日本ご当地ラーメン総選挙で酒田ラーメンを日本一へと導いた『麺工房さらしな』の店長の石垣さん
中華そば(ラーメン)の消費額が日本一を誇る山形県。同県酒田市のご当地ラーメン「酒田ラーメン」は、2023年の「日本ご当地ラーメン総選挙」で頂点に輝きました。その酒田市に店を構える『麺工房さらしな』は、わずか3時間半の営業にも関わらず、閉店間際まで客足が途絶えないお店。今回は、一般財団法人酒田DMOの協力のもと、慶應義塾大学の学生団体「SKIP」が店主・石垣さんにインタビュー。ラーメンへのこだわりや、地元とのつながり、酒田市の魅力についてお話を伺いました。
本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
提供:一般財団法人酒田DMO
この記事の目次
- 日本ご当地ラーメン総選挙王者の店主が営む『麺工房さらしな』!ラーメン王国山形で愛され続ける名店
- 『麺工房さらしな』店主 石垣さんはどんな人?
- 寝ても覚めてもラーメン
- ラーメン作りの喜び
- 石垣さんの推しラーメンは?
- 職人としての30年の軌跡とラーメンで広げる地域の輪
- 赤字覚悟のラーメンイベント出展
- 地域の方とともに酒田全体でラーメンを支える
- “酒田らしさ”へのこだわり
- 地元の食材で作る地産地消ラーメン
- 新聞の字が透ける!?職人技による薄皮ワンタンに驚き
- 石垣さんにとっての酒田市の魅力とは?
- 酒田市麺類食堂組合としての活動
- 「酒田のラーメンを考える会」組長としての顔
- 次の目標は酒田市と酒田のラーメンを広めること
- まとめ
- 学生団体SKIPとは?
中華そば(ラーメン)の年間消費額が2022年〜2024年の間で日本一(※1)を誇る、ラーメン王国の山形県。そんなラーメンをよく食べる山形県の酒田市に店を構える『麺工房さらしな』。2023年「日本ご当地ラーメン総選挙」で全国の頂点(※2)に輝いた「酒田のラーメンを考える会」のメンバーです。1日の営業はわずか約3時間にもかかわらず、閉店まで客足が途絶えることはありません。
本記事では、そんな麺工房さらしながなぜこれほどまでに人々を惹きつけるのか、店主 石垣洋平さんのラーメンへのこだわりや、地元 酒田市との深いつながりに迫ります。
※1:“総務省 公式HP 家計調査 外食(エクセル)”参照
※1:2025年2月14日に発表された、2022年~2024年平均の品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキングを集計したものです。
※2:“日本ご当地ラーメン総選挙 X公式情報”参照
本記事では、そんな麺工房さらしながなぜこれほどまでに人々を惹きつけるのか、店主 石垣洋平さんのラーメンへのこだわりや、地元 酒田市との深いつながりに迫ります。
※1:“総務省 公式HP 家計調査 外食(エクセル)”参照
※1:2025年2月14日に発表された、2022年~2024年平均の品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキングを集計したものです。
※2:“日本ご当地ラーメン総選挙 X公式情報”参照
石垣さんは酒田を守っていく役割を自ら担い、ラーメン作りに励んでいます。酒田の味を絶やさないために日々ラーメンと向き合っている姿が印象的でした。
石垣さんには、好奇心旺盛な一面も。休みの日は、新しいだしの取り方に挑戦をしているそうです。フランス料理の技法をヒントに、新しい創作ラーメンを生み出すこともあります。
失敗することの方が多いけど、失敗から得るものが多いので続けているそうです。また、新しいことに挑戦して失敗することで今までのものが良かったと再確認できるんだとか。
石垣さんには、好奇心旺盛な一面も。休みの日は、新しいだしの取り方に挑戦をしているそうです。フランス料理の技法をヒントに、新しい創作ラーメンを生み出すこともあります。
失敗することの方が多いけど、失敗から得るものが多いので続けているそうです。また、新しいことに挑戦して失敗することで今までのものが良かったと再確認できるんだとか。
麺工房さらしなの営業は、11:00〜14:30のたった3時間半だけ。しかしその裏では、9時間以上にも及ぶ仕込みが日課となっています。石垣さんの1日は、ラーメンの準備で始まり、終わります。
石垣さんにとって何よりうれしい瞬間は、酒田市外の人から「おいしかった」と声をかけてもらえたときです。
ときには、ラーメンを食べたお客さんからわざわざメールをもらうことも。ラーメンを通じて心が通じ合う瞬間に、30年近く続けてきた意味を改めて感じるのだそうです。
ときには、ラーメンを食べたお客さんからわざわざメールをもらうことも。ラーメンを通じて心が通じ合う瞬間に、30年近く続けてきた意味を改めて感じるのだそうです。
酒田の人は、自分の推しラーメンを持っているそう!そう聞いていた私たちは、石垣さんに推しラーメンについて聞いてみました。好みの味は、豚骨かあっさり系のラーメン、そしてつけ麺。
石垣さんは「気温や湿度で味が変化するラーメンは、いまだに飽きることがない」と話してくれました。こんなことをおっしゃっていた石垣さんですが、実は普段ラーメン屋に食べに行くことはほとんどないそう!
石垣さんは「気温や湿度で味が変化するラーメンは、いまだに飽きることがない」と話してくれました。こんなことをおっしゃっていた石垣さんですが、実は普段ラーメン屋に食べに行くことはほとんどないそう!
麺工房さらしなの1杯は、石垣さんひとりでは作れません。酒田の自然や人の手に支えられています。まさに“まち全体で作るラーメン”です。
イベントや地域の活動を通じて、ラーメンは地域の輪をつなげるハブのような存在。石垣さんのラーメン職人としての30年の歩みには、地域との絆の歴史も刻まれています。
イベントや地域の活動を通じて、ラーメンは地域の輪をつなげるハブのような存在。石垣さんのラーメン職人としての30年の歩みには、地域との絆の歴史も刻まれています。
石垣さんは、酒田の味を届けるため全国のラーメンイベントに積極的に「酒田ラーメン」を出展しています。
1回の出展で200万円近い赤字になることもあるのだとか。それでも「広告費だと思えば安い」と言い切る石垣さん。万人受けより“酒田らしさ”にこだわり、ご当地ラーメンとしての存在感を大切にしたイベント向けのスープを研究し、開発しました。
1回の出展で200万円近い赤字になることもあるのだとか。それでも「広告費だと思えば安い」と言い切る石垣さん。万人受けより“酒田らしさ”にこだわり、ご当地ラーメンとしての存在感を大切にしたイベント向けのスープを研究し、開発しました。
ラーメンをこよなく愛す酒田市のラーメン文化は、地域全体に支えられています。「酒田のラーメンEXPO」は、市民の実行委員によって運営されている酒田で開催されているラーメンイベントです。
イベント運営には酒田舞娘さんや地元の高校生も参加し、まち全体が一丸となって協力しています。
山形大学農学部では、ラーメンに特化した小麦の開発も進行中。行政、民間、大学が連携して、酒田のラーメン文化を未来へつなげようとしています。
イベント運営には酒田舞娘さんや地元の高校生も参加し、まち全体が一丸となって協力しています。
山形大学農学部では、ラーメンに特化した小麦の開発も進行中。行政、民間、大学が連携して、酒田のラーメン文化を未来へつなげようとしています。
酒田のラーメンの特徴といえば、ワンタンメン。麺工房さらしなでも、自家製のワンタン、チャーシュー、メンマを具としたラーメンを提供。
コク出しに油を頼らず魚だしをベースにしたスープは本来そのままの味で戦いたいという石垣さんの強い思いが込められています。毎日食べられるような優しい味わい。飽きがこないけれど、ちゃんと印象に残る、そんな一杯を目指しているそうです。
コク出しに油を頼らず魚だしをベースにしたスープは本来そのままの味で戦いたいという石垣さんの強い思いが込められています。毎日食べられるような優しい味わい。飽きがこないけれど、ちゃんと印象に残る、そんな一杯を目指しているそうです。
麺工房さらしなのラーメンには、庄内で育った食材がふんだんに使われています(※)。チャーシューには庄内豚、麺には庄内小麦を使っています。メンマも山形県産のものを使用して、山形県産のもののみで一杯を作り上げることを目指しているとのことでした。
酒田の協力があっての一杯、それに込められた絆と情熱は他では味わえない特別なものです。
※“酒田のラーメン 公式HP”参照
酒田の協力があっての一杯、それに込められた絆と情熱は他では味わえない特別なものです。
※“酒田のラーメン 公式HP”参照
酒田市の薄皮ワンタンは、なんと新聞の文字が透けるほど繊細。柔らかい生地を薄く伸ばすにはかなりの技術が必要だそう。石垣さんは「まるで雲を飲むような感覚」だと微笑みながら教えてくださいました。
しかし、その薄さゆえに石垣さんのお店ではふるさと納税には出さないそうです。繊細なワンタンは扱いが難しく、茹で時間や方法にもこだわっているので、まさに現地でこそ味わえる特別な1品です。
しかし、その薄さゆえに石垣さんのお店ではふるさと納税には出さないそうです。繊細なワンタンは扱いが難しく、茹で時間や方法にもこだわっているので、まさに現地でこそ味わえる特別な1品です。
「酒田は食に恵まれたまちです」と語る石垣さん。山や海が近く、水もきれい。自然環境が整っていることが、ラーメンづくりにも大きく影響しているそうです。
都会のようなせわしさがなく、どこかおおらかで穏やかな雰囲気。そんな土地柄が、酒田ラーメンのやさしい味わいにも表れているように感じました。
都会のようなせわしさがなく、どこかおおらかで穏やかな雰囲気。そんな土地柄が、酒田ラーメンのやさしい味わいにも表れているように感じました。
石垣さんは「酒田市麺類食堂組合」のメンバーとしても活動しています。地元のラーメン店同士がつながり、共に切磋琢磨する文化が酒田には根づいています。
組合の中で石垣さんが属している「酒田のラーメンを考える会」。ここでは酒田のラーメンをこよなく愛している店主たちが、酒田ラーメンをどう守り、どう進化させるかを話し合っています。
組合の中で石垣さんが属している「酒田のラーメンを考える会」。ここでは酒田のラーメンをこよなく愛している店主たちが、酒田ラーメンをどう守り、どう進化させるかを話し合っています。
石垣さんはこの「酒田のラーメンを考える会」の組長も務めています。メンバーは少人数ながら、それぞれが役割を持ち、真剣に酒田ラーメンと向き合っているのだそうです。
会の雰囲気はよく、団結力も強いとのこと。地域に根ざしたラーメン文化を、仲間とともに次の世代、そして全国へと受け継ごうとしています。
会の雰囲気はよく、団結力も強いとのこと。地域に根ざしたラーメン文化を、仲間とともに次の世代、そして全国へと受け継ごうとしています。
2023年の「日本ご当地ラーメン総選挙」で見事1位を獲得した酒田ラーメンですが、石垣さんは「ここがゴールではない」と話します。
今後は酒田のまちそのもの、そして酒田ラーメンの魅力をさらに広めていきたいそうです。関東ではすでに一定の認知がありますが、次は関西での知名度を上げることを目指しています。
今後は酒田のまちそのもの、そして酒田ラーメンの魅力をさらに広めていきたいそうです。関東ではすでに一定の認知がありますが、次は関西での知名度を上げることを目指しています。
本記事では、好奇心の塊、石垣洋平さんの人柄や、1杯に込められた熱い想いをお届けしました。酒田市が地域一丸となって生み出したラーメンには、味だけでなく物語があります。
車を降りた瞬間に感じた出汁の香り、石垣さんのあたたかく包み込むような雰囲気……。実際に現地を訪れたからこそわかる魅力が、そこにはありました。
車を降りた瞬間に感じた出汁の香り、石垣さんのあたたかく包み込むような雰囲気……。実際に現地を訪れたからこそわかる魅力が、そこにはありました。
SKIP(Silicon Valley Keio International Program)は、1956年(※)に設立された慶應生とスタンフォード生の国際交流団体です。毎年9月に約15名のスタンフォード生を日本に招き、企業訪問やショートトリップをイチから企画して交流しています。
2023年9月の交流で、神奈川県葉山町を訪問した際の学びから、場所や物といった従来の観光資源に加えて、日本人の「人」としての魅力に着目し、人に会いに行く観光サービス「ひとログ」を提案し、活動しています。
※“SKIP Instagram公式情報”参照
2023年9月の交流で、神奈川県葉山町を訪問した際の学びから、場所や物といった従来の観光資源に加えて、日本人の「人」としての魅力に着目し、人に会いに行く観光サービス「ひとログ」を提案し、活動しています。
※“SKIP Instagram公式情報”参照
シェア
ポスト
保存
※掲載されている情報は、2025年05月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず事前にお調べください。






