【体験レポ】うな美｜パリッと食感の地焼きのうなぎ！おいしさの秘密を取材

「うなぎ」と聞いて、多くの方が思い浮かべるのはふっくらとした蒸し焼きスタイルでしょう。関東では一般的な調理法ですが、実は全国にはもう1つのスタイルが存在します。それが“地焼き”と呼ばれる関西風の焼き方です。

そんな地焼きうなぎの魅力を存分に味わえるお店が、今回取材した『うな美』。地焼きうなぎを初めて食べる人はもちろん、関西に住んでいて地焼きうなぎになじみのある人にも、おすすめのお店です！

本記事では、aumo編集部が実際にうな美を訪れて、おすすめ料理を堪能！さらに、お店のこだわりや価格の秘密をお店の方にインタビューしたので、その様子もお届けします。

地焼きうなぎとは？

※このテーブルは左右にスクロールできます。

うな美のうなぎは、すべて国産（※）。さらに、特徴的なのは「注文を受けてから焼く」スタイルを貫いていることです。あらかじめ焼き置きされたうなぎはなく、一尾ずつその場で炭火にかけられます。

炭火の高火力でじっくりと焼き上げることで、皮はパリッと香ばしく、身はふわふわの食感。蒸さないことでうなぎ本来のうま味が凝縮され、たれの甘みと香ばしさがしっかり絡むのも地焼きならではの魅力です。

15分〜20分と時間はかかりますが、その分「焼きたて」を味わえる特別感があります。香ばしさが立ち上る音と匂いを感じながら待つ時間すら、食欲をかき立てる演出の1つです。

※“うな美 公式HP”参照

うな美のもう1つのこだわりが、ご飯の炊き方。羽釜（はがま）で、ご飯を炊き上げています。

羽釜で炊かれたご飯は、米粒がふっくら立ち上がり、豊かなツヤと香りが広がります。程よい粘りと甘みがあり、地焼きうなぎのタレとの相性もばっちりです。口の中で混ざり合うたれ、ご飯、炭火の香りは、まさに味わい深い時間。

食べ進めるうちに、ご飯のおいしさが際立つのを実感できるでしょう。

最後のこだわりは、何回食べても飽きない味の秘訣となっているタレ。その秘密は、ブレンドされた2種類のたまり醤油です。1つは、100年以上の歴史を持つたまり醤油、もう1つは濃厚なうま味とツヤが特徴の愛知県のたまり醤油（※）。

炭火でパリッと焼き上がった地焼きうなぎに、このタレが絡む瞬間、香ばしさ、うま味、香りの三重奏がご飯を欲する気持ちを一気に高めてくれます。

たまり醤油ならではのコクはありつつも、決して重たすぎず、後味はさっぱり。そのため「ぺろっと完食してしまった」という声も多数あるそうです！

※“うな美 公式HP”参照

まずは、定番の「うな丼」。お重ではなく、あえて丼スタイルにすることで、カジュアルで親しみやすい印象です。炊きたてのご飯と焼きたてのうなぎが一体となって楽しめます。

一口頬張ると、まずパリッと焼かれた皮の食感、炭の香ばしさ、続いてふっくらとした身の甘みが追いかけてきます。タレは甘すぎず、後味もすっきり。最後の一口まで飽きがこない絶妙なバランスでした。

「白焼き定食」は、お客さんの「白焼きを定食で食べたい」という声から始まったメニューなんだそう。お好みで、わさび醤油やにんにく醤油で味変しながら楽しめるのが、うれしいポイント。お茶の粉と塩を混ぜて食べるのも、お店おすすめの食べ方です。

お吸い物には、わかめ、お麩、三つ葉が入っており、ほっこりとした気持ちにさせてくれます。

続いてのおすすめメニューは、「ひつまぶし」。薬味や出汁で、味の変化を楽しめるのが魅力です。

定番の食べ方は、ひつまぶしに十字にしゃもじを入れて4等分にするスタイル。まず1杯目は、そのままの状態で味わいます。

2杯目は、ネギ、ワサビ、刻み海苔を加えて薬味と一緒にぱくり。爽やかな香りと辛味がうなぎの濃厚さを引き締め、口の中に新たなバランスが生まれます。さっぱりとした後味に変化するので、箸が止まらなくなるほどです。

そして3杯目は、出汁をかけてさらさらと茶漬けで堪能。出汁にうなぎの香ばしさが溶け出し、タレの甘みや炭火の香りが全体に広がります。口当たりが軽やかになり、〆にぴったりの1杯です。

うなぎ以外にも、酒の肴にぴったりの一品料理が充実しています。中でも、うなぎの肝を使った一品料理の「肝ポン酢」や「肝のチャンジャ」は、ほかのお店では、なかなかお目にかかれない珍しいメニューです。

うな美の魅力はもちろん、おいしいうなぎ！なぜ国産のうなぎなのか、この価格で提供できるのはなぜかを、お店の方にインタビューしました。

――Q. なぜ、関東であえて“地焼き”スタイルにされたのでしょうか？


――Q. 国産うなぎにこだわる理由や、この価格で提供できる理由はありますか？


――Q. お客さんに知ってもらいたい、さらなるこだわりはありますか？

お店のこだわりをたっぷり語ってくれたのは、うな美を営むご夫婦の2人。フレンドリーで、あたたかな雰囲気のインタビューになりました！こだわりをたくさん聞いてうなぎを食べると、おいしさがさらに増しそうです。

本記事では、パリッとした焼き方が特徴的な、地焼きうなぎを堪能できるうな美の魅力を、体験レポートとして紹介しました。

国産うなぎと国産米、さらにタレに至るまで、多くのこだわりが詰まったおいしいうなぎを食べられます。関東にいながら、地焼きうなぎが楽しめるお店は多くありません。

何度でも足を運びたくなるうな美へ、ぜひ訪れてみてください。