無鉄砲なゆるキャラ!スポーツ店経営者&NPO法人代表の佐藤香奈子さん
山形県酒田市で、地元密着型のスポーツ店『とがしスポーツ モンベルルーム酒田店』と、ココロとカラダの役に立つプログラムを提供する『NPO法人 元気王国』の代表を務める佐藤香奈子さん。イベントや講演会の企画など、地域をつなぐハブとして幅広く活動しています。今回は、一般財団法人酒田DMOの協力のもと、慶應義塾大学の学生団体「SKIP」チームがインタビューを実施。酒田市の魅力とともに、佐藤さんのこれまでの歩みや、今後の展望についてお届けします。
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提供:一般財団法人酒田DMO
この記事の目次
酒田市で生まれ育ち、2025年現在はスポーツ用品店『とがしスポーツ モンベルルーム酒田店』の2代目経営者であり、『NPO法人 元気王国』の代表でもある佐藤香奈子さん。
彼女は「無鉄砲なゆるキャラ」と自称するほど、自由でおおらかな性格ながら、実は行動力と人間力に満ちあふれています。一見相反するような2つの要素ですが、共通するのは「遊び」と「元気」というキーワード。
佐藤さん:とがしスポーツと元気王国では、どちらも「遊ぶ」をキーワードにしています。心を遊ばせる自分でありたい、それが私の理念です。
彼女は「無鉄砲なゆるキャラ」と自称するほど、自由でおおらかな性格ながら、実は行動力と人間力に満ちあふれています。一見相反するような2つの要素ですが、共通するのは「遊び」と「元気」というキーワード。
佐藤さん:とがしスポーツと元気王国では、どちらも「遊ぶ」をキーワードにしています。心を遊ばせる自分でありたい、それが私の理念です。
『とがしスポーツ』は佐藤さんのご両親が立ち上げた家業で、地域に根付いた存在として57年(※1)の歴史を誇ります。企業理念が明文化されていなかったことを受け、佐藤さんは自ら理念を構築しました。
佐藤さん:人間は冒険したい生き物、という前提があると思います。そこに、スポーツの語源(※2)とされる、遊び、気晴らしを大切にしたいと思い、「なぜ経営しているのか」という問いに、半年かけて向き合い形にしました。
※1:1967年創業。2013年に『とがしスポーツ モンベルルーム酒田店』としてリニューアル
※1:2025年4月時点。
※1:“庄内アウトドアステーション TOGASHIスポーツ 公式HP”参照
※2:“スポーツ庁 Web広報マガジン 公式HP DEPORTARE(デポルターレ)”参照
佐藤さん:人間は冒険したい生き物、という前提があると思います。そこに、スポーツの語源(※2)とされる、遊び、気晴らしを大切にしたいと思い、「なぜ経営しているのか」という問いに、半年かけて向き合い形にしました。
※1:1967年創業。2013年に『とがしスポーツ モンベルルーム酒田店』としてリニューアル
※1:2025年4月時点。
※1:“庄内アウトドアステーション TOGASHIスポーツ 公式HP”参照
※2:“スポーツ庁 Web広報マガジン 公式HP DEPORTARE(デポルターレ)”参照
代表取締役としてのこだわり
代表としての佐藤さんには、共通するこだわりがあります。
佐藤さん:絶対的な指揮権を持ちながらも、現場やスタッフが活躍できるような“黒子”的存在でありたいと考えています。「自分が楽しく、地域が元気になるなら最高」というスタンスで、考えすぎずに飛び込むようにしています。
ときに大胆、ときに無計画に見えても、その裏には人間味あふれる直感と信頼があり、その軸を活かして2つの組織を経営しています。
佐藤さん:絶対的な指揮権を持ちながらも、現場やスタッフが活躍できるような“黒子”的存在でありたいと考えています。「自分が楽しく、地域が元気になるなら最高」というスタンスで、考えすぎずに飛び込むようにしています。
ときに大胆、ときに無計画に見えても、その裏には人間味あふれる直感と信頼があり、その軸を活かして2つの組織を経営しています。
元気王国は2006年4月(※)に設立されたNPO法人で、ウォーキング教室のオファーがきっかけで始まったのだそう。法人として健康づくりを体系化するため、佐藤さんは自らの運動指導資格を活かしながら、地域で自立して生きていける人を増やすことを目指しています。
その理念も「遊び」。スポーツの語源とされる“気晴らし”に着目し、心身の健康とは「遊ぶこと」であると位置づけています。
団体名の「元気王国」は、家族が元気であることを示すロゴとともに、人が集う場所としての想いが込められています。
※“NPO法人 元気王国 公式HP”参照
その理念も「遊び」。スポーツの語源とされる“気晴らし”に着目し、心身の健康とは「遊ぶこと」であると位置づけています。
団体名の「元気王国」は、家族が元気であることを示すロゴとともに、人が集う場所としての想いが込められています。
※“NPO法人 元気王国 公式HP”参照
佐藤さんは、大学時代にスポーツプログラマーの資格をとり、さらにワーキングホリデーで、ニュージーランドに滞在していた経験を持っています。
その中で、個人主義的な「自己責任」の文化に感銘を受けます。その後日本に帰ってきたときに、ウォーキング教室の先生のオファーを受けたことが、NPO法人 元気王国設立のきっかけになったそうです。
佐藤さん:自分の健康を自分で守る、自立した生活のサポートが必要だと強く感じたことが、法人化への動機になりました。
その中で、個人主義的な「自己責任」の文化に感銘を受けます。その後日本に帰ってきたときに、ウォーキング教室の先生のオファーを受けたことが、NPO法人 元気王国設立のきっかけになったそうです。
佐藤さん:自分の健康を自分で守る、自立した生活のサポートが必要だと強く感じたことが、法人化への動機になりました。
佐藤さんの活動は、さらに広がりを見せています。
異業種ネットワーク「酒田市産業振興まちづくりセンターサンロク」では、酒田市の企業同士の横のつながりを強化するための活動にも参画。25歳ごろから商工会議所青年部に所属し、長年地域経済に携わってきた経験から、多くの事業者と深い関係を築いています。
また、「Sea to Summit(シートゥサミット)」をはじめとする環境スポーツイベントにも関心が高く、自ら手を挙げてモンベル社、市長と連携して実現に向けた動きも。「カヤックで40km横断」など、本人も身体を張って遊びの価値を体現しています。
異業種ネットワーク「酒田市産業振興まちづくりセンターサンロク」では、酒田市の企業同士の横のつながりを強化するための活動にも参画。25歳ごろから商工会議所青年部に所属し、長年地域経済に携わってきた経験から、多くの事業者と深い関係を築いています。
また、「Sea to Summit(シートゥサミット)」をはじめとする環境スポーツイベントにも関心が高く、自ら手を挙げてモンベル社、市長と連携して実現に向けた動きも。「カヤックで40km横断」など、本人も身体を張って遊びの価値を体現しています。
佐藤さんが語る酒田の魅力は、やはり鳥海山(ちょうかいざん)。その裾野は海まで続き、降雪量も多いことから「水の山」とも呼ばれています。四季折々に表情を変えるその風景は、アウトドア活動の宝庫です。
佐藤さん:鳥海山の魅力は、四季の移り変わり。高校時代には登山部の活動で鳥海山に登頂したこともあります。
人に関して言うなら、特定の“よさ”があるというより、一人ひとりを知ることでその人の魅力が見えてきます。実際に自分が所属している商工会では、長くいるからこその魅力があります。
佐藤さん:鳥海山の魅力は、四季の移り変わり。高校時代には登山部の活動で鳥海山に登頂したこともあります。
人に関して言うなら、特定の“よさ”があるというより、一人ひとりを知ることでその人の魅力が見えてきます。実際に自分が所属している商工会では、長くいるからこその魅力があります。
自分を一言で表すなら、という問いには少し回答に時間がかかりました。そんな中ほかの人のインタビューで出た例を聞いて、佐藤さんは一言話してくださいました。
佐藤さん:自分は一言でいうなら、無鉄砲なゆるキャラですね。無鉄砲にチャレンジをしていくことを忘れずにいる一方で、マスコットのように人を集める人でありたいと思います。
佐藤さん:自分は一言でいうなら、無鉄砲なゆるキャラですね。無鉄砲にチャレンジをしていくことを忘れずにいる一方で、マスコットのように人を集める人でありたいと思います。
本記事では、酒田市でスポーツ店とNPO法人で代表を務める佐藤香奈子さんに、インタビューをおこないました。
スポーツ店の2代目として事業を引き継ぎ、継続させていくこと。そして、NPO法人を立ち上げ、地域の人々が必要としているところに手を差し伸べていくこと。地元・酒田市を元気にしたいという思いが随所に表れており、その姿が印象的でした。
無鉄砲という人柄ながら、多くの人を支えているこの活動を応援したいと思います。
佐藤さん、今回はご協力いただき本当にありがとうございました。
スポーツ店の2代目として事業を引き継ぎ、継続させていくこと。そして、NPO法人を立ち上げ、地域の人々が必要としているところに手を差し伸べていくこと。地元・酒田市を元気にしたいという思いが随所に表れており、その姿が印象的でした。
無鉄砲という人柄ながら、多くの人を支えているこの活動を応援したいと思います。
佐藤さん、今回はご協力いただき本当にありがとうございました。
SKIP(Silicon Valley Keio International Program)は、1956年(※)に設立された慶應生とスタンフォード生の国際交流団体です。毎年9月に約15名のスタンフォード生を日本に招き、企業訪問やショートトリップをイチから企画して交流しています。
2023年9月の交流で、神奈川県葉山町を訪問した際の学びから、場所や物といった従来の観光資源に加えて、日本人の「人」としての魅力に着目し、人に会いに行く観光サービス「ひとログ」を提案し、活動しています。
※“SKIP Instagram公式情報”参照
2023年9月の交流で、神奈川県葉山町を訪問した際の学びから、場所や物といった従来の観光資源に加えて、日本人の「人」としての魅力に着目し、人に会いに行く観光サービス「ひとログ」を提案し、活動しています。
※“SKIP Instagram公式情報”参照
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