旅通こそ注目する「森の京都」。周遊パス誕生で亀岡エリアが断然面白い!

日本きっての観光都市として名高い京都。ですが同じ京都でも、アフターコロナの今、”旅行通”が注目しているのは「森の京都」と呼ばれる亀岡市。絶景にグルメ、歴史に温泉など、数々の観光資源を携えた風光明媚な地でありながら、商業化されていない自然風景が残っているところが大いなる魅力。そんな亀岡市から、今秋待望の「亀岡周遊パス」が誕生したのだとか!今回は実際にパスを使って、亀岡市へ旅してきました。

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提供:きっともっと亀岡
この記事の目次

王道の京都観光はもう飽きた?京都・亀岡エリアがいま愉しい理由

亀岡市観光協会
日本きっての観光都市として不動の人気を誇る京都。
四季のいずれも愉しめるとあって、旅好きなaumo読者の中には”京都リピーター”も多いのでは?

歴史ある寺社に和食の粋が詰まったグルメ、新旧の魅力入り混じるエリア……などなど、私たちを魅了してやまない京都ですが、実はアフターコロナの今、自然環境も楽しめる「一風変わった京都旅行を」と望むファンから今熱視線を注がれているエリアがあるのです。
それは、京都府の中でも”森の京都”のひとつに数えられる亀岡市
亀岡市観光協会
とくに今年の10月からは「KITTO MOTTO(きっともっと)亀岡」と称した地域活性化キャンペーンの一環で、「亀岡周遊パス」が登場し、亀岡の観光名所が俄然回りやすくなったのだとか。
「“きっと”あなたが探しているものが見つかり、“もっと”ディープな魅力を体感」できるようにと名付けられたキャンペーン名の通り、今回はこのパスを駆使して、亀岡市の魅力を探求してきました。
渓谷の紅葉を愉しむトロッコ列車から保津川下り、”元出雲”と呼ばれる縁結びの大社、秋満開のコスモス畑まで、今季見逃せないスポットばかりです!

亀岡の観光がもっと楽しくなる!三種類の「亀岡周遊パス」が登場

とてもお得な亀岡周遊パス
今回の取材に使用した「亀岡周遊パス」には、以下三種類のご用意が
コース名内容
ライトコース路線バス・観光ルートバス乗り放題
スタンダードコーストロッコ列車(1回分)、路線バス・観光ルートバス乗り放題
プレミアムコース保津川下り、トロッコ列車(各1回分)、路線バス・観光ルートバス乗り放題
価格もそれぞれ、
・『ライトコース』 大人300円/小人100円
・『スタンダードコース』 大人800円/小人400円
・『プレミアムコース』 大人1,800円/小人900円

と、お楽しみ度や観光日数に合わせて選びやすい展開となっています。
また、それぞれのコースに200円プラスすることで区間限定タクシーの利用が可能になるほか、パス購入者限定でさまざまな特典が得られる嬉しいオプションも。

購入方法は、スマートフォンのアプリケーション内からクレジットカード決済。
思い立ったら即、パスが手に入るのも利用しやすいポイントですよね。

まだ見知らぬ”もうひとつの京都”へ。トロッコ列車が誘う亀岡への旅

嵯峨野観光鉄道
今回の旅の始まりは、トロッコ列車から。
出発地のトロッコ嵯峨駅から目的地のトロッコ亀岡駅までは約25分。
秋に染まりゆく渓谷の風景を眺めながら、トロッコ列車ならではの旅情をしばし味わうことにしましょう。

とってもカンタン!「亀岡周遊パス」の使い方

aumo編集部
乗車の前に、「亀岡周遊パス」を用意しておかなくちゃ!
購入後、上記の画面が表示されたら中央の赤いボタン「チケットを有効化」をタップ
すると、文字通りチケットの有効化*が始まるので、あとは並んでいるタブの中から使いたい画面を手前にスライド
スタッフ及び運転手にチケットを提示すれば、利用完了です。拍子抜けするくらいカンタン!

※利用期間は、12月31日までのうち「チケットを有効化」を選択してからの二日間です。トロッコ列車や保津川下りは利用期間が異なるので、公式HPよりお確かめください。

赤いボディがキュート!トロッコ列車へいよいよ乗車

aumo編集部
駅構内のアナウンスに促されるままプラットフォームへ出てみると、目に飛び込んできたのは……赤いボディと四角いフォルムがなんともレトロなトロッコ列車!

そもそもトロッコとは、”もともと荷物輸送用の小型貨車として、トラックや通常の列車が入れない場所にレールを敷いて走らせた箱型車両のこと”嵯峨野観光鉄道公式HPより引用)なのだとか。

日常ではまず見かけることのない列車を前に、テンションも思わず高まります。
内部は一体どんな風になっているのでしょうか。
aumo編集部
アールデコ調の5両編成の客車には、ぬくもりのある木製椅子が左右に2席ずつ、対面式で並べられていました。
裸電球の素朴な照明も昔懐かしく、なんだか近代日本へタイムスリップしてしまったかのよう。

非日常的な空間に見入っていると、発車のベルが鳴り響きます。
嵯峨野鉄道の社長をはじめとするスタッフ全員のお見送りを受けながら、ゆっくりと動き出す列車。
aumo編集部
▲プレゼントがもらえるハッシュタグキャンペーンも。調べるだけでも、撮り方の参考に写真がたくさん
この列車の速度は平均時速約25kmとゆっくりめ。
ガタリ、ゴトリと左右に揺られながら煉瓦造りのトンネルを走ること数分。
視界が拓けた先に見えてきたのはーー
aumo編集部
急峻な断崖を縫うように流れる保津川!
筆者が訪れた初秋は夏の余韻が淡く残る緑の景観でしたが、見頃の11月ともなると、あたり一面が紅葉に染まるそう。

いつ、どの時期に訪れても絶景が楽しめるのが魅力的ですよね。
aumo編集部
二度目のトンネルを抜けると、今度は右側に保津川が現れました。
惚れ惚れするくらい美しい景観ですが、JR山陰線の台頭によって一度は使われなくなったこの線路は、嵯峨野観光鉄道によって復興した当時(1990年)は荒れ放題だったそう。

そこで清掃や桜の植樹・楓の苗植えといった沿線の美化に取り組んだ結果、絶景の拝める名所として、今日多くの観光客に親しまれるまでになったのだそうです。
それも、社長を含むスタッフたった9人で行ったのだというから、尊敬の念を禁じ得ません。
aumo編集部
そんなトロッコ列車の歴史に想いを馳せていると、保津川下りを楽しむ一艘の舟とすれ違いました。
車内には「右手の舟に是非とも手を振ってください」とのアナウンスが流れ、乗客みんなで窓辺に寄って、乗船中の修学旅行生たちと手を振り合うひとときに。
なんとも朗らかなムードが漂っていますね〜。

そうこうしているうちに、列車はトロッコ亀岡駅へと到着。
渓谷の絶景を満喫しきった25分間の列車旅でした。

10月中旬からは、幻想的な紅葉ライトアップも開始

嵯峨野観光鉄道
2021年10月15日~12月29日の期間*はライトアップによって、保津川峡谷が一層幻想的に変化。
距離にして7.6km、ライト数900個に浮かび上がる”紅葉の道”は世にも艶やか。
この期間は臨時列車の運行も行われるので、紅葉狩りがお目当ての方は夕方の特別便を狙ってみてくださいね。

※12月8日・15日(水)・22日は運休日となります。

【神蔵寺】いち早く訪れた紅葉を慈しむ

亀岡市観光協会
亀岡へ到着して最初に訪れたのは、開創1230年ともなる『神藏寺(じんぞうじ)』
782年に天台宗開祖・最澄によって開かれたというこの寺の歴史は古く、一時期は源氏一門の崇拝を集めるも、平家の所領没収により荒廃。その後も歴史のなかで、隆盛と衰勢を繰り返してきました。

現存する本堂は1653年のものと言い伝えられており、秋には”古刹と紅葉”の幽玄な風景を愉しむことができます。
一説には、京都府内でもっともはやい紅葉を迎えるスポットでもあるそうな。
見頃には紅葉のライトアップも開催されているため、写真のように美しい紅の世界と出逢えるはず。

紅葉ライトアップ情報

開催期間:2021年11月10日(水)〜11月16日(火)
開催時間:18:00〜21:00
拝観料:500円

【夢コスモス園】風にそよぐ約800万本のコスモスに出逢う

aumo編集部
続いて訪れたのは、約4.2haの広大な敷地に800万本ものコスモスが咲き誇る『夢コスモス園』
関西有数のコスモス畑としても名高く、毎年多くの見物客で賑わうこちらは、今年は10月1日から11月3日まで開園中
筆者が訪れた10月初旬は全体的にまだ三分咲き程度でしたが、早咲きの品種も多く、素朴なコスモス畑の風景を愉しむことができました。

以下で、出逢った美しい花々を一部ご紹介。

思わず写真に収めたくなる、美しい花々

aumo編集部
花畑の入り口でまず出逢ったのは、リュウキュウアサガオが頭上を彩る花のトンネル
道の両サイドには千日紅ラベンダーが花を咲かせ、ブルー、パープル、バイオレットの美しいグラデーションを織りなします。
aumo編集部
▲リュウキュウアサガオとはその名の通り、琉球(沖縄県)によく見られる朝顔の品種。熱帯・亜熱帯地域が原産のため、これほど咲き乱れている様子が見られるのはある意味貴重
aumo編集部
こちらはダブルクリックと呼ばれる品種。
八重咲きがユニークかつゴージャス!赤、桃、白の混合があり、パッと目を引くコスモスです。
aumo編集部
花弁が一枚ずつ筒状に巻かれているユニークな形状のこちらは、シーシェル
貝殻のように見えることからこのような名前になったのだとか。

このほかにもまだまだ、園内にはたくさんの美しいコスモスが。
約20品種植えられているコスモスには早咲き・遅咲きの両方があるので、いつ訪れても楽しめること間違いなし。

園内には撮影スポットや出し物、丹波名物グルメも

aumo編集部
『夢コスモス園』では季節の花々を観賞できるだけでなく、各所に設置された撮影スポットでフォトジェニックな写真を撮ることも可能
なかには、小型犬が入れるバスケットも用意されているので、愛犬と一緒に想い出の一枚を撮影してみてはいかがでしょうか?
aumo編集部
▲フレーム越しに見るコスモス畑は一層ドラマチック
aumo編集部
毎年好評だった「創作かかしコンテスト」は投票こそ中止されているものの、展示は健在です。
なかには、社会現象までにもなったあの人気漫画をオマージュした作品も…!
aumo編集部
▲ひと束800円(税込)とお手頃価格なのも嬉しいポイント
また、出口付近には、コスモスの花束や”容器に盛り放題”な千日紅などが売られたショップもあり、美しい花々を旅の想い出に持って帰ることもできます。
aumo編集部
丹波名物のグルメの出店もあったので、おやつに焼き栗を購入。
aumo編集部
殻を割りひと口頬張ってみると、実がほくっと崩れ、ほのかな甘味が広がります。
花畑を歩き疲れた体に染み渡る〜。

ほかにも、丹波の黒豆を使った食品や地産の野菜、クラフトビールなど心惹かれるグルメがたくさん
お土産にはもちろん、泊まりがけの方は、ホテルや旅館で食べる夜食やおやつに購入してみるのも良さそうですね!

【楽々荘】和洋折衷の真髄を愉しみながら美食に舌鼓

aumo編集部
コスモス畑を散策した後は、ちょうどお腹の空くお昼どき。
亀岡市街地へと戻り、旧田中源太郎邸を改装した和食レストラン『がんこ』でランチをいただくことに。
aumo編集部
田中源太郎氏とは、今朝方乗ってきたトロッコ列車(旧山陰本線)を作った明治期の政治家・実業家。
京都株式取引所、京都商工銀行、亀岡銀行の各頭取をはじめとして衆院議員や貴族院多額納税者議員も勤め、”京都財界の中心人物”とまで言われた傑物です。
「楽々荘」と名付けられたこちらの邸宅は、1898年頃にそんな田中氏自らが生家を改築したものなのだそう。
迎賓館として建てられた書院造りの日本家屋とレンガ造りの洋館は、国の有形文化財にも指定されているのだとか。

中に入ると、まさに近代建築を思わせる和洋折衷の雰囲気!
重厚な雰囲気に呑まれつつも案内されるままに進むと、通されたのは窓から日本庭園を望む一階の洋室でした。
aumo編集部
さて、ここでもパスの出番がやってまいりました。
こちらのレストランでは「購入者限定特典チケット」を見せることによって、ソフトドリンク1杯分が無料になるんです。

リーズナブルに観光スポットを回れて、その上ちょっとしたサービスまで受けられて。
なんだか申し訳なくなるくらいオトクです。

aumo編集部
注文したのは、看板メニューの「特別やわらぎ弁当」2,200円(税込)
前菜箱に茶碗蒸し、お造り、天ぷら、季節のセイロ飯、汁物がついたこの豪華さ!
お造りに生湯葉がついているのも、京都ならではの風情ですよね。
aumo編集部
季節のセイロ飯の中身は、エビ・椎茸・錦糸卵。
お琴の音色が控えめに流れる空間で、美味しいご馳走をいただくこの贅沢。
”ちょっとオツな京都旅”にふさわしき時間でした。
aumo編集部
お腹が満たされた後はお庭を散策することに。
京都府指定名勝ともなっているこちらの池泉回遊式庭園は、近代日本庭園の礎を築いたと言われる小川治兵衛氏の七代目の作庭によるもの。
なんでも、第3・9代内閣総理大臣を務めた山縣有朋氏によって才能を見出されたとの話もあるのだとか。
aumo編集部
そんな歴史上の偉人さえ、この庭を歩くと身近なものに感じられてくるから不思議。
ほかにも庭園内には、亀山城から移設した豊臣秀吉の紋入りの春日灯籠や、樹齢360年の松などがごく自然に存在しており、ぷらりと歩くだけで400年分の歴史を垣間見た気分になれますよ。

【湯の花温泉】歴史ある温泉郷で旅の疲れを癒やして

亀岡市観光協会
たっぷり観光を愉しんだ今日の夜は、亀岡名物の「湯の花温泉」が湧き出る宿で骨休め。
天然ラジウム温泉とも呼ばれる泉質は、神経痛や筋肉痛、関節痛、冷え性、疲労回復に慢性婦人病などなどあらゆる悩みに効果的湯の花温泉公式HP参照)とされており、古くは戦国時代、傷ついた武将たちが刀傷を癒したとの言い伝えもあるのだそう。

首元まで温かい湯に浸かれば、日中の疲れが解け出していくようです。

ちなみにここ湯の花温泉にも、「亀岡周遊パス」の特典が受けられる施設があるので、ぜひ合わせて利用してみてくださいね。

【霧のテラス】一期一会の雲海の絶景に見惚れる

亀岡市観光協会
翌朝一番のお愉しみは、亀岡盆地の秋の名物でもある「丹波霧」
竜ヶ尾山の山道を登った先にある『かめおか霧のテラス』では、この時期、里山に雲海がかかったような絶景に出逢えるのです。

とくに、前日との寒暖差が激しく、風の弱い朝は好条件
見渡す限りの白の世界は、時を忘れてしまうほど幻想的です。

ただし、あたりは冷え込むので防寒着の用意はお忘れなく。

【出雲大神宮】丹波國一之宮で、縁を結ぶ

aumo編集部
続いてやってきたのは、 ”元出雲”との別称を持つ出雲大神宮
出雲の名を冠する通り、ご祭神は縁結びの神として知られる大国主神(おおくにぬしのかみ)。
恋仲だけでなく、友人や仕事、家族関係など、ありとあらゆるご縁結びがお得意なのだとか。

神社自体の創建は709年とされているものの、本当の御神体は後ろに聳える「御影山」
もともと、一万年以上もの前の自然信仰から始まったのだそう。
aumo編集部
鳥居をくぐると、右手側に見えるのは御神岩である「夫婦岩」
岩肌には、縁結びを願う参拝者によって懸けられた赤い紐が下がっており、想いの数を見て取ることができます。

この赤い紐は社務所で頂戴できる「縁結び守り」にも付属していますが、本気で縁結びを願う人は毎月第4日曜日に斎行される「えんむすびまつり」へぜひご参加を
本殿で縁結びのご祈祷を受けた後、ご祈祷済みの赤い紐を夫婦岩に結ぶことで、より一層強く祈願することができますよ。
aumo編集部
こちらの「真名井の泉」は、御神体山より湧き出る霊水として健康長寿のご利益があるのだそう。
岩盤で濾過された水にはミネラルがバランスよく含まれているため、飲水として水筒に頂戴していくのもおすすめ(煮沸は必須です)。
aumo編集部
せっかくなので、社務所で頂戴した開運おみくじにトライ。
水みくじとなっているため、水面に浮かべてしばし待ってみると……出てきた、出てきた。
結果は小吉でした。
願い事は”始めに気をつけねば中途で破れる”だそうで、ピリリと辛いお言葉に襟を正す思い。
aumo編集部
おみくじに興じた後は、”日本有数のパワースポット”として名高い本殿裏の磐座へも、少しだけ参拝させてもらいました。
先ほどのエリアの朗らかな空気とは打って変わって、ピシン!と震えるほどの緊張感が辺り一帯に漂います。

その荘厳たる佇まいを前に深呼吸すると、自分の中の細胞が少しずつ目覚めていくーー。
そんな体感を得た今、”パワースポット”と呼ばれる理由が、少しわかったような気がします。

ちなみにこの秋には夜間の紅葉ライトアップも開催されるため、紅に染まる艶やかな出雲大神宮を参拝してみてはいかがでしょうか?

紅葉ライトアップ情報

開催期間:2021年11月20日(土)〜11月22日(月)
開催時間:17:00〜20:00
拝観料:無料

【保津川下り】渓谷の景観を愛でながらスリルに興じる

aumo編集部
旅の最後を締めくくるのは、「亀岡周遊パス」の”プレミアムコース”に付帯する保津川下り
そう、1日目にトロッコ列車から見た、あの川下りです。
aumo編集部
ここ亀岡から到着地・嵐山までは約16km。
水量の多い日は流れが速くなるため1時間未満で到着することもあるそうですが、水量が少ないこの日は2時間前後かかる見込みとのこと。
これはこれは、初秋の景色をゆっくり堪能できそうです(船頭さんにその分負担がかかってしまいますが笑)。

ちなみに、”亀岡旅からの帰りがてら乗船してみたい”という方もご安心を。
スーツケースなどの大型荷物を持っている場合でも、乗船の舟に積み込んで運んでもらえるほか、保津川遊船企業組合による宅配も依頼可能です。
心置きなく、ワンウェイの舟旅を楽しめますよ。
aumo編集部
4人掛けの座席に着席し、救命ベルトを腰に巻いたら出発です。

「お姉さんどこから来はったの?」
「今日はべっぴんばっかりやねえ」

船頭さんの軽妙な社交辞令によって、舟の上も和やかムードに変化。

このように今でこそ観光色の強い「保津川下り」ですが、その歴史は古く、長岡京に都があった頃から京都・大阪に物資を輸送するために利用されていました
列車やトラック運送の発達によってこの水運が使われなくなると、その代わりに、遊船として観光客を乗せた川下りが始まったのだそうです。
世の移り変わりによって、自然の捉え方も変わるものですね。
aumo編集部
それにしても、乗船したこの日は本当に天候が穏やかでした。
舟漕ぎの煽りを受けてもなお、晴天に聳える木々をクリアに写す、この水鏡っぷり。
心が洗われるような美しさです。
aumo編集部
あっ!昨日乗ったトロッコ列車と行き違いました。
反射的に手を振ってしまうのは、やはり亀岡マジックでしょうか。
なんだか昨日の自分に手を振っているようで、ちょっぴり不思議な気分。
aumo編集部
そうこうしているうちに、川下りは急流へと入ります。
微調整しながら大岩スレスレのところを運航していく船頭さんの手さばきは、まさに神業!

女性客からはキャーッと楽しげな叫び声も上がり、気分はもう、完全に絶叫マシンに乗った時のそれ(笑)。
aumo編集部
急流を乗り切った後は、ご褒美タイムとでも言うべきグルメタイムが!
茶屋の方々の舟が横付けされ、おでんやみたらし団子、イカ焼きといった軽食の販売が始まります
とくに秋冬にかけては、川下りで冷えた体に沁み込む〜。
aumo編集部
▲テイクアウトしたコーヒーとともに、嵐山のシンボルである渡月橋をパチリ
亀岡を出発してから約二時間、ついに嵐山に到着しました。
”絶景あり・笑いあり・絶叫あり”の舟旅が筆者の体に残したのは、心地の良い疲れと想像以上の満足感。

(こんなに楽しいなら、プライベートでも絶対にまた来たい!)

そう思いながら今しがた下ってきた保津川を振り返ると、夕暮れに染まりつつある山々が世にも幽玄な表情を魅せるのでした。

「亀岡周遊パス」で、亀岡エリアの旅がもっと身近に

とてもお得な亀岡周遊パス

「1泊2日では物足りない」
「またすぐに遊びに行きたい!」
家路に着いたそばからそう感じられる旅こそが、いわゆる”よい旅”だと思うのです。

風光明媚ながらも”観光客擦れ”していない亀岡市は、まさにそのひとつ。
美しい自然風景、歴史を垣間見るアドベンチャー、地のものを活かした美味しいグルメ…etc.
ここには、また来月にでも訪れたくなる魅力が溢れています。

訪れるなら、「亀岡周遊周遊パス」で各観光名所が巡りやすくなった今がチャンス。
さらに、11月には秋のライトアップをはじめとして、夜の亀岡を周遊して楽しめるイベントも開催されるのだというから見逃せません。
”まだ見知らぬ京都旅”へ、この秋こそ出かけてみませんか?

亀岡市内の、楽しかった観光地や忘れられない風景、素敵な体験、美味しかったグルメなど、「あなただけの亀岡」に関する写真を投稿するハッシュタグキャンペーンが開催中です!
旅がてら、ぜひ参加してみてくださいね!

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※掲載されている情報は、2021年10月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず事前にお調べください。

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