【新潟】「大地の芸術祭」の拠点である美術館♪「キナーレ」に行こう
最近人気の芸術祭。いろんなところで開催されていますよね。今回は、新潟県で3年に1度開催される、「大地の芸術祭」のスタートゲートとして位置する現代美術館をご紹介します。越後妻有里山現代美術館「キナーレ」は、フォトジェニックな作品も多く、人気のあるスポット。ぜひ新潟県を訪れてみてくださいね。
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この記事の目次
越後妻有里山現代美術館「キナーレ」は、新潟県十日町市にある現在美術館。3年に1度開催される「大地の芸術祭」の始まりとして位置する美術館です。
「キナーレ」とは、地元の方言で「来なされ(おいで)」という意味なのだそう。
「キナーレ」とは、地元の方言で「来なされ(おいで)」という意味なのだそう。
『トンネル』は、アルゼンチンのアーティスト、レアンドロ・エルリッヒの作品。新潟県の中でも、特に越後妻有地域で多く出会うトンネル。そんなトンネルをテーマにした作品です。
手前から見ていると普通のトンネルなのですが、奥へと進んでいくと…面白い仕掛けが。
手前から見ていると普通のトンネルなのですが、奥へと進んでいくと…面白い仕掛けが。
『Rolling Cylinder, 2012』はベルギー・スウェーデンのアーティスト、カールステン・へラーの作品。赤白青の螺旋模様と言えば、思い浮かぶのは…そう、床屋さん。赤白青の螺旋模様がぐるぐると回転する中を進むと、バランスを失ってしまいそう。不思議な浮遊感を感じる作品です。
中に進んだところで写真を撮ると、フォトジェニックですよ。正面から撮るのもいいですが、奥の鏡をうまく利用して、写真のように少し斜めから撮るとまた面白いですよ。
中に進んだところで写真を撮ると、フォトジェニックですよ。正面から撮るのもいいですが、奥の鏡をうまく利用して、写真のように少し斜めから撮るとまた面白いですよ。
『ソイル・ライブラリー/新潟』は、栗田宏一氏の作品。壁一面に、色とりどりの集気瓶が並んでいます。
「土」に魅せられ日本全土で土を採集する作家が、新潟県の112市町村(平成の大合併以前に存在した)のすべてを網羅した、576種類もの土を展示する作品です。こんなにもいろんな色があるとは不思議ですね。
『ゴースト・サテライト』はスイスのアーティスト、ゲルダ・シュタイナー&ヨルク・レンツリンガーの作品。美術館のエントランス吹き抜けに作られた作品です。
越後妻有を「日本の中心から遠く離れて存在する衛星のようだ」と感じ、雪国での生活の知恵や伝承、空家や廃校の様子、打ち捨てられる道具類などから、着想を得て作られたのだそう。十日町市内で収集した廃材、生活用品、農具などを使って作られているところが面白いですね。
越後妻有を「日本の中心から遠く離れて存在する衛星のようだ」と感じ、雪国での生活の知恵や伝承、空家や廃校の様子、打ち捨てられる道具類などから、着想を得て作られたのだそう。十日町市内で収集した廃材、生活用品、農具などを使って作られているところが面白いですね。
キナーレでは常設展のほか、期間限定の作品も。何度訪れても楽しい美術館なのです。
こちらの『○ in □ 』は、イタリアのアーティスト、マッシモ・バルトリーニ feat. ロレンツォ・ビニの作品。キナーレは四角の建築ですが、こちらのスペースには円がたくさん。曲線状に作られた書棚、円形のテーブルに椅子。天井には、約1,000個の円形のモビールが吊り下げられています。
『○ in □ 』は、レストラン「越後しなのがわバル」でもあります。その土地の旬をその土地に伝わる調理法でいただく「土産土法」をテーマに、地元新潟のおいしいメニューが楽しめます。
アート作品の中でランチやティータイムが楽しめるとは驚きですよね。
アート作品の中でランチやティータイムが楽しめるとは驚きですよね。
大地の芸術祭の作品は、キナーレ以外にも点在しています。例えばこちらの『うぶすなの家』は、入澤美時氏、安藤邦廣氏の作品。1924年築の越後中門造りの茅葺き民家を、「やきもの」で再生した作品です。
1階はいろり、かまど、洗面台、風呂といった焼き物が。地元の食材を使った料理を、陶芸家の器で提供するレストランでもあります。2階は、3つの茶室から成る焼き物の展示空間になっています。
1階はいろり、かまど、洗面台、風呂といった焼き物が。地元の食材を使った料理を、陶芸家の器で提供するレストランでもあります。2階は、3つの茶室から成る焼き物の展示空間になっています。
『うぶすなの家』で最初に出迎えてくれるのが、かわいらしいかまど。こちらも作品のひとつなのです。
『織部かまど』は鈴木五郎氏の作品。鉄絵の具で絵付けした青織部をランダムに割って作られたかまどが印象的。煙突は円筒形にロクロ挽きしたもので、連続文様になっている絵がかわいらしいです。
最近人気の芸術祭。いろんなところで開催されていますよね。今回は、新潟県で3年に1度開催される、「大地の芸術祭」のスタートゲートとして位置する現代美術館をご紹介します。越後妻有里山現代美術館「キナーレ」は、フォトジェニックな作品も多く、人気のある美術館。ぜひ訪れてみてくださいね。
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