イタリアンレストラン「ピノキオ」＠南区広ケ谷戸 バスで15分かけて大感動！

イタリアンにフレンチ、和食に居酒屋さん等々、星の数ほどあるお店の中から、今日はここにしましょう！って、皆さんはどうやって決めてますか？

お食事のジャンル、お店の雰囲気も気になるところ、誰と行くかによるし、もちろんお財布と相談なくしては決められませんよね。

そんな時、便利なロケーションって優先順位どの辺ですか？

今回ご紹介する、こちらピノキオは、駐車場はバッチリありますが浦和駅からバスで約15分かかりますね、東浦和駅からも約15分はかかりそう、歩ける距離ではありませんが、そんな中、大勢の人が何度も通ってくるすごいお店なんです。

1975年と言えば、昭和50年。約45年前からある老舗のレストランです。

裏門通り(当時の浦和市仲町、～1985年まで)にオープン、その後1981年にさいたま市南区広ケ谷戸にオープンし、現在に至ります。

当時は、畑と住宅しかない”田舎”でしたと、オーナーシェフの東川一人（ひがしかわかずと）さまが、当時を振り返ってお話くださいました。

私事ですが、たまたまこの辺についてはちょっと詳しいのですが、住宅が増えた位で、今もあまり変わりません(笑)。

お店の立地条件として➀駅前、②駐車場のある郊外、③ビルの中にあるレストラン街等を思い浮かべたところ、東川オーナーは、②がいいと考えこちらに決めましたと教えてくださいました。駐車場は、お店の前に5台、後ろに15台とめられます。

ホテルの総料理長をしていた友人のお父さまの「これからはイタリアンの時代」とのお言葉に従ってイタリア料理一筋だそうです。今でこそ日常的ですが、当時はピザやパスタが注目されるようになったばかりの頃で、イタリアンて言葉はあったのかな？？

パスタではなく、私はスパゲッティでしたね。

私がお邪魔しましたのは、平日火曜日の夜でしたが、ほぼ満席、温かい雰囲気のご家族連れで賑わっていました。どちらかと言えば、年配の方が多いですと東川オーナー。

曜日別では、やはり週末の土曜日・日曜日が混んでるそうですが、ランチも含めて、予約が可能なので安心ですね。季節のメニューもたくさんあり、一度は行くべし！って感じです。

お客様の中には、デートで利用したお二人が結婚されて、その子供さんが来て、今はお孫さんが通って来ている方がいらっしゃるとか。素敵なお話ですね。

東川オーナーは現在はメニュー監修等を中心されており、お料理の腕をふるっていらっしゃるのは息子さんが中心だそうです。こちらも、世代が引継がれてますが、基本は変わらないのはさすが老舗です。

東川オーナーも息子さんも、イタリアで経験を積まれてヨーロッパの文化や習慣を学びつつ、日本に帰ったら日本人にあわせたイタリアンにすることに決められたそうです。

例えば、日本人は麵類を好みますよね、そのすする習慣に合わせて、すすれる長めのパスタが日本人には受け入れられると考えられたそうです。

ちなみに、ヨーロッパの人々ははショートパスタがスタンダードとのこと。

それぞれの国によって合うものが違うので、その中で日本人に合うイタリアンを目指して、味は世の中の流れに沿って常に対応しつつ、基本は変わらない料理をこれからも提供してくださるそうです。

それと、うれしい事に「お腹いっぱいになってほしい！」というのがシェフの願うところ。美味しくてお腹いっぱい、これ以上の幸せってないですね。

ディナーは、コースメニューは予約のみで要相談で対応されていますが、基本アラカルトメニューになってました。

前菜、サラダ、スープ、ピザ、ライス料理、パスタ、魚料理、オーブン料理、肉料理、デザート、ドリンク。どれにしましょう！悩む～

結局、ガーリックオイルパスタとボロネーズ、コンビネーションピザを注文。先ずは、ジョッキのビールで、乾杯！どれも美味し過ぎて、感動したなんて言葉だけではとても言い尽くせない感じでした。

とにかく皆さん、だまされたと思って来て下さい！車でもタクシーでも、来る価値有りの間違いない美味しさです、ほんとうです。

お皿に残ったソースを残すのは勿体ない、しっかりフォカッチとチャバタに付けて食べました。もう何ならお皿を舐めたいほどの気分でしたね。

すみません、文章が暴れてしまいました、冷静になります。

料理の内容はと言いますと、コンビネーションピザとは、エビ・カニ・オニオン・マッシュルームのピザです。ピザは、一人分と取分けとサイズが二種類あり、今回は取分けを注文。取分けサイズとは、宅配ピザのLサイズ位の大きさ、ボリュームがしっかりの大満足サイズでした。

ガーリックオイルパスタは、当店一番人気！と記載にあったとおり、ガッツリ濃厚ガーリックの香り高い一品。これは、絶対に外せない…

ボロネーズは、挽肉ではなく塊肉のソースを平打ちパスタに絡ませてあり、唸るような美味しさでした。こちらもボリューム満点、言葉が見つからない…

食後のデザートは、エスプレッソパウダーとココアパウダーのハーフ＆ハーフのしっかりサイズのティラミスを、別腹でペロッといただいてしまいました。

その他、以前いただいた青じそパスタは、大葉を20枚も使った風味を今も記憶しています。

向かって右のココアの一部が欠けてるのは、思わず一口食べてから、写真を撮るのを忘れていた事に気づいた結果です(笑)

ちょうどお邪魔していた時に、ピザの箱をいくつも持ち帰るお客様に遭遇しました。

ん、あれは何だろう！

なんと、全てのメニューがテイクアウト可能だそうです。いいですね！

ちなみに余談ですが、こちらのピザ生地は、手に乗せて空中でクルクル回すそうですよ、いまは外からは見られないんですが、厨房で回っているそうです。

二階建ての一軒家レストランです。二階は、着席で30名まで平日のみ貸し切りも可能ということです。

外観がリニューアルされて、いっそうかわいくてお洒落な雰囲気になりました。夜はスポットライトが美しく、昼間とは違った趣で目を楽しませてくれます。

ここまで読んで下さったみなさん、是非是非、とにかく一度召し上がってください。

絶対に、裏切りません！

今回の取材にあたり、東川一人オーナーさまは席までお話に来てくださり、息子さんの奥様はサービスが忙しいところ、色々と笑顔で対応してくださり、温かい時間を過ごすことが出来ました。