【体験ルポ】富士山・芦ノ湖が眼前に迫る！大空の絶景をヘリコプター遊覧で楽しもう

首都圏近郊の観光地として日々客足の絶えない箱根。
特に自然風景は、火山の噴煙が立ち上る大涌谷や美しい山岳、遊覧船の行き交う芦ノ湖に日本の象徴・富士山など、風光明媚な魅力に溢れています。
せっかく箱根を旅するのなら、街歩きだけでなくそうした箱根ならではの絶景もこの目に収めたいところですよね。
そこで、今回は効率よく箱根の絶景を楽しむ方法をお伝えします。
ポイントは“歩き回って見る”のではなく“上から見る”こと。そう、実は箱根を「ヘリコプター遊覧」する方法があるのです。

本記事でご紹介するのは、東邦航空が提供する「ヘリコプター遊覧」です。この章では、東邦航空のヘリコプター遊覧のおすすめポイントをご紹介していきましょう。

まず一つ目のおすすめポイントは、「箱根観光からの寄り道で楽しめる」こと。

一般的に“ヘリコプターに乗る”と聞けば、わざわざヘリポートへ出向いて臨むイメージを思い浮かべがちですが、東邦航空の発着陸のヘリポートはなんと芦ノ湖スカイラインのレストラン「レストハウスフジビュー」傍。レストハウスフジビューで食事しながら搭乗を待ってもよし、展望台となっている駐車場から景色を楽しんでもよしと、ドライブがてら気軽にヘリコプター遊覧できるのが嬉しいポイントです。
芦ノ湖スカイライン（※）は、箱根の美しい高原や山並みを望む美しいドライブウェイのため、ヘリコプター遊覧と組み合わせれば“箱根の絶景を制覇した”と言っても過言ではない…かもしれません。

※芦ノ湖スカイラインは軽自動車・普通車 620円（片道1回/一般料金）の有料道路です。

続いてのおすすめポイントは「1回のフライト時間が短い」こと。
全く乗り物酔いしない人を除き、ヘリコプター特有の揺れについては少しばかり不安になる方が多いのではないでしょうか？長時間のフライトは体調面で何かと心配になりますよね。
その点、東邦航空のヘリコプター遊覧は1回約5分と短め。すでにヘリポートが箱根の絶景の中にあるので、出発直後からダイナミックな景観を楽しめるのです。

最後のおすすめポイントは「なんといってもリーズナブル」なこと。
ヘリコプター遊覧といえば、その特殊性から1回あたりのフライト価格が1万円を超えることも少なくありませんが、東邦航空ではなんと1回あたりの大人料金が5,000円（税込）。さらに、3〜12歳のお子さまに至っては3,000円（税込）！
フライト時間が約5分と短時間であることを差し引いても、なんとも良心的な価格です。

その理由は、東邦航空が本来、路線運航や建設工事、救命医療搬送などを主幹事業としているから。「一般のお客様にももっとヘリコプターの魅力を知って楽しんでもらいたい」といった気持ちから、30年以上、大型連休や年末年始にヘリコプター遊覧を提供しているのです。
こんな背景を聞くと、さらに親近感を感じてきませんか？

さあ、皆さんの興味が湧いたところで、以下に実際のヘリコプター遊覧の様子をご紹介していきます。

ここからはSさんファミリーに協力してもらい、実際のヘリコプター遊覧の様子をご紹介していきましょう。
この日、フライト予定時刻より1時間早めに着いたファミリーは、ヘリポート傍の「芦ノ湖スカイラインレストハウス フジビュー」で少し遅めのランチをとることに。ここに至るまでの道のりも絶景続きでしたが、レストラン内の大きな窓からは裾野市から三島・沼津・駿河湾まで一望することができ、パノラミックビューに皆んなで感動！
ひとしきり注文を終え、卓上の懐かしき占いマシーンに遊んでいるうちにいい匂いが漂ってきました。

ママが注文したのは、芦ノ湖と富士山をワンプレートにかたどった「富士箱根 芦ノ湖カレー」1,580円（税込）。よく見ると、ライスでできた稜線の上に“現在地”の旗が建てられています。観光名所を可愛くデフォルメした料理はたまに見かけますが、これほどまでに写実的な一皿は未だかつてあったでしょうか。
遊び心あるカレーを前に、おしゃべりにも花が咲きます。

息子くんはお腹が空いていたようで「ベーコンとしめじのトマトソースパスタ」980円（税込）を注文。「さっきパン食べてたよね？」というママのツッコミにもどこ吹く風です。

さあ、そうこうしている間にヘリコプターがテスト飛行を終え、ヘリポートへとやってきました。
青空をバックに颯爽と現れたヘリコプターに、息子くんも大興奮！スタッフの方から案内され、いよいよ乗り込みます。

安全確認を終え、いざ大空へ！ふわりと垂直に浮かび上がる感覚は、ヘリコプターならではの醍醐味です。笑顔を浮かべるパパママと対照的に、息子くんは人生初の体験にちょっぴり緊張気味。
ちなみにヘリコプター遊覧中は飛行音で全くお互いの会話が聞こえないため、不安がるお子さんをなだめたり、カメラ役を決めたりといった会話は事前に済ませておくことをおすすめします。

やがて見えてきたのは、三島・沼津の町と駿河湾。霞み空も手伝い、一幅の絵のように幻想的。

次にヘリコプターが針路を変えると、箱根の象徴ともいうべき芦ノ湖が眼下に現れました。個人的に、芦ノ湖周辺をドライブした時に「やたら長細い湖だなあ」という印象がありましたが、真上から見るとこんなにも広大な湖だったんですね。
ちなみに写真左手に山肌から小さく上がっている白煙は、あの大涌谷の噴煙。こんなアングルで芦ノ湖と大涌谷が一望できるなんて！

箱根のパノラミックビューに、思わずママも感動！
なかなか見られない絶景は、欲張って動画も写真もたくさん撮っておきましょう。

さらに芦ノ湖に沿って飛んでいくと、湖上にはゆったりと行き交う遊覧船が。雲間から差し込む光の反射によって刻一刻とその表情が変化していくので、見飽きることがありません。

フライトの間に少しずつ陽が落ち始め、いつしか遠くの山並みは夕景の空に包まれていました。

箱根の絶景を満喫したところでヘリコプターが旋回し、いよいよ帰路へと着きます。操縦席越しに覗き見る風景も冒険心がくすぐられていいものですね。

こうして空の旅から戻ってきたSさんファミリー。
「すっごい良かったです！景色がとにかく綺麗で感動しました」とパパ。ママも「5分には思えないほど満喫できました」と大満足だった様子。フライト中は緊張していたように見えた息子くんも、その誇らしげな表情を見る限り、しっかり楽しめていたみたい。

このフライトでは残念ながら富士山は雲に隠れて見えませんでしたが、午前中など天気の良い日は富士山を眼前に望むことができますよ。

さらには、絶景の想い出だけでなく、東邦航空さんから息子くんに素敵なプレゼントが！
それはヘリコプターの勇姿が刺繍されたブローチ。さっそく胸につけて、とママにねだる息子くん。勇気を出した、“勲章”代わりのブローチ、いつまでも大切にね。

最後は沈みゆく夕陽を皆んなで眺めながら記念撮影。
ヘリコプターの大きな窓から見た絶景と臨場感ある乗り心地は、子どもにも大人にも大冒険の余韻を残してくれた模様です。

実際に体験してみると、「ヘリコプター遊覧」の魅力は箱根の絶景を効率的に回れることだけではありませんでした。大人にも子どもにも“冒険感覚”を与えてくれるのです。

新しい冒険は子どもの心を育むきっかけとなるほか、大人にとっても童心を蘇らせてくれる良いチャンス。ファミリーはもちろん、友人同士やカップルでぜひ「ヘリコプター遊覧」を体験してみてはいかがでしょうか？きっと忘れられない感動を大切な人と共有できるはずです。

気になった方は東邦航空の公式HPのほか、X（旧Twitter）公式アカウントからフライト情報をチェックしてみてくださいね！