[岩手]の誇る賢治が愛した温泉　温泉ファン必見‼️

ここは川沿いにある混浴露天風呂と、宮沢賢治が通った温泉として全国的に有名な温泉です。近代建築の純和風旅館[山水閣]、自炊部がある[湯治屋]、南部かやぶき[菊水舘]の三つの宿と六つのお風呂があります。[菊水舘]は平成30年に閉館、昨年から昔ギャラリー茅として開館しました。立派な温泉ですが、気軽に日帰り入浴で楽しみました。

駐車場に車を停めて、宿に向かうと風情ある建物が見えてきた。途中の坂にはホースが縦横に置かれ、そこからお湯が。路面の凍結を防いでいます。なんとも原始的、面白い。正面の建物が「湯治屋」、昔ながらの帳場で入浴受付。これで大沢温泉にあるお風呂、[山水の湯]以外はどこで、何回入浴してもO.K.。超レトロ空間のお出迎えに気分は上々です‼️

帳場の横にある休憩室には、宮沢賢治の子供の頃の写真や、今はもう廃線になった電車の写真等もありました。素朴なお雛様が箪笥の上に。休憩室はレトロ感が溢れて、まるで博物館にいる気分。ついついチョロチョロ歩きたくなります。

湯治とは、温泉地に長期滞在して温泉療養を行う事です。東北の農家は農閑期を利用して湯治をする方が多い。冬の一番寒い時期を温泉で過ごし、一年の仕事の疲れを流す。そして湯治場は、そこで出会った人達と交流を深める社交場にもなる。部屋はとても簡素な畳の部屋、鍵も無い。布団や浴衣、コタツ、ストーブ等必要な物だけを宿から借りる。泊まり客は、まるで自宅の居間にでもいるように、のんびり過ごせます。

[湯治屋]は大沢温泉の自炊部。湯治目的の方の宿です。帳場近くの売店には自炊用に野菜や魚、肉等の食材も揃えてありました。他所のホテルでは見られない光景。不思議ゾーン。

湯治する方は、食材を家から持ってきたり、売店で買い揃える。そしてかなりレトロな自炊場で調理する。ちょっとキャンプに似てるかな？勿論、お手軽に食事処で食事も出来ます。

一軒の宿で、こんなにたくさん湯めぐりが出来るのは珍しい。山水閣にある半露天風呂[豊沢の湯]、男女別内風呂[薬師の湯]、女性用露天風呂[かわべの湯]、大沢温泉の代名詞　混浴露天風呂[大沢の湯]どれも個性的で、一回は入ってみたい温泉ばかりです。岩手で本物の温泉を味わう旅はいかがですか？

(山水の湯は、入浴受付と料金が別)

入浴料金　大人600円、子供300円
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〒025-0244 　岩手県花巻市湯口大沢181
電話　0198 -25-2021