奥日光の自然でリセット!清め・祓い・満ちる『ザ・リッツ・カールトン日光』の旅

ひとときのリフレッシュから自分探しまで、旅の目的は人それぞれ。「ほんとうの自分」に出逢う旅こそ、私たちが求めんとする旅の形ではないでしょうか。日常を離れ、大自然に抱かれたひとときを過ごしたい方へ向けて、本記事では奥日光の地に佇むラグジュアリーリゾート『ザ・リッツ・カールトン日光』でのリトリートをご紹介いたします。

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提供:ザ・リッツ・カールトン日光
この記事の目次

今こそ訪れたい 五感を満たし第六感を研ぎ澄ます『ザ・リッツ・カールトン日光』

Aya.Fujimatsu
昨今、何にも増して私たちに必要なのは、一番身近な存在である自分自身との「対話」なのではないでしょうか。

自分自身との「対話」には静寂が必要不可欠。ここはひとつ、デジタルの喧騒から離れ、自然の中に身を置いてみるのも良いかもしれません。

昔から寺社領として守られてきた奥日光は、原初のままの自然が残る日本有数の景勝地。日光の自然に抱かれた屈指のリゾート『ザ・リッツ・カールトン日光』で五感を満たし、第六感すら研ぎ澄まされるような神秘の旅へと出てみましょう。

奥日光の雄大なる自然に調和した空間がお出迎え

アイコニックな襖絵アートが出迎える「アライバル・ロビー」

Aya.Fujimatsu
東武日光駅からバスに揺られること、およそ30分。いろは坂のカーブを20回も乗り越え、「こんな山深い場所に果たしてリゾートなどあるのだろうか…」と疑い始めた頃に、そのホテルは姿を見せます。

このホテルこそが、ラグジュアリーリゾート「ザ・リッツ・カールトン日光」。扉を開けると、ここが山深い土地であることを忘れてしまうような和モダンの粋を極めた空間「アライバル・ロビー」に出迎えられました。

目を引いたのが、こちらの木製パネルを使用したアート。前身の「日光レークサイドホテル」から受け継いだ襖絵をアートに転用したものなのだそうです。

このように日光の歴史を反映したアートが随所で鑑賞できるのも、このホテルの醍醐味。チェックインまで、さらに空間探訪を続けましょう。

中庭と中禅寺湖を望むコージーな「ザ・ロビーラウンジ」

Aya.Fujimatsu
アライバル・ロビーの奥に広がるのは、直線的な空間設計が美しい「ザ・ロビーラウンジ」

デザインコンセプトである「奥日光の自然と調和する邸宅」の通り、中庭越しに雄大な中禅寺湖を望むこのスペースでは昼夜問わずゲストがくつろぎ、リゾートならではのリラクシングなムードを醸し出しています。

ふかふかのソファに身を預けて眼前の景色に没入すれば、時間の経過を忘れるほどに心地良し。

日光にまつわる書物が飾られた「ザ・ライブラリー」でチェックイン

Aya.Fujimatsu
ザ・ロビーラウンジに隣接する「ザ・ライブラリー」に踏み入れば、そこには見上げるほどに背の高い本棚がありました。ライトアップされた本棚に浮かび上がる、日光や日本文化にまつわる書物の数々。

日光の歴史をエッセンスに効かせた空間設計はさすがのものです。さて、チェックイン時刻には少し早めですが、まずはこちらでチェックインを済ませます。
Aya.Fujimatsu
ウェルカムドリンクに頂いたのは、喉越し爽やかな「柚子のスパークリングドリンク」。飲みながら窓の外に目をやれば、揺れる木立の隙間から二荒山神社の鳥居が見え隠れ。

日光の歴史と自然を傍に最初の"おもてなし"を頂いて、緩やかに心身が非日常モードへとシフトチェンジしていきます。

ランチは栃木の"旬"が味わえる会席へと向かう

Aya.Fujimatsu
チェックインを終えた後、少し遅めのランチをとりにオールデイダイニングレストラン「日本料理 by ザ・リッツ・カールトン日光」の会席へと向かいました。

実はチェックイン/アウトの間に挟まれたランチタイムは、ゆっくり静かに食事を楽しめる狙い目の時間帯。人目を気にすることなくホテルレストランの味を楽しみたい方にもおすすめです。

とくにこちらの和室タイプの個室では、両家顔合わせなどフォーマルな場面で利用されることも多いのだそう。窓の外では色づき始めた湖畔の木々が風にそよぎ、まるで一幅の絵を眺めているような美しさです。
Aya.Fujimatsu
食事の前に、まずは美味しい飲み物で喉を潤しましょう。

「日光酒蔵仕込みサイダー」はその名の通り、1842年に日光市で創業された酒蔵「渡辺佐平商店(わたなべさへいしょうてん)」の仕込み水を使ったサイダー。日光の地下水(天然水)100%の甘さ控えめでスッキリとした味わいは、どんな料理とも相性良しです。(※)

"渡辺佐平商店 公式HP"参照
Aya.Fujimatsu
オーダーしたのは、日光東照宮に祀られる御祭神・徳川家康公の生前の好物にちなんで作られたという「日光御膳」。献立は以下の通りです。
  • 【先付け】日光御養卵 栃木県産 野菜 鼈甲餡掛け
  • 【口取り】
    旬の魚塩焼き しらす出汁巻き玉子 栃木県産野菜 海老天婦羅 藻塩
    生麩チーズ 酢取り蓮根 日光湯波 日光山葵
    栃木県産法蓮草浸し 真蛸 韮 若芽 とまと 土佐酢
  • 【お造り】季節の海鮮盛り合わせ 日光醤油「誉」
  • 【温物】とちぎ和牛「匠」黒毛和牛すき煮 日光豆腐 季節野菜
  • 【食事】栃木県産「滋養米」もち麦飯 赤出汁 香の物
  • 【デザート】安倍川もち 季節のフルーツ
「日光御養卵 栃木県産 野菜 鼈甲餡掛け」という名の茶碗蒸しは、深い黄色の見た目通り、味わいもまろやかで、舌の上に乗せた瞬間からふわりと解けていきます

後に残るのは、鼈甲餡(べっこうあん)のかすかな塩気と黄身の柔らかな甘みばかり。
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先付けの次には、おひつに入った御膳が運ばれてきました。蓋を開けると、海の幸と山の幸の両方が色鮮やかにお目見え。
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お口直しにもぴったりな酢の物や甘く煮付けられたすき煮など、バラエティに富むラインアップです。特に印象的だったのは、徳川家康公の好物として歴史的にも広く知られている「天麩羅」

海老天麩羅のクリスピーな衣を噛み込んでいくと弾力ある海老の身が現れ"サクッとプリッと"な食感の変化が楽しめます。また、オクラの天麩羅は味わう度にオクラの甘みが広がっていき「オクラってこんなに風味豊かだったのか!」と新たな発見を得られました。

栃木の食材の質のよさには驚かされるばかりです。
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徳川家康公がお気に入りだったという「安倍川もち」にも手を伸ばしてみました。薄焼きの生地の中には上品な甘味のこし餡が入っており、思わず顔が綻びます。

新鮮な食材の創作料理がバラエティ豊かに楽しめるだけでなく、まさか日光の歴史にも想いを馳せることができるとは。作り手のエンターテイメント精神が感じられる「日光御膳」に、あっぱれの一言です。

自然との一体感を得られるゲストルームでほっとゆるむ

男体山ビュー キングタイプ

お腹が心地よさで満たされたら、一度ゲストルームへと戻ります。

ルームタイプは中禅寺湖ビュー/男体山ビュー/リバーサイドガーデンビューの3種類があり、上の写真は「男体山ビュー キング」タイプのお部屋。
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客室は、いずれもバルコニーや縁側をイメージして作られたラウンジスペースから、ゆったりと絶景を眺められる造りとなっており、自然との一体感はばっちりです。

つい眺望に目を奪われてしまいますが、その引き立て役となるシンプルなインテリアにもホテルならではのこだわりが光ります。明るい木目で構成された空間や精緻な細工に有機的な趣が宿り、部屋の内と外をシームレスに"融合"。室内のどこにいても自然を感じられるのは、うれしいポイントです。
Aya.Fujimatsu
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石造りのバスルームもまた、圧巻の景観が魅力。バスソルトが醸し出す清々しいヒノキの芳香を感じながらの入浴を楽しめば、より一層奥日光との一体感が得られそうです

プライバシーが気になる方は、バスルーム入口のパネルによって、シアーカーテンと遮光カーテンの開閉も可能。ぜひ天候や時間帯に合わせて使い分けてみてください。

伝統工芸の真髄を覗き見る「日光彫り体験」に熱中

Aya.Fujimatsu
ひとつのことに没頭し我を忘れることを"フロー体験"と呼びますが、非日常で行うアクティビティはまさにその代表といっても過言ではありません。

こちらのホテルでは、SUPやハイキングなどのスポーツアクティビティからホテルアートツアーや世界遺産ツアーといった知的アクティビティ、キッズアクティビティに至るまで、ホテル一帯エリアを楽しむプランが多数ご用意されています。

その中から筆者が今回の旅で最初に挑戦したのは、日光東照宮造営にその歴史が始まる「日光彫り」体験(約2時間)。レクチャーしてくださるのは、日本料理レストランを彩るウォールアートを制作された日光彫り作家さんとあり、これは貴重な経験となりそう。

席につき、富士や花々、動物モチーフなどが並ぶ見本から彫りたい絵柄を選択したら、早速スタート!
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日光彫りの歴史は、日光東照宮造営に始まります。造営のために全国各地から集められた木彫り職人が余技として日用品を細工し始めたのが始まりなのだそう。

そんなお話を先生から伺いながら、まずは選択した絵柄をなぞり、台座に下描きを写していきます。手先が不器用にも関わらず、いきなり画数の多い鶴を選択してしまいました…。

描いても描いても終わらないけれど、これもまた楽しい!
Aya.Fujimatsu
トレースし終えたら、先生から三角刀を用いた彫り方の指南を受けます。「できるだけ平行に三角刀を倒してね」「力を込めるのではなく、軽くなぞるように」。

苦戦した結果、気づいたことは「引っ掻くか引っ掻かないかくらいがちょうどいい」ということ。渾身の力で三角刀を入れると刃が木板に食い込み、歪な彫り模様となってしまいます。

できるだけ力を抜いて、ライトなエネルギーで、ふわりふわりと刻んでいくことがコツ(のように筆者は思えました)。一脈相通ずるというように「私のコミュニケーション方法にも同じことが言えるなあ、コレ…」とひっそり内観しました。
Aya.Fujimatsu
先生の手助けもあり、2時間近くかけてやっと完成!旅の思い出が形となったばかりでなく、手習いによって自分自身のスタンスを見直すような貴重な体験となりました。

自己との対話にはもちろん、ご家族や友人、大切な人と一緒に挑戦するのもおすすめ。互いに新たな一面を知るいい機会となりそうです。

ディナー前に日光オリジナルカクテルで乾杯!

Aya.Fujimatsu
その昔、中国唐代の詩人李白は言いました。「酒を飲めば、無我の境地に達する」と。

なにも人里離れ、ストイックに己を追い込むことだけが"自分との対話"とは限りません。程よい酒は緊張や凝り固まった観念をほぐし、新たなヒントを与えてくれるものです。

ディナーの前後や滞在中のひとときにプラスしたいのが「ザ・バー」での一杯
Aya.Fujimatsu
右の「ネイチャースキン」は日本酒をベースに柚子や大葉を加え、アガベシロップで甘味をプラスしたフルーティなカクテル。

左の「華厳フォール」は日光の名瀑・華厳の滝からインスパイアされたシグネチャーカクテル。日本酒にシェリー酒、山椒、檜のアロマを加えて作られたウッディな味わいが特徴です。
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バルーンを割ると重ねられた枡にスモークが流れ落ちていき、まるで華厳の滝のように荘厳な景観を楽しめます。

美しい演出に唸りながらもひと口いただけば、幻想的な空間と相まってふわりと夢気分になりました。

滋味豊かな料理と美酒が魅せるメロウなディナー

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ディナーには、ボートハウスをデザインコンセプトにした洋食レストラン「レークハウス」。

店内のインテリアには、中禅寺湖に生息する動植物のスケッチや押し花、釣り竿をイメージした照明、ロープや釣り用の浮きを使用したアートなどを使用。ラグジュアリーでありながら子ども心をくすぐられるような空間です。今回は、全4品のコース料理とワインのペアリングをオーダーしました。
  • スモークした鰤のカルパッチョ 秋野菜のサラダ仕立て 栃木県産茄子のピューレ ボッタルガ
  • 旬の鮮魚のシチリア風魚介スープ
    北海道産水蛸 北寄貝 クスクス フェンネルのサラダ
  • 長谷川農場 足利マール牛サーロインのロースト
    季節の茸とポルチーニ カリフラワーのグラタン
    マルサラワインソース
  • あまたにチーズ工房フロマージュブランのセミフレッド
    ミックスベリー メレング
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まずはロゼスパークリングワイン「フェルゲッティーナ フランチャコルタ ロゼ ブリュット」で乾杯します。

この独特なボトルの形は、ワインと澱が触れる面積を広くし、コクと深みが醸されるようにと計算されているのだそう。

特筆すべきはその味わいです。"シャンパーニュと並ぶおいしさ"と評されるだけあり、口に含んだ瞬間に、イチゴのような甘くふくよかな香りが鼻にフワッと抜けていきます。お酒があまり得意でない方も、飲みやすいのでおすすめです。
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ロゼを堪能していると、1品目の「スモークした鰤のカルパッチョ 秋野菜のサラダ仕立て 栃木県産茄子のピューレ ボッタルガ」が運ばれてきました。クリーミーな茄子のピューレと、もっちりとした歯応えの鰤がこの上なく相性ばっちり!

茄子好きとしては飽きるまで食べ続けたくなるような逸品ですが、名残惜しさを残すくらいのポーションもまた愛おしいものです。
Aya.Fujimatsu
続いての2品目は「旬の鮮魚のシチリア風魚介スープ 北海道産水蛸 北寄貝 クスクス フェンネルのサラダ」

こちらは、卓上でスープを注いで仕上げるエンターテイメントに富んだ1品。立ち上るエキゾチックな香りに大いに旅情が刺激されます。

柔らかなカレイの身をほぐして口に運べば、魚介の塩気が程よく効いたスープと白身魚のタンパクな味わいが好バランスです。
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魚介スープには、厳選された葡萄でつくられる辛口淡麗の栃木県産白ワイン「風のエチュード」をお供にいただきましょう。

キリッとした喉越しでスパイスの残り香を程よく洗い流してくれるため、ひと口、またもうひと口と自然に食欲がペースアップしてしまいます。
Aya.Fujimatsu
魚介スープの香りで食欲を大いに刺激され、お肉料理の待ち遠しさが高まります。

ペアリングには、イタリアの高級ワイン生産地帯であるバローロで作られた「ランゲ・ネッビオーロ」をサーブしていただき、準備万端。

ちなみにお肉料理には、豚肉料理と牛肉料理(+追加料金)の2種類がラインアップ。筆者は牛肉料理を選択しました。
Aya.Fujimatsu
ついに運ばれてきた3品目。こちらは、「長谷川農場 足利マール牛サーロインのロースト 季節の茸とポルチーニ カリフラワーのグラタン マルサラワインソース」。サーブされた途端、マルサラワインソースがふわあっと香りたち、鼻の奥まで甘酸っぱい芳香で満たされます。

高揚する気持ちを抑えて、まずはひと口。驚くほど柔らかくほんのりと甘いお肉にマルサラワインソースが華やかなアクセントを添え、まるで芸術作品をいただいているような感覚です。

名画に逢えば「もっと観ていたい」、名曲に逢えば「もっと聴いていたい」と思うように、こちらのメインディッシュは「もっと食べていたい」と思わせるほどに魅力的。「この時間が繰り返し再生されたらいいのに」と思えるほどです。

もちろん、クリスピーなキノコのフリットも、滑らかなカリフラワーのグラタンもいうまでもなく絶品です。
Aya.Fujimatsu
こちらは豚肉料理「スペイン産イベリコベジョータ セクレタのグリル アベチャンファーム 紅はるか 根菜の軽い煮込み シードルビネガーとマスタードのソース」


甘辛いマスタードソースと、ジュワリと肉汁の滲み出る豚肉が食欲をそそります。
どちらの絶品料理をチョイスするかは、その日の気分次第で決められます。
Aya.Fujimatsu
お肉料理の余韻に浸りつつ、コース4品目のデザート「あまたにチーズ工房フロマージュブランのセミフレッド ミックスベリー メレング」へとまいりましょう。

「セミフレッド」は、イタリア語で"半分冷たい"を意味する通り、半解凍のアイスケーキのようなスイーツです。舌の上に乗せればひんやりとしたケーキがゆっくり溶け出し、ほんのり甘酸っぱいフロマージュブランが口の中に広がっていくまさに"時間差スイーツ"!

味わうペースも自然とスローダウンされ、いつしか食事の余韻が長く棚引くメロウなひとときを演出します。おいしい料理とお酒、優美な空間を満喫し、胸の内に大人になった悦びが溢れ出してくる、幸福な記憶となりました。

硫黄薫る露天風呂で温泉情緒を愉しむ

ザ・リッツ・カールトン日光
"自然との一体化"をテーマにした旅であれば、やはり温泉施設は外せません。ザ・リッツ・カールトングループ初となるこの温泉施設では、内風呂、露天風呂、サウナが完備されており、日光湯元から運ばれた源泉を楽しめます。(※)

とくに硫黄薫る露天風呂(※)では、奥日光の木々を眺めながらゆったりと湯浴みでき、まさに自然に"融け込む"ような感覚になります。

洗練された和モダンな雰囲気と奥日光の自然の調和の妙は、このホテルの大いなる魅力です。湯あみした身体はあがってからもほかほかと温かく、ベッドで眠りに落ちるその時までやすらぎを与えてくれるようでした。

"ザ・リッツ・カールトン日光 公式HP"参照

和洋どちらにする?フレッシュなモーニングでエナジーチャージ

Aya.Fujimatsu
朝はオールデイダイニングレストラン『日本料理 by ザ・リッツ・カールトン日光』の朝食で身体もスイッチオンにしていきましょう。

こちらでは、チェックイン時に選択した和洋いずれかの料理と、カウンターに並べられたシリアルやデザートなどのメニューを楽しめます。
Aya.Fujimatsu
デザートとはいえ、ラインアップされているのは、プレーンヨーグルトやヴィーガンパンナコッタといったヘルシー志向のものが並びます。罪悪感なく"おいしい朝"を迎えられるのもうれしいポイントです。
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1品目は「海老原ファームのグリーンサラダ」。農薬を極力使わずに人の手での栽培をモットーとする「海老原ファーム」の野菜は、素材の一つひとつが濃く豊かな味わいです。

Aya.Fujimatsu
こちらは洋朝食。栃木県産黒毛和牛ローストピーフやポークソーセージ ベーコン、季節のカットフルーツなどのほか、味も色も濃い那須御養卵を使用した(※)卵料理(スクランブル/目玉焼き/オムレツ/ポーチドエッグ/エッグベネディクト)がアートピースのように櫃に並べられます。

また、ローストビーフは噛み込むたびに、肉の芳醇な甘みが滲み出てきます。ザ・リッツ・カールトン日光で食材に使用されている黒毛和牛は、ホテル専用に育てられた品種を使用しており(※)、そのこだわりっぷりが垣間見えます。

"ザ・リッツ・カールトン日光 公式HP"参照
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続いてのこちらは和朝食。焼き魚、日光御養卵出汁巻き、御造り、本日の小鉢、日光市産 滋養米を使ったご飯、赤出汁、香の物、季節のカットフルーツなど、朝と思えぬ新鮮で豪華なご馳走がずらりと並びます。
Aya.Fujimatsu
付け合わせには那須御用卵の温泉卵(※)と、栽培に手間暇がかかることから“幻の大豆”と評される黒千石を使った納豆(※)をチョイス。

黒千石納豆は納豆特有の粘り気や臭いが少ないながらも、一粒ひとつぶの味の主張がしっかりしていて食べやすいのが魅力。那須御養卵の温泉卵も甘やかな舌触りを残して、するりと喉の奥へと消えていく隠れた逸品です。

朝食にしてはボリューミーに思われるかもしれませんが、新鮮食材を使い、余分な味付けを排した料理は胃に収めても負担が軽く感じられます。

食事を終えたそばから体のエネルギーに変わっていくことを実感できるので、いつもの朝とは異なる驚きをぜひ体験してみてください。

"ザ・リッツ・カールトン日光 公式HP"参照

新たなスタートの前に「日光山中禅寺」での護摩祈祷

Aya.Fujimatsu
チェックアウト前に2つ目のアクティビティとして世界遺産・日光山輪王寺の別院として知られる日光山中禅寺の「護摩祈祷」に行ってきました。

日光山中禅寺は日光山開祖の勝道上人によって784年に創建され、かの征夷大将軍・源頼朝によって発願された「坂東三十三観音霊場」の第18番としても位置付けられる寺院(※)です。

ホテルスタッフの運転で、約5分ほど中禅寺湖畔に車を走らせると、朱塗りの荘厳な山門が視界に入ってきました。

"日光山中禅寺 公式HP"参照
Aya.Fujimatsu
護摩祈祷を始めるにあたり、境内のお堂で「願いごと」を決め、護摩祈祷のための写仏(あるいは写経)を行います

いずれも希望に合わせて選択できますが、写仏や写経に関しては子どもや外国人観光客など漢字のハードルが高い方も実践しやすい分、写仏の方がややポピュラーのようです。

筆者は左利きで筆を上手く持つ自信がなかったため、写仏を選択しました。願望には、これからの道開きの準備として「開運厄除」を選択。

余談ですが、とあるゲストのお子様が挑戦した際に、とくに悩み事がないため「世界平和」を選んだ、という純真で微笑ましいエピソードもありました。
Aya.Fujimatsu
筆で線をなぞること10分ほど。ご本尊である立木観音様(正式名称:十一面千手観世音菩薩/じゅういちめんせんじゅかんのんぼさつ)をなぞっていくうちに「立木観音様ってこんなお姿なんだ」と、すっかり親しみを持てるようになりました。この親しみこそ、信仰心の始まりなのかもしれません。
Aya.Fujimatsu
勝道上人の日光開山を手助けしたと言われる秘仏「波之利大黒天」(はしりだいこくてん)を祀る御堂に入り、いよいよ護摩祈祷が開始。

護摩壇に上がった僧侶が燃え盛る炎に向かって、印を組み真言を唱えながら供物を焚き上げていきます。

御堂には、迫力の真言、護摩釈を打つ金属音、そして供物の爆ぜる音がひたすらに響き渡ります。
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荘厳な祈祷に圧倒され続けること、およそ数十分。終盤のご焼香を終える頃には、心の内からは雑念が消え、ただひたすらに高揚感と神秘に対する畏怖だけが残されていました。

護摩壇の奥には秘仏である「波之利大黒天」が祀られています。独特なこの名前は、勝道上人が日光山開山を祈願した際、中禅寺湖の波の上に現れたことに由来しています。

「波の上を走る」ことからスムーズな安産、「波の上にとどまる」ことから"足止め"に転じ、出征者や家出人の帰還などにもご利益があるとされているそうです。

波之利大黒天様の神秘的な空気を肌で感じたい方にも「護摩祈祷」はぜひおすすめです。
Aya.Fujimatsu
その後は、お寺の方のご案内によって不動明王を中心とする五仏が祀られた「五大堂」や、本尊の千手観音が祀られた「本堂」を見学。とくに「五大堂」の外回廊から見た中禅寺湖の景色は清々しい絶景です。

名画にも勝る美しさを前に「来てよかった」と心の底から思えます。伝統の智慧に触れ、自分の在り方を見つめ直した今、また新しいスタートを切る勇気が湧いてきそうです。

「ザ・リッツ・カールトン日光」で自然を通して自己を見つめるひとときを過ごそう!

"ザ・リッツ・カールトン"といえば、ラグジュアリーホテルの代名詞です。けれども本記事で紹介した『ザ・リッツ・カールトン日光』で出逢うのは、分かりやすい豪華さばかりではありません。

空間から食事、アクティビティに至るまで、このホテルのおもてなの根底には、奥日光およびローカルへのリスペクトが感じられます。

「ザ・リッツ・カールトン日光」に憩うことは、すなわち、奥日光の自然や文化に親しむこと。

ザ・リッツ・カールトン日光は、自然を通して自己を見つめる旅のデスティネーションとしてぴったり。行き詰まった時、立ち止まりたい時、今からまさに歩み出さんとする時に、このホテルで過ごすひとときが、今一番必要とする活力を、あなたに与えてくれるはずです。

ザ・リッツ・カールトン日光(THE RITZ-CARLTON NIKKO)
日光・鬼怒川/その他
ザ・リッツ・カールトン日光(THE RITZ-CARLTON NIKKO) 1枚目
ザ・リッツ・カールトン日光(THE RITZ-CARLTON NIKKO) 2枚目
ザ・リッツ・カールトン日光(THE RITZ-CARLTON NIKKO) 3枚目
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2件
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月、火、水、木、金、土、日、祝
住所
〒321-1661 日光市中宮祠2482番地
営業時間
チェックイン: 15:00 チェックアウト: 12:00
見ているだけでワクワクする!ラグジュアリーで贅沢な朝食💓日本料理byザ・リッツ・カールトン日光@kanakichi_kun様、この度はご協力ありがとうございました!

中禅寺湖を見渡す5つ星ホテル

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※掲載されている情報は、2023年11月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず事前にお調べください。

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更新日:2024年12月22日

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