【大阪】最高のコスパ！女性こそ泊まるべきファーストキャビン御堂筋難波の魅力

ファーストキャビン御堂筋難波は、地下鉄なんば駅13号出口のすぐ隣にあります。13号出口から出ずに、地下から行くことも可能なので、雨の日も濡れることなくホテルに到着できます。

観光地としても人気が高く、梅田や天王寺へのアクセスも良いなんば駅で、この近さは非常にありがたい。
「なんばグランド花月」や「戎橋」といった定番名所にも、歩いて行くことができます。

普通のホテルでこの立地であれば、宿泊費が高くついてしまうことも多いのですが、ファーストキャビン御堂筋難波はカプセルホテルであるため、宿泊費が比較的手頃。
今回の宿泊費は、ファーストクラスキャビンプランで1泊￥6,900（税込）でした。

宿泊費は抑えたいけれど、アクセスの良さも譲れない…という欲張りな方には、ぴったりだと思います。

早速、難波御堂筋ビルディングの4階にあるホテルのフロントに向かいます。
4階に着いたらすぐに受付があるので、そちらでチェックイン手続きを行います。スタイリッシュなフロントにちょっとドキドキ。

宿泊手続きが完了すると、カードキーと鍵をもらいます。宿泊スペースは女性と男性で分かれているため、受け取ったカードキーをかざすことで宿泊スペースに入ることができます。
異性の宿泊スペースには入ることができないので、女性1人での宿泊でも安心できますね。

宿泊スペースに入る扉の前には、無料のアメニティがずらり。

ヘアクリップやかみそり・ボディタオルなど、忘れてしまいがちな宿泊グッズを置いてくれている気遣いがうれしいですね。

ここでぜひもらっておいてほしいものが「耳栓」。
後述しますが、このファーストキャビン御堂筋難波の部屋は、すべてアコーディオンカーテンで仕切られているだけであるため、周囲の音が割と聞こえます。普段はあまり音が気にならない私でもちょっと気になったので、念のため持っていくことをおすすめします。

ヘアクリップと耳栓以外のアメニティは女性用の浴場にも置いていたので、無理をしてすべて持っていく必要はありません。

宿泊スペースは、キャビンがずらっと並ぶシンプルなつくり。
漫画喫茶を少しエレガントにした雰囲気…と言うと伝わりやすいでしょうか。

どこも同じような内装で、中が見えないようになっているため、ついつい迷ってしまうことも。
自分の部屋番号は必ず覚えておく必要があります。

どこからも音が立たない静かな空間の中を歩き、そっと部屋に入ります。

「カプセルホテル」と聞くと2段ベッドのドミトリーを想像される方も多いと思いますが、こちらのホテルは「キャビン」と呼ばれる客室を用意してくれています。
ファーストクラスキャビンの部屋の様子は上の写真の通り。

120cmの広いセミダブルベッドにサイドテーブル、横に荷物を置くスペースもちゃんとあります。
「大きなスーツケースを広げられるか」と聞かれると難しい可能性もありますが、通常サイズのスーツケースであれば問題なく広げることができます。

ベッドの目の前には32インチの液晶テレビが掛けられており、ふかふかなベッドに寄りかかりながらテレビを楽しむことも。コンセントもベッド横になるので、充電しながらスマホの操作もできます。

ホテルと比較したら確かに狭いと思いますが、カプセルホテルとして考えたらかなり過ごしやすい空間。
荷物を置いて寝るだけと考えたら十分ですね。
ベッドの上に鏡もあるので、最低限の身だしなみチェックも可能です。

部屋の中に用意されているアメニティは、館内着（上下）とタオル（大小）・歯ブラシ・イヤホン・スリッパです。

館内着は着心地が良い素材でとても良かったのですが、半袖半ズボンなので、冬に宿泊される方は注意です。
館内はとても暖かいので館内着だけでも過ごせないことはないのですが、私は念のため自分で持ってきた長袖のシャツと靴下も着用して過ごしました。（宿泊は1月です）

館内で音を立ててはいけないので、テレビを視聴するためのイヤホンもきちんと準備されています。
テレビを見るためにイヤホンをすることが少し面倒だなと思ったのですが、枕の隣にイヤホンジャックがあるおかげで、ベッドでくつろぎながらストレスなくテレビを楽しむことができました。

ファーストキャビン御堂筋難波に宿泊するうえで気を付けなければいけないのは、「部屋の鍵を掛けることができない」こと。
簡易宿所として作られているため、法令上鍵を掛けられないことになっています。

そのため、貴重品はベッドの下にある引き出し式のロッカーに入れる形になります。
よくホテルにある貴重品ボックスではなく、収納用引き出しなので、想像以上の大きさ。

財布やカードケースの他にカメラやレンズも十分に入れることができました。
私は普段からカメラに加えてレンズ4～5本以上持ち歩くことが多いので、これには大助かり。

チェックイン時に受け取った鍵を使って施錠します。

先ほどお伝えした通り、しきりがアコーディオンカーテンのみであるため、音がかなり漏れ聞こえます。相手の音が気になることはもちろん、自分自身も音について敏感にならざるを得ない環境です。

携帯電話の通話や、音楽を流すことはもちろん不可能。テレビも部屋に置いてあるイヤホンで視聴する必要があります。
アラームもすぐに止めないと周りの人の迷惑につながるので、逆にしっかり起きることができました。笑

ただし、上記の制約はすべてキャビンの中でのみのこと。
友人と話したり、通話をしたりする場合は、後から紹介するラウンジやチャットルームでなら可能です。

ここまで読んでいて、「友人と宿泊しているので、夜は少し話したい」「どうしても電話をしなければならない」など、「音を一切立てられない環境は困る」と感じる方もいるのではないでしょうか。

そんな方は、ぜひ館内にある「チャットルーム」や「ラウンジ」をお使いください。

女性フロアにあるチャットルームは、小さな丸机とカラフルな座布団が置かれてあり、宿泊者同士でおしゃべりをすることが可能。
漫画や雑誌も置いてあるので、時間を持て余した時に行くのもおすすめ。

ラウンジにも漫画が置いてあるのですが、こちらの方が女性向けの漫画の種類が多くて楽しめそうでした。

ラウンジは男女兼用のスペースになっており、朝食会場としても使われています。
朝食の時間以外は机が解放されていて、新聞や漫画を読んだりPCで作業される方もちらほら。
こちらも会話OKなので、男女グループで宿泊される際はこちらで話をすることが可能です。

チャットルームもラウンジも「自由におしゃべり可能」ということではありますが、キャビンからそんなに離れているわけではないので、大声で騒ぐことはできません。

難波の好立地にあるホテルであるため、飲食店もすぐそば。
もしもみんなで盛り上がりたいならば、気軽に外に行ってみてはいかがでしょうか。

チャットルームの手前には、女性用のパウダールームとお手洗いがあります。
パウダールームには大きな鏡が設置され、ドライヤー・コテ、化粧水や乳液やトリートメントなど、様々なアメニティが用意されています。

これらをすべて無料で使用することができるので、かなり荷物を減らすことができました。特に「コテ」は他のホテルでほとんど見たことがないので、置いてくれている気遣いに感動しました。

部屋の中は暗いので、身支度をする場合はパウダールームを使うことを強くおすすめします。
もちろん女性専用フロアなので、安心して利用できます。

お風呂はもちろん部屋についていないので、共用の大浴場に入ります。
こちらも女性専用フロアにあるので、男性と鉢合わせることはありません。

早速入ってみると、カプセルホテルとは思えないほど広い脱衣所にまずびっくり。荷物はすべてかごの中に入れます。

ドライヤーとストレートアイロンが用意されている洗面台の傍には、化粧水・乳液・クレンジングなどがたくさん。
くしやボディタオルなどフロントにあったアメニティがこちらでも手に入るので、フロントで取り忘れた方も大丈夫。
部屋のタオルだけを持っていけば、あとはすべて揃っているので、楽ですね。

奥には洗濯機と乾燥機もあるので、自由に洗濯することもできます。

肝心のお風呂はというと、なんと一面ピンク！

女性限定だからかなと思ったのですが、どうやら「梅の湯」というキャンペーンだったようです。
言われてみれば、ほんのり梅の香りがするような。

お湯の温度は結構熱め。普段はあまり熱いお湯につからない私は最初びっくりしましたが、しっかり入ると体が温まって、疲れをゆっくり癒すことができました。

広い湯舟は解放感にあふれ、ビジネスホテルを通り越してリゾートホテル並みと言っても過言ではないほど。

水風呂やシャワー、サウナまで付いているので、出張や旅で疲れが溜まっている方には特におすすめできます。

洗い場にはボディソープ・シャンプー・リンス・クレンジングも用意されていて、こちらもタオル以外持って入る必要はありません。

初めてのカプセルホテルでの宿泊。
ちょっと緊張していたのですが、布団はふかふかで、周囲も静かな環境だったので、ぐっすり眠ることができました。
ベッドもかなり大きいので、窮屈に思うこともありません。

特にうれしかったのが、部屋の清潔さ。
少し潔癖症のある私は古い部屋に泊まることが苦手で、節約するために安いビジネスホテルに泊まっては、快適に過ごせず後悔することが多々ありました。

このファーストキャビン御堂筋難波は、部屋はもちろんのこと、設備全体が新しく、清潔に保たれています。
そのため、ストレスフリーな状態で眠れたことが、何より幸せでした。

気になったのは、やはり周囲の物音。同じフロアの人が動くごとに物音が割と響くので、音に敏感な方は耳栓を付けて過ごすことをおすすめします。

ちなみに眠っている時は、一切気になりませんでした。

キャビンでゆっくり眠った翌日は、朝食を食べて目を覚まします。
ファーストキャビン御堂筋難波では、500円で朝食を付けることができます。
時間は朝7時から9時の2時間。
出発予定時間が早かったので、開店と同時に朝食会場に行きました。

朝食はバイキング形式で、あじのみりん焼きやスクランブルエッグなど定番ものから、大阪名物のたこ焼きまでおかずを楽しめます。

サラダやパン、カレー、シリアルなど、種類が豊富…とまでは言えないのですが、500円という値段を考えると十分なクオリティと言えるでしょう。

デザートと野菜ジュースまでしっかり楽しんで、ホテルを後にしました。

カプセルホテルと聞くと、「狭くてプライバシーがなく、あまり清潔ではない」というイメージがあったのですが、ファーストキャビン御堂筋難波はそのイメージを大きく変えてくれました。

キャビン内は十分な広さがあり、部屋やお風呂も清潔な環境。きちんと仕切られた個室もあり、貴重品を保管するスペースも十分。
アクセスもなんば駅すぐなので、ごちゃごちゃした大阪市内を重い荷物を持って彷徨う必要もありません。

今までカプセルホテルは避けていたのですが、同程度の値段のビジネスホテルに泊まるならば、ファーストキャビンに泊まった方が、よほど快適なのではないかと思いました。

ホテルにお金はあまりかけたくないけれど、立地や清潔さ、便利さは譲れないという方には心からおすすめ。
大阪に来る際にはぜひ泊まってみてください。