疲れた方に思いっきりリフレッシュしてほしいと考えたのだそうです。

農泊に出かけよう!第二のふるさとがあなたを待っています

株式会社プランドゥジャパン
今回紹介した団体は、「ディスカバー農山漁村(むら)の宝・アワード」で選定された優良事例地区です。農林水産省では農山漁村の有するポテンシャルを引き出す目的で、地域の活性化や所得向上に取り組んでいる優良事例を選定し、情報発信する事業を行っています。他にも全国の農山漁村の取組が掲載されているので、是非ご覧になってください。

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※掲載されている情報は、2021年12月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず事前にお調べください。

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