海外でクレジットカード利用のレートはいつの数値？計算方法のまとめ

「基準レート」という言葉は、聞き慣れない人も多いのではないでしょうか？海外でクレジットカードを使用した際に請求される金額は、基準レートと手数料によって変わります。それぞれどういうものなのかを詳しく見てみましょう♪

クレジットカードを使って海外で買い物をしたりキャッシングをしたりすると、クレジットカード会社は現地通貨から日本円に金額を換算します。その後カード所有者に請求するという仕組みを取っているのです。

ところが世界中で通貨の価値は常に動いているため、その動きに合わせて請求するととても手間がかかってしまいます。

そこで国際ブランドでは1日ごとにレートを定めていて、クレジットカードの決済はこの基準レートにそって取引されています☆

海外でのショッピングや食事でクレジットカードを使うと手数料がかかります。手数料は基準レートと事務手数料率を使い、次のように計算します。

例えばその日の基準レートを「1ドル=￥110」として、手数料が1.6%の条件で100ドルの買い物をすると、

100ドル×￥110×1.6%=￥176

という計算で、このときの手数料は￥176かかることがわかります◎

カードに対応したATMがあれば、世界中のどこでもキャッシングは可能です♪
キャッシングを利用するとATM手数料がかかります。これは日本で利用した場合と同じですね。

1回の取引で数百円程度の手数料がかかるのが一般的で、中には手数料無料のカード会社もあります◎

ただしキャッシングの場合は利息がかかります。利息はカード会社によって異なりますが、日本に帰ったらできるだけ早いうちに返済した方がお得です☆

繰り上げ返済ができるカードなのかも、事前に確認しておきましょう。

基準レートを公表していない国際ブランドもあるのですが、Mastercard・Visa・JCBに関しては、基準レートが公開されていますので、それぞれの調べ方を下にまとめてみました☆

Mastercardの基準レートは「Mastercard Currency Conversion Calculator」というページで確認できます◎
方法は以下の通りです。

まずはYour Card Currencyという欄で、クレジットカード決済通貨と日本円（JPY）を選択します。次のTransaction Currencyでは、旅行先の国で使用されている通貨を選択してください。

Bank Feeに0と、Transaction Amountには最低量の数字をそれぞれ記入しましょう。それからTransaction Dateで日付を選んで、最後にCALCULATEをクリックすると、基準レートが表示されます☆

Mastercard Currency Conversion Calculatorへは以下のリンクからアクセスしてください。

続いてはVisaです。Visaは「Exchange Rate」というページから基準レートの確認ができます◎

まず、ページを開いたらCard currencyの項目に日本円を選択してください。次にTransaction currencyに取引通貨を選択します。アメリカならドル、ヨーロッパであればユーロなどです。

その後はBank Feeに0と入力し、Date requestedから日付を選択します。最後にCalculate exchange rateをクリックすれば基準レートが表示されるという仕組みです。

Exchange Rateへは次のリンクからどうぞ♪

JCBは他2つと比べると非常に簡単です♪
「Base rate」というサイトにアクセスしたら、まずは基準レートが知りたい日付を選び、その中からJPY（日本円）を探します。

そしてSellの行に表示されている数字が基準レートです☆
ただし、JCBの場合は米ドルからのレートのみが発表されているという点には注意が必要です。

Base rateは次のリンクをクリックすると表示されます。

基準レートの適用日を調べるときには、ちょっとした注意点がありますので、それについて解説してきます☆

基準ルートを調べる上でよく間違えやすいのが、買い物をした日の基準レートが使われるわけではないということです◎

買い物代が日本円に換算されるのは、カード会社にクレジットカードの利用データが渡ってからなので、実際には買い物をしてから数日後、店舗によっては1週間以上後になることもあります。

とはいえ1週間でそこまでレートが変動することはあまりないので、レートに関してはあくまで目安として見ておくのが良さそうですね☆

クレジットカードを海外で利用するときの金額は、基準レートと手数料によっても変わってきます。

ただし、基準レートは買い物をした日から数日後のレートが基準になるので、正確な基準レートは買い物時点ではわからないということを覚えておきましょう♪