【埼玉】長崎対馬の鮮魚×「和食　桃栗」♡国内屈指の魚介を上品な料亭で♡

そもそも、どうして長崎・対馬のお魚がフィーチャーされる形で、埼玉のお店で取り扱われることになったのでしょうか…？

“「海なし県」である埼玉のみなさんに、美味しい対馬の魚介を味わっていただきたい…！” そんな共通の思いを持っていた、長崎の商工会連合会会長と埼玉の県知事が縁あって出会い、プロジェクトを始めました。

そして誕生したのが、現在、埼玉県の大宮、高島屋の地下1階に店舗を構える「埼玉ながさき屋」！長崎県にある数多くの島や村・町に暮らす生産者の手によって作られた、すぐれた逸品を取り揃える、アンテナショップです！

そして、今年2020年の4月より、なんとこちらの「埼玉ながさき屋」にて、対馬産の美味しいお魚の取り扱いが開始されることになったとのこと！
長崎県は、海岸線の長さにおいては北海道に次いで日本第2位、獲れるお魚の種類に至っては、日本第1位を誇ります。
特に、長崎県の中でも、潮の流れがぶつかるところに位置し、プランクトンが豊富な、対馬周りの海域で取れるお魚は、質も味も最高級なのです！

そんなわけで、「埼玉ながさき屋」の新しいイチオシ商品として誕生したのが、「鮮魚ボックス」。対馬産の新鮮な鮮魚たちが、プロの目利きによるお任せで数種類取り揃えられ、セットとなっています。見て良し、味わって良しなこちらの商品は、まるで魚介の宝石箱です！

飲食店向けのサービスとして、5〜8種類くらいの魚たちが詰め合わせられ、新鮮なままお客さまの元に到着する仕組みとなっています。例えば送り先が関東であれば、水揚げされたその日の夜には都内・近郊の空港に魚が届き、翌日午前にはもうお手元に届くという圧巻のスピード感です！

そんな「埼玉ながさき屋」の、対馬産魚介の取り扱いスタートを記念して、今回こちらのお魚を実際にお料理でいただけるお店として選ばれたのが、「和食　桃栗」というわけなのです。

素敵なコラボレーションの火付け役は、“生産者×料理人×美食家を繋ぐ”というコンセプトでフードイベント「Emotional Table」を主催している、「emotional tribe」（東京都）の代表・井上嘉文さん。
普段は、近頃話題となっている「地方創生」「6次産業化※」におけるプランナーとして、また企業内の“伴奏型”支援者としてなど、あらゆる方面でご活躍されています。
（※6次産業化＝1次：生産×2次：加工×3次：流通＝6次産業化を推進することで、1次産業者の所得向上を目指す、農林水産省が掲げる動き）

私が今回「和食　桃栗」にお伺いした夜は、あますことなく対馬の魚介の魅力をお客さんに味わってもらいたいということで開かれた「Emotional Table」のイベント、「対馬の魚、下から見るか　横から見るか」の日でした！

白羽の矢が立った「和食　桃栗」は、田村料理長率いる、高級感に溢れつつも上品さの漂う、和食・会席料理のお店です。

日本各地からこだわりの食材を選び抜いて使用！普段お店で扱われている魚介は、毎回、内房総まで直接買い付けに行くスタイルで仕入れているのだとか。
そういった食材選びを行っている「和食　桃栗」の料理長をも唸らせる一流の食材・対馬産魚介類。対馬産の鮮魚×「和食　桃栗」のコラボレーションでは、いったいどんなメニューが用意されるのでしょうか…？！

今夜提供された、対馬のお魚を堪能するスペシャル和食会席フルコースのメニューはこちらです！

＜先付＞　鰆けんちん　胡麻豆腐旬菜載せ　栄螺（さざえ）磯煮
＜お椀＞　鯵　自然薯　つみれ汁 〜白髪ねぎ、五島うどん、絞り生姜、口、木の芽添え〜
＜お造り＞　本日　対馬からの魚　〜クエ、鰤、真鯛、あおり烏賊、イサキ焼目付、他　妻添え〜
＜焼き物＞　ヒオウギ貝味噌素焼　甘鯛風干し焼　〜鰹胡桃、天然密煮、はじかみ添え〜
＜蒸し物＞　クエ　ちり蒸し　〜ポン酢、赤おろし、芽ねぎ添え〜
＜揚げ物＞　原木椎茸　海老真丈揚げ　〜五島の塩、すだち添え〜
＜食事＞　のどぐろ　土鍋ご飯　〜三つ葉添え〜、赤だし　香の物
＜甘味＞　苺ムース　水菓子ぞえ

お腹も心も満たされる極上のお料理が、なんと8品も！味の素晴らしさに加えて、品数まで多いなんて、幸せが止まりません。

今回、こちらのコース料理は「埼玉ながさき屋」での対馬産魚介流通を祝し、イベントとして一晩限り、とのことでした。
しかし、上記メニューのうち
＜蒸し物＞　クエ　ちり蒸し　〜ポン酢、赤おろし、芽ねぎ添え〜
に関しては、3月15日〜4月1日の期間限定で、いらしてくださった方にはご提供できます、とのこと！
さらに、クエの仕入れの加減によっては、お刺身でお出しできる日もあるかもしれません、とのことでした…！

とはいえ、お魚は自然の恵み。当日の仕入れ次第で、メニューの内容も変わるとのことでしたので、お店に行かれた際には、その日の食材で展開される「和食　桃栗」の味・見た目ともに芸術性に満ちたお料理のあじわいを、ぜひ楽しんでみてください…！

それでは、期間限定で提供されるスペシャルメニュー「クエ　ちり蒸し」についてレポートさせていただきたいと思います！
まずは、蒸された具材の下に透ける、うすい出汁色のスープを一口。
…大変にやさしい口当たりの中で、ピリリ、とした辛さが味を引き締めます！
辛さの元でもある赤おろしを載せたクエを口に含むと、口内でほろりとほぐれていく感覚に、思わず心もホロリ。皮までに至る、圧倒的なやわらかさに驚きます。
そして添えられた白ねぎ・芽ねぎの、二種類の異なるネギのシャキシャキとした食感が、味のアクセントとしてたまりません。

続いて、ラッキーな日には食べられるかも…？！な、クエのお刺身のレポートも。
まず、天然のクエの甘さに驚きです…！肉厚で、大変に味が濃いです。そして、ポン酢と合うこと合うこと。クエ本来の甘さを、ポン酢が引き立てながらスッキリと締めます。一緒に食べれば、口の中に、甘味と酸味からなる美しい味覚の新世界が生まれます！

こんな魅惑的な、「生産者×料理人」のスペシャルコラボレーションが行なわれている、大宮の「和食　桃栗」。
ここに「美食家」のあなたが加われば、コラボレーションの最終形態が完成です☆多くの好評な声があれば、コラボメニューを継続するかもとのお話も…？！
ぜひ、魚介好きなお友達やご家族と、絶品のお料理に舌鼓を打ち、上品なお店の雰囲気に心癒されながら、対馬から届いた海の幸をぜひご堪能ください☆