浦和駅から徒歩10分で明治時代!日本茶喫茶・ギャラリー「楽風」らふ

みなさん、最近、美味しい日本茶をいただいてますか?日本茶と聞いて、何を思い浮かべますか?お抹茶、急須で入れた温かいお茶、なんてったって夏は麦茶、もしかしたらペットボトルのお茶?本日は、美味しいお茶をいただきつつ、浦和駅周辺のむかしむかしの様子についてお話を伺いました。

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この記事の目次

築明治24年の納屋

こちらの建築物は、おおよそ今から130年前に建てられた日本家屋の納屋だそうです。
釘をほとんど使わない技法作られており、天井には飴色に艶の出た梁が貫禄を携えて見下ろしていました。
副店長の青山正博さんがおっしゃるには、住まいには、多くの人々の声・知恵・技術が集まっている!と言われてました。その当時は、周辺半径一キロは一面茶畑、浦和はうっそうと木が茂り、”木の目利き”なる人がいました。
すぐそばの、調宮神社の裏は船着き場、水路が非常に発達して地下水が豊富、井戸があちこちあったそうです。ちなみに、こちら青山邸敷地内にも、当時の技術ではかなり難しいと言われた斜めの柱のある井戸小屋つきの井戸がありました。
年月が経ち、関東大震災や東日本大震災にもびくともせず現在に至り、周りの風景はすっかり変わっても、こちらは当時のままの趣です。

青山茶舗

現在も、日本茶を販売しているお茶屋さんです。
「茶」の文字が書かれた40㎏入りの茶箱が、入口を入るとパッと目に入ります。最近は、めったに見ることのできない風格は、ちょっと絵はがきの世界のようですよ。実は、なにはともあれ、これから紹介する喫茶店の本家本元は、こちら青山茶舗。
茅葺屋根の時代もあったそうですが、現在の瓦は明治時代のもので、時の当主・青山森右衛門の「森」の文字が鬼瓦に彫り込んであるのが昼間は下から見ることができます。木材・石・肥料のお商売の後に、お茶屋さんになり現在に至ったそうです。
お茶の保管に使われていたという藏の納屋には特に梁は必要ないにもかかわらず、それがあるのは木材屋さんの名残だとか。
旧中山道に面している好立地は、喫茶「楽風」の入り口としても大切な目印なので要チェックです。余談ですが、そのすぐ横はコインパーキングですよ。

行き方いろいろですが

青山茶舗の横から、ぐんぐん庭の中に入ると、いよいよ、もと納屋の喫茶スペースです。
こちらが比較的わかりやすいかも知れませんが、なんとこちらも明治時代に開校した高砂小学校方面から住宅街の中をぷらぷら散歩してくるのもオススメ。
この方法だと、敷地の塀一面に張られたいろいろなアートやイベント情報チラシなどが見えたらもうすぐの合図!これらにナビゲートされつつ案内の出ているところから、こちらもぐんぐん庭の中に入ってください。
駅からそう遠くはありませんが、ちょっと分かりづらいかもです。

日本茶専門の喫茶

無事、到着したら、さっそく靴を脱いで、引き戸をガラガラ!
素敵な木目調の空間は、まあ素敵!大きな四角いテーブルと、大きな円形のテーブルが目に入ります。ちなみに、この円形テーブルは、和太鼓の脚を作る職人さんに特別注文して作ってもらったと、青山副店長がお話してくださいました。
メニューを拝見。日本茶の他にコーヒー等もありました。それに、和菓子またはケーキをセットにすることもできます。詳しいお茶の種類やお値段等は、H.P.に詳しく出ています。
日本茶は、1煎めは予め急須に入れてサービスされます、ここからが日本茶ならではのお楽しみ!2煎めのおかわりは、いっしょに出される湯ざましに茶釜からお湯を汲んで急須に入れてすぐに1滴残らず茶わんにそそいで味わいます。
お茶の種類によりますが、私が注文したのは芽茶、はい!たくさんおかわりできましたよ。オススメです。芽茶は、濃く独特の味わいと説明書きがありました。日本茶のお味の特徴は、メニューに詳しく書かれています。
ケーキはケルクショーズさん、和菓子は茶道和菓子の千歳さんのものだそうです。もちろん、相性バッチリ!とても美味しかったです。
ワンクリエーターの作品等が、壁に沿ってディスプレイされ販売されていました。そちらも、是非ともお見逃しなく。

梁と土壁のギャラリー

カフェの二階で屋根裏部分が、ギャラリーとして使用されてます。ちょっと天井が低いので、歩行の際は頭上注意ですが、それはそれで何だかワクワクするものです。
畳やじゅうたん敷きのためでしょうか、何とも言えないゆったりとした空間。一週間で内容が変わりますが、入場無料ですし、お茶だけではもったいないです、お二階に上がることをお忘れなく。
いろいろお話くださった青山副店長さんがおっしゃるには、昨今インターネットの普及で、ギャラリーの価値観に少し変化が出てきて残念です、と。作家さんにお会いできる!実物を見て楽しむ!そして気に入って購入する!とっておきの時間と思うのですが
時代が変わっても、基本は変わらず、お気に入りの何かに出会う大切な空間として、これからも新しい発想を提供し続けるお茶屋さんでいてください。
楽風(らふ)
武蔵浦和/喫茶店、日本茶専門店、和菓子、カフェ
楽風(らふ) 1枚目
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古民家カフェでほっと一息。
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