プロテインは作り置きに向いている？理由や効率的な飲み方を知ろう

効率的にプロテインを摂りたいなら、作り置きは避けたほうが良いでしょう。栄養価が変わったり、健康面に悪影響が出たりするおそれがあるため注意が必要です。

プロテインの作り置きをおすすめしない、NG理由を見ていきましょう。

食中毒などを引き起こす細菌は、「栄養」「水分」「温度」の3条件がそろうと爆発的に繁殖するといわれています。（※ "花王プロフェッショナル 衛生ナビ 公式HP"参照）作り置きされたプロテインは、まさに細菌が繁殖しやすい環境といえるでしょう。

プロテインに含まれているタンパク質は細菌たちのエサ（栄養分）になります。そして、プロテインパウダーは水に溶かして摂取するため、作り置きすることで「水分」という2つ目の環境が整ってしまいます。

この状態のプロテインを夏の暑い時期に持ち歩いたり、暖かい部屋に置いておいたりすることで、細菌が大量に増殖してしまうのです。

細菌が繁殖した状態のプロテインを摂取してしまうと、食中毒を起こす危険もあります。作り置きはせず、すぐに飲み切るほうが良いでしょう。

作り置きした状態のプロテインは栄養価の面でもおすすめできません。

溶かした状態のプロテインは時間が経過することで、タンパク質の栄養価が変質し始めるといわれています。本来期待していた栄養分を補給できない状態は避けたほうが良いでしょう。

効率良くタンパク質を摂るためにも、やはりプロテインは新鮮な状態で飲むのがベストな選択です。

作り置きのプロテインは味にも影響が出ます。水に溶かして時間が経過したプロテインは品質が変化しやすく、酸化してしまうおそれがあるのです。

酸化して鮮度が低下すると味や風味も落ちてしまい、飲みにくいプロテインになってしまいます。

プロテインはやや独特な風味の商品も多いため、おいしくプロテインを飲みたいなら、やはり作り置きはしないほうが良いでしょう。

どうしてもすぐにプロテインが飲めない場合は、基本的には半日程度を目安にし、なるべく早く飲み切るようにしましょう。

常温保存よりは細菌の繁殖や栄養価の劣化を抑えやすくなります。とはいえ、作り立ての状態をキープできるわけではないため、過信は禁物です。

プロテインで効率の良いタンパク質を補給したいなら、飲む前に作るのが一番効果的です。

運動やトレーニングの後はプロテインを摂取するのにぴったりのタイミングです。運動後の筋肉には回復が必要なため、プロテインで栄養補給するチャンスとなります。

筋トレの補助としてプロテインを摂取する場合、作ってすぐ飲むようにしましょう。

外出先でプロテインを摂取するときも、作り置きはおすすめしません。

しかし、工夫次第で外出先でもプロテインを摂ることができます。以下のポイントを、外出先でのプロテインの飲み方の参考にしてみてください。

外出先で摂取する場合は、必要な分だけプロテインパウダーを持ち歩くのが手軽で便利です。

おすすめは、あらかじめ家で密閉性の高い袋の中にパウダーを入れておくこと。余計な水分が入る隙間を与えず、雑菌の繁殖を抑えられます。

プロテインパウダーを袋に入れる作業が面倒な人は、個包装されているプロテインを買うのもおすすめです。飲み終わった後に袋を捨てられるので、荷物が増える心配がなくなります。

プロテインパウダー以外のアイテムを取り入れるのもおすすめです。パウダー以外のプロテイン商品はプロテインバーやプロテインゼリー、プロテインドリンクなどがあります。

最近はコンビニやスーパーなどでも入手しやすくなっています。購入してすぐにタンパク質を摂取できるのもメリットです。

効率良くタンパク質を補給しするためには、プロテインを直前に作るのがおすすめ。どうしても難しい場合は、常温ではなく冷蔵庫で保存しましょう。ただし半日程度で飲み切るのが大切です。

外出先でプロテインを摂取したい場合は、プロテインパウダーを密閉性の高い袋に小分けして入れておいたり、プロテインバーなどを購入したりする手もあります。健康的なカラダづくりのためにも、ベストなタイミングでプロテインを摂取しましょう。