「琉球アスティーダ」とは？選手情報や監督について徹底解説

「琉球アスティーダ」は沖縄を拠点とするプロの卓球チームです。沖縄から世界を目指す選手や、彼らをサポートする監督、コーチ陣が揃うTリーグのチームでもあります。

「琉球アスティーダ」が所属するTリーグとは…
Tリーグとは、日本にある複数の卓球チームが参加するリーグ。参加するチームは世界トップレベルの選手陣で構成されるチームから、地域で活動する卓球チームまで幅広く含まれています。

「アスティーダ」の言葉の意味には、未来を照らす太陽のようなパワー、そして明るい未来があるクラブという思いが込められています。

「アスティーダ」の「アス」は「明日、未来」と、「ティーダ」は沖縄の方言で「太陽」という意味である「ていだ」を組み合わせたもの。それを分かりやすく表しているのが、琉球アスティーダのマスコットキャラクター「ティーダくん」です。ティーダくんは太陽の姿をしています。

2019年に監督に就任した張一博（チャン・カズヒロ）は、中国、上海の出身。世界ランク（最高位27位）の実績があります。当初は選手兼コーチという異例の就任でした。

彼は、2002年に日本の「青森山田高校」に卓球留学生として来日し、その後系列校の青森大学に進学。大学時代には、全日本学生選抜2連覇を果たしています。

卒業後も日本実業団リーグで活躍し、2008年に日本に帰化。それからは世界選手権の日本代表として戦い、ナショナルチームの候補選手でもありました。

監督に選ばれたのは、その高い実績と中国卓球を熟知している、この2点にあります。

背番号1を背負うのは、銀メダルを獲得したリオデジャネイロオリンピック、男子団体のメンバーの「吉村真晴」選手です。

2019年から琉球アスティーダに所属。父親が元卓球選手で、幼少より卓球を始め高校3年生の時に「ジャパントップ12卓球大会」で現在監督を勤める張と準決勝で対戦し、見事勝利しています。

2012年1月に開催された「全日本卓球選手権大会」では、高校生として2人目となる全日本王者に輝いています。

背番号3を背負う「村松 雄斗（むらまつ ゆうと）選手は、日本を代表するカットマン（※）。2004年に「全日本卓球選手権バンビの部」で優勝、2016年からはドイツでリーグでプレイ。2018年以降は怪我のため、国際大会には出場せず琉球アスティーダに所属、これからの活躍が期待されています。

2020年東京五輪で銀メダルを獲得した卓球団体選手「平野 美宇」のいとこにあたり、幼少より平野家族が経営する、通称「平野卓研」教室で卓球を始めています。

2021年11月10日から14日開催の後期日本卓球リーグでは、東京アートの選手として参加し優勝しています！

※カットマンとは、打球を返す時、下回転をかけて相手のミスを誘う戦術を使う守備型の選手のことです。

監督と選手に続き、チームを勝利へ導き盛り上げるのは、オフィシャルアイドルグループ「Ka☆Chun！」です。グループ名の「かちゅん」は沖縄の言葉で「勝利」という意味。

こちらのアイドルグループは、琉球アスティーダスポーツクラブと女子大生のマーケティングをビジネス展開している株式会社KIRINZが主催するオンラインオーディションで選ばれた5名。いずれも沖縄県在住者です。

琉球アスティーダのホームゲームに出演し、沖縄密着型アイドルとしても今後の活躍が期待されています。

次にチームを盛り上げるのは、たくさんのオフィシャルグッズです。試合の応援時には欠かせないTシャツは、練習着にもなる通気性が良い薄手のメッシュ素材を使用するこだわり。

他にはジップパーカーやオリジナルエコバッグ、タオル、スポーツボトルなどがあり、全てシンプルなデザインなのでおしゃれに身につけて、琉球アスティーダの応援におでかけしましょう！

チームを盛り上げるのは、やはりサポーター！現在は「琉球アスティーダサポーター2021-2022」のメンバーを募集しています。

メンバーには、レギューラー会員（大人・小人）、個人スペシャル会員、個人オフィシャルパートナーがあります。会費やサービスは以下を参考に入会を検討してください。

琉球アスティーダは、沖縄から世界を目指す卓球選手の育成にも力を注いでいます。それがジュニア育成のための卓球スクール。沖縄で開校しスクールのヘッドコーチには、福原愛さんを育てた「張 莉梓（チャン リサ）」コーチを迎えています。

張コーチは、2002年から福原愛さんの専属コーチを務め、4回のオリンピックを経験した名コーチ。琉球アスティーダのジュニア育成を担う卓球スクールへの期待が高まります。

沖縄から世界での活躍を目指すプロの卓球チーム「琉球アスティーダー」。選手だけでなく、チームを盛り上げるアイドルグループの活躍や、卓球スクールの運営で後見者育成にも力を入れるなど、これからの活躍がますます楽しみなチームです。みなさんも「琉球アスティーダー」を一緒に応援して、沖縄から世界を目指すプロ卓球チームを盛り上げましょう。