川崎からわずか約15分！古き良きカルチャーが息づく街・新橋へ

「日本有数のビジネス街」「サラリーマンの聖地」……新橋と聞くと“ビジネスパーソン御用達のグルメタウン”というイメージがありますが、実は観光も楽しめる街。路地を歩けば歩くほど、日本らしい多彩なカルチャーに出会えます。

今回は、新橋駅から徒歩約5分圏内のスポットを紹介。ショッピング、アクティビティ、食を満喫できる、よくばりコースです。

はじめに紹介するのは2024年5月（※1）にオープンしたばかりの新スポット『TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO』。JR新橋駅烏森口から歩いて約5分ほどの好立地にあります。

施設に入ると、まず目を引くのが全長4.65メートルの「実車ミニ四駆 1/1エアロ アバンテ」（※2）。

※1：“TAMIYA 公式HP”参照
※2：“TAMIYA 公式HP”参照

ミニ四駆誕生30周年記念に発売された、ミニ四駆REVシリーズの第1弾「エアロ アバンテ」を実車化。実際に鈴鹿サーキットでF1コースと並走したこともあるという、夢のマシンが常設展示されています。

売場スペースに入ると、高さ約4メートル、全長約100メートルの棚に圧倒！ミニ四駆やプラモデル、RCカーなど約6,000点（※）がずらり。

※“TAMIYA 公式HP”参照

「あのモデル、いいな、ほしいな」と思いながら、棚を見上げるこの感じ、懐かしいですよね。子どものころを思い出し、つい心が躍ってしまいました。

棚には貫通窓が取り付けられており、施設内の端から端まで見渡すことも可能。陳列量の迫力と開放感が同時に味わえるのは、この施設ならではです。

壁側を見ると、パッケージに使われているイラストの複製原画が！細やかなタッチのなかに手書きならではのあたたかみが感じられます。

※時期によって展示物は異なります。

模型の展示も目を引くものばかり。こちらは歴史的資料としても価値が高いとされる「1/35ミリタリーミニチュアシリーズ」。各商品の説明書には、組み立て方だけでなくそれらの軍用車両がつくられた背景などが記載。日本語、英語だけでなく、フランス語、ドイツ語も併記されているというからすごい！

こちらはRCカー「ランチボックス 12,100円（税込）」。タイヤが大きめのタイプは、欧米の方に人気だそう。

RC本体や完成品を購入すると「TAMIYA TOKYO LLバッグ 990円（税込）」がプレゼントされます！RCの箱をすっぽり入れられる大きめサイズがありがたいですね。

ちなみに、取材に同行していたホテルスタッフは、こちらの「歩いて泳ぐペンギン工作セット 2,420円（税込）」を購入。早速組み立てて、お風呂で子どもと遊んでいるそうです。見た目だけでなく、動きもリアルというのが、TAMIYAらしい！

イベントスペース「MODELERS SQUARE」では、ミニ四駆やRCカーの競技会や体験会、工作教室、ワークショップ、セミナー、トークショーなどさまざまなイベントが開催（※）されています。フリーの日は、コースを使って自由にミニ四駆を走らせることも可能です。

※イベントスケジュールは公式HP カレンダーを参照してください。

私物はもちろん、店頭で貸し出しているミニ四駆を走行させるのもOK！常時3種類ほど無料でレンタルしているそうです。実際に走らせてみると「こんなに速かったんだ！」と感激します。

ショッピングを堪能したあとは、「実車ミニ四駆 1/1エアロ アバンテ」のすぐ脇にあるカフェスペースでひと休み。コーヒー店『ONIBUS COFFEE（オニバスコーヒー）』のスペシャルコーヒーを味わえます。

「フルカウルミニ四駆30周年記念キャンペーン」中に提供していたラテアート（カフェラテはSサイズ540円～）。期間限定の貴重なメニューをいただきました。

​※このラテアートは現在終了しています。

お次は『烏森神社』へ。長い参道の両サイドに雑居ビルが立ち並ぶ光景に、新橋らしさを感じます。

近代的な建物が目を引く烏森神社ですが、はじまりはなんと平安時代と言われています（※）。烏森という名は、当時松林だったこのエリアに、烏が多く集まって巣をつくっていたことから由来しているのだそう。

いにしえから信仰される由緒ある神社であることは、参拝客の多さからも見て取れます。観光客だけでなく、新橋に住まう人や勤めている方が日常的にお参りしている姿が印象的でした。

芸能の神である天鈿女命（アメノウヅメノミコト）をお祀りしている数少ない神社の1つ（※）で、技芸上達のほか、商売繁盛、家内安全、必勝祈願の成就といったご利益があるといわれています（※）。

※“烏森神社 公式HP”参照

ぜひ引いていただきたいのが「心願色みくじ（500円）」。赤（恋愛・良縁）、黄（金運・幸運・商売）、青（厄祓・仕事学業）、緑（健康家庭）の4色から選べ、「おみくじ」のほかに「願い玉」「願い札」がついてくるという豪華さです。

迷わず、赤の恋愛・良縁みくじを引くと……吉がでました！

おみくじには、総体運だけでなく、運勢があがる具体的な行動や旅行先、開運曲などがぎっしり。「雑踏の中で衝撃的な出会いあり」など、内容もドラマチックでとにかく読み応えがあります。

願い札には、引いたおみくじと同じ色のペンで願いごとを書きます。願い玉は毎日身につけたいキュートさがありますね。

最後に、願い札を4つ折りにして、同じ色の結び紐につけたら奉納完了です。

……あれ？緑になっている？？実は、欲張って緑の健康家庭みくじも引いちゃいました！

あたたかな提灯の光に包まれた夜の烏森神社も幻想的でした。

新橋と言えば、気軽に楽しめる飲食店が多い！……ということで、最後に紹介するのは『魚と日本酒 魚バカ一代 新橋本店』。

外壁には、獺祭や而今といった銘酒の瓶がずらり。これは期待できそうです！

入店すると、目の前に日本酒専用の大きな冷蔵庫があります。この日はなかなか入手することができないと言われている「十四代」がなんと3種類も並んでいました。

注文の際は、冷蔵庫の中を直に見て、飲みたい銘柄をピックアップすることもできます。

今回は「新政Colors生成（1合／2,419円（税込））」をセレクト。生成をエクリュとフランス語読みするところがオシャレです！秋田県独自の酒米「酒こまち」を使用し、フルーティで柔らかな甘みがある味わいが特徴。

おすすめは「お刺し身の5点盛り合わせ（1人前／1,098円（税込））」。旬の魚が堪能できる、満足感ある一皿です。取材した日は、マグロ、アジ、かんぱち、スズキ、真鯛、寒ブリのラインアップでした。

※写真は3人前

「明太だし巻き卵（1,318円（税込））」は、外国人観光客からも注文が多いメニュー。あふれんばかりの明太子の辛味が卵焼きの甘みと調和して美味。もちろん、日本酒との相性もバッチリです！

すっかり夜は更け、新橋駅に戻るとSL広場が艶やかにライトアップ。イルミネーションが施されるのは毎年11月半ばから１月初旬まで。運転席にはサンタクロースの姿が見えました。

ちなみに、季節を問わず、毎日12時・15時・18時にSL機関車から大きな汽笛が鳴らされます。さすがは鉄道発祥の地。こちらもぜひご注目ください！