上質な肉は、味と時間を楽しむもの。"大人の焼肉"を嗜む【平城苑 秋葉原店】で過ごした夜

本日お邪魔したのは、【平城苑 秋葉原店】。秋葉原駅より徒歩約1分に位置する。
秋葉原駅電気街口を出てすぐに、【平城苑 秋葉原店】が入るビルがある。
「駅からの近さは、会食において大事なポイントだからね」と友人は言う。

3Fに着くと、黒を基調とした雰囲気の良い店構えが僕たちを迎え入れてくれた。
期待を高めつつ、暖簾をくぐる。

店内は、木の温もりを感じさせながらも、シックにまとめられている。
いかにも"大人の空間"という言葉が似合う。

メニューを開くと、美しい色の肉がずらり。
お店の人曰く、【平城苑 秋葉原店】では、A5ランクの和牛や神戸ビーフを使用。
歴史のある店から牛を一頭買いし、それぞれの肉の特徴に合わせてプロの職人が丁寧にカットして提供しているんだそう。
しかも、秋葉原店の料理長は数ある平城苑の店舗の中でもトップレベルなのだとか。

これは楽しみだ。

お肉も気になるが、まずは乾杯。
【平城苑 秋葉原店】には、物珍しいドリンク名が多く揃っているようだ。
今回は、自家製ドリンクを中心に注文してみた。

ゆずとジントニックを掛け合わせた「ゆずトニック」。
優しいゆずの味わいが、ジントニックの奥深さを際立てる。
「生グレープフルーツサワー」は、グレープフルーツを贅沢に半分も使ったドリンク。
爽やかさな酸味が、仕事終わりの喉に沁みる。
「自家製生姜エール」は、きめ細やかな炭酸とふんわり香る生姜のバランスが絶妙。
炭酸が苦手な友人が気に入って飲んでいたほど、飲みやすい1品だ。

それでは、肉を…と注文したい気持ちを抑え、まずはおつまみから。
「キムチの前菜六種盛合せ」は、キムチ、きゅうり、甘梅キムチ、チャンジャ、クリームチーズキムチ、カクテキが少量ずつお皿に乗っている。

特に気に入ったのが、"甘梅キムチ"。
種入りの梅をそのままキムチと和えた1品。
酸味と甘み、そしてピリ辛さのハーモニーがクセになる。
キムチだけで5種類のアレンジが楽しめるのも、【平城苑 秋葉原店】ならでは。

店員さんイチオシの「ピリ辛丸ごとガリトマト」。
トマトとガリって合うの…？
これが最初の感想。

恐る恐る一緒に口に運ぶと、口の中がサッパリとする。
意外な組み合わせだけど合うんだ！と、全員が驚いた。
うん、これは焼肉の口直しにぴったり。

見てほしい、この美しい霜降り。
誰もが心を躍らせる肉寿司こと、「大とろ和牛の炙り握り 2貫」だ。

赤酢を使ったシャリとサッと炙られた和牛の組み合わせは、文句なしで旨い。
肉自体に醤油が塗ってあるから、そのまま食べてOK。
少しだけワサビを乗せて食べるのが、ツウな食べ方。

「焼肉で最初に頼むのはタンでしょ」
誰かが言い出した説に乗っ取り、焼肉のスタートは「厚切特上タン塩」に決定。

出てきて驚いた、メニュー表通りの分厚さ。
綺麗なサシが入ったタンに、思わず喉が鳴る。

タンは焦げやすいため焼き方には注意が必要。
牛脂を塗り、網の中心を避けてそっと置く。

特上のタンを使っているので、ミディアムレアで食べるのがおすすめ。
歯応えがあるのに簡単にかみ切れる。噛みしめるごとに肉の旨味が染み出す…。

"焼肉は、まずはタンから。"
そんな説を立てた人に、盛大な拍手を送りたい。

「これが"目にも楽しい焼肉"ってもんよ」
友人がそう豪語したのが、「東京船盛～厳選した7種の彩り～」。

・和牛上カルビ
・和牛上ロース
・和牛サーロイン炙り
・和牛みすじ炙り
・上タン塩
・和牛上はらみ
・幻の豚 TOKYO X（トウキョウ エックス）

写真の通り、上質かつ目にも鮮やかな肉たちが船の上を彩っている。

うっとりしてしまう、このフォルム。
1枚1枚丁寧にカットされているのがわかる。

ちなみに唯一の豚肉"幻の豚 TOKYO X"は、3種の豚肉を掛け合わせたブランド豚。
本当に豚肉？と疑いたくなるほど柔らかな肉質は、口の中でとろけていく…。

どの部位を食べるか、そんな話題をも楽しめるのが「東京船盛」のいいところ。

"和牛サーロイン炙り"は、網の上に乗せるとたちまち色が変わっていく。
繊維がなく、口の中でとけてなくなる。
残るのは、肉の旨味と嫌みのない脂だけ。

7種類の肉を全て食べ終える頃には、心もお腹も満たされる。

「東京船盛」で満足するにはまだ早い。
【平城苑 秋葉原店】には、趣向を凝らした焼肉がいっぱいあるのだ。
その1つが、「希少部位ミスジの焼きしゃぶ～とろろポン酢につけて～」。

薄くカットされたミスジは、サッと炙る程度で十分。
網を新しいものに変えてもらい、牛脂を敷くとなお美味しく頂ける。

一瞬で肉汁が滴る美味しそうな色合いに変身。
これをとろろとポン酢を合わせたタレにくぐらせ、口の中へ。

とろろポン酢のサッパリさの中に、濃厚なミスジの味わいを感じる。
ミスジの美味しさを引き出したこの食べ方は、1口食べればその良さがわかるはずだ。

これだけ豊富な種類の肉が揃っていると、どれを注文してしまうか迷ってしまう。
そんな時は、本日のおすすめが書かれたボードを見てみよう。
店員さんに聞かずとも、その日の【平城苑 秋葉原店】でのおすすめが分かるのだ。

仕入れによってボードのメニューは変わるので、【平城苑 秋葉原店】を訪れたら必ずチェックすべし。

〆に頼んだのは、「石焼ガーリックライス和牛入り」。
ご飯もののメニューにも、和牛がふんだんに使われている。

運ばれた瞬間から聞こえるジューッといういい音と、にんにくの香り。
あれだけ肉を食べたというのにまだ食欲中枢が刺激される。

店員さんが目の前で手際よくかき混ぜてくれる。
ピンク色だった肉が食べ頃になるのを、音を聞きながらじっくりと待つ。

にんにく、バター、肉の脂。
このコラボレーション、美味しくないわけがない。
あっという間にぺろりと完食してしまった。

「旨かった…。」
旨い肉を食べた後に、余計な言葉はいらない。
"旨い"、その一言で十分だ。

A5ランクの肉を存分に味わった我々は、大満足で家路へと着いた。
ディナーや接待、会食に。
"大人の焼肉"を身をもって知りたければ、【平城苑 秋葉原店】に行こう。

店名：平城苑 秋葉原店
住所：東京都千代田区外神田1-18-19 BiTO AKIBA 3F
電話番号：050-5268-7950
アクセス：秋葉原駅電気街口より徒歩約1分
営業時間：【ランチ】11:00～15:00
　　　　　【ディナー】15:00～23:30（L.O.23:00）
定休日：ビルに準ずる