カチガラスさんが投稿した口コミ
2026/7/11 (土)
2026/4/11 撮影 : 南ぬ島(ぱいぬ島)
於 : 石垣島空港
沖縄の方言では、方位をそれぞれ東は「あがり」、西は「いり」、南は「ぱい」、北は「にし」と呼ぶ。
例えば、南の島である石垣島は「ぱいぬ島」と表現される。
太陽が昇る東を「あがり」、太陽が沈む「入る」= 西を「いり」と呼ぶのは、お天道様の動きに由来している。
一方、共通語の「西」と真逆になる北の「にし」や、南の「ぱい」は、季節風が語源になっている。
北の「にし」は古語で北風を意味する「いぬゐ(乾)の風」、南の「ぱい」は夏の訪れを告げる南風(はえ)が変化したものと言われている。
ちなみに「ぱいぬ島(南ぬ島・ぱいぬしま)の「ぬ」は、沖縄県・八重山地方の方言で、日本語の助詞である「の」に当たる意味づかいになる。
琉球諸語(琉球語)は、日本語(本土方言)と共通の祖先から千数百年以上前(奈良時代以前)に分岐したとされ、言語学的には「方言」というよりも「別の言語」と言えるほど独自の体系を持っている。
その独自の歴史や構造は、文化的な驚き(カルチャーショック)を与えるだけでなく、言語学的にも極めて貴重な特徴を備えている。
人生100年時代の最終課題として縄文文明を見据える上で、琉球諸語は強力な補助線である。
自然との共生思想「命どぅ宝(ぬちどぅたから=命こそ宝)」に代表される言葉には、縄文時代から通底するアニミズム的・平和主義的な精神が宿っている。

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