山梨でつなげる藤野 宙志（ひろし）氏のメソッド

日本のほぼ中心に位置する山梨県は、富士山や八ヶ岳、南アルプスなどの神々しい山々と、豊富な雪解け水から湧き出て流れる美しい川など、雄大な自然に抱かれた魅力的な場所です。

東京からほど近く人口約80万人と小規模な山梨は、企業や個人がアクセスしやすい地方の縮図でもあります。そんな山梨で、27市町村のインダストリーに数千単位で人脈を有する藤野 宙志（ひろし）氏は、個人と企業、企業と企業をつなげる、地域経済エコシステムの担い手として活躍しています。

「山梨で何かしたい」「地方創生に興味がある」といった個人や企業、山梨を盛り上げるべくさまざまなジャンルで活躍している、またはこれから活躍したいと思っている個人や事業者、一人ひとりが地域の特性を活かし奏でるオーケストラのプレイヤーとなり、集まったメンバー同士がイノベーションを生み出す環境を提供するのが藤野氏の使命でもあります。

4Uは「Utility（効用・お役立ち）、Urge（刺激・衝動）、Unison（調和）、United（団結）」の４つのUを融合し実現する場所としてオープンしました。

山梨を構成している企業や団体はもちろん、山梨で活躍している個人のトップファンを増やし、山梨を応援する共感の連鎖を広げ、新規事業を創出するために必要な企画運営を支援しています。

ミーティングやプレゼンテーション、イベント開催（リアル会場、オンライン配信）など、あらゆるニーズに対応可能な設備と備品を備えているのが魅力です。

館内設備

• 【作業設備】机、イス、ホワイトボード、電源タップ、ロッカー
• 【投影機器】テレビモニター、プロジェクター、ケーブル類
• 【音響機器】マイク（有線、無線）、スピーカー、ケーブル類
• 【映像機器】ビデオカメラ、三脚、ケーブル類、Zoomアカウント

はじめは、4U開設に伴いグッドウェイ本社（東京都中央区日本橋茅場町）で使用していた机や椅子、ホワイトボードを2tトラックで搬入。そして、だんだんと開設に関わる人や団体が増えると共に、社会人と学生の対話の輪も広がっていきました。

さらに、山梨県内外の学生で構成された『学生団体トップファン』が、クラウドファンディングで資金を集め、学生たちの手でDIYで壁や天井のリフォームを施しました。

4Uのメンバーである山梨県活性化プロジェクト（「地域経済エコシステム」の形成に向けて、山梨が抱える課題と解決策を出し合い、企業や専門家を巻き込みながら、持続可能な解決を目指す長期プロジェクト）が主催するイベント。

山梨県の活性化に向けて強い関心を持つ学生や企業をはじめ、山梨での創業や起業に関心がある人々が参加し意見を交換し合います。

山梨県の活性化に興味がある方ならだれでも参加できるのが魅力。山梨県の地場産業についてや、新規ビジネス、学生同士の意見交換など、そのときの議題もさまざまなので、ジャンルを問わず有識者と知り合える貴重な機会になります。

• ＜参加対象＞山梨県の活性化に興味のある方
• ＜内容＞18:30-19:30＜ 定例会＞参加費無料（※1）
• ＜懇親会19:30-21:00頃 ＞参加費500円ワンドリンク付（※2）

※1：定例会では、参加者全員に自己紹介や報告の1分ピッチをお願いしています。
※2：追加のドリンクやフードについては、好みのものを持ち寄ってください。

地域の金融機関や事業者との対話、山梨の歴史と自然、観光の魅力を発見する「SHIFT（JPBVリーダーシッププログラム）秋合宿」。集合場所となった4Uでは、山梨県における地域経済エコシステムの実践などの活動について説明が行われました。

その後『山梨中銀金融資料館』や山梨中央銀行の地域DX推進の活動拠点『Takeda Street Base』を訪問し、身延町にある宿坊『覚林坊』にて、宿坊経営の事業プランや、山梨の観光業や宿坊の現状と課題について意見交換が行われました。

山梨県在住の方に山梨について尋ねてみると「若者が都会に出ていき人口が減少している」「目立つ産業がない」といったネガティブな返答が多く見かけられます。

しかし、実際はどうでしょうか？外から山梨県にスポットライトを当ててみると、たくさんの魅力に気付けるはずです。「東京から近い」「環境が豊かで自然の宝庫」「多様な伝統文化」「個性豊かな27市町村それぞれの特徴」「心地よい気候・景色・空・水」「若者を応援する気質」「余白・空白領域」など、これからの豊かな可能性に満ち溢れています。山梨ならではの魅力！そこにはまだ気づいていないチャンスが眠っています。

そして、そのギャップを埋めるには、外からの視点が欠かせない。藤野氏は、そのポジティブな視点を探し増やしていくことに大きな価値を感じています。

1995年慶應義塾大学理工学部卒業後、キャノンマーケティングジャパンでシステム開発に4年間従事。1999年SBI証券にてネット証券の立上げに際しシリコンバレーに駐在。ナスダック・ジャパンでは新興市場創出の調整役として証券業界を奔走。2002年シンプレクス移籍後、金融機関向けソリューションセールスを担当。金融市場の発展と活性化を支援すべく2010年6月にグッドウェイを創業、金融ITメディアを運営。

藤野氏は、自身が持つ金融やIT、フィンテック業界の豊富な人脈に加え、目的に合致するキーマン やライトパーソンとのリレーションシップを最大限に活かし、山梨が抱える問題解決に挑みたい人、山梨での新産業の創造や地域活性に興味がある人、山梨で新ビジネスを計画している挑戦者を応援しています。

金融機関やIT企業、個人投資家やベンチャーキャピタル。さらには、スタートアップ企業や研究機関、メディアなど、ジャンルの枠を越えて、さまざまなつながりを生むチャンスです。興味がある方は問い合わせてみてください。