お歳暮のお返しは不要？お礼をする際のマナーや贈る時期などを解説

お歳暮は、日ごろからお世話になっている方々に対して、1年間の感謝の気持ちを伝えるために贈るものです。

親戚や会社関係の方などからお歳暮をもらったら、まずは早い段階でお礼状を出すようにしましょう。家族や友人など親しい相手であれば、かしこまりすぎず少しカジュアルな文面で送るのもありです。

電話やメールでお礼を伝えるのみにとどめる方もいますが、相手との関係性をふまえて失礼にあたらないかは考えたいところ。先に電話でお礼の気持ちを伝えつつ、その後改めてお礼状を出すのがていねいでおすすめです。

電話やお礼状で感謝の気持ちを伝えるタイミングは、お歳暮を受け取った当日～3日以内が好ましいです。

「無事にお歳暮が届きました」ということを相手に知らせるためにも、贈り物が届いたらできるだけ早めの段階で連絡をしましょう。

お歳暮は、感謝の気持ちを伝えるために贈るものですので、一般的にお返しは不要とされる場合が多いです。

感謝の気持ちで贈っていただいたお歳暮に対してお返しをすると、失礼にあたってしまう可能性もあります。どうしても贈り物として返したい場合は、マナーをしっかりと守って贈ることが大切です。

• お返しの時期は12月20日まで！年明けはのしを変更
• もらった品物と同じものは贈らない
• もらった品物の同額以下で選ぶ

お歳暮のお返しは不要とはいえ、例えば自分と近しい間柄の友人からもらったり、お礼状だけだと感謝の気持ちをうまく伝えきれなかったりする場合もあるかと思います。

その場合はお返しではなく、お歳暮を“贈り合う”という感覚で相手に感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

いくつか贈る際の注意点をまとめたので、チェックしてみてください。

年末は忙しかったり、家を空けたりする方もいます。年末ギリギリのタイミングにならないよう、相手の予定を考慮して準備を行うことが大切です。

また、発送が年明けになってしまう場合、のしの表書きを「お年賀」や「寒中見舞い」に変更する必要があります。

※2022年10月27日、aumo編集部調べ。
※時期は地域によって異なります。

全く同じ商品でなければ問題ありませんので、相手に喜んでもらえるような贈り物を選ぶことが大切です。

どのようなものを贈ればよいのかわからない場合は、お菓子やドリンクなどの定番グルメや、カタログギフトをプレゼントするのもよいでしょう。

もらった品物の金額を上回る贈り物を選んでしまうと、「今後のお歳暮はお断りする」と伝えているのと同じに捉えられてしまいます。

お歳暮を贈っていただいた相手を立てるという意味でも、もらった品物よりも金額が上回らないようにしましょう。

また、お歳暮としてお返しをする場合も、必ずお礼状は別で送るようにしてください。

お歳暮のお返しをしたい場合は、お返しという形ではなくあくまで“贈り合う”気持ちで行うことが大切です。

お歳暮を贈る際のマナーをしっかりと理解して、相手に喜んでもらえるようなお返しをしてみてください。