新美南吉記念館へ「ごんぎつね」「手袋を買いに」「おぢいさんのランプ」など、数々の名作の作者として知られる、半田が生んだ童話作家・新美南吉の記念文学館です。※ごんぎつねは、昭和31年に大日本図書が初めて4年生の国語科教科書に採用し、昭和55年からは全ての教科書に載るようになりました。館内には常設展示室や図書閲覧室等が設けられ、自筆原稿をはじめ、日記や手紙などの資料を見ることが出来ます。南吉の作品をジオラマでも展示していますので、お子さんにも見やすいと思います。記念館の外観は、ユニークな形をしています。芝生で覆われた波打つような屋根のシルエットは、一見奇抜なように思われますが、周囲の地形と連続していて南吉が童話に描いた知多半島の自然・風景と調和しているのではないでしょうか。また、記念館に隣接した「童話の森」には遊歩道(せせらぎの小径、あじさいの道、花のき広場、兵十橋)が整備され、南吉文学に描かれた里山の自然の中をのんびりと散策できます。この場所は、「ごんぎつね」に登場する“中山さま”の城跡と言い伝えられてきた場所だそうです。※平成22年天皇皇后両陛下が、ご来訪してくださっています。
【愛知】読書の秋に♪童話『ごんぎつね』作者の軌跡をたどろう
半田市は童話『ごんぎつね』を執筆した児童文学作家、新美南吉の故郷。今回は、ふるさと半田を舞台にした作品を数多く残した「新美南吉記念館」を紹介します。過ごしやすくなったこの季節、文学に親しんでみては。
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この記事の目次
童話『ごんぎつね』の舞台となった「童話の森」。作品に登場する植物が観察できる遊歩道や、水が流れる「せせらぎの小径」があり、南吉童話の世界を味わうことができます。所々にきつねの銅像が並んでいて可愛いですよ♪
「童話の森」の中山の地に建てられた「新美南吉記念館」は、流線形にこだわったデザイン性の高い建物。天井にも芝生が敷き詰められていて緑豊かな優しい雰囲気です。併設されたカフェ&ショップでのんびりと過ごすこともできますよ♪
地元愛にあふれる新美南吉は、ふるさとを舞台にした数多くの作品を残し、それらが今も世代を越えて人々に愛されています。記念館には、自筆原稿や書簡などがたくさん展示されていて、新美南吉の生涯を知ることができますよ。
書くことが大好きだった新美南吉は、生涯を通じてたくさんの日記を遺しています。日常の何気ない喜びや悩みなどが書き綴られていて、そこから人柄がうかがえます。彼が今も生きていたら、きっとツイッターの達人になっていたでしょうね!?
いかがでしたか? 誰もが一度は読んだ記憶のある『ごんぎつね』。でもその作者については意外と知らないことも多かったりして…。この機会にぜひ新美南吉の魅力に迫ってみてください♪
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※掲載されている情報は、2022年06月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず事前にお調べください。