京都❤︎妙心寺♡いと達のもなか¥300♡世界遺産「仁和寺」から歩いて約5分。小さな看板が目にとまり、その先へと進んでみると、閑静な住宅街に佇む和菓子屋「御室和菓子いと達」に辿り着いたので、早速お邪魔してみました。店前に設えられた小さなお庭を通り、真っ白な暖簾をくぐると、和の外観とはガラリと変わり、洋菓子店のような雑貨店のような、白とブルーを基調としたオシャレな内装でした。この御室の地の人々に愛されるような店づくりを目指してきたというご主人。オープンして約1年半が経ち、今では地元の方々はもちろん、観光客や修学旅行生も立ち寄ってくれるようになったとのこと。「修学旅行中の中高生が和菓子屋に?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、その理由は商品棚を見て納得。古典的ではなく、どこか可愛らしく愛嬌のある和菓子なんです。若者にも親しんでもらえるよう、和菓子の「入口」となるようなお菓子づくりに励んでいるとのこと。そんな中で一目惚れしたのが、この愛らしいクマの「いと達のもなか」(1個300円)です。今の世の中が反映されたデザインで、ソーシャルディスタンスバージョン(ピンクとブルー)とオリンピックバージョン(ブルーのみ)があります。最中の表面に飾られたマスクや蝶ネクタイは「すり蜜」と呼ばれる技法でつくられています。すり蜜とは、卵白を使わない、アイシングに似た和菓子の技法だそう。蝶ネクタイのブルーやピンクは色鮮やかで、アクセントカラーとして効いています。ちなみにこの鮮やかな色味は奥様からの提案によるもので、ご主人の技術力と奥様のアドバイスから生まれた一品です。♡早速テイクアウトして、おやつタイムに。小包装を開けると、香ばしい最中の香りがふわっと広がります。1体ずつ食器に並べてみると、「やっぱり可愛い」の一言に尽きます。手作りゆえ、それぞれ表情も少しずつ異なるので、日の丸をつけたクマごろうにしようか、マスク姿のクマ子さんにしようか、と迷ってしまいます。ちょっと失礼して目があったこの子の中を見てみると、コロンとした大粒の餡子が詰められています。最中に多い粒餡タイプではなく、こし餡に、黒糖と一休寺納豆が忍んでいます。ちなみに一休寺納豆とは、とんちやアニメでも有名な、あの一休さんが教え伝えたものなの