【三軒茶屋】彼女をさり気なく「鳥とみ」へ。ひと味違った居酒屋デートで気分ほっこり

場所は三軒茶屋駅から徒歩約13分。
飲食店で賑わう駅から軽く散歩できる、悪くないアクセスだろう。

「リクエストにお応えして、今日はこのお店です。」
奥まったビルの間に唐突に現れる「鳥とみ」の入り口へ、彼女をエスコート。

隠れ家的な雰囲気を漂わせる「鳥とみ」に、早くも目を輝かせる彼女。
なんだか僕まで初デートみたいなワクワク気分に。

「鳥とみ」の店内に入ると、目に付くのはレトロモダンなインテリアとカウンター席。

席は、「鳥とみ」自慢の"伊達鶏料理"が出来上がっていくのを目の前で見られる、カウンター10席のみ。
全席特等席、と言っても過言ではないかも。

「お洒落な店内！」とはしゃぐ彼女。
久々にこんなに嬉しそうな顔を見た気がする…！
"ザ・大人のデート"ができるお店を、知人に聞きまくってやっと見つけたことは内緒。

店名：鳥とみ
住所︓東京都世田谷区池尻1-11-8 ワコーハイム1F
電話番号：050-5268-5821
アクセス︓池尻大橋駅（南口）徒歩約10分、三軒茶屋駅（北口A） 徒歩約11分、西太子堂駅（出入口3） 徒歩約19分
営業時間：月～金・土・祝日 18:00〜24:00
定休日︓日曜日

デートの前にインプットしておいた「鳥とみ」の事前知識を、ここで披露しておこう。

どうやら「鳥とみ」は、"伊達鶏"を使った料理が有名らしい。
メニューは￥7,000（税抜）のコース1本のみだから、不器用な僕でもプレッシャーなし。
コースを頼むだけでお店自慢の料理が全て味わえるのだ。

産地直送の新鮮な"伊達鶏"は、柔らかく程よい食感が心地よく、鶏肉の旨味も凝縮されているんだとか。
そんな"伊達鶏"にぴったりな食べ方、焼き鳥や水炊きでじっくり味わえるみたい！

デート以前にこの"伊達鶏"を食べるのが楽しみで堪りません（笑）

最初は"あいち鴨の生ハム"。

「鴨の生ハムなんて、初めてかも！」と嬉しそうな彼女の横顔を見ながら、生ハムをつまむ。
普段なかなか食べない鴨肉の新鮮な味わいに、一瞬で虜になってしまったご様子でした。

お酒がどんどん進んで、初っ端からほろ酔いになりかける僕。
いけないいけない、今日は僕からのちょっとしたサプライズだ。
最後までクールに「鳥とみ」デートを過ごさねば。

次は"ぼんじり"。

外はカリッと焼き上がった鶏皮に、中はプリッとジューシーな1本。
いつも居酒屋で必ず"ぼんじり"を注文する僕の、推しの焼き鳥だ。

さほど"ぼんじり"に興味のない彼女も、「鳥とみ」の"ぼんじり"には夢中の様子。

半分食べたらレモンをかけて、さっぱり風味に味チェンするのが僕のやり方だ。

いつもはそれぞれ好きなメニューを選んで食べるけど、今日は食べ方まで僕がリード。

「鳥とみ」の炭火焼の焼き鳥、コースで6本も食べられるのが幸せです。

2本目、今度は定番"ハツ"。
コリッとした食感で歯ごたえ抜群の身に、ちょうどよい塩気。

いくら食べても飽きない味！

お次は彼女の大好物、"つくね"が登場。

"つくね"の柔らかい食感と甘さの効いたタレが、彼女にはたまらないのだそう。
すでにご満悦の彼女ですが、まだまだ食べさせてやるぞ！

今度は変わり種で、"銀杏"が出てきました。

銀杏を単体で味わったことは今までなかったので、新しい美味しさを発見した気分。
「銀杏って香り高くてクセになる味なんだね…！」

ここでちょっとしたお口直しで「菜の花のごますがけ」を。

菜の花独特の苦みと甘みが、ごまの風味と相性バッチリ。

「春が来た♪」と鼻歌混じりに呟く彼女。
「うん、たしかにもう1度春が来た感じがするね。」と僕。
初デートの時を回想する僕の言葉はあまり聞こえてないようで、彼女は菜の花に夢中です。

お口直しをしたところで、"長崎のしいたけ"。

「しいたけは焼いたのが1番だよね～。」と、ここは共通認識。
長崎産しいたけならではの香ばしい香りがよく活かされた1品です。

最後はやっぱり鶏肉で、"すなぎも"。

こちらも歯ごたえ抜群です。
ビールと一緒に食べて、まさに"大人のデート"感が出てきました。

名残惜しいけど、焼き鳥はこれで終わり！
次はいよいよ「鳥とみ」イチオシの"水炊き"だ！

ラストは"伊達鶏"の旨味がギュッと詰まった"水炊き"で〆。
本日の大本命！

"水炊き"でいただく手羽先は、通常より身が柔らかくて絶品。
ホロホロ食感のお肉に、スープの旨味がたっぷりと染み込んでいます。

「こんなに贅沢な鍋が食べられて、とっても幸せ！」
待っていました、その言葉。でもまだ「ごちそうさま」とは言えません。

彼女の大好きな"つくね"も水炊きバージョンでいただきました。

竹から一口サイズを鍋に落とす作業、ついつい大きめサイズに入れてしまい…。
「貸して！もう、本当に不器用なんだから～。」と彼女に笑われてしまいました…。

格好つかず落ち込んだのは束の間、水炊きで食べる"つくね"の美味しさに心を奪われました。

鍋の〆と言えばこれ、おじや！
溶き卵を入れてぐつぐつ煮立ったら、アツアツおじやの出来上がり。

最後までスープのだしをたらふく味わい、お腹は大満足。
"伊達鶏"の美味しさを初めて知った夜でした◎

「あー美味しかった！ごちそうさま！」
と満足そうな表情を浮かべる彼女を見て、ホッとする僕。
いつまでもこの笑顔が見たいから、また「鳥とみ」連れて行こう、そう思ったのでした。

「鳥とみ」を選んで、正解だったようです。

彼女好みのお洒落な店内に、絶品料理。
「センス上がったね」と言う彼女は、いつもよりちょっと優しい眼差し。

「鳥とみ」のおかげで彼氏レベルがアップしたかもしれない。
また「鳥とみ」デート、しよう！