【究極の朝活】エクストリーム出社って知ってる？築地から青山のオフィスに出社した話 後編

海鮮丼を食べ終えたら、一旦市場を出て空の様子を伺う。
だいぶ明るくなったけど、まだ日は登っていない。

これなら、“あの瞬間”に間に合うかも。

急ぎ足で、市場の奥へと戻る。

そして歩くこと数分。
目的のお店に近づいてきた。

この薄暗くて、雑多な道が好きだったりするのが"男心"ってやつ。

目的地へ、到着。
何やら築地らしからぬこの店は、「YAZAWA COFFEE ROASTERS（ヤザワコーヒーロースターズ）」。

出店といって侮ること無かれ。
コーヒーのスペシャリストのマスターが、オリジナルのコーヒーを1杯1杯ハンドドリップで淹れてくれるのだ。

最高のエクストリーム出社。最高のコーヒーで花を添えてみよう。

何かと嫌われることの多い、寒い冬の朝。
温かいコーヒーが美味しい。それだけでも少しは好きになれそうな気がしない？

今日はノンビターの「Burundi」を頂くことにしよう。

コーヒーはただ苦けりゃいいって訳でもないのだ。
しっかりと味の深みを楽しむのが、メンズアウモ流。

マスターの美しいハンドドリップを眺める時間が好きだ。

円を描くように少しずつお湯を注ぐのが"コツ"なんだそう。
少しずつ抽出されるコーヒーに伴い、なんとも言えない香ばしい香りが鼻腔をくすぐる。

「はいよ、おまちどうさま。」

マスターから受け取り、まず1口味わってみる。
口に広がるのは苦味が少なく、フルーティな味わい。

コーヒーに詳しいかどうか関係ない。ただ“美味しい”と感じるコーヒーがここにある。

これこそ、エクストリーム出社にピッタリだ。

市場の外へ出ると、そろそろ日の出の時間。
熱々のコーヒーを持って目的の場所へと急ぐ。

ここで、1つ注意。
あまりに美味しいからって、コーヒーは全部飲んでしまわないように。

お楽しみは、この後へ取っておこう。

着いた所は「かちどき橋」のふもと。
ここから見る朝日がすごく綺麗って、知ってた？

良かった、朝日に間に合ったようだ。

ビル群から登った太陽が、水面に反射してキラキラ光っている。

ここから見る朝日は、俗に言う“日の出”とはちょっと違う風景かもしれない。
しかし、どこか“東京らしさ”を感じるこの景色もたまには悪くはないだろう。

ここで飲むコーヒーが、最高にうまい。

「YAZAWA COFFEE ROASTERS」のコーヒーは、温度と共に味の変化を楽しめるのがウリだ。
買ったばかりと比べると少し酸味と苦味が増したコーヒーで、身体を起こしてあげよう。

そろそろ、会社へと向かわなければ。

そう、きちんと出社するまでが「エクストリーム出社」。
すっかり冴えわたった頭と元気な身体で、青山まで向かおう。

出社前のイベントはすっかり終わり、勤務する青山へ到着。

そして「エクストリーム出社」のもう1つの良さは、満員電車を回避できることかもしれない。

ストレスフリーで、会社まで向かう。
なんだか得した気分。

出社したところで、これにて「エクストリーム出社」は終了。
しかし、"普通のサラリーマン"に戻るわけじゃない。

「エクストリーム出社」をした後は「エクストリームなサラリーマン」として、きちんと成果を出すのがメンズアウモ流。
早起きしたから。なんて言い訳をしてはいけない。
それが、「エクストリーム出社」のルールだ。

「エクストリーム出社」の後から、仕事の生産性が上がった気がする。

毎日はできないけど、これからも続けていきたいな。
誰でもできるけど、中々できない「エクストリーム出社」。

でも、重い腰を上げてみて。
そこには、見たことのない楽しさが待っているから。