2021年の秋分はいつ？意味とは？決め方・食べ物・英語表記も解説

2021年の秋分は9月23日（木）～10月7日（木）までです。

秋分（しゅうぶん）とは二十四節気の1つで、昼と夜の長さがほぼ同じになる期間のことを表します。二十四節気は1年の季節の移り変わりを24個に分けたもので、それの1つが秋分です。秋分は祝日でもある秋分の日からスタートし、次の二十四節気である寒露（かんろ）まで続きます。

秋分の日は昼と夜の長さがほぼ同じになる日として有名ですが、実は祖先を敬い、亡くなった人を思い出す日のことを表します。祝日なので、ご先祖様のお墓参りに訪れる人が多い日です。

2021年の秋分の日は9月23日（木）となっています。

祝日としての秋分の日は、前年の2月1日に国立天文台が発表する「暦要項（れきようこう）」に日付が書かれた時点で決定されます。

下の表は、国立天文台のHPで発表されている秋分の日の予想日です。確定ではないので参考程度にご覧ください。

彼岸は秋分の日を中日にした前後3日間を含めた7日間のことをいい、秋彼岸とも呼ばれます。2021年は9月20日（月）～9月26日（日）です。

仏教ではあの世を彼岸、この世を此岸（しがん）と言い、彼岸は西、此岸は東にあると考えられています。秋分の日は太陽が真東から昇って真西に沈むので、彼岸と此岸が最も通じやすい日とされてきました。そのため秋分の日には、お墓参りをする習慣が根付いています。

これまで紹介してきた「秋分」「秋分の日」「彼岸」の期間をまとめるとこのようになります。画像は2021年9月のカレンダーです。

• 秋分：9月23日（木）～10月7日（木）
• 秋分の日：9月23日（木）
• 彼岸：9月20日（月）～9月26日（日）

カレンダーで見ると、秋分は約2週間もあることが分かります。

秋分の日の食べ物として知られているのがおはぎです。昔から小豆の赤色には魔除けの効果があるとして、ご先祖様にお供えされていました。そのため、現代でもおはぎは秋分の行事食として親しまれています。

またサンマやブドウ、里芋など旬の食べ物を行事食として取り入れる地域もあります。時間がある方は、ぜひ旬の食べ物を使った料理を作ってみてください。

秋分は英語で表すとAutumnal Equinox（オータムナル イークィノックス）で、秋分の日はAutumnal Equinox Dayと表します。

Autumnalは「秋の、秋らしい」という意味で、equinoxは「昼夜平分時」という意味です。

海外の秋分の日は祝日ではありません。しかし仕事を始める時期や学校の入学式などと重なるため、海外でも秋分を季節の変わり目と感じているところは同じと言えます。

今回は秋分の意味や秋分の日の決め方、彼岸との関係などをご紹介してきました。秋分の日は祝日なので、自由気ままに過ごしてしまう方も多いはず。時間がある方はお墓参りや仏壇の掃除などに力を入れて、祖先との思い出を懐かしみながら過ごしてみてください。