UGREEN NASync DH2300を使ってみた!家庭用NASのセットアップから日常活用まで徹底レビュー

    UGREENの家庭用NAS「NASync DH2300」をaumo編集部が実際に使ってみました。HDDをセットしてアプリで設定するだけの簡単さ、AIによる写真整理機能、HDMI出力によるメディア再生など、多機能ながら初心者にも優しい設計が魅力。実際のセットアップ手順から日常利用で感じたメリット・デメリット、どんな人におすすめかまで、実体験をもとに詳しくレビューします。

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    提供:UGREEN
    この記事の目次

    UGREEN NASync DH2300とは?

    UGREEN NAS
    「NASync DH2300」は、UGREEN(ユーグリーン)が2025年10月(※)に販売したエントリー向け2ベイNASキットです。

    スマホの写真や動画、旅行の思い出などを「クラウドに預けっぱなし」にせず、自宅の“自分専用クラウド”として保存や整理したいユーザー向けに設計されています。

    セットアップはスマホだけで完結し、初心者でも扱いやすい点も魅力。家族の大量データをひとまとめにしたい人や、クラウド月額費を節約したい人に特におすすめできるNASです。

    項目仕様
    モデルDH 2300
    価格32,880円(税込)
    対応言語English, Deutsch, Français, Español, Português, Italiano, 中文, 日本語
    ドライブベイ2ベイ(SATA)
    CPUシリーズRockchip
    CPUアーキテクチャARM-64-bit
    CPUコア数8(オクタコア)
    オペレーティングシステムUGOS Pro
    プロセッサRK3576
    メモリ容量4GB
    メモリタイプLPDDR4X
    システムストレージ32GB eMMC
    SATAドライブベイ2
    ストレージモードJBOD / Basic / RAID 0 / RAID 1
    最大ストレージ容量60TB(30TB × 2、理論値)
    LANポート(RJ45)1× 1GbE
    Type-C USB 3.2 Gen1(前面)1× USB-C(理論上最高転送速度:5Gb/s)
    USB 3.2 Gen1(背面)2× USB-A(理論上最高転送速度:5Gb/s)
    HDMIポートHDMI ×1(4K出力対応)
    電源入力12V / 4.2A
    製品寸法151 × 98 × 213.7(mm)
    保証期間2年


    ※“PR TIMES フォーカルポイント株式会社”参照

    UGREEN NASync DH2300をセットアップしてみた!

    UGREEN NAS
    UGREEN NASync DH2300は、家庭用NASとして初心者でも簡単に設置や初期設定ができる点が魅力です。

    今回は、aumo編集部が開封からLAN接続、スマホアプリによる初期設定までを実際に行い、設置の手軽さや起動後の操作感、初めてのNAS利用者でも迷わず使えるかを詳しく検証しました。

    開封や設置のしやすさ

    aumo編集部
    aumo編集部
    箱を開けると、本体、ACアダプター、LANケーブル、簡易マニュアルが入っており、簡易マニュアルが入っています。必要最低限のシンプルなラインアップです。

    HDDは2台まで装着可能で、背面のカバーを開けてトレイにセット。トレイは工具が少し必要ですが、難易度は低く、初めてNASを触りましたが、10分前後で設置できました。

    プラスチックの筐体は軽量ながらしっかりしており、家庭での移動や設置にストレスを感じません。ファンも静音仕様なので、リビングに置いても騒音は気にならないレベルです。

    スマホで簡単!セットアップの流れをスクショ付きで解説

    aumo編集部
    aumo編集部
    DH2300のセットアップは、スマホだけで簡単にできます。専用アプリ「UGREEN NAS」をインストールし、画面の案内に従うだけで初期設定が完了し、PCやネットワークの専門知識は不要です。

    アプリ内にはチュートリアルや用語解説もあり、写真・動画の自動バックアップ設定も直感的に操作できます。まずはスマホで手軽に使い始め、必要に応じてPCから高度な設定へステップアップできる点も、UGREENならではの使いやすさです。

    実際に使って感じた最初の印象

    DH2300を初めて稼働させた印象は「静かで軽快」という点です。常時稼働していてもファンの音がほとんど気にならず、消費電力も低めで家庭向けに設計されていることが分かります。

    スマホから写真をNASにコピーした際の反応もスムーズで、操作の遅延をほとんど感じませんでした。初期段階から「家庭用NASとしての使いやすさ」が際立っており、NAS初心者でも利用できる印象です。

    日常使用レビュー!使ってみて分かったこと

    aumo編集部
    次に写真や動画のバックアップ、スマホやPCからのアクセス、4K対応HDMI出力でのメディア再生など、日常での使い勝手を検証しました。

    実際に使ってみて便利に感じた点や操作性、AI写真整理機能の実用性、転送速度やネットワーク環境による制約なども詳しくレビューします。

    ファイル共有やバックアップ用途に実用的

    スマホやPCと、複数のデバイスからNASにアクセスし、写真や動画を自動でバックアップする用途に便利さを感じました。

    スマホアプリからの自動アップロード機能を使えば、撮影した写真が瞬時にNASにコピーされ、手動で整理する手間がほとんどありません。

    さらに、4K対応HDMI出力を使えば、NAS内の写真や動画をテレビでスライドショー再生でき、家族や友人との共有が簡単です。単なるデータ保管だけでなく、メディア再生デバイスとしても活用できるのはDH2300の魅力でしょう。

    AI写真整理やアプリの使い勝手がよい

    UGREEN NAS
    DH2300にはAIによる写真整理機能が搭載(※)されており、顔認識やシーン分類、重複写真の検出などが可能です。大量の写真を自動で整理できるため、アルバム作成や日常管理が楽になります。

    スマホアプリも直感的で、外出先からのアクセスや共有も簡単。家族間での写真共有や遠隔バックアップがスムーズに行える点は特に便利です。

    ただし、アプリの機能はシンプルで、細かい設定をしたいユーザーにはやや物足りなさを感じるかもしれません。

    ※“UGREEN NAS 公式HP”参照

    転送速度やネットワーク環境がネックに感じる

    一方で、転送速度はネットワーク環境に依存するため、1GbEのLANポートに接続すると理論値最大で125MB/s程度(※)になります。大容量動画ファイルの読み書きや同時アクセスが多い場合、少し待ち時間が発生することがありました。

    そのため、家庭での写真・動画管理や軽いバックアップ用途には十分ですが、プロの動画編集や高頻度で大容量データを扱う作業には物足りない場合があります。ネットワーク速度を重視する場合は注意が必要です。

    ※“UGREEN NAS 公式HP”参照

    UGREEN NASync DH2300のメリット

    ここではDH2300のメリットについて紹介します。主なメリットは以下の通りです。

    • 初心者にも扱いやすいセットアップ・スマホアプリによる導入支援がある
    • 大容量対応だから家族の写真や動画アーカイブ用途として使える
    • 4K出力・USB/HDMI対応など、NAS以外の用途にも利用できる
    • 自宅ネットワーク内設置により、クラウド月額費からの解放感がある

    初心者にも扱いやすいセットアップ・スマホアプリによる導入支援がある

    DH2300の魅力は、NAS初心者でも簡単に導入できる点です。パソコンの知識があまりなくても、スマホアプリを使えばQRコードを読み取るだけで自動的にネットワーク設定が完了します。

    RAID構成もウィザード形式で案内され、「データを安全に保存したい」「スピードを重視したい」など目的に合わせて選択可能。初回起動からデータ保存までの流れがスムーズで、10〜15分程度で自分専用クラウド環境を構築できます。

    また、アプリ画面も日本語に対応しており、直感的なアイコン操作でファイル共有やバックアップ設定ができるのもうれしいポイントです。

    大容量対応だから家族の写真や動画アーカイブ用途として使える

    DH2300は2ベイ構成のNASで、最大30TBのHDDを2台搭載でき、合計で最大約60TBまで拡張(※)できます。家族全員のスマホ写真や動画、旅行の4K映像、長年の思い出データをすべて一箇所に保存できる容量です。

    RAID (ミラーリング)を利用すれば、1台のHDDが故障してもデータを保護できるため、思い出のバックアップ用途にもおすすめ。写真・動画が年々増える家庭にとって「消せないデータを安心して保存できる拠点」として運用が可能です。

    また、クラウドのように容量制限や月額料金を気にせず使える点も長期的に利用する方にとってメリットでしょう。

    ※“UGREEN NAS 公式HP”参照

    4K出力・USB/HDMI対応など、NAS以外の用途にも利用できる

    UGREEN NAS
    DH2300は一般的なNASと異なり、背面に4K対応のHDMI出力端子を搭載(※)しています。このため、テレビやモニターに直接接続して、保存した写真・動画・音楽をそのまま再生可能。家庭用メディアプレイヤーのように使える点が特徴です。

    さらに、USBポート(USB-C/USB-A)も搭載(※)しており、外付けHDDやUSBメモリとのデータ交換も簡単。旅行中に撮影した写真を一時的にコピーしておき、自宅に戻ってすぐテレビで鑑賞、という使い方もできます。

    「保存」だけでなく「楽しむ」ための機能がしっかり備わっているため、リビングでの共有利用にもおすすめです。

    ※“UGREEN NAS 公式HP”参照

    自宅ネットワーク内設置により、クラウド月額費からの解放感がある

    クラウドストレージは便利な反面、容量を増やすたびに月額費用が上がり、長期間利用するとコストがかさむでしょう。しかし、DH2300は月額費用は不要で自宅のネットワーク内でデータを管理可能です。1度購入すれば、その後の利用にできます。

    また、外部サーバーに個人データを預ける必要がなく、家族だけでアクセス権限を管理可能。クラウドと同じ感覚で写真や動画をアップロード・閲覧できるため、操作のストレスもほとんどありません。

    「サブスクに縛られない」と「自分で守るデータ環境」の両立ができるのは、自宅NASならではの魅力です。

    UGREEN NASync DH2300のデメリット

    DH2300には多くのメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。購入前に理解しておくのが大切です。

    • ネットワークが1GbEまでのため、転送速度に限界がある
    • メモリ4GB固定で増設不可のため、重い処理や仮想化には向かない
    • 拡張性が乏しく、将来的な要件変化には注意
    • HDDは別売りなので、トータルコストで考える必要あり

    ネットワークが1GbEまでのため、転送速度に限界がある

    DH2300は1GbE対応のLANポートを1つ搭載していますが、2.5GbEや10GbEといった高速通信には対応していません。そのため、理論上の最大転送速度は約125MB/s程度で、4K動画や大量のRAWデータなど大容量ファイルの転送時には若干の待ち時間が発生します。

    家庭で写真や文書の共有に使う分には問題ありませんが、動画編集や業務用バックアップなどスピード重視の作業にはやや不向きといえます。

    ネットワーク環境を高速化したい場合は、上位モデルや別メーカー製のNASを検討するのも選択肢のひとつです。

    メモリ4GB固定で増設不可のため、重い処理や仮想化には向かない

    DH2300のメモリは4GB LPDDR4Xで、増設スロットがありません。一般的な家庭用途では十分な容量ですが、AI機能を活用した写真整理や複数アプリの同時実行を行うと、動作がやや重く感じることがあります。

    特に、コンテナ環境(Docker)を使った高度なアプリ運用を求める上級ユーザーには注意が必要です。DH2300はメモリ4GB固定で、製品チームのハードウェア検証結果を受けてDocker機能はアプリセンターから削除されており、公式にはDockerをサポートしていません。

    2025年11月現在も手動インストールは可能ですが、安定した利用は推奨されておらず、高負荷処理や仮想環境を前提とする用途には向きません。ライトユーザー向けのNASとして設計されているため、必要な機能と用途が合うか事前に確認しておくことが重要です。

    拡張性が乏しく、将来的な要件変化には注意

    DH2300はコストを抑えたエントリーモデルのため、内部にM.2スロットやキャッシュ用SSDスロットは搭載されていません。また、LANポートも1GbEのみのシンプル構成で、後からパーツを増設したり、拡張したりすることが難しい仕様です。

    そのため、「まずは家庭向けで十分」と考えるユーザーにはおすすめですが、将来的に動画編集やマルチアクセスを行う予定がある場合は、上位クラスのNAS(2.5GbE以上対応)を視野に入れておきましょう。

    HDDは別売りなので、トータルコストで考える必要あり

    DH2300はHDDが付属していないため、購入時には別途HDDを用意する必要があります。そのため、「本体価格だけを見て安い」と思うと、実際の導入時に想定外のコストがかかる点には注意しましょう。

    ただし、HDDを自分で選べる分、用途に合わせて容量や性能を自由にカスタマイズできるというメリットもあります。

    UGREEN NASync DH2300がおすすめのユーザー像

    DH2300の利用におすすめなユーザー例を紹介します。以下のような悩みを持つ方は、ぜひ検討してみてください。

    • 家族の写真や動画を大量に保存、整理したい方
    • クラウドストレージの月額を気にして、自宅に“自分専用クラウド”を構築したい方
    • ネットワークは1GbE環境で十分、転送速度は“ほどほど”でよい方
    • NAS初心者で、設定にあまり時間をかけたくない&スマホ中心で管理したい方

    家族の写真や動画を大量に保存、整理したい方

    UGREEN NASync DH2300はスマホやカメラで撮った大量の写真や動画を、パソコンに保存しきれず困っている方にぴったりです。

    最大約60TB(30TB×2ベイ) までの大容量に対応しており、家族旅行や子どもの成長記録などを長期間まとめて管理できます。

    さらに「AIフォト整理機能」により、人物・場所ごとに自動分類されるため、あとから思い出を探すのもスムーズ。クラウド感覚で、家族みんながスマホからアクセスできる点も魅力です。

    クラウドストレージの月額を気にして、自宅に“自分専用クラウド”を構築したい方

    Google DriveやiCloudなどのクラウドストレージを使うと、容量が増えるたびに月額費がかさんでしまいます。

    DH2300なら、自宅に「自分専用クラウド」を構築でき、長期的にはコストを抑えられるでしょう。

    HDDを1度購入すれば、以後の維持費はほぼゼロ。外出先からもアクセスできるリモート機能を搭載しており、「月額0円のマイクラウド」という自由を手に入れられます。

    ネットワークは1GbE環境で十分、転送速度は“ほどほど”でよい方

    NASを選ぶうえで気になるのが転送速度ですが、UGREEN NASync DH2300は1GbE対応のため、超高速転送を求めるヘビーユーザー向きではありません。とはいえ、家庭用ネットワーク環境では1GbEでも十分実用的です。

    スマホの写真を自動バックアップしたり、動画をリビングのテレビで再生したりといった用途ではストレスを感じにくいでしょう。「安定して使えればOK」というライトユーザーにはぴったりのバランスです。

    NAS初心者で、設定にあまり時間をかけたくない&スマホ中心で管理したい方

    UGREEN NASync DH2300の強みは「セットアップの簡単さ」です。

    初期設定は専用アプリ「UGREEN NAS」から案内通りに進めるだけ。難しいネットワーク設定は不要で、スマホ1台で導入が完了します。

    また、データの閲覧やバックアップもアプリ経由で完結するため、パソコンを使わずに運用可能。初めてNASを導入する方でも、まるでスマホアプリ感覚で“自分専用のクラウドストレージ”を構築できます。

    UGREEN NASync DH2300についてよくある質問

    Q. DH2300にHDDは付属してる?

    A. いいえ、DH2300本体にはHDDは付属していません。購入時には別途HDDを用意する必要があります。

    推奨はNAS用のHDD(WD Red、Seagate IronWolfなど)で、2ベイ構成のため最大で2台まで搭載可能です。例えば、30TBのHDDを2台購入すれば、合計60TBの大容量ストレージとして利用できます。

    購入時は本体価格だけでなくHDD代も含めたトータルコストを考えて計画することが大切です。

    Q. 初期設定は難しい?

    A. DH2300はNAS初心者でも扱いやすい設計です。専用アプリ「UGREEN aNAS」で、ステップごとのウィザードが用意されています。

    NFCで簡単に登録でき、RAID設定も直感的に選択可能。実際に使ってみると、HDD装着から初期セットアップ、ユーザー作成まで15分程度で完了するケースがほとんどです。

    難しいネットワーク設定やコマンド操作は不要なので、初心者でも導入できます。

    Q. 外出先からもアクセスできる?

    A. はい、スマホアプリやウェブブラウザを使えば外出先からもアクセス可能です。

    アプリ経由でファイルの閲覧、アップロード、ダウンロードができるため、クラウドストレージのように使えます。

    ただし、アクセスにはインターネット接続が必要で、セキュリティ対策としてユーザーアカウントとパスワード管理を行うことが推奨されています。

    Q. メモリやストレージを増設できる?

    A. DH2300のメモリは4GB固定で、増設スロットはありません。そのため、仮想化や高負荷処理には向きません。

    HDDについては2ベイまで搭載可能で、合計容量は最大約60TBまで拡張できます。高速化のためのM.2 SSDキャッシュや2.5GbE/10GbE対応の追加もできないため、将来的な高度利用を考えている方は上位モデルや他メーカーのNASも検討するとよいでしょう。

    UGREEN NASync DH2300は“手軽に始められる自宅クラウド”におすすめ

    UGREEN NASync DH2300は、NAS初心者でも扱いやすく、家庭のデータを一元管理できるバランスの取れたNASです。

    スマホアプリで簡単に操作でき、大容量の写真や動画を自宅で保管・共有可能。転送速度や拡張性に制限はあるものの、クラウド費用を抑えて“自分専用クラウド”を構築したい方に適した選択といえます。

    家族や趣味のデータ整理を始めたい方に特におすすめです。

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    ※掲載されている情報は、2025年11月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず事前にお調べください。

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