毛穴吸引器のメリットとデメリットとは？効果やピーリングの意味も解説

毛穴の汚れや皮脂が溜まってしまい、女性に限らず男性も気にしている方も多い角栓による黒ずみ。洗顔だけではなかなか落としきれませんが、そんな汚れに働きかけてくれるのが毛穴吸引器です。

毛穴吸引器があればエステに行かずとも自宅で毛穴の汚れや皮脂をケアしてくれるので、洗浄により黒ずみを軽減したい方におすすめの美容家電です。

そもそも毛穴が汚れてしまう原因は埃や紫外線などの外的なものの他に、日々の食生活や生活習慣、肌に合わない化粧品を使っていることなどから引き起こされる皮脂の過剰分泌があります。これを放置しておくと段々と黒ずみに変わっていき、"いちご鼻"と呼ばれる点々のように見えてしまいます。

顔には数えきれないほどの毛穴があり、それぞれ非常に小さな穴なので通常の洗顔で落としきるのは至難の業。そこで重宝するのが今回紹介する毛穴吸引器です。

エステやサロンなどに行くと毛穴吸引とよく似た"ピーリング"という言葉を耳にしたことがある方も多いはず。中でも代表的な"ウォーターピーリング"とは、水と超音波の振動を使い毛穴の汚れや角質を落としてくれる施術方法のことです。

毛穴吸引器は空気と水を使って吸引するのに対し、ピーリングはジェルやクリームなどのケアアイテムを使用しながら肌表面の古い角質や汚れを取り除きます。

そのため若干吸引力が弱く、ピーリングでは落としきれない皮脂の汚れを落としてくれるのが毛穴吸引器です。オイリー肌で顔の皮脂を抑えたい方にとっては、ピーリングよりも毛穴吸引の方が向いているかもしれません。

毛穴吸引はエステでプロの方に施術してもらうことも可能です。自分でやるよりも丁寧にケアしてくれたり、肌に関しての知識を教えてくれたりと様々なメリットがあります。

しかし、「ケアの度にエステに行くのはお金もかかるし面倒…」という方は、ぜひ家庭用の毛穴吸引器の購入を検討してみてください！

肌の汚れや角質をケアしてくれる毛穴吸引器ですが、メリットもあれば注意しておくべきデメリットもあります。ここからはどんな方に向いているのかや、押さえておくべき注意点を紹介していきます。

毛穴吸引器の大きなメリットとして挙げられるのは、顔の皮膚をできるだけ傷つけずに毛穴へアプローチしてくれる点です。素手や毛抜きで角栓を無理矢理出すと、肌に大きなダメージを与えてしまいます。

毛穴吸引器を使えばエステに行かなくても、好きな時間にケアができるので普段から肌を念入りにお手入れしたい方にとっては、1台持っておくと重宝する美容家電です。

一方、毛穴吸引器には覚えておくべきデメリットもあります。まずは毛穴を開いておく下準備が必要不可欠であることです。普段の肌にそのまま毛穴吸引器を当てると肌荒れの原因になってしまう可能性があります。

毛穴吸引器の使い方をしっかりとマスターしておくことも大事なポイントです。例えば1箇所に3秒以上当ててしまうと内出血やアザができてしまうことがあります。"美容"家電といっても使い方を誤ってしまうと肌に負担がかかってしまうため、事前に取扱説明書を熟読しておく必要があります。

また、ニキビや吹き出物が出ている期間は使用できないので、完治してから使用してください。

このようにエステに行けば自分でやらなくて済む手間も、自宅用毛穴吸引器ならではのデメリットもあります。しかし、非常にリーズナブルな価格でいつでもケアできる利点があることも事実！メリットとデメリットを照らし合わせながら検討してみてください。

一概に毛穴吸引器といってもメーカーや商品によって特徴は様々です。今回はおすすめの選び方について紹介していきます。ぜひ自身の肌質や使い方、使いやすさの観点からチョイスしてみてください！

まず、毛穴吸引器には吸引式と水流式の2種類があり、違いは吸引力の強さによる肌への負担の大きさです。それぞれの特徴と代表的なデメリットは下記の通りです。



毛穴の汚れが頑固な方には、比較的強い吸引力が期待できる吸引式がおすすめです。
アタッチメントが付いているものもあり、顔の細かい部位に合わせて操作できるのがメリット。ちなみに毛穴吸引器の先が小さくて楕円型のものは吸引力が弱く、大きいものは強い傾向にあるので用途によって使い分けてみてください。

一方で水流式は比較的肌への負担が少ないのが特徴。水圧で汚れを洗い流すため肌へのダメージを抑えたい方におすすめです。それに伴い、パワーも低めなのがデメリットとして挙げられます。

毛穴吸引器を選ぶ際にぜひチェックしてほしい項目が、防水機能がついているかどうかということ。下準備が必要不可欠な自宅用毛穴洗浄機を使うにあたって、お風呂場や洗面台など水が出るところで使えるかどうかは確認しておきましょう。防水機能がついていると、バスタイム後の肌が柔らかいタイミングや洗顔ついでに使えるので非常に便利です。

そして使うだけでなく洗えるかも重要なポイントです。使い終わったものは都度汚れを洗い流す必要があるので、丸洗いできるものや洗いやすいものなどを選ぶと比較的簡単に清潔を保てます。

最後は部位に合わせて使えるアタッチメント付きかどうかということ。毛穴の汚れの詰まりが気になりがちな鼻は凹凸が多く、ピンポイントでの吸引ができればストレスなくケアが可能です。逆に頬やその他の広い部位には、ワイドタイプの毛穴洗浄機の方が簡単にお手入れができます。

また、液晶付きの毛穴吸引器の場合は初心者の方も使いやすくおすすめです。吸引力の強弱を調整できたり、どのくらい当て続けているか確認できたりします。

毛穴吸引器は正しく使わないと思わぬデメリットにより肌を痛めてしまう可能性があります。結果を求めてついつい頻繁に使いたくなってしまう方も多いかもしれませんが週1以下のペースで行うのが望ましいです。

ここからは自宅で毛穴吸引器を使う際の注意点や使い方について紹介していきます。

毛穴吸引器を使う前に必ず取扱説明書を読み込んでおくことが大切です。エステで使われているものよりも吸引力が弱いものが多いものの、肌に直接触れるものなので"どのように使うのか"や"どのくらいの頻度で使うのか"などは予めチェックしてみてください。

メーカーによってはエステ級の強い吸引力のものもあるため、使い方を誤ってしまうと逆効果になってしまいます。

毛穴吸引器を使用する際に重要となるのが下準備です。毛穴を開かせた状態にしておかないと、皮脂や汚れを取りにくいだけでなく肌を傷めつけてしまいます。

お風呂に入り肌を柔らかくしておいたり、オイルマッサージをしたり、温かい蒸しタオルで顔を包んでおいたりして毛穴を緩ませておきましょう。防水タイプのものはお風呂場でそのまま使えるので便利です。

実際に毛穴吸引器を肌に当てる際は、色素沈着を引き起こしてしまう可能性があるため同じ場所ばかり当ててしまうのはNG。取扱説明書を確認して、どのくらい当てれば良いのかをきちんと把握しておくことが大切です。

そして毛穴吸引をしたばかりの肌は乾燥しやすく、皮脂の過剰分泌につながります。そのため、化粧水や乳液などで保湿をすることが重要。フェイスマスクなどでパックしておくのもおすすめです。そして肌に異常が現れた場合は速やかに病院で受診しましょう。

今回は毛穴吸引器が気になる方必見のメリットとデメリット、正しい使い方や選び方について紹介しました。角栓や角質ケアのサポートとして効果が期待できる毛穴吸引器ですが、肌への負担が大きいというデメリットも併せ持っています。ぜひ自身の肌質と相談しながら使ってみてください。