日本遺産三徳山と心身共にくつろぐ本気の女子旅

大阪駅からスーパー"はくと"に乗車。初のはくとなのでワクワク。車内販売がないと聞いていたので、しっかりお茶と、おやつ、駅弁を用意。はくとは席ごとにコンセントがあるのがうれしいポイントです！

そして降り立った駅は倉吉駅。今回の目的地は三朝（みささ）温泉なので駅から車で約15〜20分です。

三朝温泉街の茶田屋さんでランチを食べることにしました。ラードン麺！？聞いたことがありません！「汁がないラーメン」と聞いて、これは食べておかないと！

出てきたのは見た目からして美味しそうなラードン麺800円（税込）。

牛すじカレーもおすすめです。こちらも800円（税込）。牛すじがゴロゴロと入っていて、カレーのじゃがいもがポテトフライ！斬新！甘めのカレーですがスパイスが効いています。

らっきょうを追加で注文。鳥取のらっきょう300円（税込）。大ぶりで食べごたえばっちりです。

他にも牛骨ラーメン900円（税込）、鳥取牛入りハンバーグ定食1,600円（税込）、大山鶏唐揚げ定食1,300円（税込）などなどメニューが豊富。

すーはー温泉はイメージの温泉とは全くの別物！実は『三朝温泉』のお湯は浸かってよし、吸ってよし、飲んでよしの温泉。（※）サウナが苦手な人でも入りやすいのが特徴です。

※"三朝温泉 公式HP"参照

外からの見た目はこんな感じで、通り過ごさないように注意です。

廊下を歩き更衣室へ。更衣室の中にはきれいなシャワールームもあります。着替えを用意してくれているので手ぶらで行っても大丈夫。

部屋によって温度も湿度も違います。心地よく寝れる温度で、ゆっくりと深呼吸しながら入ると芯からポカポカ。夏場は約30分、冬は40分ほど入るのが目安です。

着替えをしないでラドン浴ができるお部屋が2階にあります！「ここで2時間くらいお昼寝をしたい......」と心底思いました。

《施設概要》
（１）熱気浴室
・地下高濃度熱気浴室『不老庵』（ふろうあん）　最大4人/回
・熱気浴室『恋泉庵』（こいせんあん）　　　　　最大2人/回
・熱気浴室『蒸熱庵』（じょうねつあん）　　　　現在未使用中

（２）１階　　ラウンジ、事務室、男子更衣室、女子更衣室

（３）２階　　乾式熱気浴室『ヴァポリウム』　　　　　 最大5人/回

（４）営業時間　　午前9時30分から午後6時まで（要予約）午前3回、午後4回の入れ替え制　計7回／1日

（５）利用料
・高濃度熱気浴室『不老庵』　　　2,200円/回（税込）
・熱気浴室『恋泉庵』　　　　　　1,760円/回（税込）
・乾式熱気浴室『ヴァポリウム』　1,100円/回（税込）
・貸切の利用料
　『不老庵』：1人・2人の場合／5,500円（税込）、3人・4人の場合／8,800円（税込み）
　『恋泉庵』：1人・2人の場合／3,520円（税込）

↑上記金額には、バスタオル＆女性は作務衣・男性はバスローブの貸出、たまわりの湯入浴券がついています。

（６）休館日　　毎週火曜日・12/30～1/3

少し山を登ると、おしゃれすぎる建物が出現！なんとここはバイオリンの美術館。

工房が手前にあり、緑の建物で中の灯りでさえもあったかい空気感があり、日本と思えません。そして、美術館は入ってすぐに開放的な空間が広がり、特徴的なスロープがあります。

バイオリンがどういう順番で作られていくのかが分かりやすく展示されています。

かんなの種類だけでもとんでもない数！写真はほんの一部です。

塗料の色だけでもこれだけの数！色によってはなかなか輸入ができない、困難な物もあるようです。なんとこの場所ではバイオリンを作ることも可能！

バイオリンの作成は2日で作れる物から何ヶ月も通って作るものまで、世界にひとつだけのバイオリンが作成できます。

2階の空間は洗練された空気感の中、館長にバイオリンの演奏をしていただきました。音の伝わり方、響き方に思わず感動！今までで味わったことがない、五感全体へ伝わる感覚でした。

美術館の向かいには工房です。どの角度から写真を撮っても絵になる場所。ここではバイオリンを製作している所が見学できます。

製作も修理も行なっているのでたくさんの部品があちこちに。全てが絵になります。

バイオリンに使う木材は切り出してすぐに作製できるわけではありません。水分のバランスが大事で木材に書かれている年は西暦2000年、1998年などすでに20年以上経っている木材がほとんど。

これだけでも歴史を感じられます。

ここではバイオリンを作る学生さんもいらっしゃいました！日本でバイオリンを作れる人は数少なく、技術の伝承が行われていることにも感動。

開館：10:00〜18:00
休館日：毎週火曜日
入館料：大人500円（税込）／小・中・高校生250円（税込）
（※20名以上：大人400円（税込）／小・中・高校生200円（税込）

旅の楽しみの一つは宿をどこにするか選んでいるときです。三朝温泉の宿はどこも日本庭園が素敵に作られている場所が多いのが特徴。

今回は何箇所かの宿の魅力をお伝えしていきます！

日本庭園が魅力で、純和風のお部屋を楽しめる老舗の宿です。

「三朝ラジウム温泉」は、三たび朝を迎えると元気になるとされ、明治10年創業（※）、100年変わらない湯とおもてなしが魅力です。

※"斉木別館 公式HP"参照

日本庭園と山、空とのコントラストが美しい！ロビーでこの風景を眺めているだけでも癒されます。

実は夏には、ここのロビーでかじか蛙の鳴き声が聞こえるのだとか。そして、マッサージチェアが最新！15分300円（税込）で日本庭園を眺めながらまったりとくつろげます。

浴衣の種類が多く無料で好きな浴衣を選べるのも魅力的。帯や足袋などはお部屋に用意されているので浴衣を選ぶだけで大丈夫です。

お部屋は広々の純和風です。洗面台、トイレ浴室はセパレートでうれしい。お緑茶やお菓子も用意されています。

四季折々の料理が用意され、1日目はすき焼き！訪れた時期が寒い季節だったのでカニ料理も出てきました！

やはり海のものが新鮮で美味しい！今回はボタンエビやホタテや鯛。器が氷なので身が弾きしまっています！

牡蠣の料理も多く、釜飯は牡蠣！それ以外に天ぷらや碗もの、スイーツも種類が多く満腹になりました。

宿の料理は3日サイクルで変更しているとのことで、3泊しても毎回違うお料理が食べられるのが魅力です。このカニの量！

蟹しゃぶまで登場！中には梨の天ぷらも！「初の梨の天ぷら......」蟹と舞茸の釜飯、スイーツと2日目もぜいたくな夕食です。

基本宿泊料金
14,630円（税込）～
※上記表示料金はお一人様1泊2食（平日）2名様1室利用、消費税・入湯税（150円）別の料金です。

日帰り入浴
入浴料　　平日1,100円（税込）
　　　　　土・祝前日1,600円（税込）　
入浴時間　15時～21時

アクセス
【JR】山陰本線倉吉駅から無料送迎有
〒682-0122 鳥取県東伯郡三朝町山田70

・露天風呂あり
・露天風呂付き客室あり
・貸し切り風呂あり
・日帰り入浴あり
・湯治滞在可能
・ペット同伴
・エステあり
・カード決済
・Wi-Fiあり
・現代湯治対応の宿
・湯めぐり参加施設

三朝川の眺望随一の風呂と庭園が自慢の老舗旅館。大小12ヶ所のお風呂があり（※）、テーマパークのようなワクワクするお宿です。

※"依山楼岩崎 公式HP"参照

日本庭園は歩くことができ、秋は紅葉が素晴らしく、夏場は青々とした新緑が楽しめ、いつ行っても新鮮な空気感を感じられる場所となっています。

露天風呂では季節を感じられ、落ちている落ち葉でさえも絵になります。植物の天然の香りがふわっと香り、森の中の温泉と勘違いしてしまうほど。

浴場にはシャンプーやコンディショナーなどを完備！普段使っていないものを試せるのも温泉の魅力です。

基本宿泊料金
17,000円（税込）～
※上記表示料金はお一人様1泊2食（平日）2名様1室利用、消費税・入湯税（150円（税込））別の料金です。

日帰り入浴
入浴料：1,500円（税込）
入浴時間：11時～15時（土・日・祝）／14時～21時（平日）

アクセス
【JR】山陰線：倉吉駅より15分（無料送迎あり）
〒682-0123　
鳥取県東伯郡三朝町三朝365

・露天風呂あり
・露天風呂付き客室あり
・貸し切り風呂あり
・日帰り入浴あり
・素泊まり一泊
・湯治滞在可能
・バリアフリー
・エステあり
・カード決済
・Wi-Fiあり
・現代湯治対応の宿
・湯めぐり参加施設

1,000坪の日本庭園にある「庭の湯」「滝の湯」では、流れ落ちる滝が眺められる大浴場や露天風呂、女性限定サービスのバラ風呂（毎日 14:00～22:00）など、12種の異なる温泉が楽しめる宿。

実はこのラウンジではクリームソーダも販売しているので、ぜひ温泉後にいただいてみてください。

広々とした室内はとてもおしゃれ！露天風呂がついているスイートルームもオープンしました！開放感いっぱいの洗練された空間は非日常的です。

お部屋の露天風呂でここまで開放的な空間を作り出せるのは、三朝館ならでは。

ティーセットもこだわりがあります！この部屋は砂丘のイメージなのでカップが茶色なのだそう。

ブルーのお部屋は海をイメージしているのでカップも深海の青。こういう繊細なこだわりがたまりません。

基本宿泊料金
12,500円（税込）～
※上記表示料金はお一人様1泊2食（平日）2名様1室利用、消費税・入湯税（150円（税込））別の料金です。

日帰り入浴
入浴料：大人1,000円（税込）　
入浴時間：11～21時

アクセス
JR倉吉駅下車、三朝温泉行きのバスで約15分
〒682-0122 鳥取県東伯郡三朝町山田174

・露天風呂あり
・露天風呂付き客室あり
・貸し切り風呂あり
・日帰り入浴あり
・素泊まり一泊
・湯治滞在可能
・お部屋食事
・エステあり
・カード決済
・Wi-Fiあり
・現代湯治対応の宿
・湯めぐり参加施設

海の幸と山の幸。山陰の豊かな自然の恵みから吟味を重ねた旬を味わえ、四季それぞれのお料理を、落ち着いた趣きの個室料亭「花筏」（または個室会食場）で楽しめます。

紀州備長炭の炎で豪快に炙りあげる炙り会席「翡翠桟敷」や各コース、メイン料理の「東伯和牛」「大山地鶏」「日本海水揚げ旬の魚介」「活鮑（あわび）」をはじめとした絶品の食事を楽しめます。

お食事どころに入る前にはこの景色！室内なのに今までの室内の感覚とは違う開放的な空間です。

ランチなのにこのボリューム！見た目も美しい！くるみの豆腐のまったり感、中トロのお刺身、鯛のプリプリ感、そして鍋のつくねがたまりません。

ローストビーフもあります！ランチでこの量と質！

旅行に来たら地域の料理はやっぱり食べたいもの。しっかりとしたコシのお蕎麦です。

基本宿泊料金
18,500円（税込）～
※上記表示料金はお一人様1泊2食（平日）2名様1室利用、消費税・入湯税（150円（税込））別の料金です。

日帰り入浴
入浴料：大人1,000円（税込）　
入浴時間：15～21時

アクセス
JR倉吉駅よりタクシーで約15分（倉吉駅まで無料送迎有、要予約）
〒682-0123　鳥取県東伯郡三朝町山田5

・露天風呂あり
・露天風呂付き客室あり
・貸し切り風呂あり
・日帰り入浴あり
・湯治滞在可能
・素泊まり一泊
・エステあり
・カード決済
・Wi-Fiあり
・現代湯治対応の宿
・湯めぐり参加施設

なんと有難いことに、投入堂（なげいれどう）が望遠鏡で見られます。

覗けばわかる標高約500mの断崖絶壁！あんな場所にどうやって作れるの！？と思いますが、言い伝えでは、役の行者が法力で投げ入れたといわれているのだとか。

このお堂を遠くから見る、直接見る、どちらの見方をしても感動します！大掛かりな修理はなしと聞いて驚き！断崖絶壁にありながら気温、湿度、風の影響を受けにくいそうです。昔の方の知恵に思わず手を合わせます。

三徳山の参道の入り口の階段は少し急な感じはしますが、年配の方でもスイスイと登られていました。階段の苔、空、木々が美しいです。

本堂まで約300ｍあり、石段の両側には「皆成院」、「正善院」、「輪光院」の3つのお寺が並んでいます。

皆成院は座禅、写経、写仏、精進料理、法話が体験できる参道に入り初めにあるお寺です。

三徳山 皆成院
鳥取県東伯郡三朝町三徳1016
TEL : 0858-43-2882

〈アクセス方法〉
・JR山陰本線「倉𠮷駅」より、車で約30分
・JR山陰本線「倉𠮷駅」より、日の丸バスで約40分
・院庄IC・湯原ICより、車で約60分

門左手には「百八煩悩転生大念珠」という大きな数珠を模したものがあってそれを、念じながら回すと厄除け開運となるそうです。音が軽快になるので、ついつい多く回してしまいます。

門をくぐると、左手に十二体の地蔵尊が並び、その地蔵尊は十二支の動物をそれぞれ抱いています。自分の干支を見つけると何故かほっこり。

三佛寺（さんぶつじ）の本尊は「釈迦如来（しゃかにょらい）」・「阿弥陀如来（あみだにょらい）」・「大日如来（だいにちにょらい）」の3尊が鎮座しています。


◇受付時間：8:00～15:00 （本堂の参拝は8:00～17:00）
◇料金：
・三佛寺本堂まで：大人400円（税込） 、小人200円（税込）
・投入堂までの登山料：大人800円（税込）、小人400円（税込）

※開門日：火、木～日、祝日
※閉門日：月・水
※時　間：9：00～16：00

料金のご案内

※ガイダンス施設の見学：300円（税込）
※団体見学者（20名～）：200円（税込）
※正善院案内（ガイド）：500円（税込）
※お抹茶　　　　　　　：500円（税込）
※特別セット抹茶付き　：1,500円（税込）

健康を祈願してのお湯で、足湯、そして飲むことができる温泉！それも無料で楽しめます。

御神木「椋の木」などの大木に守られた静かな神社で手水舎「神の湯（飲泉場）」のお清めの水は温泉のお湯であったかい。健康を祈って飲むと、一段とご利益があると言われています。

手が温まるだけではなく、心まで温かくなってきました。

たまたま宮司さんとお話しをする機会があり、お話をしていると、手の合わせ方やどうお社が作られているのかを教えていただきました。

そしてなんと、70代くらいかな？と思っていると実は90歳の宮司さん！三朝温泉が美容、健康のお湯と言われているのが分かった気がします。

カミナリが落ちてもなお復活し、再生をするご神木なのだとか。どっしりとした神聖な雰囲気です。

【公衆浴場】
利用時間：8:00～21:45（最終受付21:15）（月曜日のみ10:00～21:45）
料金：大人350円（税込）・小人200円（税込）（3才以上）

公衆浴場「株湯」に隣接する「足湯」「飲泉場」は無料でご利用いただけます。ぜひご利用ください。

【足湯・飲泉場】
利用時間：飲泉：24時間
　　　　　足湯：8:00～21:00（月曜日のみ10:00～）
料金：無料

お土産には松乃屋の『とちもち』がおすすめ。5個入りで450円（税込）です。一瞬で売り切れるとの噂もあるのだとか。

白狼堂の『なげいれどーなつ』は米粉で作られていて、1個280円（税込）。お店が閉まっていてもお店の前に自動販売機があるので時間外でも購入できます。

白狼堂のメインは『神住寺（かすてら）』。しっとりタイプともっちりタイプの2種類があり、使われている材料も全てこだわりが強いのが特徴！お土産に渡せばきっと喜ばれるでしょう。

火曜日と水曜日はお休みなのでご注意ください。

三朝温泉水のコスメシリーズがあるなんて！

・源泉100％（※）ミスト化粧水
80g ：1,000円（税込）
200g：2,000円（税込）

・三朝温泉石けん
80g：1,000円（税込）

・リップクリーム
500円（税込）

※"三朝温泉 公式HP"参照

600円（税込）で鳥取を味わえるチョコもあります。

鳥取の中でも三朝温泉だけに滞在をしてみました。あちこち行く旅もいいけど、深く地域のことを理解して『何もしないぜいたく』を味わってみました。

結果、10日間くらい三朝温泉で過ごしたいと思える旅でした。ラドン温泉で美容と健康を自然の中で存分に堪能できました。次は母を連れて親孝行旅に三朝温泉を選ぼうと思います。