【世界の街角】目印は"とんがり屋根"。不思議なおとぎの街♡

真っ白な外壁に、グレーのとんがり屋根が、目を引く街「アルベロベッロのトゥルッリ」。
こんな愛くるしい街並みが存在する場所は、あの世界遺産大国ともいわれるイタリア。
イタリア全土には数々の世界遺産が点在するが、今回ご紹介するトゥルッリもその一つだ。

イタリア南部プーリア州に位置している街、"アルベロベッロ"。
イタリア語で「美しい木」を意味し、木々のように建ち並んで見えることから、名付けれた街の名前なんだとか。
スペイン王国の支配下時代から受け継がれている伝統家屋群は、今も1500軒あまりが建ち並んでいる。

円錐型のとんがり屋根に、白い外壁が特徴的な"トゥルッリ"は、石灰岩を何層にも重ねて造られている。
家にとんがり帽子をかぶせたような、愛くるしい構造は、まるでおとぎの話の世界から飛び出てきたよう。
その愛らしい景観は、訪れた人の心を捕らえて離さない。

日中は青空とのコントラストが映えた鮮やかな愛らしい街も、日が沈み始めるとロマンチックな幻想的な雰囲気に様変わり。
時間帯よって表情が変わっていく様も、ぜひ楽しんでほしい。

また同じ構造したトゥルッリだが、とんがり屋根部分に石灰でシンボルが描かれている家も多いんだとか。
家によってシンボルマークが違う為、ひとつひとつに注目しながら回ってみるのも、面白いかもしれない。