【奈良の伝統工芸】観光やお土産に! 気さくな女性窯元のもとで赤膚焼の絵付け体験を

奈良を観光するなら、伝統⼯芸「⾚膚焼(あかはだやき)」の絵付け体験がおすすめ! 歴史ある窯元での体験は、忘れられない思い出やお⼟産になりますよ。あなたも奈良の歴史を体感してみませんか?

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提供:うまし奈良めぐり実行委員会
この記事の目次

奈良の伝統工芸「赤膚焼(あかはだやき)」をご存知でしょうか?

うまし奈良めぐり実行委員会
奈良の伝統工芸「赤膚焼(あかはだやき)」をご存知でしょうか?

「赤膚山」から採取した上質な陶土を使い焼き上げられる、滑らかな陶器です。
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古都由来の風情ある「奈良絵」が描かれる赤膚焼は、古くから茶人に愛され、今では一般の方や外国からの観光客にも人気を博しています。

この赤膚焼をテーマにした『赤膚焼 絵付け体験』が現在、奈良県ビジターズビューローが主催する体験型企画「奈良うまし冬めぐり」のコースのひとつとして絶賛実施中とのこと。

ということで、今回はこちらの体験の参加レポートをお届けします。奈良観光のお出かけ先を決めるときの参考に、ぜひご覧ください。

体験の舞台は、江戸時代から続く窯元「古瀬堯三(ふるせぎょうぞう)」

現在奈良県には、「奈良県指定伝統工芸品」として指定を受ける6軒の赤膚焼の窯元があります。
(奈良県公式ホームページより引用)
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そのうちの1軒がこちら、今回絵付け体験をさせていただく窯元「赤膚山元窯 古瀬堯三(ふるせぎょうぞう)中の窯 治兵衛」です。

この建物は明治時代に建てられたもので、登録有形文化財に指定されています。1700年代後半に京都から赤膚山にやってきてから今日まで、古瀬堯三は八代にわたってこの地で赤膚焼を作り続けています。
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中に入ると、茶道具をはじめ、小皿、茶碗、湯飲み、グイノミ、とっくりやマグカップなど、日常使いもできそうな赤膚焼の陶器がズラリ。
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他にも、江戸時代の陶工・奥田木白の作品をはじめ、歴史ある陶器や展示物が並んだ室内は、まるで博物館のよう。

日本の伝統工芸に関心がある人には宝の山だそうで、絵付け体験ついでに何時間も展示を眺めていく外国人観光客もいるそうです。
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今回絵付けを教えてくれるのは、写真左、八代目・古瀬堯三氏です。

名前の響きから「ちょっとお堅そうな男性の窯元」みたいな方を勝手に想像していたのですが、登場したのは女性の方! 予想とは大きく違い、とってもお話しやすい気さくな方でホッとしました。「八代目」とついていることからわかるように、「古瀬堯三」とは代々受け継がれている名跡なのです。
「赤膚山って聞くと山をイメージして『運動靴で行ったほうがいいですか?』と聞かれるんですけど、この辺りはふつうの住宅街ですからね(笑)」

などとフランクにお話しながら、赤膚焼やこの地域の知識をいろいろと教えてくれる八代目。厳かな場にどこか緊張していたのですが、そんな気持ちがフワフワほぐれます。

赤膚焼の元窯を見学、窯の変化から歴史の変遷を学ぶ

今回の絵付け体験では、最初に赤膚焼を焼くための窯を見せてもらいます。

「陶器を焼く窯」と聞いても正直そのイメージが湧かず、一体どんなものかとギャラリーの裏に出てみると……。
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現れたのは、八代目の身長をゆうに超える巨大な登り窯!! 実物は写真の50倍くらいインパクトがありました。

つい先日に大がかりな改修を終えたこの大窯。江戸時代末期に作られたこちらが、歴代の治兵衛が使ってきた窯で、文化遺産として今も大切にされています。
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大窯の他にも、ここには中・小、それぞれ昭和初期・昭和後期に作られた3基の窯が並んでいます。大型と中型の2基と旧作業場陳列場は、国の登録有形文化財に登録されているそうです。(文化庁データベースより引用)

「昔は火鉢や大皿などの大きなものを焼くことが多かったけど、最近は小さめの陶器を焼くことが多くて、焼くスピードも求められるようになりました。だから、窯は時代とともに小さい窯に作りかえられていきました。」

歴史の変遷と窯の変化を同時に感じられる貴重な現場で、絵付け体験の前に赤膚焼の知識を深めさせてもらえます。
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「土は生き物」といわれるほどで、窯内の酸素や煙の多さによって完成品の色味がまったく違ったものになるそう。結果は予測不能です。自分の絵付けする陶器がどんな色・形になるのかドキドキしながら待つのも、この体験の大きな楽しみですね。

いよいよ絵付け体験スタート!

元窯の見学を終えたら室内に戻り、体験スペースに移動。いよいよ赤膚焼の絵付けスタートです。
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今回絵付けをする器は、湯飲み。

「呉須(ごす)」と呼ばれる黒い墨のような下絵付け用の絵の具を細筆につけ、濃度や線の太さを調整しながら、習字のような感覚で絵を描いていきます。
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筆で絵を描く前に、まずは鉛筆で下書きをします。

「いきなり筆で描いてもOKですよ」と言われたものの、絵心も毛筆スキルもない私は潔く断念。一度きりの筆入れ、慎重にいきます。
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鹿や大仏などの奈良名物、好きな絵柄やキャラクター、格言や和歌、外国人だと自分の名前を漢字の当て字で表したものなど、体験者によって描くものは実にさまざま。

「見本を求められたこともあるんですけど、みんなが見本と同じ絵を描いて大仏だらけになってしまって……」


そんなエピソードもあり、基本的に八代目からお手本を示すことはないそうです。代わりに、絵の参考になりそうなかわいいイラスト集が数冊用意されていました。
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熟考の末、私はハイビスカスとクローバーをチョイス。

10余年ぶりに筆を握る私の手は不器用にぷるぷる震え、筆を走らせる瞬間はお喋りも呼吸も止まってしまうほどでした。

絵付け自体は15分ほどで完成。

太さも濃淡もでたらめですが、とてもポジティブに言えば「味あるタッチの水墨画」に見えなくもない出来になりました。
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一緒に体験をした方が描いたのは、南国感あふれるヤシの木と熱帯魚の絵。上手すぎて並べると切なくなりました。

八代目曰く「この後、釉薬(ゆうやく)をかけて窯で焼いたら、サイズや色味も全然変わりますからね。今よりもっとかわいくなりますよ」とのこと。

完成品は後日自宅へ配送してもらえるようで、今から楽しみで待ちきれません。

赤膚焼の絵付けは、奈良の観光に、お土産に、文化体験にも最適!

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初体験だった赤膚焼の絵付け。体験そのものが楽しかったのはもちろん、手元にオリジナルの赤膚焼が残るのがとても嬉しいです。最高の奈良土産になりました。

子どもから大人、高齢の方まで、奈良観光やファミリーでのお出かけ先としても楽しめるこちらのコース。

「奈良うまし冬めぐり」が期間中のこの機会に、ぜひ体験されてはいかがでしょうか??

<赤膚山元窯 古瀬堯三(中の窯 治兵衛)赤膚焼絵付け体験~八代目女性窯元の解説付~>の情報

■開催日
12月~3月の第1・第3 土曜および日曜日
※1日1回実施 10:30~(所要時間:約60分)

■最小催行人員
1名

■定員(1回)
30名(40名以上は要相談。バス2台分でのご利用も可)

■アクセス
近鉄学園前駅南口からバスで「赤膚山」行10分、終点「赤膚山」下車 徒歩3分

■参加費
3,750円/名
※ご自宅までの絵付後の湯飲みの送料込み
※子ども料金設定なし(大人と同額)

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※掲載されている情報は、2020年11月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず事前にお調べください。

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更新日:2024年11月8日

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