新潟県村上市の魅力にお腹も心も満たされる食と伝統文化体験ツアー|日本旅行「訪日客向け 新潟県村上市100年食文化堪能と竹灯籠まつり」【新潟県村上市】

    新潟県村上市は、自然が豊かで海の幸にも山の幸にも恵まれ、その素材を活かした食文化が魅力の町です。着物を着て幻想的な「竹灯籠まつり」に酔いしれる、村上の伝統的な鮭料理を味わう、村上茶を楽しむ、料亭で村上ならではの食を贅沢に堪能する…今まで知らなかった様々な魅力に強く心を掴まれ、また来たい!と思わせてくれる村上での体験は、上質な非日常を与えてくれる特別な時間です。村上でしかできない素敵な体験に、心躍らせてみませんか?

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    この記事の目次

    新潟県の“鮭・酒・人情(さけ・さけ・なさけ)の町“村上市

    aumo編集部
    東京駅から新幹線で約2時間の旅をして新潟駅へ。
    そこから車で約1時間揺られて行くと、村上市に到着します。
    新潟県の最北端に位置する村上市は、“鮭・酒・人情(さけ・さけ・なさけ)の町”といわれ、山、川、海、美しい自然や伝統文化がずっと引き継がれてきている、歴史ある町です。
    とりわけ食文化は、“鮭”がとても有名で、「村上鮭」という名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
    豊かな自然や伝統的な祭り、城下町の歴史的な風情、地酒、古くから続く鮭の食文化など、伝統文化や食の魅力に溢れた町が、今回の観光の舞台です。
    aumo編集部
    新潟県村上市では、毎年10月に「むらかみ 宵の竹灯籠まつり」が開催されます(※)。
    約20,000本の竹灯籠が城下町の風情漂う黒塀通りを中心に村上の小路に並べられ、竹灯籠の灯りに囲まれて幻想的な世界に迷い込んだかのような体験ができたり、和楽器の演奏に癒されたりする、芸術的な祭りです。
    今回、村上の食文化を堪能するだけでなく、着物に着替えて日本文化を身にまとい、竹灯籠まつりに繰り出してみました。
    村上ならではの、竹灯籠まつりと食をご紹介していきます。

    “宵の竹灯籠まつり実行委員会 公式HP“参照

    「武者呉服店」で着物を着て、いざ!城下町へ

    aumo編集部
    aumo編集部
    村上市にお店をかまえる「武者呉服店」。
    着物の仕立てやお直し、お手入れ、販売など、着物に関することなら何でも「武者呉服店」へ、と地元の方々に愛されているお店です。
    「武者」という名前は、なんと店長さんの苗字だそう!
    呉服店の店長さんにふさわしい、歴史を感じるお名前ですよね。
    aumo編集部
    aumo編集部
    aumo編集部
    和小物の販売や着物のリメイクなどもされていて、店内の着物を見ているだけでも日本文化を感じられて楽しいです。
    村上市などの一部地域では、成人式が昔から夏に行われているそうで、暑い夏に振袖を着るのは大変なので、振袖を着ない成人が多かった、ということから、夏でも気軽に振袖が着てもらえるようにと「武者呉服店」が開発したのが、“浴衣振袖”。
    “浴衣振袖”は、上質な綿や麻で作られた振袖のことで、袖は振袖と同じ長さで帯も長めの帯を使います。
    夏の成人式後に、袖をお直しすればその後は浴衣として着られるという優れもの!
    一般的な振袖は成人式後はなかなか着る機会がないので、思い出の振袖を気軽に着られる浴衣という形に変えられるのも魅力の1つです。
    古くからの伝統を守るだけでなく、時代に合わせた新しい文化を作っていくという、画期的な取り組みもされています。
    aumo編集部
    看板娘ならぬ、看板うさぎの、つむぎちゃん。
    愛くるしい表情と動きでお客さんからも大人気だそう。
    おとなしくて可愛いつむぎちゃんに、私達もみんなメロメロになってしまいました。
    aumo編集部
    aumo編集部
    そして、いよいよ着付けへ。
    お店の方が手際よく着付けてくださるので、着物を着るのが初めての人や着たことがあまりない人もお任せできます。
    各自、それぞれ色やデザインが違う着物を着るのは個性が出て楽しいですし、着物を着る機会は貴重なので気分が上がります。
    aumo編集部
    着付け、完成!
    旅先で、こんな上品で綺麗な着物が着られるのは嬉しい!
    そしてやっぱり上質な反物で出来ている着物なので、肌触りや着心地がとても良かったです。
    着物を着ると、ぴんと背筋がのびて身が引き締まります。
    aumo編集部
    私は薄いピンク色の“貝合わせ柄”の着物を選んでいただきました。
    貝合わせの柄の意味は、縁結びや夫婦和合だそう。
    蛤は対の貝しか合わず、合う貝がそれぞれ世界に一つしかないことから、平安時代から貝合わせの遊びに使われてきました。
    そこから、縁結びや夫婦和合の文様とされ縁起物として着物の柄に使われているとのこと。
    こういったお話も着付け中にお店の方に教えていただいて、お喋りも楽しい時間でした。
    訪れた先の地元の方とふれあえるのも旅の魅力の一つですよね。
    aumo編集部
    着物姿のみんなで並ぶと、華やか!
    着物からも日本ならではの趣を感じられていいですね。
    日本人はもちろん、外国の方も着物を着られる体験はきっと嬉しいはず!
    旅先の国の民族衣装って着てみたくなりますし、やっぱり日本に来たら着物を着たいと思っている外国の方も多いのではないでしょうか。
    村上なら着物を着るだけでなく、着物で風情ある城下町での散策も満喫できます。
    aumo編集部
    aumo編集部
    この日は一日中着物を着て過ごしたのですが、全然苦しくなく、着崩れることもなく快適に過ごせました。
    着物を長時間着ていると、途中で中の紐や締め上げがきつく感じて苦しくなってきたり、立ったり座ったりしているうちに着崩れてきちゃったり…なんて経験がある人もいますよね。
    「武者呉服店」は、さすが、着付けがお上手!
    こういった丁寧なお仕事ぶりからも、伝統を守る姿勢や、お店の方の人柄、地元の方から愛される理由などを感じられました。
    aumo編集部
    aumo編集部
    そして、みんな帯の結び方がそれぞれ違ってとても素敵!
    アレンジが効いていて見ていても興味深いですよね。

    着物を着ることで、旅での写真がより映えますし、ただ町中を歩いているだけでも、私服の時とは違ってなんだかウキウキしちゃいます。
    城下町の風情が残る村上だからこそ、せっかくなら着物で散策するのがおすすめです。

    「千年鮭 きっかわ」で村上の伝統的な鮭の食文化を体験

    aumo編集部
    大きく“鮭”と書かれたのれんがとても印象的なお店、「千年鮭 きっかわ」。
    どっしりと佇む日本家屋は味があって渋いですね。
    千年かけて醸した至高の鮭の味わいを提供している、歴史と伝統あるお店です。
    aumo編集部
    aumo編集部
    aumo編集部
    お店の中は明治時代に建てられた町家の造りで、まるでタイムスリップしたかのような古き良き日本の雰囲気が漂っています。
    名物である鮭の塩引きや加工品など、鮭を使った様々な食品が販売されています。

    そして、思わず目を見開く、びっくりな光景がこちら…!
    aumo編集部
    吊り下げられた、たくさんの鮭たち。
    ずらっと並んだ千尾以上の鮭の姿は圧巻…!!
    初めて見るこの光景は息をのむほどのインパクトがあります。
    aumo編集部
    もちろん、全部本物の鮭。
    平安時代、京の都に鮭を献上していたという記録が残る村上市では、鮭は千年も前から特別な魚でした。
    鮭の回帰性に気づいたことで鮭が豊富に獲れるようになり、鮭の恵みで豊かになり、世界で初めて鮭の増殖に成功した村上にとって、鮭は特別な存在です。
    こうして風に晒して醸すのを待ち、一尾を丸々活かしきる。
    村上の鮭料理の心とは、鮭のいのちを尊び、内臓、骨、頭、皮、そしてエラに至るまで全て大切に頂く「鮭への慈しみ」であり、発酵と熟成という時間をかけて受け継がれてきています。
    aumo編集部
    「千年鮭 きっかわ」は日本海から約3~4km内陸に位置する村上市の旧城下町に位置し、冬には気温が10℃以下になります。
    11月から鮭の仕込みが始まり、エラや内臓を取り出し、塩をすりこんで約4,5日漬けておき、約3週間~4週間この状態で吊るします。
    北西の冷たくほどよい風を浴び、乾きながら発酵し、酵素が働いて独特の旨味が生まれていくそうです。
    特殊な発酵と熟成、乾燥ができる絶妙な環境も村上特有の土地柄です。
    aumo編集部
    戦後、村上から消えかけようとしていた鮭料理を絶やさぬようにと、村上で初めて鮭料理を製品として製造販売する店として生まれ変わった「千年鮭 きっかわ」。
    千年前から続く、ふるさとの味である村上の鮭料理を守り「村上の鮭文化は日本一」と訴え続け、村上の鮭料理を世の中から注目されるようにしたのは14代目店主です。
    現在は15代目店主がしっかりと「千年鮭 きっかわ」の鮭を受け継いでいます。
    こちらの茶の間では、鮭に関する重箱や記念品、書状、代々の店主の写真など、その長い歴史の重みを感じる展示品も拝見することができます。
    aumo編集部
    村上には約100種類もの鮭料理が伝わっており、まさに“鮭の町”です。
    村上では、夏まつりには鮭の酒びたし、5歳の男の子を祝う袴儀の儀式には鮭料理、大晦日の晩のメイン料理は「年取り魚」と呼ばれる塩引き鮭、正月料理の定番は鮭の飯寿司、など伝統行事を鮭と共に祝う風習が根付いています。
    様々な節目の場面に、鮭は欠かせない存在です。

    鮭の切り込み式を特別に見学

    aumo編集部
    今回特別に、鮭の切り込み式を見学させていただきました。
    こんなに目の前で見せていただけるなんて…!貴重な体験にわくわくです。
    aumo編集部
    まず始めに、鮭を前に手を合わせていらっしゃるのが印象的でした。
    “鮭の命に感謝する”という、命をいただくことへの鮭に対する想いが伝わってきて、こちらも神聖な気持ちになります。
    aumo編集部
    aumo編集部
    熟成している鮭はやっぱり硬く、包丁を入れる度に力を込めて切られている気迫を感じました。
    「ギギッ」、「パキッ」という音だけが響く、鮭に引き込まれる時間です。
    aumo編集部
    aumo編集部
    皮もしっかりしっかりはがして、身だけでなく皮も“無駄にしない”という心意気が、ここに表れています。
    この皮を炙ってからくるくる丸めて、ユニークな見た目の逸品に変身したので、のちほどの写真をお楽しみに!
    aumo編集部
    aumo編集部
    切り込みをしている手元から目が離せません。
    出来た料理からテーブルに運ばれてくるのですが、目の前に運ばれてきた時には歓声があがっていました。

    香ばしい熟成感の「鮭の酒びたし」&皮

    aumo編集部
    一年かけて熟成した塩引き鮭を薄くスライスして、お酒をかけて食べる鮭の酒びたし。
    今回は鮭そのままの味をいただくため、お酒はかけずにいただきます。
    塩と、熟成させたことで鮭から生まれた独特の自然の風味のみ。
    香ばしさと深みが口の中に広がって、鮭じゃないみたい!
    歯ごたえもあり、噛むほどに旨味が溢れ出てきます。
    右側にあるのが、先程はいで炙っていた皮。
    綺麗にくるくる丸まって面白い形になっていますよね。
    こりこりと楽しい食感でこちらも初めての美味しさでした。

    ほうじ茶

    aumo編集部
    aumo編集部
    こちらも目の前でほうじて淹れてくださった、ほうじ茶。
    香りもたち、鮭とよく合います。

    旨味をぎゅっと凝縮した「塩引き鮭」

    aumo編集部
    こちらは、塩引き鮭。
    約3週間~4週間かけて風にあてて熟成した鮭を本来は焼いて食べるのが村上の食べ方ですが、もうひと工夫して更に低温で熟成させて村上にはなかった“生”感を味わえる洋風の食べ方でいただきます。
    伝統的な発酵とは違い、日常で食べている鮭ともまた違う、なめらかでコクがある鮭の美味しさを楽しめました。
    aumo編集部
    手間暇をかけることによって、通常捨ててしまう部位でさえ美味しい珍味に変身!
    特に、発酵作用によってつくられたものは、深い味わいと豊かな風味が加わるだけでなく、栄養成分もたっぷり含まれており、体の調子を整えてくれ、食品の長期保存も可能にしてくれます。
    代々、防腐剤などの添加物、化学調味料はもちろん、酵母エキスなども使わずに、一からダシを取り天然素材で手間暇かけて作る手づくりにこだわっている「千年鮭 きっかわ」ならではの味わいを堪能しました(※)。

    “千年鮭 きっかわ 公式HP“参照

    伝統を守るだけでなく革新的な取り組みにも挑戦

    aumo編集部
    「きっかわ」は伝統の鮭料理を守り、磨きをかけつつ、新しい取り組みもされています。
    洋風鮭料理のブランド「Madam Kikkawa」を立ち上げたり、村上初の鮭料理専門店「井筒屋」をオープンさせたりと、革新的な挑戦をしているのも、“本物の鮭文化を伝承する”という使命感があるからこそ。
    村上ならではの鮭料理100種類(※)、いつか全部食べてみたい…!と思ってしまうくらい、鮭の美味しさに驚く体験ができました。

    “千年鮭 きっかわ 公式HP“参照

    「茶館きっかわ 嘉門亭」で心和む御茶を楽しむ上質なひととき

    aumo編集部
    aumo編集部
    「千年鮭 きっかわ」が手掛ける御茶サロン「茶館きっかわ 嘉門亭」。
    同じく町家通りにあり、「千年鮭 きっかわ」の斜め向かいに佇む町家です。
    村上茶を味わえる新しいスタイルの御茶サロンということで、どんなティータイムを過ごせるのか楽しみ!
    aumo編集部
    入り口には、動物の足跡があって可愛い!
    着物だと着物の裾や下駄が入って風情がある写真が撮れました。
    aumo編集部
    aumo編集部
    御茶サロン内のショップでは、洋風鮭料理の「Madam Kikkawa」ブランドの商品や、サロンのオリジナルブレンドの村上茶の茶葉、急須や茶器、鎚起銅器、村上堆朱の茶合や棗(なつめ)などが販売されています。
    町家の外観から、中も和風の造りかと思いきや…意外!
    洋風の椅子やシャンデリア、大正ロマン感を感じるモダンな雰囲気が出迎えてくれます。
    aumo編集部
    aumo編集部
    シャンデリアが輝き、美しいお庭や大きなケヤキのテーブルが目を引く、オリエンタルな雰囲気。
    カフェや喫茶店などではなく、まさに「茶館」という名称がぴったりな、和と洋が融合されたおしゃれな空間です。
    これは女性がときめくこと間違いなし!
    私達も足を踏み入れた瞬間に、「素敵!」と感嘆の声が溢れました。
    aumo編集部
    カウンターでは、湯気を上げている急須や茶器が見えます。
    畳の和室ではなく、テーブルと椅子でいただく御茶。
    はたして、どのように御茶が提供されるのでしょうか。

    独自のお点前で淹れた村上茶を一煎から四煎までじっくり味わう

    aumo編集部
    テーブルにつくと、正面にお庭が見えるのも素敵です。
    運ばれてきた竹をカパッと開けると、中からおしぼりが登場。
    ユニークな演出に、最初から心を掴まれてしまいました。
    aumo編集部
    村上は「北限の茶処」といわれています。
    日本での茶栽培の北限で育まれた村上茶は、美味しいお茶として有名です。
    村上では古くから、大切な客人には一家の当主自らがお茶を淹れてもてなす「亭主の茶」という風習があるそうです。
    「茶館きっかわ 嘉門亭」では、この文化風習にもとづいて、亭主役の方が目の前で淹れてくださるところを見られるという贅沢…!
    aumo編集部
    お道具にも伝統的工芸品「村上木彫堆朱」が使用されていたりと、インテリアや雰囲気だけでなく茶器やお道具にもこだわりを感じられる上質な空間の御茶サロンです。
    aumo編集部
    茶道でもなく煎茶道でもない嘉門亭独自のお点前で、一煎から四煎まで様々な形の村上茶をいただきます。
    私は茶道経験者なのですが、やはりお点前の仕方が異なるなと感じたり、でもここのお道具の使い方は少し似ている気がすると通じるところを感じたりできて楽しかったです。
    aumo編集部
    嘉門亭独自のお点前では、時間をかけて急須から最後の一滴が落ちるのを待ち、一滴まで逃さずしっかり落としきるところが特に印象的でした。
    “いのち豊かな北限の一滴”といわれる村上茶だからこそですね。
    aumo編集部
    お庭を背景に、亭主役が淹れてくれる御茶をいただく、特別なひととき。
    ゆったりした静かな時の流れの中で、心がほぐれていくのを感じます。
    aumo編集部
    aumo編集部
    一煎目や二煎目には、ちょっとした衝撃がありました。
    御茶というよりは本当に“滴”というくらいの一口分で、味が濃厚!
    旨味や苦み成分がぎゅぎゅっと濃縮されているということで、普段飲んでいるお茶とはまったく違う風味にびっくりしました。
    この衝撃はぜひ体験してみてほしいです!

    “茶葉を食べる”という初めての体験

    aumo編集部
    茶葉を食べたこと、ありますか?
    きっと食べたことがない人がほとんどだと思うのですが、嘉門亭ではなんと茶葉もいただけます。
    独自の淹れ方によって茶葉の中に旨味がたくさん残されているから、食べられるのだそう。
    ポン酢をかけたら、見た目は野菜みたいな印象。
    口に入れてみると、茶葉だと言われないとわからないくらい、野菜を食べている感じ…だったのですが、後からお茶の風味がふわっと香る、不思議な味わいでした。

    果物の素材を活かした、一口“果子”

    aumo編集部
    “お菓子”ではなく、果物の果の文字を使った“お果子”と表現する、嘉門亭ならではの一口果子。
    昔甘いものが少なかった時代に干し柿のように果物を干して甘いものを作ったりしたことで、お菓子作りの原点は、“果物から生まれ出たもの”という考え方から、果物を干したお果子を作っているそうです。
    そしてもう一つの特徴が、珍しい、ということ。
    珍しい素材や組み合わせから、他にはないオリジナルのお果子作りをしているとのことで、なるほど、今まで見たことがない、これは何だろう?とわくわくする見た目のお果子に心躍ります。

    干しシャインマスカットとクリームチーズ

    aumo編集部
    シャインマスカットを皮をむいて干し、クリームチーズと発酵バターがサンドされています。
    まるで貝殻みたいで可愛い!
    シャインマスカットの甘味と、クリームチーズの酸味が相性ばっちりです。

    スイートとうもろこしのブーレット

    aumo編集部
    ブーレットは小さな球という意味で、スイスのスタイルで卵黄を使ったクッキー生地のこと。
    新潟で獲れる鬼もろこしというとうもろこしを細かくして干して作ったもので、あんこが挟まっています。
    甘味が強いとうもろこしをそのまま丸ごと食べているかのような、素材の味を存分に感じるお果子です。

    干しイチジクとクリームチーズ

    aumo編集部
    このイチジクは、「千年鮭 きっかわ」で獲れたイチジクなんだそうです。
    イチジクを干して、クリームチーズとあんこがサンドされたお果子。
    干しイチジクがこんなにおいしいなんて!という驚きがガツンときます。
    クリームチームやあんこの甘味が合わさっても、くどくなく、上品な甘さにとろけました。

    鮭の酒びたし&村上伝統の銘菓「葡萄羹」

    aumo編集部
    「千年鮭 きっかわ」でもいただいた鮭の酒びたしを、こちらでもいただけます。
    そして右の、透明感が美しいお果子は、村上で昔から愛されている「葡萄羹」。
    山ぶどうの果汁を寒天で固めたもので、村上では伝統的な和菓子です。
    aumo編集部
    一煎目や二煎目は約24、25℃のお湯で淹れるのに対し、三煎目以降は約60℃のお湯で淹れるという温度の違いも淹れ方の特徴の一つです。
    三煎目、四煎目は、一煎目や二煎目とは異なり、ごくごく飲める量の御茶です。
    少し甘味を感じるまろやかな味わいに、ほっとひと息。
    aumo編集部
    美しいお庭を眺めながら、美味しい御茶とお果子に心和むひととき。
    約1時間、一煎から四煎まで様々な形の村上茶を味わえる「御茶セレモニー」。
    こんな至福の時間を過ごせるのは、非日常旅の醍醐味といえます。

    女性がうっとりするお庭

    aumo編集部
    aumo編集部
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    嘉門亭のお庭は、構想や建築に長い時間をかけた、こだわりのお庭です。
    オーダーしたのは、〝女性がうっとりするお庭〟。
    その通り、私達はここに入った瞬間から、お庭の美しさにみんなうっとりしていました。
    日本の風情を感じられて、眺めていると日常の忙しさを忘れられるような、魅力的なお庭です。

    大正ロマン感が漂う2階

    aumo編集部
    aumo編集部
    2階にも随所にこだわりが散りばめられた、和洋折衷のモダンなお部屋があります。
    畳の上に椅子やテーブルという、現代に合わせた和と洋の良いところ取り。
    ドラマの撮影などにも使えてしまいそうな素敵なお部屋です。
    aumo編集部
    aumo編集部
    畳に屏風が置かれた和のお部屋もあります。
    昔はここにも鮭が干されていたそうです。
    aumo編集部
    2階の窓からは、「千年鮭 きっかわ」が見えます。
    夕方のしっとりした雰囲気が町家通りの雰囲気と相まって、大河ドラマのワンシーンのような景色を2階から眺めることができます。

    「むらかみ 宵の竹灯籠まつり」で幻想的な一夜

    村上市
    そしていよいよ、楽しみにしていた「むらかみ 宵の竹灯籠まつり」に繰り出そう!
    …としたのですが、この日は残念ながら雨が激しく、竹灯籠の点灯ができないということでおまつりは中止になってしまいました。
    でも、特別に竹灯籠の点灯体験をさせていただいたので、点灯体験のリポートと合わせて村上市とおまつりについて紹介をしていきます。
    村上市
    この写真は、かつて村上市に存在した村上城跡地から見た村上市の風景です。
    村上市は、旧岩船町には漁港があったり、旧瀬波町には温泉地があったりと、様々な特徴をもつ町村が合併して成っています。
    村上市内の中心部に位置する旧村上町は、城下町の佇まいを感じさせる歴史的建造物がいくつもあり、古き良き日本の風情を残している地域です。
    「むらかみ 宵の竹灯籠まつり」が開催される安善小路は、この旧町人地区の小町の一角に位置します。
    村上市
    約20,000本の竹の灯篭が小路や寺社、町家などに並べられ、静かに揺らめくろうそくの灯りに包まれる「むらかみ 竹灯籠まつり」。
    城下町の情緒漂う小町通りや安善小路(黒塀通り)の情緒あふれる風情と合わさって、まるで異世界に飛び込んだかのような幻想的な雰囲気を楽しめます。
    美しい光に包まれる街並みは圧巻です。
    村上市
    毎年10月の第二土曜・日曜の二日間に開催され、村上市内だけでなく、各地から観光客が訪れる人気のおまつりです。
    おしるこなどを販売する屋台も出たりして、普段とはまた異なる賑わいをみせる、趣ある城下町。
    立ち並ぶ竹灯籠の灯りに誘われる、そんな魅惑的な夜を過ごせます。
    村上市
    周辺の寺社や町屋では、琴、三味線、尺八、和太鼓等の和楽器やピアノ等の演奏が無料で行われ、竹灯籠の灯りと合わせて優しい音色に浸れます。
    地域の方々のたくさんの協力により今や村上を代表する夜のイベントになった「竹灯籠まつり」は、灯籠のあたたかさと共に地元の人のあたたかさも感じられる素敵なイベントです。

    竹灯籠に点灯してみた!

    aumo編集部
    aumo編集部
    せっかくなので、私も竹灯籠に点灯させていただきました。
    竹の中で揺らめく灯りが綺麗…。
    眺めていると、心がすっと落ち着く効果がある気がします。
    竹灯籠なんてまるでかぐや姫の世界観みたいでロマンチックです。

    老舗料亭「能登新」で村上ならではの食を贅沢に堪能

    aumo編集部
    aumo編集部
    夕食は、江戸時代から続く創業約270年の老舗料亭「能登新」へ。
    村上は自然が豊かで、海の幸にも山の幸にも恵まれ、その素材を活かした郷土料理の鮭料理や、日本一に輝いた村上牛を使った肉料理など魅力的な料理がたくさんあります。
    「能登新」では、村上の食材をふんだんに使った、村上ならではの食を思う存分堪能することができます。

    目の前で鮭料理や海鮮、村上牛などを調理していただける豪華なコース

    aumo編集部
    aumo編集部
    達筆な献立表には、気になるメニュー名がずらり。
    豪華な食材名に更に期待感が高まります!

    そしてこのお席、実は…。
    aumo編集部
    料理長が目の前で調理しているところを見ながら料理をいただけるお席!
    贅沢な特別感がたまりません。
    ライブ感が、見ていて楽しさもありますね。

    それではお待ちかねの、コース料理のご紹介へ!

    椀盛り ~蒸しあわび、そうめん、白髪ねぎ、すだち~

    aumo編集部
    aumo編集部
    こんなに大きくて肉厚なあわび、見たことがないです!
    弾力がしっかりあって食べ応えばっちりでした。

    そして実はこのお椀料理は、コースの中で2番目に出てくるメニューだったのですが、この日は少し寒い日だったことから料理長のはからいで1番目に出してくださったという優しいお心遣い…!
    細やかな気配りが、お椀のあたたかさと共に心もあたためてくれました。
    さすが老舗料亭。粋です。

    前菜 ~鮭づくし~

    aumo編集部
    氷頭生酢和え、皮せんべい、白子どんびこ旨煮、十五年物めふん、酒びたし、いちじく田楽、腹子のみそづけ
    (てっぺんから時計回り)

    華やかで美しい前菜の盛り合わせ。
    村上の鮭を使った様々な逸品を味わえます。
    特に衝撃的だったのは、十五年物めふんと白子どんびこ旨煮。
    鮭の腎臓を血抜きし、十五年と言う長い歳月ねかして熟成させて作るめふんは、熟成香があり濃厚な旨味がクセになる味でした。
    どんびことは、鮭の心臓のこと。心臓の音が「どんびこどんびこ」と、聞こえたことから名づけられたそうです。
    柔らかく、ほんのりとした甘辛さが美味しい逸品です。

    青刺いか にぎり

    aumo編集部
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    食材や調理シーンを実際に見られることで、料理の味もまた格別です。

    衝撃的な大きさ!のどぐろ&唐すみ&車海老

    aumo編集部
    料理長の前に並んでいる、この食材達に注目!
    少し離れているテーブルからでもわかる、この食材の大きさに驚きです。

    唐すみ

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    車海老

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    のど黒

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    どれも大きすぎて「あれ?この食材の一般的な大きさってどれくらいだっけ…?」と脳が混乱する程の衝撃。
    のど黒を私の手と比べてみましたが、私の手の2倍はある大きさ!
    東京でこの大きさは出回っていないのでは?」と思ってしまう程、豪華な食材の初めて見る豪快な大きさにみんな大興奮でした。

    まだまだ登場する絶品料理の数々

    やまめ 土佐酢ジュレ

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    秋鮭 焼霜作り

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    二週間熟成させたすずき にぎり

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    鮭みぞれ蒸し

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    鮭を、焼霜作りだったりみぞれ蒸しだったりと、様々な料理の形でいただけるのは、鮭の町である村上ならでは。
    こんなに多様な食べ方があるのかと新鮮です。
    みぞれ蒸しは大根おろしと卵白で不思議なぱちぱち食感も楽しめたりと、「能登新」のユニークな創作料理はどれも秀逸です。

    天然ふぐ湯引き

    aumo編集部
    新潟では、夏でもふぐが食べられるそうです。
    一年を通してふぐが食べられるのは魅力的です。
    食材の宝庫である土地柄が魅力的な食材を生み出してくれています。

    車海老

    aumo編集部
    車海老は、頭(左)はわさびで、尻尾(右)は海老をパウダー状にした味付けで。
    生の食感と焼いた食感の両方を楽しめて海老を堪能できます。

    宝箱かに

    aumo編集部
    しょうがとすだちでいただく、宝箱かに。
    料理長が「蟹爆弾」と呼んでいたのが本当にその名の通りで、口の中が蟹でいっぱいになる至福…。

    はらこ

    aumo編集部

    のど黒焼

    aumo編集部
    食べてみんなが思わず幸せのため息を零した、のど黒。
    あの衝撃的な大きさを象徴するようなぷりぷりの身と、まろやかな味わいと旨味が口の中でとろける…。
    きっとあの大きさかつこんなに上質なのど黒には、二度と出会えないと思うくらい絶品でした。

    村上牛焼にぎり

    aumo編集部
    aumo編集部
    A5ランクの村上牛のにぎりは、焼くのも目の前で。
    村上牛本来の脂の旨味をじっくり味わえます。
    初めて村上牛を食べましたが、日本一美味しい(※)と評価された美味しさが沁みました。

    “JAバンク新潟県信連 公式HP“参照

    甘鯛松笠焼き ~山北もずく、火取唐すみ~

    aumo編集部
    先程大きさに驚いた唐すみは、カットされても大きい!
    この大きさの唐すみを食べたのは初めて。
    「能登新」の料理は、嬉しい“初めて”に溢れています。

    村上いのしし炊込み飯

    aumo編集部
    aumo編集部
    食べきれない!と思う程、豪華なメニューが次々と出てきますが、どれも美味しいのでぺろりと食べてしまえる、そんな豪華コースでした。
    舌だけでなく目でも楽しませてくれる華やかで美しい料理の数々に、幸せのため息とシャッターを切る手が止まりませんでした。

    水菓子 ~〆張鶴大吟醸ゼリー~

    aumo編集部
    デザートの〆張大吟醸ゼリーは、部屋の照明を落とした中で運ばれてきて、竹灯籠に見立てた盛り付けが幻想的で素敵!
    最後の最後まで贅沢感をたっぷり感じて大満足の、村上の味満喫ディナーでした。
    aumo編集部
    ちなみにこちらの「むらかみ」と中央に描かれた、和紙で出来たテーブルマット。
    カラフルなイラストと可愛い文字が印象的なこちらは、なんと女将さんが描かれたものだそうです。
    お土産に持ち帰りたいというお客さんがいる程人気なのも頷ける、アートな一枚。
    おもてなしの心が素敵です。
    aumo編集部
    こうして料理長のお話を直接聞きながら一つひとつの料理をいただけるのは、なかなかない貴重な機会です。
    今回は特別なコースでしたが、ランチや通常ディナーも魅力的。
    村上ならではの20種類近くの鮭料理を味わうこともできるそうなので、食べてみたいメニューが尽きません。

    お土産に江戸納戸の色の手拭い

    aumo編集部
    実は日本料理でミシュランプレートに選ばれ、新潟ミシュランガイド2020に掲載されたこともある「能登新」。
    そのすごさも納得の、料理の美しさとお味でした!
    村上は、食材の宝庫。
    その食材をこれだけ活かして、至福の料理に仕上げるのは「能登新」だからこそ。
    村上を訪れた際には、というよりももはや、「能登新」の料理を食べるために村上を訪れる、というのも薦めたいくらい、絶品をいただける老舗料亭です。
    ぜひご賞味あれ!
    aumo編集部

    また来たくなる!村上の魅力に心を掴まれる体験ツアー

    aumo編集部
    今回初めて村上を訪れてみて、初めて知る村上の魅力がたくさんありました。
    豊かな自然や食材、地元の人のあたたかさ、伝統的なおまつりや文化。
    東京から少し遠いかなと最初は思ったのですが、様々な体験を通して強く心を掴まれ、また来たい!と思うくらい、距離感を近く感じる程になりました。
    それだけたくさんの魅力に溢れた新潟県村上市。
    村上ならではの、心に残る特別な思い出をぜひ作りに来てください!
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    ※掲載されている情報は、2023年11月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず事前にお調べください。

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    更新日:2024年4月27日

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