【有楽町】都心にも、“自然へ帰れる”場所を見つけた話。『BAR THIRD PLACE LODGE』

JR 有楽町駅の日比谷口から歩くこと、約3分。
今回ご紹介する『BAR THIRD PLACE LODGE』へ到着です。
ここは、「自然回帰」をテーマとした隠れ家BAR 。

どこへいても、何をしていても欲しい情報は端末ひとつあれば手に入る便利な時代ですが、ふと、そんな事にも疲れてしまったり。

そんな時こそ、自然に帰れる場所が必要なのではないでしょうか。

地下鉄 日比谷駅 A4番出口 徒歩約1分
地下鉄 銀座線 徒歩約5分
JR 新橋駅 徒歩 約8分

なんて各路線からのアクセスの良さもまた、通いたくなる理由のひとつ。

私たちには、とても便利な時代だからこそ忘れてしまっていることがあるのではないでしょうか。
そんな時に恋しくなってしまうのは、木々の香りや揺れる火、満点の星空…。

ここ『BAR THIRD PLACE LODGE』の扉を開くとまず目につくのは、山小屋をイメージしたという暖かみのある内装たち。木を多く使用した空間となっているため、そこへ居るだけで五感が喜んでいるような。
なんだかそんな気がしてきます。

ここが有楽町の中心だなんて、ふと忘れてしまいそうになる空間なのです。

有楽町『BAR THIRD PLACE LODGE』でいただくカクテルたちにも、心をほぐすパワーが宿っているのかも。

苺パウダーで赤く彩られたグラスが目を引くストロベリーブルアップは、いちごケーキのような幸せの味。

ダークラムやいちごのリキュールを中心に、ストロベリーピューレ、マスカルポーネチーズや生クリームでメイクされ口当たりは滑らかですが意外と度数は高め。おいしさと心地の良さが同居し、つい選択肢に入ってしまう一杯です。

ふと空間にもフォーカスをあててみると、そういえば香りまで、森の中にいるような。
あたたかな焚き火のような照明や音楽も相まって、五感が喜んでいるようです。

▲エスプレッソマティーニも、心を奪われた一杯のひとつ。その場でマシーンを使い豆から抽出したエスプレッソに、深みのあるコーヒーリキュール、そしてウォッカやカカオのお酒を加え丁寧にメイクされます。

豆の香りたつ深みのある味わいで、深夜にこそオーダーすべきカクテルです。

ここ『BAR THIRD PLACE LODGE』では、その夜に合わせたウイスキーを選ぶのも楽しみ方のひとつ。
最近もっぱら手に入り辛くなっているという国産から、海外の定番〜こだわりの銘柄まで幅広いラインナップを揃えています。

そして有楽町の夜に華を添えるフードメニューの充実さも推しておきたいところ。
定番のものや、意外な角度からだったり。様々なお酒との相性を楽しむことができる提案を受けることができますよ。

▲まずはどんなお酒のお供にも、あると嬉しいオードブル３種盛り合わせをチョイス。
ピクルス、ガーリック枝豆、うずらの3品には、死角無し。ビールと合わせても、ウイスキーと合わせてもおいしくいただける安定感のある一品です。

『BAR THIRD PLACE LODGE』へ来たら、ウイスキーとチョコレートのマリアージュを味わうべし。
限られたオーセンティックバーでしか味わうことの出来ないという、アトリエAirgead（アールガッド）によるBAR専用チョコレートのセレクトにも、バーテンの腕が光ります。

このチョコレートはそれぞれが特徴的で個性的な味わいとなっており、特にウイスキーやブランデーなどの蒸留酒との相性を考え、計算され作られたものなのです。

▲彩り豊かなAirgead「BAR専用チョコレート」のチョコから、おまかせで三種。右から、酸味とのバランスが美しいポワプルローゼ、さわやか且つ深い柚子ハーブ、そして仄かにカレーのようなスパイス香るフェヌグリーク。

シェリー樽の甘みや、ピート香るアイラモルト、それにグレンモーレンジなどの定番スコッチ…etc。特徴あるチョコのフレーバーひとつをとっても、どのお酒と合わせようか。なんてバーテンと相談をするのが、楽しいんです。

何が飲みたい気分なのか定まらないまま、有楽町『BAR THIRD PLACE LODGE』へ来たとしても、腕の良いバーテンダーに任せてみてはいかがでしょうか。

京都の抹茶パウダーを使用した抹茶ティラミスマティーニは、もし自分だけで飲むものを決めていたら出会うことなどなかった、衝撃の一杯でした。

▲確かにクリーミーなマスカルポーネや香り高い抹茶が味を構成しているので、“甘くて飲みやすい”という印象もありますが、後からやって来る品の良い余韻を演出しているのは、京都のクラフトジン『季の美』によるものなのか。

茶碗のような質感のグラスが、見た目だけではなく飲み口にも“粋”を与えているようです。

寒い夜や、はたまた〆に注文されることが多いという、バーテン自慢のアイリッシュウイスキー。店内で淹れたエスプレッソにウイスキー、生クリームやシナモンパウダーを加えたカクテルです。

生クリームのクリーミーさ、エスプレッソとウイスキーが奏でるスモーキーな味わい、シナモンのアクセントが奏でる味わいにくわえて、上層の冷たい生クリームと下層の温かいコーヒーとの混ざり合いによる飲み口の楽しさも、同時に味わうべきポイントです。

胃袋の容量がしっかり目な日には、特製のクアトロフォルマッジなんて選択肢も。

四種のチーズによる味わいは、そのままでも勿論。巣の中に閉じ込められたままの状態で出される蜂蜜“巣蜜”が添えられており、食感と品の良い甘みが、旨みをさらに引き立ててくれます。

いかがでしたか。

今回は、有楽町『BAR THIRD PLACE LODGEをご紹介しました。
焚き火のようなあたたかな照明や木々のような香りまで含めた演出、そしてバーテンダーのメイクする美酒を同時に楽しむことができる、都会の止まり木となり得る空間が、ここ有楽町にありました。

デジタル社会に疲れた時は自然へ足を運ぶことはもちろん大事ですが、もっと身近にもリフレッシュさせてくれる存在があったなら。
日々の慌ただしい生活の中にもう少し、心のゆとりが出来そうな気がしませんか。