愛宕神社は1603年(慶長8年)に徳川家康が江戸に幕府を開く際に「防火、防災の守り神」として創建されました。その後、江戸大火災、関東大震災、東京大空襲の度に何度も焼失しましたが、昭和33年に新たに現在の姿に再建されたそうです。
愛宕神社に参拝するには、この長〜い階段を登る必要があります(笑)
この石段は「出世の石段」と呼ばれているんです。
実はこの石段には江戸時代からの言い伝えがあります。江戸三代将軍家光公が愛宕神社の石段の下を通った際に、石段の上に満開に咲いていた梅の木を見て家臣に馬に乗ってとってくるよう命じたが、あまりの急勾配さに誰も動かなかったそう。家光の機嫌がみるみる悪くなってゆく中、一人の家臣の「曲垣平九郎」(まがき へいくろう)という男が馬で見事に上り下りして梅の花をとってきて家光公に献上し、「日本一の馬術の名人」と讃えられその名が1日にして全国に広まったといわれています。そしてその際に、「出世の石段」とも呼ばれるようになったそうです(※"愛宕神社HP"より)♪
こちらは「男坂」と言われていますが、もちろん「急な坂が苦手…」という方のためにも、「女坂」という少し緩やかな階段もあります♪(笑)
緑がいっぱいの境内が視界に広がります♪
こちらは「一の鳥居」といい、階段を登って一番に見える鳥居です。
一の鳥居をくぐってすぐ左手にある、手水社。
こちらで左手、右手、口、そして左手の順に清めていきます。
一の鳥居をまっすぐ進むと見えるのがこの真っ赤な「丹塗りの門」。
自然豊かな緑の中にこの真っ赤な門がとても映えます。
主祭神として「火産霊命(ほむすびのみこと)」別名「カグツチ」という火の神様が祀られています。
古事記ではイザナギとイザナミの間に生まれましたが、火の神様であったため残念なことに生んだイザナミがなくなってしまいます。ですがその後、カグツチ(火産霊命)の命からもたくさんの神々が誕生していきました。八百万の神と言われている日本の神々の数は本当にすごいですね…。
ご紹介した通り、「出世の石段」や「火の神様」なのでもちろん「出世」、「防火、防災」に関するご利益がありますが、末社がいくつもありますので嬉しいことに「パソコン関係」、「商売繁盛」、「縁結び」などもご利益があるそうです!
どれか一つでも皆さんのお願いごとに当てはまるのではないでしょうか?♪
御本殿の右手を進むと社務所があるので、そちらで御朱印もいただけます!
いかがでしたでしたか?ビルが立ち並ぶ都会にもこんなに素敵な緑に囲まれた神社があるなんて、知らなかった方も多いのではないでしょうか?
出世したい!!と思っている方!自然に囲まれた神社でゆっくりリラックスしたいと思っている方!近くに行った際は是非参拝して見てください♪