ブランド牛についてご紹介！和牛や国産牛の違いについても解説します

それぞれの生産地域の団体がブランドごとに独自の基準を定めており、その基準に適合する牛肉を総称してブランド牛と呼んでいます。

ブランド牛の定義は、ブランドごとによって変わります。ブランド牛の多くには、「黒毛和種」と「和牛」という言葉が含まれています。ブランド牛の多くにはその言葉が含まれています。

和牛と国産牛の違いは、肥育期間にあります。海外で生まれ育った牛でも、日本にいる期間が1番長ければ国産牛です。
例）海外で3ヶ月飼育され、日本で6ヶ月飼育された場合は国産牛となります。

和牛は、国産牛の中でも条件を満たした牛のみに与えられるものです。決められた血統と品種などの条件を満たした牛を和牛と呼ぶことができます。　

和牛と呼ぶことができる品種は以下の4つです。

• 黒毛和種
• 褐毛和種
• 日本短角種
• 無角和種

ブランド牛は和牛の中で、厳しい基準を満たした牛肉です。

ブランド牛に限らず、牛肉には格付けがあります。牛肉の格付けは「アルファベット＋数字」を組み合わせた表記が格付けの方法です。

アルファベットはA〜Cの3段階で歩留まり等級と呼ばれ、食べられる部分がどれくらいあるかを指します。Aが1番多くCが1番少ないということになります。

数字は5〜1の5段階で肉質等級と呼ばれ、脂の入り方や色、質感によって判断されます。5が脂が細かく均等に入り、見た目も美しいです。

伊万里牛は最高級の品質を誇る佐賀牛の中で、佐賀県伊万里市で生産されている黒毛和種の和牛のことを指すブランド牛です。

環境や餌にこだわって飼育されており、体が大きくても味を損ねていません。黒毛和牛の中でも少し濃い目の味わいのある味に仕上がっています。脂は舌の上で溶けるほどきめ細やかで、焼くと微かに甘い香りがするのが特徴です。

2022年1月15日（土）～2月28日（月）の期間で、精肉店や飲食店舗を対象とした新春大還元祭イベントを実施します！
伊万里牛を提供している対象店舗に来店して、インスタグラムもしくはフェイスブックでハッシュタグ投稿をすると、抽選で3,610名にお得な商品券が当たるというイベントです。

コロナ禍で打撃を受けた、伊万里牛を取り扱う食肉業者や飲食店舗を応援するこちらのイベント。佐賀県伊万里市にある「松尾勝馬牧場」の自慢の伊万里牛を食べに、ぜひ対象店舗に足を運んでみてください！

食欲の秋に、伊万里のブランド牛をより多くの人に知っていただき味わってもらおうという特別なイベントが、宗像市の道の駅で開かれました。開催日は2021年11月7,14,21,28日の4日間。
このイベントは伊万里牛のおいしさをたくさんの方に味わってもらうことと、コロナ禍で厳しい状況にある食肉業者を応援しようという目的で初めて開かれたものです。

開催期間中は1日3回、伊万里牛捌きライブが行われ、各回ごとに捌く部位を変え来場者を楽しませました。
伊万里牛の解体ショーが行われたほか、切り分けられた肉が、通常の半額以下の価格で販売され大人気だったそうです！

今回のイベントは特別価格で極上のお肉を購入できる非常にお得な機会でした。
期間中にイベントに訪れた方からは「肉が柔らかくておいしかった」、「ロースを2枚とネックの煮込みを1枚買った。安いと思う。」といった声が聞かれました。

新型コロナの影響で外食産業などを中心に国産和牛の消費が落ち込んでいる状況ですが、イベント主催社の担当者は「伊万里牛のおいしさを知ってもらい、消費拡大につなげたい」と話します。

松阪牛は松坂牛個体管理システムに登録されている黒毛和種の和牛で、未経産の雌牛を指すブランド牛。ブランドを守るために松坂牛個体管理システムと呼ばれる導入から出荷までをデータ管理する独自のシステムを導入しています。

松阪牛は、きめ細かく綺麗な霜降りや、肉質や柔らかく甘みがあるのが特徴です。

神戸ビーフは、兵庫県で生産された但馬牛からとれる枝肉が一定の基準を満たした場合に、但馬牛の呼称の代わりに利用できるブランド牛です。

神戸ビーフは、枝肉の割合が大きく、ロース芯の面積が大きいことが特徴。他の和牛よりも低温で脂肪が溶け、味わい深いのにしつこくない味が魅力です。

近江牛は黒毛和種の和牛が滋賀県内で、とても長く肥育されたものを指すブランド牛です。

近江牛は、400年以上の長い歴史を持つブランド牛。近江牛の産地は自然飼料に恵まれており、産地の恵みを受けつつ高品質な牛肉に仕上げられています。

甘くとろけるような肉質が特徴。特有の香りと肉の柔らかさが魅力です。

米沢牛は、山形県米沢市の置賜地域で飼育された黒毛和種の和牛が歩留まり階級C以上、肉質等級3以上の基準を満たした際に呼称されるブランド牛です。

米沢牛は、上質な脂ととろけるような食感が特徴で、生でも美味しくいただけるのが魅力です。

但馬牛は兵庫県産の黒毛和種の和牛のうち、神戸肉流通推進評議会による基準を満たして生産され、格付けの基準を満たしたブランド牛です。

但馬牛は様々な地方で育てられるブランド牛の素牛、元になる牛として全国に広まっており、松阪牛や近江牛、神戸牛などのブランド牛は但馬牛の血を引いてます。

良質な筋繊維を持ち、赤身と脂の旨さの絶妙なバランスが特徴です。

常陸牛は茨城県で指定された生産者が飼育した黒毛和種の牛のうち、歩留まり階級AまたはB、肉質等級が4以上に格付けされた牛肉を指すブランド牛です。

厳しい基準を設けているブランド牛で、広大な自然環境でストレスなく飼育されておりほどよく脂身が入った赤身が特徴。

飛騨牛は岐阜県内で14ヶ月以上肥育された黒毛和種で、肉質等級が3以上、歩留まり階級がAまたはBのものを指すブランド牛です。

飛騨牛は、霜降りが多く綺麗な薄いピンク色をしているのが特徴。筋肉の繊維が細かく甘さがあって柔らかいのが魅力です。

前沢牛は岩手県奥州市前沢で肥育された黒毛和種の和牛のうち、肉質等級が4以上で歩留まり階級がAかBのものを指すブランド牛です。

前沢牛は、上質できめ細やかな霜降りで脂の質がとても良いのが特徴。食べたときにまるで肉が溶けたかのように感じる食感が魅力です。

宮崎牛は、宮崎県内で生産肥育された黒毛和種の和牛のうち、肉質等級4以上の牛肉を指すブランド牛です。

宮崎牛は、肉質そのものが適度な弾力を持ち、締まりもあって噛みごたえもあるのが特徴。甘みもありしつこくない味が魅力です。

仙台牛は、宮城県内で肥育された黒毛和種の和牛のうち、生産登録された農家が適正な管理を行った上で、A-5ランクもしくはB-5ランクの牛を指すブランド牛です。

仙台牛は、ブランド牛の中でも特に基準が厳しいのが特徴。口当たりが良くまろやかで豊かな肉汁が魅力です。

佐賀牛は、JAさが管内の肥育農家で肥育される黒毛和種の和牛のうち、肉質等級が4または5の牛を指すブランド牛です。

佐賀牛は、柔らかな赤身に細かいサシが入った霜降りが特徴。さらりとした脂身の甘さとコクのある味わいが魅力です。

今回はブランド牛とは何か、和牛と国産牛の違いについて紹介しました。全国各地のブランド牛について、特徴を紹介したので、特徴を理解した上でブランド牛を楽しんでみてはいかがでしょうか？和牛と国産牛の違いや牛肉の格付けの違いなども確認してみてください。