鉄道こまちさんが投稿した口コミ

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新潟県糸魚川市能生にある、能生駅です！
語り継がれる、「能生事件」てのがある駅です！
1961年10月1日、この運転停車が原因で「能生事件」と呼ばれる珍事件⁉️が起きました！
1961年10月1日のダイヤ改正では、普通列車が1本増えて上下計18本になったものの、急行「日本海」「白山」「北陸」は、いずれも能生駅は通過。一方、この改正で新設された大阪～上野・青森間の特急「白鳥」は能生駅で停車することになりました！といっても、これは客扱いを行わない運転停車。
当時の北陸本線は非電化単線だったため、同駅で上下の「白鳥」が停車して行き違うことになったのでした！
交通公社が発行したダイヤ改正号の『時刻表』でも、「白鳥」は上下とも能生駅は通過として表記されていました！
ところが、当時の能生駅を管轄していた国鉄の金沢鉄道管理局（現在のJR西日本金沢支社に相当）は、駅に掲出する時刻表に上り「白鳥」の発車時刻を誤って載せてしまった‼️

運転停車ではなく、客の乗り降りが可能な停車駅として表示。
それまで普通列車しか停車しない小さな町の駅に特急が停車するというのだから、町民は大喜び！
これを信じた能生町の町民がダイヤ改正当日、能生駅に詰めかけましたが、下り「白鳥」はもちろんのこと、上り「白鳥」もドアを開かず、客の乗り降りがないまま発車…
残念な話です…
町の皆様は、さぞかしがっかりしたことでしょう…
勁文社は1970年代後半から子供向けのポケット百科シリーズ「ケイブンシャの大百科」を刊行しており、南正時『特急もの知り大百科』（勁文社、1980年）（作画：えがしら剛）で能生事件として面白おかしく紹介していたのがきっかけで、語り継がれているみたいですよ！