イルミアワード9年連続1位！この冬、1,300万球の光が彩るハウステンボスが凄い

今年も冬がやってきました。
この季節一番の風物詩といえば、澄んだ夜空に輝くイルミネーション。
その起源については諸説ありますが、16世紀頃発祥したものだと言われています。
一説によると、宗教革命を起こした、かのマルティン・ルターが、森の中から仰ぎ見た星空に感動し、木々に蝋燭を立ててその感動を再現しようとしたことが始まりだったのだそう。

この話が本当だとして、星々が全て地上に降り注いでしまったかのようなこの光景を見たら、彼はなんと言うでしょうか。

そう、ハウステンボスでは今冬「光の王国」と題したイルミネーションが開催されており、1,300万球にも及ぶ輝きが今年の冬の空を彩っているのです。
「イルミネーションアワード」で9年連続1位に輝くスケールは圧巻。

まさしく手の届く距離で光り輝いている”星々”を前に、ひょっとしたら「自分こそが実現したかったのに」と、偉大な革命家も臍を噛んでしまうのかもしれません。

最初にご紹介するのは辺り一面がダイアモンドのように輝き始める「白銀の世界&スタッドハウス点灯式」。
その始まりの舞台となるのは、アムステルダムシティのスタッドハウス前。
真っ白に輝くチャペルや10,000個のクリスタルをまとったシンボルツリーで、街一体が白銀の世界に包まれます。

壮麗な歌声が響き渡れば、点灯のサイン。
イルミネーションが一斉に灯ると、夢の中に迷い込んだかのような幻想世界が広がります。
冷え性の筆者、寒さで涙が目に滲みますが、それすら世界をいっそうロマンティックに魅せてくれました。

最後はスタッドハウスで記念写真をパシャリ。
冬の澄んだ空気に輝く白銀のイルミネーションは、ひたすらに美しく、この冬一番の思い出になりそう。

130mのアーケードを、約700本もの傘が彩る「アンブレラストリート」。
aumoでもすっかりお馴染みのSNS映えスポットですが、シーズンが変わるたびに模様替えされるためチェックは欠かせません！

12月26日までは、クリスマスカラーの赤と緑の二色仕様。
アップテンポの音楽に合わせて傘の柄に光が走る演出にも、思わずココロが踊ります♪
ホリデー気分をしっかり盛り上げてくれるので、クリスマスムードが好きな方はクリスマスタウンと合わせて訪れてみてはいかがでしょうか？

ちなみに、”隠されたハートの傘を見つけると恋が叶う”との噂も。
ぜひ友達と協力して探してみてくださいね！

「光の王国」の中でも、圧巻の光源数を誇るのは全幅60mもの「光の滝」！
正面に立てば、視界をジャックするほどのスケール感に思わず息を呑むはず。
くるりと振り返って、「光の滝」をバックに撮影しましょう。
見渡す限りの青の世界に身を埋めた幻想的な一枚は、今年を代表する”映え写真”になりそう。

また、電球一つひとつを用いて映し出されるムービーは、まるでプロジェクションマッピングかと思うほど滑らか。12月26日までは、メリークリスマスのメッセージとともにサンタクロースや雪だるまが楽しげに登場し、夜散歩を盛り上げてくれますよ♪

老若男女問わず童心に帰って楽しめるのが、アトラクションタウンで開催される「クリスマスツリー点灯式」。
高さ12mものクリスマスツリーが10本並ぶ広場は、まるで本場ヨーロッパのクリスマスマーケットさながらの雰囲気ですが、注目すべきはセレモニーからの点灯の一幕！

ツリーが一斉に光り輝く瞬間は、誰もがその美しさに目を奪われてしまうはず。
神秘的な「白銀の世界」とは対照的に、温もりある黄金のイルミネーションやショーは、幼き日のクリスマスの思い出をあたためてくれますよ。

みなさんは、ハウステンボス最奥に佇む「パレス ハウステンボス」をご存じですか？
17世紀にハーグの森に建造され、現在はオランダのウィレム=アレクサンダー国王が住まう宮殿の外観を忠実に再現したと言われる威容の建物です。

宮殿だけでも目を見張る美しさですが、その奥のオランダ・バロック式庭園を取り囲む回廊「永遠のアーチ」は、ぜひともデートで訪れたいイルミネーションスポット。
今冬は白銀の光に包まれ、いっそう耽美な雰囲気に染まっているのです。

一歩足を踏み入れれば、まるで星々の中に迷い込んでしまったような錯覚に陥ってしまうはず。
ちなみにこのアーチを恋人と手を繋いで歩き、奥で向かい合うと永遠の愛が約束されるという言い伝えがあるのだとか…。

ぜひ愛を叶えたい人は大切な人を連れて、「アンブレラストリート」とセットで訪れてみて。

アムステルダムシティのステッドハウス傍にある並木道も、白銀のイルミネーションで煌びやかにライトアップ。特に雨上がりは、濡れた石畳に光が反射し、なおさらロマンティックな雰囲気に。

ゆっくり散策するもよし、ムービーを撮るもよし。
”何気ないけれど特別”な風景は、ハウステンボスならではです。

国内外の賓客をもてなすために作られたオールスイートホテル「迎賓館」。
運河を挟んだ向こう岸に迎賓館を望む橋は、実は隠れたSNS映えスポット。
重厚な佇まいの迎賓館が水面にも映り、異国情緒溢れる雰囲気を味わえます。
ライトアップされたクルーザーが水路を通過すれば光源数が増え、より幻想的！

ハウステンボスのフラッグシップホテル「ホテルヨーロッパ」のエントランスも、冬場はクリスマスデコレーションとあたたかなイルミネーションで華やかにライトアップ。

特にゴールド一色のイルミネーションに彩られたエントランス脇の植え込みでは、近距離で撮影できる分、シンプルでも煌びやかな印象に。
オーセンティックでどこかノスタルジックな光の世界を堪能するなら、断然「ホテルヨーロッパ」前がおすすめです！

aumoではシーズンごとにハウステンボスのイベントをご紹介していますが、さすがは「イルミネーションアワード」9年連続1位を獲得しているだけあり、イルミネーションだけでもひと記事できてしまう（！）ほどに今冬は見どころが満載です。

また、訪れる時期によっても、雰囲気が少しずつ異なり、
12月26日まではあたたかなクリスマスの世界を、2022年2月25日までは神秘的な白銀世界をそれぞれ堪能できるのがポイントです。

海外旅行の解禁がもう少し先となりそうな今、イルミネーションに彩られた「ハウステンボス」で異国情緒を味わってみるのも一案。一年を締めくくるご褒美旅として、大事な人と足を運んでみてはいかがでしょうか。

そして、ひとたび訪れれば、景観だけでなくそのホスピタリティにファンになってしまうはず。
「ハウステンボス」を知っている人生と、知らないままの人生なら。
幾度も取材に訪れている筆者個人としては、前者が圧倒的におすすめです。