クラフトビールとはいったい何?定義や特徴を徹底解説

最近ますます身近な存在になってきたクラフトビール。しかしクラフトビールとは何かと聞かれると、答えられる人は少ないはず。そこで今回はクラフトビールの定義や特徴、地ビールとの違いを徹底解説!さらにおすすめの銘柄も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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この記事の目次

クラフトビールの定義とは?

日本ではクラフトビールの明確な定義がない

結論から述べると日本では今のところクラフトビールの明確な定義がありません。そのためどんなビールをクラフトビールと呼ぶかは非常に難しいです。

一般的にはクラフトビールという言葉は大手ビールメーカー以外の小規模な醸造所がつくる、個性豊かなビールのこととして使われてきました。

しかし現在では大手メーカーがクラフトビールを発売したりと、一言でクラフトビールの定義を決めるのは難しくなっています。今は「職人が品質を重視して、丹精を込めて作る個性豊かなビール」の意味で用いられることも多くなってきました。

アメリカではクラフトビールの条件が定められている

先ほど述べたように日本ではクラフトビールの定義はありませんが、アメリカの「ブルワーズ・アソシエーション」という協会によって「クラフト・ブルワリー」の条件が定められています。日本で現在使用されているクラフトビールという言葉は、この条件に基づいている点も多いので、参考程度にご紹介します。

アメリカで定められているクラフトビールの条件は以下の3つ。

  • 独立している
  • 小規模である
  • 伝統的である


基本的にアメリカでは、大手メーカーから独立をした小規模で伝統的な製法で作られたビールをクラフトビールと定めています。共通点も多くありますが、この3つの条件が日本のクラフトビールにそっくりそのまま当てはまるわけではありません。

また日本ではビール業界の発展に伴って、クラフトビールの定義も変わってきているので、あまり深く考えすぎないことも大切なのかもしれません。

クラフトビールと地ビールの違いとは?

クラフトビールと地ビールに明確な違いはない

クラフトビールの他に地ビールという言葉もよく耳にすると思います。一体この2つの言葉はどういう定義で区別されているのでしょうか。

結論から言いますとクラフトビールと地ビールに明確な違いはありません。使用している原料や成分が変わるわけでもありません。

ではなぜ2つの呼び方が存在するのでしょうか。説明するにはビール業界の歴史を振り返る必要があります。

地ビール誕生の歴史

昔、ビールの製造は1年間で最低2,000キロリットル作らなければならないという法律がありました。この法律のため、その当時は「アサヒビール」「キリンビール」「サッポロビール」など大手ビール製造会社でしか、ビールを作ることができませんでした。

しかし1994年の規制緩和により、1年間で作らなければいけない量が60キロリットルまで引き下げられました。この規制緩和で地方の小さな醸造所でビールの生産が盛んになり、誕生したのが地ビールです。

クラフトビール誕生の歴史

規制緩和により地ビールが誕生し、全国各地でご当地ビールが多く製造されました。しかし当初の地ビールは地方の「お土産ビール」としての意味合いが強く、未熟な醸造技術で作られたビールが多くありました。

その結果、消費者の間では「地ビール=美味しくないビール」というレッテルが密かに張られてしまっていたのです。

その後、品質や製造方法に拘ったビール造りをする醸造所も増え、「地ビール」の味も大きく向上しました。さらにアメリカで起こったクラフトビールのブームが日本にも到来します。そのブームの際に、かつての美味しくないと言われた地ビールと一線を画するためにクラフトビールと呼び始めたと言われています。

このような歴史からも分かるように、クラフトビールと地ビールに明確な違いはありません。

家で楽しめるおすすめのクラフトビール5選

ここからはおすすめのクラフトビールを5選ご紹介します。
最近はコンビニやスーパーでもクラフトビールが販売されており、以前に比べ低価格で気軽に楽しめるようになってきました。フルーティーな味や鮮やかな色味が特徴のクラフトビールをお家でもお楽しみください!

クラフトビールは種類も豊富で銘柄によって味わいがガラリと変わってきます。ぜひお気に入りの味を自分で見つけてみてくださいね!

1. よなよなエール

よなよなエール
1,617円(税込)

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最初にご紹介するのはヤッホーブルーイングが販売している『よなよなエール』。こちらはクラフトビールの王道の味わいが楽しめるアメリカンペールエールです。

モルトのコクやホップの香りが豊かに感じられるイギリス発祥のペールエールを元に、柑橘類のホップの香りが加わったのがアメリカンペールエールの特徴。『よなよなエール』はアロマホップ「カスケード」の鮮やかな柑橘類系の香りが魅力です。

フレッシュな香りとすっきりとした飲みごたえは多くの方に人気。
ビールが苦手でも『よなよなエール』は飲めるという人が出るほど、飲みやすいビールになっているので、クラフトビール初心者の方にもおすすめです。

2. インドの青鬼

インドの青鬼
2,188円(税込)

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続いてご紹介するのはこちらもヤッホーブルーイングが販売している『インドの青鬼』です。こちらはインディアンペールエールというビアスタイルのクラフトビール。

グレープフルーツのような爽やかなホップの香りの後に、強烈な苦みが押し寄せてくるのが特徴です。ホップの強烈な苦みと芳醇な味わいに虜になる人が続出。クラフトビール上級者の方にぜひ飲んでいただきたい商品です。

3. 常陸野ネストビール

常陸野ネスト ホワイトエール

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続いてご紹介するのは茨城県那珂市鴻巣で生まれた『常陸野ネストビール』。日本酒の蔵元が試行錯誤を重ねて完成させたクラフトビールです。材料はビールの本場から厳選して取り寄せた麦芽やホップなどを使用。独自の組み合わせで配合して出来るクラフトビールは味わい深くとても人気です。

こちらではラガー、ペールエール、ヴァイツェンなど様々な種類のクラフトビールが販売されています。その中から今回ご紹介するのは「ホワイトエール」。コリアンダー、ナツメグ、オレンジピールなどのハーブスパイスの香りが漂うのが特徴です。爽やかな香りと、柔らかい味わいが印象的で非常に飲みやすい口当たりも人気の理由。

世界最大のビールコンテストで2度の金賞を受賞していおり、日本だけでなく世界各国で親しまれているクラフトビールです。(※"常陸野ネストビール 公式HP"参照)

4. THE軽井沢ビール

THE軽井沢ビール 清涼飛泉プレミアム
1,980円(税込)

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続いてご紹介するおすすめのクラフトビールは『THE軽井沢ビール』。軽井沢浅間山の冷涼名水を使用しており、爽やかなのど越しが特徴のクラフトビールです。

こちらでおすすめなのが「清涼飛泉プレミアム」。白ブドウのようなすっきりとした香りとグレープフルーツのような爽やかな味わいが人気の商品です。すっきりとした味わいでありながら、締まりの良い苦みが感じられるのも特徴。爽快感が感じられるビールとなっており、どんな料理とでも相性抜群です!

5. COEDOビール

COEDOビール 紅赤
1,442円(税込)

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最後にご紹介するのは埼玉県川越で生まれた『COEDOビール』。こちらでは王道のピルスナースタイルのビールから、芋が有名な川越ならではのさつまいもを使った個性的なビールまで6種類のクラフトビールが楽しめます。

おすすめがオリジナルビールの「紅赤」。川越で栽培されているさつまいもを加えて出来た個性豊かなクラフトビールです。麦芽とさつまいもを組み合わせることによって出来る奥深い味わいが特徴。苦みの中に心地よい甘みも感じられます。

クラフトビールとは何かを理解して美味しく楽しもう!

今回はクラフトビールの定義や地ビールとの違いを説明してきました。アメリカでの定義を絡めて紹介しましたが、ビール業界は日々進歩しており、今後クラフトビールの定義が変わってくる可能性もあります。

定義を深く考えすぎず「職人が品質を重視して、丹精を込めて作る個性豊かなビール」のように自分の中で大まかに定義づけるのも楽しみ方の1つだと思います!

かつては美味しくないとレッテルを貼られた地ビール・クラフトビールですが、近年はとても美味しい個性豊かな銘柄が増えています。ぜひご家庭でもお店でもクラフトビールを楽しんでみてください。

※未成年者の飲酒は法律で禁じられています。お酒は20歳を過ぎてから楽しみましょう。
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更新日:2022年8月4日
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