これであなたもタイ通♡バンコクの交通手段を使いこなす！

そもそもタイにはどんな交通手段があるかご存知ですか？
主に、鉄道、地下鉄、バス、タクシー、バイクタクシー、トゥクトゥク、ソンテウ、ロットトゥー、ボートがあります。
聞きなれない乗り物もあるかと思いますので、1つずつ紹介していきます。
まず、鉄道や地下鉄を利用する際、バンコク市内の拠点となるのは、バンコク最大かつ最古の駅、「フワランポーン駅」が中心となります。

2010年に開通した高架鉄道です。
スワンナプーム国際空港に到着してからバンコク市内へは、まずはARL（エアポート・レール・リンク）に乗車します。
「スワンナプーム国際空港駅」から「パヤータイ駅」までの区間を運行しており、市内へ行くには「パヤータイ駅」で「BTSスクンビット線」に乗り換えます。
日本の私鉄のような乗り心地と綺麗さなので、安心して乗ることができます。

【乗り方】
運賃：15バーツ〜
切符の購入方法は日本と同じ。目的地を確認しボタンを押した後にお金を投入します。出てきた切符は500円玉サイズぐらいの丸くて軽い、ICチップ内臓トークン。
自動改札機に切符をかざし、下車の際に自動改札機に投入し回収される。

「シーロム線（ナショナルスタジアム駅⇄バーンワー駅）」と「スクンビット線（モーチット駅⇄ベーリング駅）」に分かれています。
「シーロム線」と「スクンビット線」の乗り継ぎは「サイアム駅」で可能です。
列車内は冷房が効いているので、スカーフなど羽織ものがあると◎
切符の裏側が路線図になっているのが嬉しいですね。

【観光地へは…】
バンコクの中でも最先端のオシャレな若者が集う「サイアム」へはこの鉄道を使いましょう。
また、「ワット・プラケオ」や世界中のバックパッカーが集まる「カオサンロード」へは、「シーロム線サパーンタクシン駅」で降り、後ほど紹介する「エクスプレス・ボート」に乗り換えると行くことができます。

【乗り方】
運行時間：6:00〜24:00
運賃：15バーツ〜
切符はカードタイプ
よく利用する人はプリペイドカードも便利でお得です。
切符の購入方法は日本と同じ。
目的の駅の値段を確認しボタンを押す。料金を投入するとテレフォンカードサイズの切符が出てくる。（プリペイドカードはチケットカウンターで購入する）
自動改札に切符を差し込み、通過後引き取る。下車の際に自動改札機に差し込み回収される。

え、これが切符？と疑うほど軽く表面ツルツルのプラスチック製のコインのようなもの。おもちゃのお金みたいなのでなくさないように注意！
比較的本数も多く乗り心地も良くて便利です。

【乗り方】
バーンスー駅⇄フワランポーン駅
運賃：15バーツ〜
切符は500円玉サイズぐらいの丸くて軽い、ICチップ内臓トークン。
切符の購入方法は日本と同じ。タッチパネル方式で、目的の駅を選択しお金を投入口へ。500円玉サイズの切符が出てくる。
自動改札でかざし、下車の際に自動改札機に投入し回収される。

主にバンコク市内から有名な観光地「アユタヤ」や「ドンムアン空港」へ行く際に利用します。
タイの鉄道の中でも1番安く、地元の人の足としても使われているので一際ローカル感が際立っています。
等級や冷房車両、特急等により値段も異なります。

私が利用した1番安い3等級は、
・フワランポーン駅→アユタヤ駅
1時間33分 運賃15バーツ(約45円)
・ドンムアン駅→フワランポーン駅
1時間6分 運賃5バーツ（約15円）
車内も薄暗く冷房はありません。窓全開です。
トイレは付いている車両もありますが、車両同様古く歴史を感じるものです。和式タイプでステンレス製の便器があるのみ。
遅延も起こりやすいので利用する際は時間に余裕を持ちましょう。

【切符の購入方法】
駅にチケットカウンターがあり、行き先や等級などを伝えます。
その時から1番早い発車時刻の電車を案内されます。遅い時刻の電車に乗りたい場合は必ず伝えます。
料金を支払うと紙を1枚渡されるので、発車時刻と行き先、手書きでプラットホームナンバーを書いてくれるので確認しましょう。

【乗り方】
自動改札機はありません。
指定された鉄道に乗り、発車後に車内で車掌さんが切符を確認し、パチンと印をつけてくれます。
下車後も切符は回収されません。

チャオプラヤー川の対岸へ行くにはエクスプレス・ボートがオススメ！
世界中のバックパッカーが集まるカオサンロードやワット・アルンなど、有名な観光地はボート移動が便利です。
渋滞の心配もなく、両川岸に乗船場があります。
ボートからの景色も気持ちいいですよ。

【乗り方】
運行時間：6:00〜19:30頃
運賃：3バーツ〜
乗船場に着くと、桟橋へ向かう通路の横にカウンターがありお金を払います。
もしカウンターで支払えてなければ乗船後にスタッフに払いましょう。
誰がスタッフかは一目瞭然！ステンレス製の筒状のものにお金とチケットを入れて、ジャラジャラさせながら船内をウロウロしてるのですぐわかります。（いない場合もあり）

交通手段として運行されているエクスプレス・ボート以外にも、観光船やディナークルーズとして運行されているものもあります。
こちらは観光客用のため、見た目も豪華です。

タイの乗り物といって、まず思い浮かぶのはトゥクトゥクではないでしょうか。
キラキラにデコレーションしたりイルミネーションで煌びやかにしたりと、見ているだけでも楽しくなります。
値段はタクシーより安く、バイクタクシーより高いです。
タイ旅行の思い出にぜひ♪

1番難易度が高いのが路線バスです。
路線バスは安くて路線も多く、乗りこなせれば便利ですが、路線によってバス停が異なり時刻表もなく、徐行運転しているところに飛び乗るのでおすすめはできません。
また、路線やバスによっては冷房がついていない場合もあります。
ただ、カオサンロード周辺から空港へは路線バスが唯一乗り換えなしで行けるので、挑戦したい方は渋滞しやすい時間帯を避けて乗りましょう。

【乗り方】
系統が数字で表示されております。
目的地行きのナンバーが書かれたバス停で待つ。（事前に目的地行きのバス停とナンバーをホテルスタッフなどに聞き調べておく）
路線バスのフロントガラスや側面に数字が書かれています。
時刻表はありません。乗りたいナンバーの路線バスが来たらバス出入り口から飛び乗る(基本的に停止はしません)。
全てのバス停には止まらず、乗降者がいなければ通過です。
スムーズに乗るコツは、乗りたい路線バスが来たら乗る意志を示すこと。特に慣れないうちは、手をあげてバスに近寄るのがよいでしょう。
運賃は車内でスタッフが回収しにきます。料金は路線やバスによって違います。
降りたい時はブザーを押します。

聞いたことがない方がほとんどではないでしょうか？
ソンテウとは、小型トラックを改装した乗り合いバスです。トラックの荷台に屋根がついているイメージです。
長椅子に座り風を感じながら、タイの雰囲気がよりダイレクトに伝わってきます。
バスステーションから発車しているテンソウは安心ですが、途中でピックアップする際は行き先に気をつけましょう。
比較的郊外の方がよくみられます。

【乗り方】
行き先を確認し、バスステーションもしくは走っているテンソウに乗ります。
運賃は、バスステーションでは予約した時、途中でピックアップした場合は降りる際にドライバーに支払います。


・「ロットトゥー」

こちらも聞きなれないかと思います。
「ロットトゥー」とは乗り合いのミニバンです。
郊外へ行くには、バスステーションから発車する「ロットトゥー」を使いましょう。
こちらは発車時刻が決められており、満席になる路線もあるので早めにバスステーションに到着することをおすすめします。

【乗り方】
目的地が書かれたチケットカウンターへ行き予約します。
乗り場に案内され、時間が来たら「ロットトゥー」に乗り発車です。


・タクシー

便利ですが1番割高。
値段交渉をしないとかなり高額で請求されます。
高額といっても日本より安く乗れるので、荷物が多い時や時間帯など考え、うまく使いましょう。


・バイクタクシー

最後にバイクタクシーですが、こちらも安全面を考慮するとおすすめできません。
バイクに2人乗りするので、手で握れる場所がなく、バランス感覚が必要です。
渋滞の場合も関係なく走れタクシーより安いのは利点ですが、タイのバイクはとばしがちで危険なので避けた方がよいでしょう。

【乗り方】
料金はタクシーの1/3ぐらい。
値段交渉をしなければ、かなり割高でふっかけてきます。
ヘルメットを必ずかぶりましょう。
料金は目的地に着いてから支払います。


さっそく実際に交通手段を使って旅行したい場合、下記〈バンコクモデルコース〉参照

いかがでしたか？
バンコク市内は意外と発展していて、交通手段も多々あります。
最初はなかなか乗りこなすのが難しいですが、わからなければ周りの人に聞きましょう。
微笑みの国タイは親切な人ばかり。
タクシーのキャッチがしつこく、倍の値段をふきかけられることもありますが、値段は交渉次第。そのやりとりも海外ならでは。いつもと違ったバンコク旅行を楽しみましょう♪

※実際に海外旅行をされる場合には、
外務省 海外安全ホームページ（ http://www.anzen.mofa.go.jp/ ）のご確認をお願いします。