’’閃光はしる出会い’’ 秋葉原・ホルモン横丁で出会った時代を変えるホルモン
秋葉原ホルモン横丁に訪れた話。秋葉原駅近くの店で出会った、’’閃光はしる出会い’’ とは?
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提供:秋葉原・ホルモン横丁
劇作家ゲーテはかつてこう言った。
ー本当の自由な心は’’認める’’ということである
「この肉はボソボソしてて」「この刺身はちょっとくさみが強い」
年齢を重ねるにつれ、どんどん評論家めいた感想ばかり先行し、私はこの’’認める’’という感情を、悲しくも失っていることに気づいた。
「うまいものが食べたい。うまいものが。」
ただ、どうしても大人になるにつれ、舌は肥え、認めることのできるグルメに出会
えない。
人は歳を重ねるごとに、本当の自由な心を忘れていく。
ゲーテはだからこそ、このような名言を残したのかもしれない。
そんなグルメ遭難者の私に、友人から一通のメッセージが届く。
「本当に美味しいホルモン見つけた」
結論から言おう。私はこの出会いで自由な心を取り戻した。
ー本当の自由な心は’’認める’’ということである
「この肉はボソボソしてて」「この刺身はちょっとくさみが強い」
年齢を重ねるにつれ、どんどん評論家めいた感想ばかり先行し、私はこの’’認める’’という感情を、悲しくも失っていることに気づいた。
「うまいものが食べたい。うまいものが。」
ただ、どうしても大人になるにつれ、舌は肥え、認めることのできるグルメに出会
えない。
人は歳を重ねるごとに、本当の自由な心を忘れていく。
ゲーテはだからこそ、このような名言を残したのかもしれない。
そんなグルメ遭難者の私に、友人から一通のメッセージが届く。
「本当に美味しいホルモン見つけた」
結論から言おう。私はこの出会いで自由な心を取り戻した。
集合はヲタクの聖地、秋葉原である。
余談だが、私はかつて秋葉原で、飲み屋を探して闊歩したものの気に入る店が見つからず、
結局電車で上野に流れた経験があった。
「絶対に筆者ちゃんは気に入るから!」
友人が発言するたびに、本日の晩餐に対してのハードルが高くなっていく。
だが前述の秋葉原のイメージも重なり、一抹の不安を覚える。
余談だが、私はかつて秋葉原で、飲み屋を探して闊歩したものの気に入る店が見つからず、
結局電車で上野に流れた経験があった。
「絶対に筆者ちゃんは気に入るから!」
友人が発言するたびに、本日の晩餐に対してのハードルが高くなっていく。
だが前述の秋葉原のイメージも重なり、一抹の不安を覚える。
エレベーターを上がり、4階でのれんを上げる店。
ここが今回の目的に「秋葉原ホルモン横丁」である。
1歩足を踏み入れると、そこは昔懐かしあの世界。
ここが今回の目的に「秋葉原ホルモン横丁」である。
1歩足を踏み入れると、そこは昔懐かしあの世界。
「赤提灯」「パイプ椅子」「のれん」「昭和」
いわゆるのんべえと呼ばれるジャンルの我々に対して、絶妙に心をくすぐるワードだ。
店内にはその全てが組み込まれており、全国の酒飲みたちを虜にする仕掛けもたっぷり。
いわゆるのんべえと呼ばれるジャンルの我々に対して、絶妙に心をくすぐるワードだ。
店内にはその全てが組み込まれており、全国の酒飲みたちを虜にする仕掛けもたっぷり。
例えばこの写真左端に写る白黒テレビ。
なんと、しっかり番組が放映されている。
私が訪れた日は、昭和黎明期に人気を博した、力道山氏の試合が流れていた。
なんと、しっかり番組が放映されている。
私が訪れた日は、昭和黎明期に人気を博した、力道山氏の試合が流れていた。
細やかな部分にも、驚くようなギミックが店内のいたるところに散らばっている。
そんなギミックに、なんだか鼻の奥がツンとするような、懐かしさを覚える。
そんなギミックに、なんだか鼻の奥がツンとするような、懐かしさを覚える。
店内はカウンター席とテーブル席どちらかを選べる。
カウンターも趣があり良さそうだったが、今回は積もる話もありテーブル席をチョイスした。
カウンターも趣があり良さそうだったが、今回は積もる話もありテーブル席をチョイスした。
さて、肝心の宴を始めることにしよう。
まずはビールを選んだのだが、なんと生ビールが2種類あるではないか。
キリン一番搾りとサントリープレミアムモルツ。
私はどちらも好きなのだが、生ビールだとサーバーの置き場所などの問題でどちらかしかないパターンがほとんど。
生ビールで2つも用意されている店は少ないので、テンションが上がる。
まずはビールを選んだのだが、なんと生ビールが2種類あるではないか。
キリン一番搾りとサントリープレミアムモルツ。
私はどちらも好きなのだが、生ビールだとサーバーの置き場所などの問題でどちらかしかないパターンがほとんど。
生ビールで2つも用意されている店は少ないので、テンションが上がる。
最初のメニューにチョイスしたのは、「白センマイ刺し」。
黒いセンマイ刺しは焼肉店や居酒屋でよく見かけるが、白は初めてみる。
パクリと、一口。
コリコリとあの食感を楽しみ始めると、ついてくる鮮烈なごま油の香りと旨味。
そして、驚くのがセンマイ特有のくさみが一切ない。
これは…すごい。
つまみとしての優秀さに、ビールがぐびぐびっと進んでしまう。
黒いセンマイ刺しは焼肉店や居酒屋でよく見かけるが、白は初めてみる。
パクリと、一口。
コリコリとあの食感を楽しみ始めると、ついてくる鮮烈なごま油の香りと旨味。
そして、驚くのがセンマイ特有のくさみが一切ない。
これは…すごい。
つまみとしての優秀さに、ビールがぐびぐびっと進んでしまう。
2品目のミックスホルモンのジュージュー焼き。
これまた酒欲&食欲をそそる銀皿で登場する。
箸を突っ込み素材を持ち上げると、まず驚くのが肉の大きさ。
よくある居酒屋のホルモン炒めと比べると、1.5倍ほどはあるだろうか。
余談ではあるが、ホルモンはかつて精肉をすると、捨ててしまう地方も多かったらしい。
こんなうまいものを放っていたなんて、なんてもったいないんだ!と憤慨したいレベルの旨味とジューシーさが口に広がる。
そして、そんな旨味に、味噌だれと玉ねぎが絶妙なハーモニーを奏でるのだ。
まるで閃光がほとばしるようなうまさ。
「捨てるもの」から昇格させてくれた誰かに、心の底から感謝したい。
21世紀令和の時代に、こんな素晴らしい料理に出会わせてくれてありがとう、と。
控えめに言って、時空を超えて感謝したいレベルの一皿なのである。
これまた酒欲&食欲をそそる銀皿で登場する。
箸を突っ込み素材を持ち上げると、まず驚くのが肉の大きさ。
よくある居酒屋のホルモン炒めと比べると、1.5倍ほどはあるだろうか。
余談ではあるが、ホルモンはかつて精肉をすると、捨ててしまう地方も多かったらしい。
こんなうまいものを放っていたなんて、なんてもったいないんだ!と憤慨したいレベルの旨味とジューシーさが口に広がる。
そして、そんな旨味に、味噌だれと玉ねぎが絶妙なハーモニーを奏でるのだ。
まるで閃光がほとばしるようなうまさ。
「捨てるもの」から昇格させてくれた誰かに、心の底から感謝したい。
21世紀令和の時代に、こんな素晴らしい料理に出会わせてくれてありがとう、と。
控えめに言って、時空を超えて感謝したいレベルの一皿なのである。
続いては、宴の醍醐味、串盛りが運ばれてくる。
ホルモンの王様、ハラミ。
ホルモン横丁のハラミは、ホルモンを超え、まるで高級ステーキのような柔らかい歯応えと肉の旨味が特徴的だ。
そして付を成すように、存在感を誇るのがノドガシラ。
さっぱりで、だけれどジューシー。
一聞すると矛盾しているかのようにも聞こえるが、上品な旨味がそんな主張を跳ね除ける。
ジュワッと染み渡る旨味が、さっぱりなのだ。
味付けは一緒なのに、ハラミとはまた反対の美味さを誇る。
ちなみに今回は塩でオーダーをしたのだが、どの串も臭みという言葉は微塵も感じられないシロモノだった。
今回は女子2人だったので難しかったが、今後は全ての串メニューを制覇したいと思う。
ホルモンの王様、ハラミ。
ホルモン横丁のハラミは、ホルモンを超え、まるで高級ステーキのような柔らかい歯応えと肉の旨味が特徴的だ。
そして付を成すように、存在感を誇るのがノドガシラ。
さっぱりで、だけれどジューシー。
一聞すると矛盾しているかのようにも聞こえるが、上品な旨味がそんな主張を跳ね除ける。
ジュワッと染み渡る旨味が、さっぱりなのだ。
味付けは一緒なのに、ハラミとはまた反対の美味さを誇る。
ちなみに今回は塩でオーダーをしたのだが、どの串も臭みという言葉は微塵も感じられないシロモノだった。
今回は女子2人だったので難しかったが、今後は全ての串メニューを制覇したいと思う。
「筆者ちゃん、これが本命だよ」
そう友人が私に囁く。
私はレバーに目がない。
特に個人の主張ではあるが、レバー×ハイボールの組み合わせは、至高の域だと考えている。
そんな彼女がオーダーした、ねぎレバ串。
さて実食。
「食ってみな。飛ぶぞ」
どこかのタレントが、番組で発していたこのワードが頭を駆け巡る。
これはやばい。えげつない。
プルップルのレバーに、香るごま油。
噛み締めれば、じわっとあのレバー独特のまろやかな味わい。
くさみという言葉はどこへやら。
そう友人が私に囁く。
私はレバーに目がない。
特に個人の主張ではあるが、レバー×ハイボールの組み合わせは、至高の域だと考えている。
そんな彼女がオーダーした、ねぎレバ串。
さて実食。
「食ってみな。飛ぶぞ」
どこかのタレントが、番組で発していたこのワードが頭を駆け巡る。
これはやばい。えげつない。
プルップルのレバーに、香るごま油。
噛み締めれば、じわっとあのレバー独特のまろやかな味わい。
くさみという言葉はどこへやら。
吸い込まれるようにハイボールを口にする。
強炭酸が五臓六腑に染み渡る。
この辺りで、この店の私評価がはっきりする。
長らくなかった正解なのだ。認めざるおえない店なのだ。
グルメに遭難していた私に、まるで久々に与えられた水のように、口の中で生き生きと旨味が踊る。
強炭酸が五臓六腑に染み渡る。
この辺りで、この店の私評価がはっきりする。
長らくなかった正解なのだ。認めざるおえない店なのだ。
グルメに遭難していた私に、まるで久々に与えられた水のように、口の中で生き生きと旨味が踊る。
また、さらに驚かされたのが、テーブルに横に配置されたこのオリーブスパイス。
スタッフさん(このスタッフさん接客が気持ち良すぎた!)に、おすすめをしていただいたのだが、味変度が半端ない。
ガーリックとオリーブが、レバーにさらなる華やかさを与える。
スタッフさん(このスタッフさん接客が気持ち良すぎた!)に、おすすめをしていただいたのだが、味変度が半端ない。
ガーリックとオリーブが、レバーにさらなる華やかさを与える。
フツフツフツフツ。
音を立てて運ばれてきたのが、もつ煮み。
鉄板鍋に乗せられて運ばれてくる、熱々としたこのもつ煮み。
嗅覚、視覚、聴覚を刺激され、舌からよだれがじわじわと、湧き出るのを感じる。
味付けは居酒屋定番のコクのある味噌風味だ。
だがくさみがないのはもちろん、さっぱりとしながら、さらにコクが上乗せされた味わいなのだ。
すでに入店から4杯めのホッピーセットを注文していた私は、お酒を口に運ぶ手が止まらなくなる。
音を立てて運ばれてきたのが、もつ煮み。
鉄板鍋に乗せられて運ばれてくる、熱々としたこのもつ煮み。
嗅覚、視覚、聴覚を刺激され、舌からよだれがじわじわと、湧き出るのを感じる。
味付けは居酒屋定番のコクのある味噌風味だ。
だがくさみがないのはもちろん、さっぱりとしながら、さらにコクが上乗せされた味わいなのだ。
すでに入店から4杯めのホッピーセットを注文していた私は、お酒を口に運ぶ手が止まらなくなる。
さて本日の宴も終盤。
この辺りで少し変わり種を欲するようになった私はこちらの「豚バラ軟骨のカレー煮」をオーダー。
これがまた大当たり。
まるでカレー屋で作られたかのような、スパイシーかつ味わい深いカレーの中に、ホロホロと溶け込む豚バラ軟骨。
これがまた、絶品なのだ。
レンゲで取り分ける手が止まらず、友人から「もう少し私にも残して欲しい」と注意が入る。
この辺りで少し変わり種を欲するようになった私はこちらの「豚バラ軟骨のカレー煮」をオーダー。
これがまた大当たり。
まるでカレー屋で作られたかのような、スパイシーかつ味わい深いカレーの中に、ホロホロと溶け込む豚バラ軟骨。
これがまた、絶品なのだ。
レンゲで取り分ける手が止まらず、友人から「もう少し私にも残して欲しい」と注意が入る。
悲しきかな、締めの時間だ。
私は締めに茶漬けなどを頼むことが多いのだが、ここでもスタッフのアドバイスが入る。
「究極のフレンチトースト、是非食べていただきたいです」
私はスイーツよりも、塩っけのある品が好きな方だが、先ほどのオリーブスパイスの恩を忘れるほど恥知らずではない。
スタッフさんのアドバイスを信じ、オーダーをする。
運ばれてきたこのフレンチトースト、悪いことは言わない、食べた方がいい。
何せ、今まで味わったことのないタイプのフレンチトーストなのだ。
一口噛み締めるとさくっと表面が弾けるのだが、中からまるで液体のように生地がとろけだす。
アイスクリーム?シュークリーム?なんだこれは。
兎にも角にもすごいのだ。
私の力不足で恐縮なのだが、この新しいフレンチトースト、新感覚すぎて文字で全てをお伝えすることが出来ない。
是非とも実食していただきたい。
後悔はさせないと思う。
私は締めに茶漬けなどを頼むことが多いのだが、ここでもスタッフのアドバイスが入る。
「究極のフレンチトースト、是非食べていただきたいです」
私はスイーツよりも、塩っけのある品が好きな方だが、先ほどのオリーブスパイスの恩を忘れるほど恥知らずではない。
スタッフさんのアドバイスを信じ、オーダーをする。
運ばれてきたこのフレンチトースト、悪いことは言わない、食べた方がいい。
何せ、今まで味わったことのないタイプのフレンチトーストなのだ。
一口噛み締めるとさくっと表面が弾けるのだが、中からまるで液体のように生地がとろけだす。
アイスクリーム?シュークリーム?なんだこれは。
兎にも角にもすごいのだ。
私の力不足で恐縮なのだが、この新しいフレンチトースト、新感覚すぎて文字で全てをお伝えすることが出来ない。
是非とも実食していただきたい。
後悔はさせないと思う。
冒頭の話に戻るが、ここ近年、「認める」グルメに出会った回数は、指を折る程度しかないように思う。
ただ、本当にこの店は認めざるをおえなかった。
もちろん個人の感想もあるだろう。
だが、店の中にあった落書きノートを手に取ると私と同じような感情も持った方も、多数いたことがわかる。
ただ、本当にこの店は認めざるをおえなかった。
もちろん個人の感想もあるだろう。
だが、店の中にあった落書きノートを手に取ると私と同じような感情も持った方も、多数いたことがわかる。
是非とも一度食して欲しい、そして感じて欲しい。
閃光がはしるホルモンを、体験するなら、ここ秋葉原・ホルモン横丁だ。
閃光がはしるホルモンを、体験するなら、ここ秋葉原・ホルモン横丁だ。
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※掲載されている情報は、2021年12月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず事前にお調べください。