「歩く素直」酒田舞娘の師匠 小鈴さん

    山形県酒田市のエネルギッシュ美人といえば「酒田舞娘」の師匠である小鈴さん。小鈴さんの行動力と芯の強さには誰もが圧倒されるでしょう。今回は、そんな小鈴さんの魅力を掘り下げるべく『一般財団法人酒田DMO』の協力のもと、慶應の学生団体『SKIP』チームで日々大切にされている考えや人生についてインタビューさせていただきました。

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    提供:一般財団法人 酒田DMO
    この記事の目次
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    更新:2024年12月12日 13:00

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    小鈴さんの普段取り組んでいる活動

    SKIP
    小鈴さんは、山形県酒田市の『舞娘茶屋 相馬樓(そうまろう)』で芸妓兼「酒田舞娘」の師匠として活躍されています。相馬樓は、江戸時代から200年以上(※1)続いた酒田の料亭で、2000年に再建されました。

    かつて北前船で栄えた舞娘や芸妓の文化を守るため、そして自力で稼げる舞娘さんを育てるために約30年活動を続けてきました。

    小鈴さん:「芸妓として芸事、接客に全力を注いでいますが、それと同じくらい”酒田舞娘”をより多くの人に知ってもらい、酒田市の観光客を増やす活動にも力を入れています。実際に、”さかた観光交流マイスター第一号”(※2)として、フランス、台湾など外国にも訪れて演舞を披露しています。並々ならぬ針の上を歩いてきました。」

    この”並々ならぬ針の上を歩いてきた”という言葉を小鈴さんが笑顔で話された時、同席していた酒田市の方々は皆さん深く頷いていらっしゃり、その努力量を実感しました。

    ※1:"やまがた庄内観光サイト 公式HP"参照
    ※2:“全国郷土紙連合 公式HP”参照

    なんで”舞妓”じゃなくて”舞娘”なの?

    一般財団法人 酒田DMO
    小鈴さん:「実は酒田舞娘って、一般的な舞妓さんとは違う漢字を使うんです。”酒田舞娘”として商標登録(※)しているんですよ。」

    ーそれはなぜですか?

    小鈴さん:「江戸時代に北前船で盛んだった舞妓文化を復活させるにあたって、舞妓業界に全く詳しくない方が京都まで出向いて舞妓さんの実態を調査しに行ったんです。その方が素人だったからこそ、ダイレクトに京都で調査ができ、舞妓という名前を使うことをご許可いただいたそうですよ。そこで、酒田の舞妓さんとしてオリジナリティを込めて、”酒田舞娘”にしたんです。」

    “特許情報プラットフォーム 公式情報”参照

    日々のこだわりとは?

    一般財団法人 酒田DMO
    ーさまざまなことにチャレンジする小鈴さんの、日々のこだわりとは何でしょうか?

    小鈴さん:「活動の中で弟子の舞娘のその子本人のためにならないことを教えない、やらせないということです。舞娘のことは皆自分の子どもだと思っています。そのため、舞娘は25歳までしかできないのですが、親御さんから”辞めさせたくない”と言われるほどです。」

    自分を一言で表すなら?

    一般財団法人 酒田DMO
    ーご自身を一言で表すとしたら、小鈴さんはどう表しますか?

    小鈴さん:「”商品”です。酒田舞娘という酒田市を代表する観光コンテンツとしての自覚を持って日々過ごしています。私は今まで酒田舞娘の師匠として、30年活動してきました。この後30年頑張り、60年の歴史が作れたとします。

    これに加えて、誰かがこの歴史を繋いでくれると60年どころでなく300年続く歴史になるんです。だからこそ、舞娘さんのメイクのアイライン1mmにもこだわって、お互いチェックするようにしています。

    あとは、”歩く素直”ですね。次世代に舞娘の文化を繋ぐ”柱”として、どうやったら舞娘の魅力が広がるか、色々な方々からアドバイスを伺い、それを素直に吸収して実践してきました。”さかた観光交流マイスター第一号”に認定されたのも、私から行政に直談判したんですよ。」

    このようにさまざまな努力を重ねられており、それを楽しそうに笑顔で語る小鈴さんには脱帽しました。

    小鈴さんの原動力は?

    一般財団法人 酒田DMO
    ー好奇心旺盛で責任感が強く、色々なことに挑戦される小鈴さんのエネルギッシュさの原動力は何ですか?

    小鈴さん:「ずっと夢がない人間だったんです。母親からやらされて三味線とか芸事を沢山習っていました。私がやりたかったからやっていた訳ではなくて、やらされていたことが仕事になったんです。」

    小さい頃、小鈴さんはヒップホップダンスが好きで、お嫁さんになることを目指していたそう。16歳の時にお兄さんを亡くされ、17歳の時には、小鈴さんの子宮に嚢腫が発見され、不妊症だと言われました。その後、卵巣嚢腫だと分かり、手術で1個2kgの嚢腫を2つ身体から取り出したことで完治し、現在は母として育児にも奮闘されています。

    小鈴さん:「私日常が奇跡だと思うんです。まず生きていることがすごい。弟子の小夏も卵巣がんを乗り越えて、現在は妊婦です。私、人の心労を背負い過ぎて、1か月に3kg痩せてしまったこともあるほどです。」

    さまざまなできごとを乗り越え、楽しそうにお話しされる小鈴さんの姿がとても印象的でした。

    最後に

    一般財団法人 酒田DMO
    本記事では、酒田舞娘の師匠である小鈴さんの魅力に着目しました。インタビューをさせていただいた中で、キラキラと目を輝かせ、やる気に満ち溢れた姿が印象的でした。どのお話も面白く、美しさに見惚れていたらあっという間に時間が過ぎていました。

    同席していただいた酒田の方々によると、今回小鈴さんがお話になったことは「序の序」とのこと。ぜひ相馬樓を訪れて、小鈴さんからお話を伺ってみてください。

    小鈴さん、この度はご協力いただき本当にありがとうございました!

    舞娘茶屋 相馬樓
    庄内平野・出羽三山・鳥海山/その他
    舞娘茶屋 相馬樓 1枚目
    舞娘茶屋 相馬樓 2枚目
    舞娘茶屋 相馬樓 3枚目
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    住所
    酒田市日吉町1丁目2−20

    北前船が運んだ京の文化

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    学生団体SKIPとは?

    SKIP
    SKIP(Silicon Valley Keio International Program)は、1956年(※)に設立された慶應生とスタンフォード生の国際交流団体です。毎年9月に約15名のスタンフォード生を日本に招き、企業訪問やショートトリップを1から企画して交流しています。

    2023年9月の交流で、神奈川県葉山町を訪問した際の学びから、場所や物といった従来の観光資源に加えて、日本人の「人」としての魅力に着目し、人に会いに行く観光サービス「ひとログ」を提案し、活動しています。

    “SKIP Instagram公式情報”参照

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    ※掲載されている情報は、2024年03月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず事前にお調べください。

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