満腹次郎0843さんが投稿した口コミ

CIRPAS(サーパス)

白金台の住宅街にひっそりと佇む、まさに“大人の隠れ家”。
店内は静けさと緊張感が共存していて、カウンター越しに料理人の所作を眺めているだけで、自然と期待値が上がっていく空間です。

今回いただいたのは「Menu Dégustation」とペアリング。
結論から言うと、“フレンチ”という言葉だけで括ると少し危険。かなり自由で、かなり攻めている。
でも不思議と全部まとまっている。
そんなコースでした。

[本日のオーダー]※価格は全て税込表記
〈Menu Dégustation〉 ¥19,800-
◉イワシ
◉とうもろこし
◉グリーンアスパラガス
◉グリーンカレー
◉パン
◉鰻
◉アーティーチョーク
◉鹿
◉カレーライス
※長崎米(にこまる)
◉シェリー
◉メロン
◉小菓子

〈Standard Pairing〉  ¥11,000-

▶︎▶︎▶︎スタートのイワシからいきなり印象的。
脂の乗ったイワシだが味の着地は驚くほど繊細。塩気・酸・脂のバランス設計が非常に緻密で、「あ、この店は一皿目から本気だ」と理解します。

とうもろこしの一皿は、もはや“飲める夏”。
ふわっと軽いエアリーな食感なのに、味は異様に濃い。こういう料理って、見た目の可愛さに逃げる店もありますが、ここはしっかり旨味で殴ってきます。

途中で登場したグリーンカレーも面白い。
フレンチの流れの中に突然アジアの記憶を差し込んでくるのですが、全く浮かない。むしろコース全体にリズムが生まれる。
「高級店=クラシック一本槍」という固定観念を、静かに壊してくる感じ。

そして鹿。
火入れが見事。
赤身の力強さを残しながら、質感はどこまでも滑らか。
「あぁ、ちゃんと主役が来たな」という説得力があります。

さらに面白かったのが終盤のカレーライス。
高級フレンチの締めにカレー?と思うのですが、これが妙に沁みる。
長崎・にこまるの甘みと、凝縮したソースの深み。ここまでコースで積み上げてきた旨味を、“最後に日本人へ帰着させる装置”みたいな一皿でした。
危険です。普通におかわりしたくなる。

ペアリングも非常に秀逸!
#aumoグルメ

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