更新日：2024年04月09日

コラボルーム宿泊体験！『文豪ストレイドッグス』のイケメンに囲まれる夜

ただいま『サンシャインシティプリンスホテル』が”イケメンだらけ”になっているとのウワサを聞きつけ、やってきました。お目当ては、アニメ『文豪ストレイドッグス』の世界観を再現したコンセプトフロア。何でも、宿泊者専用フロアには客室と4つのアニメ作品の世界に染まったホテルなんて、なんだか面白そうな予感！というわけで、”文スト”初心者の筆者がどれほど楽しめるか、検証してきました。

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提供：サンシャインシティプリンスホテル

この記事の目次

あるフロアがただいま”イケメンだらけ”とウワサの『サンシャインシティプリンスホテル』へ
1フロア20部屋のコンセプトルームに4つのラウンジを完備する「IKEPRI25」
描きおろしイラストからパーティを模した特設会場まで、充実のコンセプトラウンジ
謎解きしながらスイーツで楽しくおこもり時間
【結論】作品をほとんど知らなくても楽しめるけど、キャラの名前を網羅すればもっと楽しそう！

あるフロアがただいま”イケメンだらけ”とウワサの『サンシャインシティプリンスホテル』へ

旅行好きのトラベルライターとして、仕事でもプライベートでも宿泊施設を利用する機会の多い筆者。
おじさんの高いびき響くドミトリーから、でんぐり返しが連続30回はできそうな高級宿まで、数々の宿を渡り歩いてきたつもりでしたが……。

”イケメンだらけ”のホテルなんて、今まで泊まったことがない…！

というワケで、鼻息荒くお邪魔したのは、池袋駅から徒歩約8分に位置する『サンシャインシティプリンスホテル』。

こちらのホテルでは2021年7月31日まで期間を延長して、アニメ『文豪ストレイドッグス』とのコラボルームがご用意されているのです。
『文豪ストレイドッグス』って、あれでしょ？
文豪と同姓同名のイケメンがこぞって登場する、目の保養アニメでしょ？

▲コラボルーム仕様のカードキーをゲット

え？そんな浅い知識で泊まるなって？
ファンの皆様、気分を害してしまったら申し訳ありません。

だけどやっぱり、世の中には、習うより慣れたほうが魅力が伝わることもあるもので。
ということで本記事では、同アニメのさわりしか知らない筆者が、どれくらい楽しめるかを検証していきたいと思います。

この記事が『文豪ストレイドッグス』ファンの皆様の疑似体験になるだけでなく、一風変わったホテルステイをお探しの方にとっての参考になりますように！

1フロア20部屋のコンセプトルームに4つのラウンジを完備する「IKEPRI25」

さあ、目的の25階に到着です。
こちらのフロアは「IKEPRI25」と呼ばれ、20部屋のコラボルームすなわちコンセプトルーム*、4つのラウンジを完備している特別な1フロアなのだとか。

25階への直通エレベーターを降りた瞬間、シトラスの良い香り！
一気に非日常気分が高まります。

※「安全・安心」への配慮から、6/9現在は16室での運営となっております。なお、今後も状況に応じて変化する場合がございます。

エレベーターホールを中心にフロアが左右に分かれており、片側には「武装探偵社」、もう片側には「ポートマフィア」と、『文豪ストレイドッグス』を代表する2組織のロゴがお出迎え。

ちなみにガラス扉に反射しているのは、「IKEPRI25」のフロアコンシェルジュ（雪広うたこ先生作）。
”どきっ！イケメンだらけのホテルフロア”はこの時点から始まっているんですね…！

さあ、カードキーをかざし、いよいよ宿泊者専用エリアに潜入です！

どこにいても二人と目が合う、ドキドキの「武装探偵社」ルーム

8室限定、客室タイプ2種（ツインA・ツインB）の「武装探偵社ホテル」のうち、こちらはコンパクトなツインBタイプのお部屋。
武装探偵社をイメージし、ステンドグラスやレトロな雰囲気を取り入れている、とのことなのですが…。

いやあ、びびった。
入室していきなり、中島敦（右）＆太宰治（左）の二人と目が合ってしまうんですから。
しかも、どこに移動しても見つめられている気がしてどぎまぎ。

テンションが上がる半面、ちょっと落ち着かない（笑）
そうか、これがイケメンと暮らす感覚か！

中島敦＆太宰治視点で客室を見渡すとこんな感じ。

20.7㎡の室内は、クローゼットを排したつくりとなっているため、空間も広々です。
武装探偵社仕様のフットスローが凝っていてキュート！

フットスローのそばにはオリジナルグッズ（左）とメッセージカード（右）のご用意が。
こちらのメッセージカードは、記念に持ち帰ってもよし、フロア廊下のメッセージボードに飾ってもよしと使い方自由だそうです。

ちなみに、メッセージボードには『文豪ストレイドッグス』ファンの方の手描きイラストが多数寄せられていて、作品愛に溢れた空間となっていました。

オリジナルグッズの中身は5点。
カード、レターセット、ホテルキーホルダー、タオル、謎解き付きクリアファイルと盛り沢山の内容になっています。シンプルなデザインなので、普段使いもできそう！
とくにタオルは肉厚で、おみやげとは思えないクオリティ…！

バスルームはこんな感じ。
3点ユニットながらゆとりあるつくりは、身支度の際だってノンストレス。

アメニティは、タオル類や歯ブラシ、ブラシ、カミソリなどのベーシックなものに加え、ボディローションやスキンケアアイテムなどのご用意も。

クレンジングや化粧水って、トラベルサイズを切らしていたり、自宅に忘れてきたりするんですよね。
女子旅がラクになりそうな配慮はありがたい限りです！

描きおろしイラストからパーティを模した特設会場まで、充実のコンセプトラウンジ

客室チェックが終わったら、同フロアのコンセプトラウンジへ。
4室あるうちのこちらの部屋では、過去3回のホテルコラボから寄りすぐりの装飾品を復刻展示しているのだとか。
ホテルマンに扮した中島敦＆太宰治と一緒に記念撮影ができるコーナーも、ファン心をくすぐる演出！

部屋の中にはイラスト入りグッズや描きおろしパネルが満載。
いたるところにテーブルやソファが設置されているので、”文スト”ワールドで存分に時間を過ごせます。

ああ、キャラクターが揃いも揃って微笑みを向けてきているのに、にわかな自分がもったいない…。
推しを見つけてくればよかった……！

後ろ髪を引かれながら移動した隣室は、ホテルパーティーをイメージした特設会場となっていました。

セットが本格的で、本物のパーティ会場へ紛れ込んでしまったかのような錯覚を覚えます。
推しキャラとの自撮りや友達同士での撮影が盛り上がりそう！

お次はエレベーターホールの反対側に位置する「ポートマフィア」へ。
早速ガラス扉から、ホテルマン姿の芥川龍之介（左）＆中原中也（右）コンビが見えていますね～。

ちなみに、「ポートマフィア」の客室は、黒と赤を基調としたバーのような雰囲気が特徴なのだとか。
こちらも8室限定、客室タイプ2種（ツインA・ツインB）となっているようですよ。

ラウンジの1室では、キャラがそれぞれ持つ“異能空間“の雰囲気を再現した特大パネルが展示されていました。

臨場感がある作風も相まってか、間近で見るとかなりの迫力！
筆者の身長が168cmなのですが、見上げるような恰好になります。

等身大なのかと思って調べてみたのですが、中島敦は身長170cmだそうなので、ちょっとだけ大きめに作られているのかもしれませんね。

もう一室にも、描きおろしのイラストやパネルが展示されていました。
浴衣姿でくつろぐ”文スト”キャラたちに、思わず黄色い声を上げてしまうファンも多いのではないでしょうか。

浴衣はプリンスホテル仕様となっており、これもまたマニア心をくすぐる嬉しい演出。
芥川龍之介だけ下にシャツを着こんだ書生ルックなのも、注目ポイントです。

「武装探偵社」ルーム同様、こちらの「ポートマフィア」ルームでも休憩や滞在が可能。
珠玉のイラストグッズに囲まれながら、思う存分に世界観に浸りましょう！

何しろ宿泊者専用エリア（しかも客室はたったの20室*）で、人目がほとんどないのだから…！
感染症対策面から見ても、安全・安心に過ごせるのが良いですよね。

※「安全・安心」への配慮から、2021/6/6現在は16室での運営となっております。なお、今後も状況に応じて変化する場合がございます。

謎解きしながらスイーツで楽しくおこもり時間

ゆっくりコンセプトラウンジを見学したあとは、客室に戻ってくつろぎ時間。
お部屋にネスプレッソマシンがあるのは嬉しい限り。

▲左から「王さまの枕」￥550、「アップルパイ」￥510（ともに税込）

淹れたてのコーヒーとともに、ホテルロビーにあるカフェ＆ダイニング『Chef’s Palette（シェフズパレット）』で購入したケーキをいただきます！

この日は平日にも関わらず、15:30時点で残っていたケーキはたった3つ。
実は知る人ぞ知るケーキの名店なのだそう。

ひと口頂けば、「アップルパイ」は肉厚なリンゴのコンポートがシャキシャキとしていて爽やかで、味わいの愉しさにびっくり！
「王さまの枕」もまた、キウイ、ブルーベリー、ラズベリーに洋ナシ、イチゴやオレンジなどとフルーツが盛り沢山なのに、ミルキーなクリームがそれらをひとつにまとめあげ、得も言われぬ味わいに。
これは人気のワケが分かるなあ。

ホテルロビーに位置するお店とは思えない、良心的な価格も高ポイントですね。

ケーキに舌鼓を打ちながら、オリジナルグッズに含まれていた謎解きゲームに挑戦してみることに。
冊子を中心に、スマホのLINEアプリと連動させながら解いていくスタイルです。

問題は全部で6問。
推理系が全くできない筆者は最終問題に苦戦しましたが、LINEアプリでヒントを乞いまくることで、どうにかクリア！

っていうか普通にめっちゃくちゃ面白いんだけど？？
ホテルのスタンダードアメニティにしてほしい！

美味しいケーキと謎解きゲームに熱中していたら、すっかり夜になっていました。
ロビー階にはコンビニがあるほか、サンシャインシティとも連結しているので、食べるところには困りません。
先ほどケーキをいただいた分、サンシャインシティ内のサラダ専門店でさくっと食事を済ませたらお腹もちょうどよい感じ。

テレビを見たり、ゆったり入浴を愉しんだりして、眠くなるまで気ままに過ごします。
エンタメ要素がありつつ、きちんとリラックスできる環境って素晴らしいですね。
例えにわかファンでも、しっかり満喫できることが判明したのでした（笑）。

【結論】作品をほとんど知らなくても楽しめるけど、キャラの名前を網羅すればもっと楽しそう！

▲「IKEPRI25」の宿泊特典であるオリジナルドリンクには、『文豪ストレイドッグス』のコースター付き

ひとことで泊まった感想を表すと「想像の倍、すごかった」。
コラボルームというと、通常の部屋にグッズがちょこっと置かれている程度かと思っていたのですが…規模が違いました。
「IKEPRI25」ではグッズはもちろんのこと、壁紙や窓といった内装まで『文豪ストレイドッグス』仕様に変更されているので、身を置くだけで、即非日常へトリップできます。
それゆえ”異能空間”ラウンジでは、キャラクターの名前を全て知っておけばより楽しめたんだろうなあと後悔することも。

予習しなくても十分に楽しいけど、予習することでより、”文スト”ワールドの立体的魅力にハマれそう！
ぜひ一度、足を運んでみてくださいね！

サンシャインシティプリンスホテル

池袋・巣鴨・駒込/ホテル