出発地点”専業主婦”から拓いた未来。女社長が語る、女性がより輝くためのアドバイス

    キャリアか家庭か。それは女性のライフステージを左右する、もっとも大きな決断です。自分が望んだ道を迷いなく選べればいいけれど、周囲の意見や自分の感情に押されて、自分の本心がわからなくなることもありますよね。そんな時に読んで欲しいのが、アコーディア・ゴルフ取締役会長 田代祐子さんの著書『SHINE(シャイン)!女性たちよ、キラキラ輝こう』。アメリカと日本の二国でキャリアを築いてきた田代さんの人生観に触れれば、きっと自分の潜在的な望みが顕になってくるのを感じられるはず。

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    提供:アコーディア・ゴルフ
    この記事の目次

    専業主婦から取締役への華麗なる転身

    aumo編集部
    「自己啓発系の本って、何を読んでいいのかわからない」
    「大体の本が男性目線で書かれていて、実際の参考になる部分が少ない」
    「同じ女性として、キャリアのお手本となるような話が知りたい」


    今や切っても切れないビジネスマンと自己啓発本の関係性。
    しかしその多くが男性視点で書かれており、物足りなさや不満を感じたことのある女性は多いはず。
    そんな方におすすめしたいのが、こちらの書籍『SHINE(シャイン)!女性たちよ、キラキラ輝こう』。
    著者である田代祐子さん(以下田代さん)は、アコーディア・ゴルフ取締役会長に就任する傍ら、日本マクドナルドホールディングス、ヤマハ発動機株式会社などの社外監査役なども務めており、まさに”キャリアウーマン”を代表する逸材です。

    ……このように聞くと、生まれてからずっと出世街道をひた走ってきたエリートなのかと思ってしまいますが、そのキャリアがスタートしたのはなんと31歳だったというから驚き。
    田代さんは、19歳の時にアメリカ人と結婚すると同時に渡米。その後6年間は子育てをしながら専業主婦をしていたのだとか。
    互いに子どもを預け合いながら大学で学ばないかと友人に誘われたことをきっかけに入学し、専攻もほんの資格取得の目的で会計学を選んだのだというから、人生ってどこでどうなるか分かりません(!)。

    本書では、そんな田代さんが約35年のキャリアを通して培ってきた人生観やビジネス観が余すところなく紹介されています。

    「自分はどうしたいのか?」を軸に生きた方が、人生は幸せ

    aumo編集部
    本書は以下の通りの2部構成(※「はじめに」「あとがき」を除く)。
    • 田代祐子氏×サラ・エル・カサノバ氏(日本マクドナルド代表取締役会長)の特別対談
    • 田代祐子氏の人生観・ビジネス観をもとに女性に贈られる「5つのアドバイス」
    最初の特別対談では、日本の女性経営者を代表する二人と言っても過言ではない田代さんとサラ・エル・カサノバさんによる、多岐にわたるトピックが展開されています。
    女性ならではのキャリアの積み方や働き方、ワークライフバランス、人生を切り拓く方法……etc.
    テーマこそ壮大であるものの、二人の”友人距離”ならではのカジュアルでフランクな語り口に、自然と励まされ、勇気づけられる内容となっています。


    続く「もっと輝く人生を送るための5つのアドバイス」では、田代さんの在米経験や約35年のキャリアから形成された、女性が幸せに生きる・働く上でのヒントが盛り沢山
    その概要を簡潔に紹介すると、以下の通りです。
    【アドバイス1】
    「わたし」を主語に人生を考えようというメッセージ。
    女性であっても幸せを追求するためには精神的自立、(選択肢を増やすための)経済的自立が大切であることが述べられています。

    【アドバイス2】
    1の根本的な啓発から転じ、もう少し具体的なマインドセットを教示してくれます。
    そこに込められているのは、人生には成功も失敗もなく、さらには「どんなに頑張っても、人生の99%は自分ではコントロールできない」(P.98)からこそ自分自身でコントールできる目の前の1%に取り組んでみようとのメッセージ。また、物事に注力する上で障壁となりそうなワークライフバランスやコンプレックスの捉え方についても、田代さんの経験談を踏まえ、優しい口調で語られています。

    【アドバイス3】
    1、2よりもさらに具体度は高くなり、日々のなかで今すぐ活かせそうな考え方やライフハックを紹介しています。今、手元に与えられた仕事とどう向き合うか。周囲の仲間とはどのように関係を築くか。
    そこには、女性ならではの優しさや気遣いを上手に活かした工夫が盛り込まれており、従来の”男性を真似る”ようなビジネスウーマン像とは一線を画した内容となっています。

    【アドバイス4】 
    適応力や協調性、選択肢の多さなどの女性の特質が、ビジネスの場においても「強み」となることを訴えた内容。とはいえ、本質的なメッセージは、”男女を問わず、家事に向く人がいる一方で働くことに向く人がいるなど、適性はさまざまである”といったところにあり、経営者ならではのオープンでフラットな視点を学ぶことができます。

    【アドバイス5】
    5では、いよいよキャリアアップの目指し方を示唆します。
    言い訳を捨てる、部下に仕事を任せる、執着しない、などのアドバイスは、常識やしがらみに縛られることなく、未来へと羽ばたいていくために是非とも参考にしたいメソッドです。

    平易な言葉で綴られる、”女性の生き方”の真髄

    aumo編集部
    ▲取材先のリゾートホテルでも繰り返し愛読
    改めて本書をライター歴10年の筆者が読んでみました。
    とはいえ、筆者はもともと10代の頃から生きること自体に消極的だったタイプ。
    今後も生きていかなければいけないとしたら、せめて自分の好きな”書くこと・表現すること”が仕事になればいいなあ、とぼんやり思っていて、それがラッキーにも叶ったクチなのです。
    つまり、キャリア志向でもなければ、自己成長に貪欲な訳でもない人間

    最初は、そんな筆者がこの本を読んだところで果たして理解できるのかと不安だったけれど、読んでみた結論から言うとーー。
    筆者、大いに刺激されました。



    前述の通り、自分自身では”意識低い系”で仕事をしてきただけの人生だと思ってましたが、
    ・フリーランスに転向し、仕事が自分ごとになってからは断然今の生き方が面白い
    ・自分の成長速度も収入もある種自分次第なので、いい意味で焦る
    と、仕事を楽しんでいることを考えると、まさに本書のターゲットど真ん中だったのです。

    田代さんの挫折経験に深く共感してみたり、視座の高いアドバイスを繰り返しゆっくり読んでみたり。
    ”ビジネスウーマン”とは”キャリアウーマンであり、組織政治が上手い人であり、総合的にめっちゃデキる人”とのイメージがあったからこそ、長らくセルフイメージとは合致しませんでしたが、自己認識とは別のところで、潜在的な成長欲求があったようです。
    私、こんなに仕事が好きだったの?こんなにアドバイスを求めてたの?
    まるで、乾いた大地に水が急速に沁み込んでいくみたいな感覚。

    考えてみたら思い当たる節はいくつかあり、そのうちのひとつ、田代さんもサラ・エル・カサノバさんも口を揃えて述べる「チャンスがきたときは、まずはYESと言うこと」が大事であるという言葉。
    思えば筆者も、仕事上での新しいチャンスには脊髄反射で飛びつく習性がありました(背負っているものが何もない身軽さからでもあるけれど)。

    こんなふうに自分では全く”キャリアウーマンタイプではない”と思っていても、いざ職場でチャンスが舞い込んできたときに無意識的に手をあげているという読者は多いのでは?
    きっとそれは、キャリアウーマンの定義を自分で狭めているだけで、もっともっと挑戦したい心のシグナルなのだと思います。ではなぜ、私たちはそうした心のシグナルになかなか気づかないのでしょうか。
    アメリカと日本の二国を相対的に見てきた田代さんは、日本人女性の特徴を次のように述べています。
    「私も、社内外を問わず、たくさんの働く女性たちとのおつきあいがありますが、まだまだ周りの状況や伝統的な価値観に縛られて、思うように能力を発揮できない女性が多いように感じています。彼女たちが、持てる力を最大限に発揮し、活躍することは、今後の日本の社会や経済の発展にとって不可欠な要素です。」(P.6)
    伝統的な価値観の例に、「家父長制」や「男尊女卑的な考え方」など を挙げた上で、そうした長年の価値観を変えていくのは、大変な労力と時間を費やすとも語っています。

    では、私たちは一体どうしたら良いのでしょう。
    現状のルールや法律を変えていくことも大切ですが、まずは自分自身が無意識に持っている「〜すべき」「〜せねばならない」などのブロックを外すことが何よりも肝要なのではないでしょうか。
    例えば先ほど筆者が例に挙げた、「キャリアウーマンとはかくあるべき」という先入観もそのひとつ。
    きっと、働きたいのだったら思う存分心の声に従っていいのです。

    田代さんは、ワールドワイドな視点から見た人生を以下のように語っています。
    「『女性はこうあるべき』『母親はこうあるべき』といった世間の括りに縛られているのは、不幸なことです。(中略)それぞれの人が、いろんな特性、価値観、感じ方、考え方を持っているのは当たり前なのですから、世間一般のモノサシではなく、『自分はどうしたいのか』を軸に生きた方が、人生は幸せだと思います。」 (P.182)
    ボーダーの概念を取り払った田代さんの活躍は、縦横無尽。
    ビジネスの世界だけでなく、東日本大震災が起こったときには自身の使命感に突き動かされ、単身岩手県へと移住。現地で中小企業の事業再生をサポートするボランティアを行ったそうです。

    ”なんとなく”で過ぎていく一日が私にある一方で、田代さんは思い立ったら即行動。
    時間は有限だからこそ、行動をためらっている暇はないのだと気付かされますね。

    この本を読めば、今この地点から遠い未来まで、視界が一気に拓けていくのを感じられるはずです。

    新しい日本のために、新しい女性像を、自分たちの手で。
    ワクワクする未来を創っていくために、柔軟なマインドセットを、まず手に入れてみませんか?

    書籍情報

    書籍名:『SHINE(シャイン)!女性たちよ、キラキラ輝こう』
    著者:田代祐子
    出版社:幻冬舎
    出版年:2021年

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