渋谷に見つけた【良い音×美酒】空間。カルチャー好きの溜まり場『SOUND BAR HOWL』とは

渋谷駅より徒歩約6分、神泉駅より徒歩約3分。
クラブやファッションなど、日本最新のカルチャーが集う渋谷・道玄坂に、その空間はありました。

今回ご紹介するのは、『SOUND BAR HOWL』。
音質や選曲、空間、提供するドリンクにおいても“良質”さを感じる、まさにカルチャー好きな大人の遊び場です。

場所は道玄坂の途中、階段を降りた先の地下。
繁華街の中心にありながらも、少し目を凝らさないと見つからない。といった隠れ家的要素もまた、溜まり場にするにはうってつけの条件なのでは。

さあ、早速地下へと足を踏み入れてみましょう。

店内にはカウンターが7席、ソファが10席、テーブルが17席。
全員着席時には約30人ほどのキャパシティで、“ちょうど良い”居心地の良さを感じます。

洗練されたインテリアに囲まれながらも、気取りすぎることのないその空気は、訪れたら感じることができるはず。

ひとりでも、友人と遊ぶ時でも、デートでも。どんなシーンにもピタリと充てはまる空間です。

店内を見渡せば、至る所に感じるカルチャーのにおい。
店主こだわりのラインナップのレコードや、音楽をモチーフとしたインテリアやアートに囲まれた空間からは、そこへ座っているだけで、ひしひしとその場所がもつ“好き”が伝わってくるのです。

それらは決してコアなものばかりではなく、音楽好きではなくとも“あ、これ知っている！”なんて親しみのあるものたちも含まれています。

カルチャーとは、誰もが楽しむ権利があるもの。コアな音楽好きはもちろん、音楽に詳しい方以外も心地良さを味わえる雰囲気作りを感じます。

店内に流れるのは、ソウル・R＆B・ヒップホップを中心とした、ジャンルレスな音楽。
音量に関しては、会話の邪魔をせず、心地よく音楽を楽しめるように設定されているのだとか。

クラブほど音楽に寄りすぎず、barよりしっかりと音楽を楽しむことができる空間。これが音楽好きの大人の終着点なのかもしれません。

そして注目すべきは、店内に設置された2つの大きなスピーカー。

店内の音楽は、2つの天井へ届く程大きなスピーカーから流れているようです。

実はこのスピーカー、ヨーロッパを中心に活躍するサウンドクリエイター、Yosi HorikawaによってHOWLのためだけに作られた、世界に一台しかないものなのだとか。
さらにここ『SOUND BAR HOWL』を作るにあたって、店内の空間による響きなどを計算したうえで製作されたのだといいます。

良い音楽を、良い音で聴く。
シンプルなこだわりですが、実はとても奥が深く、そのこだわりには曲の製作者に対してのリスペクトが込められているのです。

店内には、DJブースも完備。
現在は毎週火曜〜土曜、20~24時は店内BGMをDJがセレクトしており、出演するDJは東京のナイトクラブ第一線で活躍するDJたち。そんな彼らが最高のラウンジミュージックを届けてくれます。

良い音楽とともに楽しみたいのは、美味しいお酒。
ここ『SOUND BAR HOWL』をおすすめしたい理由は、お酒の味にもあります。

ジャパニーズクラフトジン”LAST EPISODE 0 -ELEGANT-をベースに、ローズマリーが加わった”Perfume GIN TONICは、喉を通った後に感じる華やかな香りが心地良い一杯。

その味わいから、“飲む香水”とも呼ばれるほどに。アンビエントな気分を高め、音楽がよりリラックスして耳に入ってくるような感覚を味わうことができました。

沖縄本島北部にある伊江島で作られたサトウキビだけを使用し、製造されたラム”IeRum Santa Maria”を使用したモヒートを口に含むと、思っているよりもずっとさっぱりとした味わいに驚くことでしょう。
ミントの爽快感とともに感じるさっぱりとした甘みの後には、シロップのようなまろやかさが余韻を奏でます。

ウイスキーも、こだわりのラインナップを取り揃えているようです。
バーボンにスコッチ、ジャパニーズウイスキーもそれぞれ“これが欲しかった！”的なものは取り揃えています。
それぞれが持つ味わいや製造過程、生い立ちなど。今流れている音楽に合わせて、飲みたい銘柄をセレクトしてみたり。
聴き慣れた音楽にも、飲み慣れたお酒にさえも。新たな発見があるかもしれませんよ。

『SOUND BAR HOWL』の魅力をお伝えしましたが、カルチャー的な要素に寄りすぎてしまうのも、何か違うと感じるのです。
ここはカルチャーを好きになる入り口としても勿論、多くの情報を食らいすぎて疲れた時にも、またそんな要素を抜きとしても楽しむことができるのです。

例えば、カウンターで一人飲みをしている時。
ダラダラとグラスを傾けながら、気になった時だけDJに話を聞いてみたり。クラブのDJとはまた違った、フランクな距離感でコミュニケーションを取ることができます。

ここでは、あくまでbarとしての心地良い空間のために音楽が存在しているので、“全てを受け止めよう！”といった心持ちもあまり必要ではありません。勿論、そういう楽しみ方も素晴らしいんですけどね。

店内奥のソファ席では、飲み会の二次会、仲間と話し込みたい時などに利用するのも良さそうです。
スピーカーから少し離れ、奥まったソファ席にも、心地良く音楽が響いています。

良い音楽って、それだけで会話のネタになりますし、お酒のつまみにもなりますよね。

デートの利用にもおすすめ。
先述したカクテルをはじめとして、バーテンダーのメイクするカクテルの種類の豊富さもまた『SOUND BAR HOWL』の強み。
パートナーの好みにあったチョイスがしやすく、また昼〜翌朝まで営業しているというのも嬉しいです。

いつでも気軽に良い音を浴びれる空間をひとつ知っておくと、何かと重宝するはず。

いかがでしたか。
今回は、音楽・カルチャー好きなら押さえておきたいスポット『SOUND BAR HOWL』をご紹介しました。
渋谷へ来たら、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。