『OMO5金沢片町（おも） by 星野リゾート』で街の魅力をディープに楽しむ！「街ナカ」ホテルを満喫【体験レポ】

『OMO5金沢片町（おも） by 星野リゾート』は、北陸随一のグルメタウンである金沢市片町にある「街ナカ」ホテル。「あっぱれ！味のかたまち」をコンセプトに、金沢のグルメはもちろん、歴史や文化、伝統工芸を取り入れた、知的好奇心くすぐる体験とホテルステイができます。

街をこよなく愛するスタッフが地域の人たち「ご近所さん」と一緒に仕掛けるアクティビティや、街ごと楽しむディープな魅力がたっぷりです。

OMO5金沢片町 by 星野リゾートに泊まって、金沢の街を味わい尽くしていきましょう！

JR金沢駅からバスに乗って香林坊で下車、徒歩約4分の場所にあるOMO5金沢片町。『金沢21世紀美術館』や『兼六園』には徒歩で行けて、バスに乗ればさまざまな金沢のおすすめスポットに約20分程度で行ける、金沢観光にばっちりの立地です！

OMO5金沢片町は、金沢市を代表する繁華街「片町」の商店街にあり、商店街の入り口から少し歩くとOMO5金沢片町が見えてきます。

ホテルの中に入ると、まず「OMOベース」の空間が広がります。このOMOベースは、ホテルのフロントやラウンジでありながら、金沢の伝統工芸や魅力を伝える役割、街歩きを楽しくする仕掛けがあるパブリックスペースです。

チェックインやチェックアウトは、自動チェックインシステムを使って行います。自分でカードキーをタッチして登録。エレベーターもこのカードキーが無いと客室までいけないので、セキュリティー対策もばっちり！

金沢には多くの魅力的な伝統工芸が古くから伝わりますが、ただ受け継ぐだけでなく、普段使いができたり、日常的に触れられたりと、形を変えていることが特徴です。そんな現代に受け継ぐ伝統工芸がOMO5金沢片町のホテル全体に溶け込んでいます。

ホテルの中で多く目にするのが「加賀水引」をモチーフにした品々です。ご近所さんとして「津田水引折型」とさまざまなコラボレーションをしています。日常では水引を目にする機会は限られますが、OMO5金沢片町は自然と空間に溶け込み、身近に伝統工芸を感じられるのが魅力的です。

地元の作家さんとコラボレーションしたさまざまな伝統工芸品を展示しています。ぜひ手に取って、金沢の伝統工芸を目で味わってください！

OMOベースに入ると、左側に大きな「ご近所マップ」があります。ご近所マップはOMOの各ホテルにあり、スタッフ自ら集めたホテル周辺のおすすめ飲食店や観光スポットなどが記されているのがポイント。

OMO5金沢片町のご近所マップは、金沢の食に関連するスポットを掲載していて、おすすめの情報は手書きのマグネットで掲示しています。ガイドブックやSNSではなかなか知れないお店の情報や、ディープなポイントが載っています！

ホテルから徒歩で行ける範囲内のスポットが載っており、飲食店だけではなく金沢らしい伝統工芸を扱うお店や文化財などもたくさん。街を愛するスタッフが作ったマップを見て、ぜひ街歩きを楽しんでください。

OMO5金沢片町の客室は「暮らすようにくつろぐ」をテーマにした6タイプ全101（※）の客室があります。さまざまな旅のスタイルに合わせて選べるのが魅力。

今回泊まったのが、ゆったりと過ごせるスーペリアルーム。2人でも3人でも快適に過ごせる広さで、広々と2つ並んだ洗面台が特徴的です。

客室にも金沢の伝統文化から着想を得た仕掛けがたくさん！OMOのロゴがかわいいオリジナルデザインの「九谷焼そばちょこ」、クッションやカーテンには、金沢の冬の風物詩「雪吊り」をイメージしたデザインが施されています。

晴れた日には客室にたっぷりの日差しが差し込み、大通りや繁華街が近くにありながら、静かな空間。ゆったりとした時間が過ごせそうです。

※"OMO5金沢片町 公式HP"参照

1FのOMOベースに戻り、宿泊者以外も利用できる「OMOカフェ&バル」があります。こちらのカフェ&バルは、朝、昼、夜で雰囲気がガラッと変わるのが特徴。金沢の食文化になぞらえたメニューが用意され、和洋さまざまなメニューがあるので、気分やシーンに合わせて楽しめます！

本棚には金沢をさらに楽しむ本がセレクトされているので、街歩き前や街歩き後の休憩にもぴったり。スイーツやドリンクを楽しみながら、本棚もチェックしてみてください。

もちろん、伝統工芸にたくさん触れられるのもポイントの1つ。なかでも夜の時間帯に実施される「水引夜灯り（よあかり）カフェ」がおすすめです！加賀水引をテーマにした夜カフェで、天井や床に水引装飾が飾られ、光と影で幻想的な空間の中、ご近所さんとコラボした「水引OMOなか」を食べられます。

7:00からオープンする朝の時間帯は、メイン料理6種類から1種類を選び、サラダやスープ、ヨーグルトはセルフで楽しむ、ハーフビュッフェの朝食が食べられます。4種類のリゾットとクロックムッシュ、さらに金沢のソウルフード「金沢カレー」をテーマにした「金沢カレートースト」がラインアップ。

今回選んだのは、さっぱりと食べられる「棒茶と生麩のリゾット」です。

トロっとした餡と、カリカリの衣に包まれた生麩がポイントで、わさびがピリッと効いて食欲が出ない朝でもペロッと食べられるおいしさ。前日の夜に、街歩きしながらついつい飲みすぎてしまった、という方にもうれしいメニューです。

食欲に自信のある方、カレー好きな方はぜひ、金沢カレートーストを選んで、朝からエナジーチャージして街歩きをさらに楽しんでください！

食事を楽しみながら、目で味わってほしいのが、食事を提供している器やお皿です。九谷焼が使用され、鮮やかな色合いが食事をより一層楽しませてくれます。さらに、サラダのドレッシングには、石川県で古くから伝わる魚醤の「いしる」が使っているのがポイント。地元を愛する心を感じられます。

13:00からはカフェ＆バルとしてオープン。棒茶の風味が味わえる「棒茶あんみつ」や、棒茶と甘酒を組み合わせた「甘酒棒茶チャイ」など金沢の食文化になぞらえたメニューに加え、コーヒーや紅茶など定番のドリンクも楽しめます！

ここで、味わってほしいのが自分で絞って仕上げる体験型のスイーツ「五郎島金時モンブラン」！今回はこちらを体験してみました。

スタッフさんから自動絞り機の説明を受けて、いざ自分でモンブランを絞ってみます。モンブランの中は、アイスクリームと生クリーム、サクサクのメレンゲ。的を定めて、ゆっくりとモンブランをかけていきます。

仕上げにOMOのロゴが入った麩焼きと、食用金箔を飾って、完成です！写真映えするモンブランは、よく見かけますが、自分でモンブランを絞るのはなかなか珍しいと思います。食べるだけじゃなく、思い出に残る体験ができました。ここで使用されているお皿も九谷焼で、色も鮮やかでかわいいのが魅力。

19:00からは金沢の伝統工芸「加賀水引」をテーマにした夜カフェ「水引夜灯りカフェ」が開催されます。昼間の明るい空間からガラッと雰囲気が変わり、照明は落とされ水引の装飾にライトがあたり、光と影が幻想的な空間を生み出します。

水引が慶事で使われることが多いため、天井から吊られた装飾は"松竹梅"がモチーフ。光を当て、床やテーブルの上に映し出されるうつくしい影が、まるで水引に包まれ結ばれたような空間になるのが特徴です。光と影のゆらめきを感じ、夜のひとときをすてきな時間にしてくれます。

この時間帯に食べられるのが「水引OMOなか」。「加賀水引を表現しながら、金沢のおいしいものを盛り込んだスイーツを作れないか？」と考え出されたのが、さまざまなご近所さんとコラボレーションしたこの水引OMOなかです。2種類の紅白のもなか皮に、それぞれ異なるもなか種が詰まっています。地元でお店を出し、金沢の街の人に長く愛されてきた和菓子店や茶店、青果店と協力して開発されました。

• 紅色：ホワイトチョコようかん、あんこ、クリーム、季節のフルーツ
• 白色：加賀棒茶®のアイスクリーム、ナッツ、オレンジピール、五郎島金時のクリーム

紅色は、いまの時期は苺がトッピングされ、ようかんやクリームの甘さの中にさわやかな酸味が特徴的。白色は、アイスクリームが棒茶の味で、さっぱりと食べられます。オレンジピールとナッツがトッピングしてあるので、食感が楽しめるのがポイント。

OMO5金沢片町に宿泊したら、ぜひ参加してほしいのがご近所アクティビティと館内アクティビティ。街をこよなく愛するOMOレンジャーが案内してくれる、OMOレンジャーツアーや、知っているようで詳しく知らない金沢の魅力をディープに知れる館内アクティビティは、ほかのホテルでは味わうことのできない体験ができます！

＼OMO5金沢片町のおすすめアクティビティ／

• 金沢片町味わいまっし散歩
• 金沢21世紀美術館お散歩ツアー
• 生らくがん作り体験
• ちゃべちゃべ兼六園講座
• いいじな棒茶の飲み比べ体験

ほかにも、金箔レター作りや水引作りなどさまざまなアクティビティがあります。要予約であったり、自由に参加できたり、年齢制限があるものもあるので詳しくは公式HPや、チェックイン時に確認してみてください。

今回は「金沢片町味わいまっし散歩」「いいじな棒茶の飲み比べ体験」「金沢21世紀美術館お散歩ツアー」の3つのアクティビティに参加してきました！

16:00から開催される金沢片町味わいまっし散歩は、片町での旅をより楽しむための情報がギュッと詰まった、OMOレンジャーが案内する1時間ほどのガイドツアーです。自分たちだけでは知ることができない、金沢の食文化のルーツや、OMOレンジャーがおすすめする食事処などを訪れ、さまざまな話を聞けます。

道中には、お店の歴史や商品についてお店の人に直接聞くトークタイムや、参加者限定の試食コーナーもあります！さらに、観光客にはなかなか知られていない、地元の人が昔から利用するような飲み屋街やスポットも教えてくれるので、夕食や夜の飲み歩きの参考にするのもおすすめです。

飲食店が準備を始める夕方にお散歩がスタートするので、歩いていると、お店の人が声をかけてくれることもあります。ディープな情報たっぷりなので、初めて金沢片町に来た人だけでなく、何度も金沢に来たことがある人にもおすすめのツアーです！

夕方ごろOMOベースで開催されるのが、金沢と深い結びつきのあるお茶を、豆知識を聞きながら飲み比べをする、いいじな棒茶の飲み比べ体験。

ご近所さんの『野田屋茶店』とコラボレーションしているアクティビティで、お茶の歴史、おいしいお茶の淹れ方や味の違いなど、淹れたてのお茶を味わいながら学べます。暑い時期になると、冷たいお茶を用意してくれるのもうれしいポイントです！

館内では、野田屋茶店とコラボレーションしたOMOオリジナルパッケージのお茶も販売しているので、ぜひ味と香りを堪能してみてください。

宿泊2日目の朝におすすめのアクティビティが、金沢21世紀美術館お散歩ツアー。金沢観光では欠かせない施設のひとつ『金沢21世紀美術館』を、普段は聞けないディープな話を聞きながら展示作品を見て回れます（※）。

このツアーは「もっと美術館の魅力を伝えたい」という思いから、OMOのスタッフと美術館のスタッフが試行錯誤を重ね、考案した独自のツアーです。美術館創立の背景やコンセプト、作品のおすすめポイントなど、OMOレンジャーが楽しく解説をしてくれます。美術館を歩いたり、作品を見るだけでは知りえない魅力を存分に楽しめるのが魅力です。

友達やカップルでの参加はもちろん、ひとりで参加しても、OMOレンジャーが写真を撮ってくれたり、参加者同士で話したり、楽しく過ごせます。展覧会ゾーンがオープンする前の人が少ない時間帯に行けるので、じっくりと作品を味わえるのもおすすめのポイントです！

ホテルから21世紀美術館へ行くまでの道中も、飲食店やスイーツ屋さんがたくさんあります。OMOレンジャーがおすすめのお店を教えてくれるので、お昼からの金沢観光の参考に、おすすめスポットも聞いてみてください！

※有料エリアは含まれません。

ここからは、私がOMO5金沢片町に宿泊している間にOMOレンジャーに教えてもらったお店や、現地で見つけたお店を紹介します。

夜におすすめの居酒屋や、がっつりご飯が食べたい方におすすめの「飲みたい！食べたい！」と、おしゃれで写真映えするスイーツや甘味処が楽しめる甘いもの推しの方におすすめの「おしゃれカフェ&スイーツ巡り」の2つを用意したので、ぜひ参考にして、金沢の観光をもっと楽しんでください！

OMO5金沢片町では、夕食を外で食べたり、買い物をしてホテル内で食べたりできるのが魅力！取材時の夕食は、おすすめしてもらった『和ダイニング しろべえ』でコース料理をいただきました。

ホテルから歩いて約5分の場所にある和ダイニング しろべえは、ランチもディナーも営業。季節で提供される料理も違うので、何度足を運んでも飽きないでメニューを楽しめます。

料理は、一品ものや焼き物、揚げ物、煮物、ご飯ものまであり、鮮魚や野菜を使った料理を食べられるのが魅力的。コースは金額別に3コースあるので、予算と相談できるのがうれしいポイントです。

お店の看板メニュー「ぶりステーキ丼」は、ふっくらと焼きあがったぶりに、甘めの醤油ベースのタレがかかり、ご飯が進みます。ぜひ、食べていただきたい逸品です！

本記事では、OMO5金沢片町 by 星野リゾートに宿泊した体験レポートを紹介しました。街を愛するスタッフやOMOレンジャーが案内してくれるツアーやアクティビティは、ほかでは体験できない貴重なものばかり。

初めて金沢を訪れる方も、何回も金沢を訪れている方も、ぜひOMO5金沢片町に宿泊してディープな金沢を味わってください！